眠り騎士と悪役令嬢の弟

塩猫

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交わり絡み合い・前編・トーマ視点

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キスしたかったが飲んでしまったからキスは止めとこうと思い姫の顔を覗き込んだ。
顔がとろけている、普段なら見られない顔だ。

可愛いとずっと見ていたい気持ちだったが、姫が瞳を閉じて顔をこちらに近付けてくる。

これはキスをねだられているって事か?

薬のせいとはいえ、良いのか?

煽らないでくれ、今でさえ限界なのにキスなんてしたら…

姫は俺の気持ちなんて勿論知る筈もなく、俺の首元に腕を回し引き寄せてキスをした。
それから正直記憶が曖昧だった。

無我夢中で唇を重ねて舌で甘い姫の口内を堪能する。
飲み込めなかった二人の混ざりあった唾液が零れていく。
ピリッとした感覚が全身を駆け巡る……これは、魔力?
やはり姫はゼロの魔法使いだったのか。

姫のを俺に押し付けてくる、一度出しただけじゃ満足しないようだ。
ノエルは姫が処女だから効果が上がったと言った、ならば姫が処女じゃなくなったらもうこんなに苦しまなくて済む?
今の俺にまともな判断力はなかった。

「…姫、姫の初めて…俺にくれるか?」

「あついっ…とーま…あついよぅ」

姫の頭を撫でてズボンと下着を脱がせ足を広げる。
誰も受け入れた事がないであろう狭い蕾があった。
触れるとヒクンと震えた。

舌を這わせ蕾を開かせる。

姫がいやいやと首を横に振り俺の頭を掴むが、大丈夫だという返事の代わりに舌を差し込み撫でる。
姫の体が震えている、気持ちよさそうで良かった。

「とーま!とーま!あうっ!なか、あつくなっ、ひぃぐっ!!」

「本当にあついな…」

舌で十分に慣らし、人差し指を入れる。
まだ指一本で狭くて自分のが入る気がしない。

でも中はとても熱く指を歓迎するように吸い付いてくる。
広げるように動かすとシーツを握りしめて涙を流す愛しい姫がいた。
空いてる手で汗で張り付いた髪をどかし頬を撫でる。
ふにゃっと笑う姫に俺の頬も緩む。

これが恋人同士の初夜だったらどんなに良かったか。
ちゃんと告白してからって決めてたのに、薬で計画が狂ってしまった。

「……大丈夫、俺がいるから」

「とーま…」

たどたどしい言葉を発するその口も、華奢な体も甘えてくるその顔も全部大好き。

キスはしたら怒るかな?自分では汚いとは思ってないが、さっきも嫌がってたし止めておこう。
代わりに首筋に舌を這わせ吸った。
……このくらいは許してくれ、もう二度と自分以外下心で誰も姫に近付かないようにおまじないをしたから…

姫はしこりのようなところをコリコリ触られるのが好きみたいでさっきより高い声で鳴きイッた。

指はいつの間にか三本に増えていて指を抜いた。

このくらい広げれば痛みも少ないだろうとズボンをずらし、既に爆発寸前のものを取り出す。
一度出した方がいいだろう、擦ると息が荒くなる。
姫が見てる……なんか変態になった気分だ、それだけで興奮する。

イキそうだと思っていたら、のそっと姫が起き上がり何を考えているのかパクっと俺のを咥えた。
驚きと暖かい刺激に包まれつい姫の口内に射精してしまった。

姫のはいいが自分のは絶対にダメだと姫の肩を掴んだ。

「姫!汚いから出せ!病気になったらどうする!?」

「…ん、んーん」

姫は口を開けさせようとする俺に抵抗して首を横に振り、ゴクンと喉を鳴らす。
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