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一騎討ち・トーマ視点
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被害を最小限に抑えるために街の住人を避難させる。
シグナム家は魔獣を街に放つことは知っていた。
戦わない騎士に街の住人を誘導させて城を守るように言った。
俺の次に強いノエルを残らせる事で万が一城を襲撃されても最悪な事態にはならないだろう。
俺とグランとリカルド、そして他の騎士達は作戦決行のため塔の近くに向かう。
アルトを失ったあの塔、もう同じ過ちは犯さない。
作戦はアルト達がシグナムの仲間になるふりをする。
疑われたらおしまいだが、シグナムはアルトの力を欲していた…だからきっと騙されてくれるだろう。
あの時アルトになにがあったかは分からないが、アルトの仲間が周りにいる、何とかなるだろう。
アルトがシグナムに利用された時、アルトの周りには誰もいなかった気がした。
だから俺しか守れなかったのに……と悔やんでいた。
今はあの時と違い、余裕がある……何をしようとしているか先読みが出来るからだろう。
…でも、作戦が成功した後は俺にとって未知な話だ…それからどうなるか分からない。
これしかないなら、俺は前に突き進むだけだ。
シグナムはあの見晴らしがいい塔の上で大勢の護衛と共にいるだろう。
それを狙い数を減らす。
塔を破壊する、あの高さだ…全員無傷では済まないだろう。
落ちてきたシグナムの騎士達を下で待機していた俺の部下が捕らえる。
アルト達は改造した風圧魔道具で浮かせてキャッチすれば怪我はしないだろう。
ただ他の騎士達もキャッチしないように一人分しかキャッチ出来ないからアルト達にはバラけて落ちてもらうように言った。
魔道具を設定して後は塔が崩れるのを待つだけだ。
その後は、シグナムの気配を追って一騎討ちだ。
幸い俺の中の真竜はシグナムの気配が解る。
緊張が周りを包み込む。
その時だった、リカルドが慌てた声を出した。
「トーマ様!!」
「どうしたリカルド」
「魔道具の一つが作動しません!」
「は…?昨日動作確認した時は大丈夫だっただろ」
「分かりません!何処かでぶつけたのかも…」
機械はどんなトラブルがあるか分からない。
風魔法だと風圧が強すぎて危ない、元々攻撃魔法だから当然だ。
今はトラブルの原因を探るより、この状況を解決する事だけを考えよう。
予備に持ってきていた魔道具は突然仲間になったアルトの姉に使うからもうない。
俺は壊れた魔道具を退かす。
塔を見上げる。
「一人くらいなら俺が受け止める」
「…トーマ様」
「もうすぐ来る、お前は持ち場に向かえ」
「っはい!」
リカルドが走り出し、地面が激しく揺れた。
大きな揺れの原因である塔にヒビが割れてきた。
そして砂埃が舞い、俺は風魔法で消した。
大量に上から人が振ってくる。
その中から仲間を探し魔道具で拾う。
俺は両手を広げた。
君を受け止める、だから安心して俺のところに落ちておいで…
「アルト!!」
「トーマ!!」
まるでそれはスローモーションのようだった。
もう離さないというように強く強く抱きしめた。
他の魔道具もちゃんと三人を拾ったようだ。
他の騎士達は怪我をして動けないシグナムの騎士を次々と捕縛している。
しかしここの近くにシグナムはいなかった。
俺はアルトから離れた。
「終わらせに行かなきゃ」
「トーマ、俺も行くよ…俺の力を使って!」
「……ありがとう、じゃあ全てが終わって疲れて眠くなったらキスで起こしてくれる?」
アルトは頷いた。
戦闘中はアルトの力を使うわけにはいかない、アルトを戦場の中に連れてくる事は出来ない。
だから少し離れたところに居てくれ。
瞳を閉じると真竜の意識と同化する。
アルトが俺の手を握ってくれるから俺はもう真竜に呑まれる事はない。
より強い波動を感じて瞼を開けた。
「行こう」
「トーマ、もしかしたら母さんもいるかもしれない」
「それなら大丈夫だ、俺達に任せて行ってこい」
もう一人のアルトはそう言った。
後ろにはアルトの姉とグランとガリューがいた。
アルトの母親と戦う気なのか。
もう一人のアルトは塔が崩れる時にアルトの母親とシグナムを離れかすように魔法を放ったそうだ。
当然二人は避けようとして離れていった。
だから今は別々のところにいるらしい。
「何処にいるのか分かっているのか?」
「…落ちる時ずっと目で追っていたからな」
落ちるのに怖さも感じずに余裕だったんだな。
…常に死ぬ事ばかり考えているからだろうか。
それならもう一人のアルト達に任せて俺とアルトはシグナムのところに向かった。
草を踏み、木を避けながら走ると突然前方から突風が吹き荒れた。
俺はアルトにここで待つように言い、剣を鞘から抜き向かった。
そこは木が何本か倒れていて広い空間が出来ていた。
中心にはシグナムが立っていた。
じぶんの風魔法を落下直後に地面に打ち付け衝撃を和らげたのか、一歩間違えれば大怪我だろうな。
シグナムは何も恐れないのか、絶対の自信を感じる。
「……ラグナロクの息子か…一人で来るとは、よほど腕に自信があるのだな」
「俺はお前を捕縛する、数々の悪行はここまでだ」
魔獣飼育、恐喝、殺人…他にもいろいろとある。
でも今まで誰もシグナムに手を出せなかった……父でさえシグナムを逃がした。
俺が全て終わらせてやる。
シグナムの手に握るのは細い長剣、あの時のラグナロクの剣ではない。
しかしシグナムの事だ、ただの剣ではない。
ニヤリとシグナムは笑った。
「……魔獣のにおいがするなぁ……しかし周りには見当たらない、お前の中に魔獣を飼っているのか?」
「………」
「なら試してみようか、この魔獣契約の剣で」
魔獣契約の剣?もしかしたら数々の魔獣はこの剣によって無理矢理従わされていたのか。
ならこれを壊せば魔獣達は自分の帰るべき場所に帰れるかもしれない。
シグナムは剣を振り上げて、俺の大剣で受け止める。
俺の魔力放出は一発しか発動できない、避けられたらおしまいだ。
慎重にやらなくては……
そう思っていたら手首が少し重くなった。
不思議に思いチラッと手元を見た。
「なんだ、これ……」
「ふっ、やはりお前の中に魔獣がいるようだな」
俺の手首には分厚く重い手枷が嵌められていた。
動く度にじゃらじゃらとじめんの置くまで延びている鎖が音を響かせていた。
ギリギリと剣と剣がぶつかる。
鎖が邪魔で上手く動けない。
鎖を切りたくてもシグナムが剣を離さないかぎり無理だ。
それに鎖が魔力によって具現化されていたとしたらただ切ろうとしただけじゃ切れないだろう。
俺は自由である足を蹴り上げるとシグナムは飛び退いた。
シグナム家は魔獣を街に放つことは知っていた。
戦わない騎士に街の住人を誘導させて城を守るように言った。
俺の次に強いノエルを残らせる事で万が一城を襲撃されても最悪な事態にはならないだろう。
俺とグランとリカルド、そして他の騎士達は作戦決行のため塔の近くに向かう。
アルトを失ったあの塔、もう同じ過ちは犯さない。
作戦はアルト達がシグナムの仲間になるふりをする。
疑われたらおしまいだが、シグナムはアルトの力を欲していた…だからきっと騙されてくれるだろう。
あの時アルトになにがあったかは分からないが、アルトの仲間が周りにいる、何とかなるだろう。
アルトがシグナムに利用された時、アルトの周りには誰もいなかった気がした。
だから俺しか守れなかったのに……と悔やんでいた。
今はあの時と違い、余裕がある……何をしようとしているか先読みが出来るからだろう。
…でも、作戦が成功した後は俺にとって未知な話だ…それからどうなるか分からない。
これしかないなら、俺は前に突き進むだけだ。
シグナムはあの見晴らしがいい塔の上で大勢の護衛と共にいるだろう。
それを狙い数を減らす。
塔を破壊する、あの高さだ…全員無傷では済まないだろう。
落ちてきたシグナムの騎士達を下で待機していた俺の部下が捕らえる。
アルト達は改造した風圧魔道具で浮かせてキャッチすれば怪我はしないだろう。
ただ他の騎士達もキャッチしないように一人分しかキャッチ出来ないからアルト達にはバラけて落ちてもらうように言った。
魔道具を設定して後は塔が崩れるのを待つだけだ。
その後は、シグナムの気配を追って一騎討ちだ。
幸い俺の中の真竜はシグナムの気配が解る。
緊張が周りを包み込む。
その時だった、リカルドが慌てた声を出した。
「トーマ様!!」
「どうしたリカルド」
「魔道具の一つが作動しません!」
「は…?昨日動作確認した時は大丈夫だっただろ」
「分かりません!何処かでぶつけたのかも…」
機械はどんなトラブルがあるか分からない。
風魔法だと風圧が強すぎて危ない、元々攻撃魔法だから当然だ。
今はトラブルの原因を探るより、この状況を解決する事だけを考えよう。
予備に持ってきていた魔道具は突然仲間になったアルトの姉に使うからもうない。
俺は壊れた魔道具を退かす。
塔を見上げる。
「一人くらいなら俺が受け止める」
「…トーマ様」
「もうすぐ来る、お前は持ち場に向かえ」
「っはい!」
リカルドが走り出し、地面が激しく揺れた。
大きな揺れの原因である塔にヒビが割れてきた。
そして砂埃が舞い、俺は風魔法で消した。
大量に上から人が振ってくる。
その中から仲間を探し魔道具で拾う。
俺は両手を広げた。
君を受け止める、だから安心して俺のところに落ちておいで…
「アルト!!」
「トーマ!!」
まるでそれはスローモーションのようだった。
もう離さないというように強く強く抱きしめた。
他の魔道具もちゃんと三人を拾ったようだ。
他の騎士達は怪我をして動けないシグナムの騎士を次々と捕縛している。
しかしここの近くにシグナムはいなかった。
俺はアルトから離れた。
「終わらせに行かなきゃ」
「トーマ、俺も行くよ…俺の力を使って!」
「……ありがとう、じゃあ全てが終わって疲れて眠くなったらキスで起こしてくれる?」
アルトは頷いた。
戦闘中はアルトの力を使うわけにはいかない、アルトを戦場の中に連れてくる事は出来ない。
だから少し離れたところに居てくれ。
瞳を閉じると真竜の意識と同化する。
アルトが俺の手を握ってくれるから俺はもう真竜に呑まれる事はない。
より強い波動を感じて瞼を開けた。
「行こう」
「トーマ、もしかしたら母さんもいるかもしれない」
「それなら大丈夫だ、俺達に任せて行ってこい」
もう一人のアルトはそう言った。
後ろにはアルトの姉とグランとガリューがいた。
アルトの母親と戦う気なのか。
もう一人のアルトは塔が崩れる時にアルトの母親とシグナムを離れかすように魔法を放ったそうだ。
当然二人は避けようとして離れていった。
だから今は別々のところにいるらしい。
「何処にいるのか分かっているのか?」
「…落ちる時ずっと目で追っていたからな」
落ちるのに怖さも感じずに余裕だったんだな。
…常に死ぬ事ばかり考えているからだろうか。
それならもう一人のアルト達に任せて俺とアルトはシグナムのところに向かった。
草を踏み、木を避けながら走ると突然前方から突風が吹き荒れた。
俺はアルトにここで待つように言い、剣を鞘から抜き向かった。
そこは木が何本か倒れていて広い空間が出来ていた。
中心にはシグナムが立っていた。
じぶんの風魔法を落下直後に地面に打ち付け衝撃を和らげたのか、一歩間違えれば大怪我だろうな。
シグナムは何も恐れないのか、絶対の自信を感じる。
「……ラグナロクの息子か…一人で来るとは、よほど腕に自信があるのだな」
「俺はお前を捕縛する、数々の悪行はここまでだ」
魔獣飼育、恐喝、殺人…他にもいろいろとある。
でも今まで誰もシグナムに手を出せなかった……父でさえシグナムを逃がした。
俺が全て終わらせてやる。
シグナムの手に握るのは細い長剣、あの時のラグナロクの剣ではない。
しかしシグナムの事だ、ただの剣ではない。
ニヤリとシグナムは笑った。
「……魔獣のにおいがするなぁ……しかし周りには見当たらない、お前の中に魔獣を飼っているのか?」
「………」
「なら試してみようか、この魔獣契約の剣で」
魔獣契約の剣?もしかしたら数々の魔獣はこの剣によって無理矢理従わされていたのか。
ならこれを壊せば魔獣達は自分の帰るべき場所に帰れるかもしれない。
シグナムは剣を振り上げて、俺の大剣で受け止める。
俺の魔力放出は一発しか発動できない、避けられたらおしまいだ。
慎重にやらなくては……
そう思っていたら手首が少し重くなった。
不思議に思いチラッと手元を見た。
「なんだ、これ……」
「ふっ、やはりお前の中に魔獣がいるようだな」
俺の手首には分厚く重い手枷が嵌められていた。
動く度にじゃらじゃらとじめんの置くまで延びている鎖が音を響かせていた。
ギリギリと剣と剣がぶつかる。
鎖が邪魔で上手く動けない。
鎖を切りたくてもシグナムが剣を離さないかぎり無理だ。
それに鎖が魔力によって具現化されていたとしたらただ切ろうとしただけじゃ切れないだろう。
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