2 / 8
どうやら俺はⅤtuberの配信に乱入してしまったらしい。
しおりを挟む
チャイムを押した、しかし反応は無い。誰も居ないのか?と思いつつドアノブを引くと、扉は開いた。まさか倒れているんじゃと思い俺は急いで中に入った。
すると「みんな~の声が♪」と楽しそうに歌う声が聞こえてきた。良かった、倒れているわけじゃないのか。
どうやらこの歌は二階から流れているらしい。俺は「おじゃまします」と言いみるくの家にあがった。
それにしてもこの芳香剤の匂いがうっすらと香るこの感じ、懐かしい。
最後に来たのは中学3年生のころだったか、二人で遊んで俺がモジモジしてたんだよな、そしたらおばさんが俺の事茶化して……そっか、もうおばさんも居ないのか。
俺は階段を上がり、歌の聞こえる部屋まで来た。
悪い気もしたが少しだけ扉を開けて中を観察するとカーテンは閉め切っており、部屋は真っ暗に近い。幸い、パソコンの光でみるくの周囲だけは見える。
みるくは白いヘッドフォンをして頭を愉快に揺らし、歌っていた。
「それじゃあ、もう一曲だけ行こうかな。」
みるくはそう呟くと、パソコンをカタカタと打ち始めた。
そしてまた、頭を揺らし謎の歌を歌い始めた。
そうだ、今日ここに来た目的を忘れていた。
プリントを渡さなければ。
俺はみるくの部屋に入り、みるくのそばに近寄った。
みるくのパソコンにはギャルゲーのヒロインのようなキャラクターが映し出されていた。
見た目は白髪ロングで碧眼、服は肩が見えるオープンショルダーを着ている。
みるくの肩を叩くが曲に集中しているのか反応は帰ってこない、仕方がないのでヘッドフォンを外した。
「君の気持ち~ってあれ、なんで音が……ってきゃあ!だ、誰!」
「そんなに驚くことないだろ!」
「だ、だれなの……?てか今、配信中なの!」
「配信中と言われてもなぁ」
俺からしたら、何が何だがわからない。
配信中?配信ってリアルタイムでゲームとかする生放送の事か、まぁどうでも良い。
みるくが戸惑っている間に俺は持ってきたプリントをみるくに渡した。
「はい、先生からプリント渡せって言われたから持ってきた」
「え……?」
みるくは上手く状況が呑み込めていない状態だった。
しかし、特に話すことはないので俺はプリントを近くの机に置いて、帰ることにした。
「じゃあ、俺は帰るわ。みるくが元気そうで良かった。」
「みるくって、もしかして……」
みるくは何か言いたそうだったが、俺はそれを無視して家を後にした。
あいつも大変そうだし、そっとしておくのが良いだろう。
しかし、次の日俺に待っていたのはいつも通りの平々凡々な生活ではなく、炎上だった。
~~~
今日は土曜日。
休みだが俺は部活動には入っていない、そう帰宅部なのだ。
だから部活動も無いので一日中暇なのだ。
何しようかなと思いスマホを手に取り、電源を着けると不在着信が30件ほど入っていた。
何事だ!と思うとそれは全てみるくからだった。
一番最近のもので朝の5時、まだ寝てるっつーの。
俺は折り返し電話をくるみにかけた。
すると2コールもしないうちにみるくが出た。
「もしもー-」
「もしもしじゃないわよ!あんた!」
鼓膜がぁ、鼓膜がぁ、俺の右鼓膜は破壊されかけた。
しかし、なぜこんなに怒っているのだろうか。
俺は昨日なにかしただろうか、プリントの中に何かいけない物でも入っていたのだろうか。
「ど、どした」
「あんた、Twltterやってる?」
「ま、まぁ…」
「それで、中野みるくって調べてみて!」
俺が「なんで……」と言うとみるくは「いいから早く!」とこれまた鼓膜を破壊するレベルの声量で言った。
まぁ、これだけ言うのなら重大な事なのだろうと思い俺は検索をかけた。
すると、【中野みるく、彼氏が帰ってきて配信大荒れwww】というタイトルの動画が出てきた。
動画を再生してみると、昨日見たキャラクターが歌っている所に男性の声が入り、やがて喧嘩になるという内容だった。
この動画を見て俺は察した「昨日の俺じゃん」と。
「ねぇ、見た?りょーくん!」
りょーくんとはみるくが俺を呼ぶときのあだ名だ。
今はそんなことどうでも良い。
リプ欄を見ると「可愛かったから推してたのに……」というリプや「プリント渡しに来たって言ってるから彼氏じゃなくね?ww」というリプなど、様々なリプが飛んでいた。
そのツイートもいいねが5万、リツイートは2万というとんでもない数字を叩き出していた。
「い、今見た」
「どうしてくれるの!」
「ちょ、直接会って話そう、俺がそっち行くわ」
「わかった」
とんでもないことになってしまった、まさかあの配信でこんな事になんてしまうとは。
俺は急いでパジャマから私服に着替えてすぐにみるくの家に向かった。
チャイムを押すと昨日とは違ってみるくが出迎えてくれた。
しかし、昔のように嬉しそうにではなく今はムスッとしている。
「どうぞ」
「お、おじゃまします」
家にあがるとリビングではなく、みるくの部屋に案内された。
昨日と変わらずカーテンは閉め切っており、明かりがあるのはパソコンだけ。
「確かこの辺に……」とみるくが壁に手を当てている、きっと電気のスイッチを探しているのだろう。
俺は昔の記憶を頼りに電気のスイッチを押した。
「あっ、ありがと」
「お前、部屋の電気のスイッチ分かんなくなるって何してたんだよ」
「うるさいなぁ、それより!昨日の事どうしてくれるの!」
「ぐっ……」
「運営さんからも連絡来て、もしかしたら私クビになるかもしれないんだよ!」
ク、クビ、何が首になるのか分からないがまずい気がした。
もしかしたら、みるくの生きがいは配信だけかもしれないのに、それがなくなったらみるくは……
「なーんて冗談です」
は?こいつ今なんて言った?
「なんもこれぐらいでクビになるわけないじゃん」
クスクスと笑いながらみるくは俺の事をおちょくる。
このガキ、心配してた俺がバカみたいじゃないか。
「なんだよ、焦らせんなよ」
「でも、ちゃんとリスナーに説明はして欲しいかな」
「説明?」
「そう、りょーくんが帰ったあとすっごく大変だったんだから」
「嘘つけ」
「ほんとほんと、昨日の配信のアーカイブは運営さんから非公開にしろって言われてないけど、私ちゃんと録画してありますから」と言いみるくは一つの動画を見せてきた。
すると「みんな~の声が♪」と楽しそうに歌う声が聞こえてきた。良かった、倒れているわけじゃないのか。
どうやらこの歌は二階から流れているらしい。俺は「おじゃまします」と言いみるくの家にあがった。
それにしてもこの芳香剤の匂いがうっすらと香るこの感じ、懐かしい。
最後に来たのは中学3年生のころだったか、二人で遊んで俺がモジモジしてたんだよな、そしたらおばさんが俺の事茶化して……そっか、もうおばさんも居ないのか。
俺は階段を上がり、歌の聞こえる部屋まで来た。
悪い気もしたが少しだけ扉を開けて中を観察するとカーテンは閉め切っており、部屋は真っ暗に近い。幸い、パソコンの光でみるくの周囲だけは見える。
みるくは白いヘッドフォンをして頭を愉快に揺らし、歌っていた。
「それじゃあ、もう一曲だけ行こうかな。」
みるくはそう呟くと、パソコンをカタカタと打ち始めた。
そしてまた、頭を揺らし謎の歌を歌い始めた。
そうだ、今日ここに来た目的を忘れていた。
プリントを渡さなければ。
俺はみるくの部屋に入り、みるくのそばに近寄った。
みるくのパソコンにはギャルゲーのヒロインのようなキャラクターが映し出されていた。
見た目は白髪ロングで碧眼、服は肩が見えるオープンショルダーを着ている。
みるくの肩を叩くが曲に集中しているのか反応は帰ってこない、仕方がないのでヘッドフォンを外した。
「君の気持ち~ってあれ、なんで音が……ってきゃあ!だ、誰!」
「そんなに驚くことないだろ!」
「だ、だれなの……?てか今、配信中なの!」
「配信中と言われてもなぁ」
俺からしたら、何が何だがわからない。
配信中?配信ってリアルタイムでゲームとかする生放送の事か、まぁどうでも良い。
みるくが戸惑っている間に俺は持ってきたプリントをみるくに渡した。
「はい、先生からプリント渡せって言われたから持ってきた」
「え……?」
みるくは上手く状況が呑み込めていない状態だった。
しかし、特に話すことはないので俺はプリントを近くの机に置いて、帰ることにした。
「じゃあ、俺は帰るわ。みるくが元気そうで良かった。」
「みるくって、もしかして……」
みるくは何か言いたそうだったが、俺はそれを無視して家を後にした。
あいつも大変そうだし、そっとしておくのが良いだろう。
しかし、次の日俺に待っていたのはいつも通りの平々凡々な生活ではなく、炎上だった。
~~~
今日は土曜日。
休みだが俺は部活動には入っていない、そう帰宅部なのだ。
だから部活動も無いので一日中暇なのだ。
何しようかなと思いスマホを手に取り、電源を着けると不在着信が30件ほど入っていた。
何事だ!と思うとそれは全てみるくからだった。
一番最近のもので朝の5時、まだ寝てるっつーの。
俺は折り返し電話をくるみにかけた。
すると2コールもしないうちにみるくが出た。
「もしもー-」
「もしもしじゃないわよ!あんた!」
鼓膜がぁ、鼓膜がぁ、俺の右鼓膜は破壊されかけた。
しかし、なぜこんなに怒っているのだろうか。
俺は昨日なにかしただろうか、プリントの中に何かいけない物でも入っていたのだろうか。
「ど、どした」
「あんた、Twltterやってる?」
「ま、まぁ…」
「それで、中野みるくって調べてみて!」
俺が「なんで……」と言うとみるくは「いいから早く!」とこれまた鼓膜を破壊するレベルの声量で言った。
まぁ、これだけ言うのなら重大な事なのだろうと思い俺は検索をかけた。
すると、【中野みるく、彼氏が帰ってきて配信大荒れwww】というタイトルの動画が出てきた。
動画を再生してみると、昨日見たキャラクターが歌っている所に男性の声が入り、やがて喧嘩になるという内容だった。
この動画を見て俺は察した「昨日の俺じゃん」と。
「ねぇ、見た?りょーくん!」
りょーくんとはみるくが俺を呼ぶときのあだ名だ。
今はそんなことどうでも良い。
リプ欄を見ると「可愛かったから推してたのに……」というリプや「プリント渡しに来たって言ってるから彼氏じゃなくね?ww」というリプなど、様々なリプが飛んでいた。
そのツイートもいいねが5万、リツイートは2万というとんでもない数字を叩き出していた。
「い、今見た」
「どうしてくれるの!」
「ちょ、直接会って話そう、俺がそっち行くわ」
「わかった」
とんでもないことになってしまった、まさかあの配信でこんな事になんてしまうとは。
俺は急いでパジャマから私服に着替えてすぐにみるくの家に向かった。
チャイムを押すと昨日とは違ってみるくが出迎えてくれた。
しかし、昔のように嬉しそうにではなく今はムスッとしている。
「どうぞ」
「お、おじゃまします」
家にあがるとリビングではなく、みるくの部屋に案内された。
昨日と変わらずカーテンは閉め切っており、明かりがあるのはパソコンだけ。
「確かこの辺に……」とみるくが壁に手を当てている、きっと電気のスイッチを探しているのだろう。
俺は昔の記憶を頼りに電気のスイッチを押した。
「あっ、ありがと」
「お前、部屋の電気のスイッチ分かんなくなるって何してたんだよ」
「うるさいなぁ、それより!昨日の事どうしてくれるの!」
「ぐっ……」
「運営さんからも連絡来て、もしかしたら私クビになるかもしれないんだよ!」
ク、クビ、何が首になるのか分からないがまずい気がした。
もしかしたら、みるくの生きがいは配信だけかもしれないのに、それがなくなったらみるくは……
「なーんて冗談です」
は?こいつ今なんて言った?
「なんもこれぐらいでクビになるわけないじゃん」
クスクスと笑いながらみるくは俺の事をおちょくる。
このガキ、心配してた俺がバカみたいじゃないか。
「なんだよ、焦らせんなよ」
「でも、ちゃんとリスナーに説明はして欲しいかな」
「説明?」
「そう、りょーくんが帰ったあとすっごく大変だったんだから」
「嘘つけ」
「ほんとほんと、昨日の配信のアーカイブは運営さんから非公開にしろって言われてないけど、私ちゃんと録画してありますから」と言いみるくは一つの動画を見せてきた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
ただ巻き芳賀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
Vの世界で理想の美少女やってたら、幼なじみに見られた……俺。
花月夜れん
恋愛
ゲームの動画配信をしている、私、ミツキは猫耳の超可愛い美少女です☆
すみません、ミツキはアバターです。中身は俺。高校二年生の男。遠坂樹です。
「可愛いから、ごめんなさい」「女の子みたい、ごめんね」そうやってフラれ続けること50回。俺はついに、美少女に出会った。画面のむこうにいる最高の女の子。
俺の理想の美少女。中身は俺だけどな!
そんなこんなでV活動を始めてしまったある日、自室でゲーム配信中、いつもなら鍵をかけているはずのドアがあいて、年下の幼なじみマキちゃんが見ていたんだ。美少女やっているところを……。
これは、V(ヴァーチャル)の世界で理想の美少女やってたら、幼なじみに見られた俺と見てしまった幼なじみの女の子のお話。
短いほわほわしたラブコメです。
小説家になろうとカクヨムでも投稿しています。

イケメンストーカーに目を付けられましたが全力で逃げます!
Karamimi
恋愛
中学卒業間近に、ラブレターを晒されるというトラウマ的出来事を経験した渚。
もう男なんて大っ嫌い!絶対彼氏なんか作らない!
そう決意したはずなのに。
学年一のイケメン、片岡隆太に告白される。
これはきっと何かの間違いだ…
そう思っていたのに…
どんどんストーカー化する隆太、周りもどんどん固められていき、追い詰められる渚!
この絶体絶命の自体に、渚は逃げ切れるのか!

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!


ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる