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30.一線
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今の私の上半身はスポーツブラ一枚。
「はーちゃん、病院でもスポブラなんだね。」
「ちょ、おちょくらないでよ・・!動きやすいし、これが普通になっちゃたんだから仕方ないじゃん・・」
「けど、恥ずかしがってるはーちゃんも可愛い。」
絵梨香は私の顔に手を添えるとそっと撫でた。
「うぅ・・くすぐったいし恥ずかしい・・」
「あぁ・・もう・・可愛いすぎる・・」
絵梨香はスポーツブラと肌の間に指を入れる。
「うぐっ・・んんっ・・!」
絵梨香の細い指が肌に擦れてくすぐったい。
しかし、顔を撫でられた時とは気持ち良さが段違いだ。
「ねぇ、はーちゃん覚えてる・・?」
「なっ、なに・・」
「お風呂の時もこんな風に二人でえっちなことしようとしたよね・・?」
「そっ、それがなん・・なの・・?んんっ・・!」
絵梨香の指はゆっくりとスポーツブラの中に侵入する。
ゆっくりすぎて、もの凄く肌と指が擦れる。
「あの時は、私が暴走しちゃって段階って言うものを踏まずに、一気に一線を越えようとしちゃった。」
「だから・・?」
「今日は、あの日以上にはーちゃんを感じたい。」
一線を越える・・?あの日以上に私を感じる・・・?意味が分からない。
「あ、でもでもはーちゃんが嫌な事はもうしないから嫌な事があったら言って・・?」
嫌な事。
私は今、快感を求めている。
互いの胸をもみ合ったらきっと気持ち良いだろう、それに私と絵梨香は相思相愛、愛し合っている。
だけど、ここは病院。
気持ち良かったら、大きな声も出るだろうし自由が利かない。
やるなら、二人で二人きりの場所でやりたい。
「じゃあ・・今日はやだ・・。」
「えっ・・」
絵梨香は残念そうな顔をする。
それもそうだ、ここまでやっておいて急に私が拒絶したのだから。
「な、なんで・・私の事やっぱり嫌いなの・・?わ、私なんでもするから・・」
絵梨香はもの凄く取り乱している。
私は絵梨香を落ち着かせるために「違うよ」と否定した。
「絵梨香の事が好きだから、一線を越えるなら誰にも邪魔されない、二人だけの世界で絵梨香とは愛し合いたいって思ったから。」
「は、はーちゃん・・じゃあ、私の事嫌いになったわけじゃないの・・?」
「嫌いになるわけないよ、昨日も言ったじゃん私の絵梨香に対する「好き」の気持ちは今もこれからも変わらない。だから、泣かないで・・?」
絵梨香の顔を見ると、いつの間にか泣いていた。
私は絵梨香の頭に「ポン」と手を置き、そっと頭を撫でた。
「はーちゃん・・やっぱり好き・・こんなにされたらもっと好きになっちゃう・・」
絵梨香は私の胸に飛びつくと、猫のように頭を擦りつけた。
髪の毛で胸がくすぐったい、しかしなぜか安心もした。
「んんっ・・もう、絵梨香くすぐったいって。」
「やだ、離れたくない。」
絵梨香は顔を私の胸に竦めている。
学校では「私、女子にも男子にもモテます!」みたいなカッコいいキャラなのに、私と居るとこんなにベタベタで私が居ないと何にも出来なくなっちゃう可愛い女の子とか。
こんなギャップ差、ずるい。
反則級の可愛さとでも例えておこう。
てかこれ、クラスの人が知ったらどうなるんだろう。
うちの学校、新聞部とかあるし『孤高のお姫様とボーイッシュな新入生がカップルに!』とか特集とか組まれちゃうのかな、流石に自意識過剰だけど少なくとも一年生の間では話題になっちゃうだろうな。
「あの・・絵梨香さん・・?服だけ着させてもらえないでしょうか・・?」
「やだ、肌が良い・・」
うぅ・・もうさっきから心臓バクバクで絵梨香に聞こえてるんじゃないかってレベルでドキドキしてる。
しかも、誰か来たら困るからさっさと服だけ来ちゃいたい。
くそ、仕方ない絵梨香をくすぐるしかない。
「もう、絵梨香さん!私は怒りましたよ・・!」
「えっ・・はーちゃん・・?」
「おりゃー--!」
私は頭だけ起こし、何とか解放できた手で絵梨香の横腹や脇をくすぐる。
「ちょ、はーちゃん・・!くすぐったいってぇ・・ぐふっ・・ははは・・!」
「早くどけろぉー--!」
「ふぐっ・・!ははは・・・!分かった、分かったからぁ・・!早く止めてぇ・・!」
私の攻撃により、絵梨香は私の胸から離れた。
「ぐうぅ・・不意打ちとは卑怯な・・!」
「ふふふ、勝てばよかろうなのだ・・!」
二人とも演技がかった芝居で言葉を交わす。
「ぐふっ・・」
「ふふふ・・」
「あははは・・!」
互いにとも耐えられなくなり、同時に笑い出した。
「ははは・・!何その絵梨香の「不意打ちとは卑怯な・・!」って腕組みながらやるとかマジでツボに入ったんだけど・・!」
「はーちゃんこそ、顔に手当てて「勝てばよかろうなのだ」って中二病みたいなこと言ってんの・・」
「あーほんと面白い。」
私と絵梨香は良く、馬が合う。
これからもその先もずっとこんな感じでやれて行けたら良いな。
「はーちゃん、まだ時間あるの・・?」
「え、全然むしろずっと暇なぐらい・・?」
「よし、じゃあさ今まで中学校とかさ話してなかったじゃん。」
「うん。」
「だから、気が済むまで話そうよ!」
「良いよ・・!私も、絵梨香と話したい!」
私は服を着て、絵梨香の気が済むまで空白の6年間を教え合った。
「はーちゃん、病院でもスポブラなんだね。」
「ちょ、おちょくらないでよ・・!動きやすいし、これが普通になっちゃたんだから仕方ないじゃん・・」
「けど、恥ずかしがってるはーちゃんも可愛い。」
絵梨香は私の顔に手を添えるとそっと撫でた。
「うぅ・・くすぐったいし恥ずかしい・・」
「あぁ・・もう・・可愛いすぎる・・」
絵梨香はスポーツブラと肌の間に指を入れる。
「うぐっ・・んんっ・・!」
絵梨香の細い指が肌に擦れてくすぐったい。
しかし、顔を撫でられた時とは気持ち良さが段違いだ。
「ねぇ、はーちゃん覚えてる・・?」
「なっ、なに・・」
「お風呂の時もこんな風に二人でえっちなことしようとしたよね・・?」
「そっ、それがなん・・なの・・?んんっ・・!」
絵梨香の指はゆっくりとスポーツブラの中に侵入する。
ゆっくりすぎて、もの凄く肌と指が擦れる。
「あの時は、私が暴走しちゃって段階って言うものを踏まずに、一気に一線を越えようとしちゃった。」
「だから・・?」
「今日は、あの日以上にはーちゃんを感じたい。」
一線を越える・・?あの日以上に私を感じる・・・?意味が分からない。
「あ、でもでもはーちゃんが嫌な事はもうしないから嫌な事があったら言って・・?」
嫌な事。
私は今、快感を求めている。
互いの胸をもみ合ったらきっと気持ち良いだろう、それに私と絵梨香は相思相愛、愛し合っている。
だけど、ここは病院。
気持ち良かったら、大きな声も出るだろうし自由が利かない。
やるなら、二人で二人きりの場所でやりたい。
「じゃあ・・今日はやだ・・。」
「えっ・・」
絵梨香は残念そうな顔をする。
それもそうだ、ここまでやっておいて急に私が拒絶したのだから。
「な、なんで・・私の事やっぱり嫌いなの・・?わ、私なんでもするから・・」
絵梨香はもの凄く取り乱している。
私は絵梨香を落ち着かせるために「違うよ」と否定した。
「絵梨香の事が好きだから、一線を越えるなら誰にも邪魔されない、二人だけの世界で絵梨香とは愛し合いたいって思ったから。」
「は、はーちゃん・・じゃあ、私の事嫌いになったわけじゃないの・・?」
「嫌いになるわけないよ、昨日も言ったじゃん私の絵梨香に対する「好き」の気持ちは今もこれからも変わらない。だから、泣かないで・・?」
絵梨香の顔を見ると、いつの間にか泣いていた。
私は絵梨香の頭に「ポン」と手を置き、そっと頭を撫でた。
「はーちゃん・・やっぱり好き・・こんなにされたらもっと好きになっちゃう・・」
絵梨香は私の胸に飛びつくと、猫のように頭を擦りつけた。
髪の毛で胸がくすぐったい、しかしなぜか安心もした。
「んんっ・・もう、絵梨香くすぐったいって。」
「やだ、離れたくない。」
絵梨香は顔を私の胸に竦めている。
学校では「私、女子にも男子にもモテます!」みたいなカッコいいキャラなのに、私と居るとこんなにベタベタで私が居ないと何にも出来なくなっちゃう可愛い女の子とか。
こんなギャップ差、ずるい。
反則級の可愛さとでも例えておこう。
てかこれ、クラスの人が知ったらどうなるんだろう。
うちの学校、新聞部とかあるし『孤高のお姫様とボーイッシュな新入生がカップルに!』とか特集とか組まれちゃうのかな、流石に自意識過剰だけど少なくとも一年生の間では話題になっちゃうだろうな。
「あの・・絵梨香さん・・?服だけ着させてもらえないでしょうか・・?」
「やだ、肌が良い・・」
うぅ・・もうさっきから心臓バクバクで絵梨香に聞こえてるんじゃないかってレベルでドキドキしてる。
しかも、誰か来たら困るからさっさと服だけ来ちゃいたい。
くそ、仕方ない絵梨香をくすぐるしかない。
「もう、絵梨香さん!私は怒りましたよ・・!」
「えっ・・はーちゃん・・?」
「おりゃー--!」
私は頭だけ起こし、何とか解放できた手で絵梨香の横腹や脇をくすぐる。
「ちょ、はーちゃん・・!くすぐったいってぇ・・ぐふっ・・ははは・・!」
「早くどけろぉー--!」
「ふぐっ・・!ははは・・・!分かった、分かったからぁ・・!早く止めてぇ・・!」
私の攻撃により、絵梨香は私の胸から離れた。
「ぐうぅ・・不意打ちとは卑怯な・・!」
「ふふふ、勝てばよかろうなのだ・・!」
二人とも演技がかった芝居で言葉を交わす。
「ぐふっ・・」
「ふふふ・・」
「あははは・・!」
互いにとも耐えられなくなり、同時に笑い出した。
「ははは・・!何その絵梨香の「不意打ちとは卑怯な・・!」って腕組みながらやるとかマジでツボに入ったんだけど・・!」
「はーちゃんこそ、顔に手当てて「勝てばよかろうなのだ」って中二病みたいなこと言ってんの・・」
「あーほんと面白い。」
私と絵梨香は良く、馬が合う。
これからもその先もずっとこんな感じでやれて行けたら良いな。
「はーちゃん、まだ時間あるの・・?」
「え、全然むしろずっと暇なぐらい・・?」
「よし、じゃあさ今まで中学校とかさ話してなかったじゃん。」
「うん。」
「だから、気が済むまで話そうよ!」
「良いよ・・!私も、絵梨香と話したい!」
私は服を着て、絵梨香の気が済むまで空白の6年間を教え合った。
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