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17.警官
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部屋に戻りベットに戻る。
スマホをポケットから取り出しいつものように時刻を確認する。
4:35
スマホのロック画面にはそう表示された。
今日はもう絵梨香は来ないだろうし、望海も今頃親と話しているだろう。
「暇だぁ~」
一人で呟くとドアが「コンコン」と鳴った。
また絵梨香が来たのかなと思い「どうぞ」と声を掛ける前に「ガラガラ」とドアが開いた。
ドアが開くとそこには警察官と思われる人が5人ほどいた。
「急に失礼します。私こういうものですが。」と警察手帳を見せてこちらにやってくる。
「あ、どうも・・」
挨拶を交わすと、後ろに居た警官が前に出てきた。
「まずは連絡もせず急に伺ってしまって誠に申し訳ありません。」と頭を下げた後
「今回は犯人が逮捕されたという件の報告と怪我の容体の確認に参りました。」
何か返答を返さないとと思い、おどおどしながら言葉を返す。
「そうですか、怪我の方は病院のお陰で良くなりましたし、犯人に関しては逮捕されて良かったです。」
「一応、参考人と言いますか犯人の動機があまりはっきりしていなのでいくつか質問に答えて頂ければよいのですが、今お時間は大丈夫ですか?」
こう、威圧と言うかプレッシャーと言うか圧が凄い。流石、警官。
「全然問題ないですよ。」
「ご協力感謝します。」
警官がそう言うと、後ろにいたもう一人の警官が手さげカバンから一枚の紙を取り出した。
そして、私と話していた警官から質問がいくつか飛んできたので、それに私は分かることだけ応答した。
「ありがとうございました。また何かあれば伺いますのでその時はよろしくお願いします。」
「分かりました、お疲れ様です。」
警官は「では」と頭を下げて病室から出て行った。
「ふぅ~」とまた私は息を吐く。
流石に緊張した、まさか警察官が事情聴取?をしに来るとは。
こんな疲れた時には癒しが欲しい。
けど、絵梨香は居ないし何しよう。
そう思った私は、机の上に置いてあった「兄守護」を読むことにした。
やっぱり「兄守護」は面白い、このお兄ちゃんの事が大好きすぎる妹が音羽姉妹に目移りしそうになるけどやっぱりお兄ちゃんの方が好きっていう意味の分からない物語。
だけど、「兄守護」の発行部数は100万部を越えている。
それだけ作者が話を作るのが上手いという事だと思った。
私だって今まで発売されいる「兄守護」を全巻持っているし。
気づけば、丸々一巻読んでしまった。
時間を確認しようとスマホを取ろうとすると「コンコン」とドアから音が聞こえた。
「どうぞ」と言うと昨日と同じ看護師さんが来た。
「夕食はこのどちらかなんですが、どちらにします?」
看護師さんが持ってきたのはメニュー表のようなものだった。
メニュー表には「豚の生姜焼き」「冷やし中華」と書いてあった。
冷やし中華は最近食べたので、私は豚の生姜焼きを選んだ。
「生姜焼きの方でお願いします。」
「分かりました。」と看護師さんが出ていきそうだったので、私は昼ご飯の事を確認する。
「あの、お昼ご飯食べていないと思うんですけど・・」
看護師さんは「あー」と言うと「お昼は眠られていたのとお連れ様がいらっしゃいましたので連れの方に確認を取ったら「今は、眠らせてあげてください」と言われたので、すみません。」
「分かりました。」
と私が言うと看護師は出て行った。
確か、昼に居たのは絵梨香だ。
絵梨香が断った・・?なぜ・・?
そんなことを考えていると、看護師さんが生姜焼きを運んでくれたので私は食べる。
やっぱり薄い。
しかし、昼に食べていないからか意外と箸は進んだ。
昨日より早くご飯を食べ終えて私はスマホを手に取った。
スマホをポケットから取り出しいつものように時刻を確認する。
4:35
スマホのロック画面にはそう表示された。
今日はもう絵梨香は来ないだろうし、望海も今頃親と話しているだろう。
「暇だぁ~」
一人で呟くとドアが「コンコン」と鳴った。
また絵梨香が来たのかなと思い「どうぞ」と声を掛ける前に「ガラガラ」とドアが開いた。
ドアが開くとそこには警察官と思われる人が5人ほどいた。
「急に失礼します。私こういうものですが。」と警察手帳を見せてこちらにやってくる。
「あ、どうも・・」
挨拶を交わすと、後ろに居た警官が前に出てきた。
「まずは連絡もせず急に伺ってしまって誠に申し訳ありません。」と頭を下げた後
「今回は犯人が逮捕されたという件の報告と怪我の容体の確認に参りました。」
何か返答を返さないとと思い、おどおどしながら言葉を返す。
「そうですか、怪我の方は病院のお陰で良くなりましたし、犯人に関しては逮捕されて良かったです。」
「一応、参考人と言いますか犯人の動機があまりはっきりしていなのでいくつか質問に答えて頂ければよいのですが、今お時間は大丈夫ですか?」
こう、威圧と言うかプレッシャーと言うか圧が凄い。流石、警官。
「全然問題ないですよ。」
「ご協力感謝します。」
警官がそう言うと、後ろにいたもう一人の警官が手さげカバンから一枚の紙を取り出した。
そして、私と話していた警官から質問がいくつか飛んできたので、それに私は分かることだけ応答した。
「ありがとうございました。また何かあれば伺いますのでその時はよろしくお願いします。」
「分かりました、お疲れ様です。」
警官は「では」と頭を下げて病室から出て行った。
「ふぅ~」とまた私は息を吐く。
流石に緊張した、まさか警察官が事情聴取?をしに来るとは。
こんな疲れた時には癒しが欲しい。
けど、絵梨香は居ないし何しよう。
そう思った私は、机の上に置いてあった「兄守護」を読むことにした。
やっぱり「兄守護」は面白い、このお兄ちゃんの事が大好きすぎる妹が音羽姉妹に目移りしそうになるけどやっぱりお兄ちゃんの方が好きっていう意味の分からない物語。
だけど、「兄守護」の発行部数は100万部を越えている。
それだけ作者が話を作るのが上手いという事だと思った。
私だって今まで発売されいる「兄守護」を全巻持っているし。
気づけば、丸々一巻読んでしまった。
時間を確認しようとスマホを取ろうとすると「コンコン」とドアから音が聞こえた。
「どうぞ」と言うと昨日と同じ看護師さんが来た。
「夕食はこのどちらかなんですが、どちらにします?」
看護師さんが持ってきたのはメニュー表のようなものだった。
メニュー表には「豚の生姜焼き」「冷やし中華」と書いてあった。
冷やし中華は最近食べたので、私は豚の生姜焼きを選んだ。
「生姜焼きの方でお願いします。」
「分かりました。」と看護師さんが出ていきそうだったので、私は昼ご飯の事を確認する。
「あの、お昼ご飯食べていないと思うんですけど・・」
看護師さんは「あー」と言うと「お昼は眠られていたのとお連れ様がいらっしゃいましたので連れの方に確認を取ったら「今は、眠らせてあげてください」と言われたので、すみません。」
「分かりました。」
と私が言うと看護師は出て行った。
確か、昼に居たのは絵梨香だ。
絵梨香が断った・・?なぜ・・?
そんなことを考えていると、看護師さんが生姜焼きを運んでくれたので私は食べる。
やっぱり薄い。
しかし、昼に食べていないからか意外と箸は進んだ。
昨日より早くご飯を食べ終えて私はスマホを手に取った。
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