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10.来なかった理由
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ノック音がしたので「どうぞ」と言う。
「ガラガラガラ」と言う音ともに扉が開く。
「姉貴、大丈夫・・?」と心配そうに小太郎が入って来た。
「まぁ、大丈夫だけど。何で昨日来てくれなかったの・・?」
「いや、それがさ姉貴が刺されたって知ったのが夜12時頃だったのよ。」
私が「どうゆう事・・?」と聞く前に小太郎は説明を続ける。
「姉貴が12時前になっても帰ってこないから、流石におかしいと思って姉貴に電話しても繋がらない、だから母さんに連絡したら凄い慌てた。」
「ふーん、けど姉貴思いの小太郎さんなら私の元に来てくれても良いと思うんだけど?」
「いや・・」と小太郎はバツが悪そうな顔をしながら昨日の内に来なかった理由言い訳を説明し始めた。
「だって、俺みたいな中学生が夜の東京に出たら一発で補導されるし、それにえりちゃんも居たって言うから・・」
「ふーん、二人きりにしてくれたって事?」
「まぁ・・そんな感じ・・?」
「怪しい・・、まぁ今回はそれで許してあげる。」
「相変わらずだな・・ハハハ」
小太郎は苦笑い気味に言った。
小太郎の手には大きな紙袋とビニール袋が握られていた。
「で、その袋何?」
小太郎は「あぁ、これか」と言いながらビニール袋の中から飲み物など取り出した。
「姉貴、飲み物とか無いだろ?」
「まぁ、無いね。」
「だから、お茶とか水とか買ってきた。」
「ほほう、それで紙袋の方は?」
小太郎は紙袋をベット横の机にドサッと置いた。
「暇だろうと思って、姉貴の本棚からライトノベル持ってきた。どれが良いのか分かんなかったから、適当に持ってきた。苦情は受け付けません。」
紙袋の中には、「私の守護霊は大好きなお兄ちゃんなの!?」1巻~7巻と「私の恋人はこんなにもかわいい」1巻だった。
いいセンスだ。
「私の守護霊は大好きなお兄ちゃんなの!?」通称「兄守護」は死んだ兄と生きている妹で話が展開される兄弟ラブコメ、その他養子になり姉妹になった音羽姉妹にも兄がみえるという話の作りが面白い。
「私の恋人はこんなにもかわいい」通称「わたかわ」は今の私と同じような感じ、主人公の遥が幼馴染の瑠衣に告白するところから物語は始まる。
何か、今の私と状況が似ていてとても面白い。
まだ一巻しか出ていないから続きが気になっている、近々2巻が発売するので楽しみな作品。
「まぁ、読み直したかったやつだから、良かった。ありがとう。」
「おーけー、母さん昼過ぎに来るらしいから。」
「お父さんは来ないの?」
「何か、来たかったけどどうしても外せない用事が入ったらしい。」
「ふーん、それで小太郎はこの後どうすんの・・?」
「俺は一回帰るかな、何か持ってきて欲しい物とか買ってきて欲しいものとかあったら、持ってくるけど。」
持ってきて欲しい物、高校の勉強は一度遅れるとヤバいって言うけど、来週から夏休みだし勉強は良いか。
「無いかな、何か欲しい物出てきたらLIMUで言うわ。」
「分かった、体大事にしろよ。」そう言うと小太郎は部屋から出て行った。
「ガラガラガラ」と言う音ともに扉が開く。
「姉貴、大丈夫・・?」と心配そうに小太郎が入って来た。
「まぁ、大丈夫だけど。何で昨日来てくれなかったの・・?」
「いや、それがさ姉貴が刺されたって知ったのが夜12時頃だったのよ。」
私が「どうゆう事・・?」と聞く前に小太郎は説明を続ける。
「姉貴が12時前になっても帰ってこないから、流石におかしいと思って姉貴に電話しても繋がらない、だから母さんに連絡したら凄い慌てた。」
「ふーん、けど姉貴思いの小太郎さんなら私の元に来てくれても良いと思うんだけど?」
「いや・・」と小太郎はバツが悪そうな顔をしながら昨日の内に来なかった理由言い訳を説明し始めた。
「だって、俺みたいな中学生が夜の東京に出たら一発で補導されるし、それにえりちゃんも居たって言うから・・」
「ふーん、二人きりにしてくれたって事?」
「まぁ・・そんな感じ・・?」
「怪しい・・、まぁ今回はそれで許してあげる。」
「相変わらずだな・・ハハハ」
小太郎は苦笑い気味に言った。
小太郎の手には大きな紙袋とビニール袋が握られていた。
「で、その袋何?」
小太郎は「あぁ、これか」と言いながらビニール袋の中から飲み物など取り出した。
「姉貴、飲み物とか無いだろ?」
「まぁ、無いね。」
「だから、お茶とか水とか買ってきた。」
「ほほう、それで紙袋の方は?」
小太郎は紙袋をベット横の机にドサッと置いた。
「暇だろうと思って、姉貴の本棚からライトノベル持ってきた。どれが良いのか分かんなかったから、適当に持ってきた。苦情は受け付けません。」
紙袋の中には、「私の守護霊は大好きなお兄ちゃんなの!?」1巻~7巻と「私の恋人はこんなにもかわいい」1巻だった。
いいセンスだ。
「私の守護霊は大好きなお兄ちゃんなの!?」通称「兄守護」は死んだ兄と生きている妹で話が展開される兄弟ラブコメ、その他養子になり姉妹になった音羽姉妹にも兄がみえるという話の作りが面白い。
「私の恋人はこんなにもかわいい」通称「わたかわ」は今の私と同じような感じ、主人公の遥が幼馴染の瑠衣に告白するところから物語は始まる。
何か、今の私と状況が似ていてとても面白い。
まだ一巻しか出ていないから続きが気になっている、近々2巻が発売するので楽しみな作品。
「まぁ、読み直したかったやつだから、良かった。ありがとう。」
「おーけー、母さん昼過ぎに来るらしいから。」
「お父さんは来ないの?」
「何か、来たかったけどどうしても外せない用事が入ったらしい。」
「ふーん、それで小太郎はこの後どうすんの・・?」
「俺は一回帰るかな、何か持ってきて欲しい物とか買ってきて欲しいものとかあったら、持ってくるけど。」
持ってきて欲しい物、高校の勉強は一度遅れるとヤバいって言うけど、来週から夏休みだし勉強は良いか。
「無いかな、何か欲しい物出てきたらLIMUで言うわ。」
「分かった、体大事にしろよ。」そう言うと小太郎は部屋から出て行った。
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