17 / 26
致さなかった朝
しおりを挟む
立場が逆転して、俺は王子に、抱き抱えられるように湯船にいた。
なんだかんだ言って、この体は18なのだ。まだまだ刺激に弱すぎた。自分で意図しないで涙が出ていた。
そんなわけで、王子に抱きしめられて頭を撫でられている。
「怖がらせたな」
そんなことを言われて、怖かったのだろうか?と考える。確かに、未知の領域だった。
コレじゃあ初めての女の子みたいだ。
ちがうけど。
脱力していて、俺は王子にされるがままになってはいるのだが、いままた問題がある。向かい合わせに抱き抱えられているのだが、俺が王子の膝の上に乗っているのだ。膝というか太腿だ。この態勢も冷静に考えたら恥ずかしすぎる。どうやって上がったらいいんだろう?俺が立ち上がったら、王子の顔面に俺の股間がいくじゃないか。ダメだ、考えたら恥ずか死ぬ。
王子、どうするつもりなんだろう?
ダメだ、俺は考えない。考えたくない。
「こんなところで寝るな」
俺はウトウトしていたのだろうか?王子に軽く背中を叩かれて顔を上げる。案外疲れているのかもしれない。何しろ初めてのことだらけだったので。今も現在進行中ではあるけれど。
王子は俺の両腕を風呂のふちにかけた。肩から上が湯船から出る形になる。王子はそのまま湯船から出てしまった。
「立てるか?」
俺は言われるままに立ち上がった。股間を王子に晒す事は回避出来た模様。
そのまま王子に、連れられて体を拭かれた。これではどちらがお仕えしているか分からない。
けれど、なんだか、もう、眠くて仕方がなかった。
髪もろくに乾いていないのに、俺はベッドに転がってしまった。眠たくて仕方がないけれど、短剣を一本王子に渡す。
「お前が使うのでは無いのか?」
王子が呆れた声で言うけれど、俺はもう護衛ができるような頭ではなかった。
「だって、眠い」
俺はそう言うとそのまま布団の中に潜り込んだ。護衛なんてできない。疲れていだるくてやってられないのだ。
「まったく、もっと体力をつけろ」
呆れた声でそう言いながら、王子も布団の中に入ってきた。半分こではなく、完全に同衾している。しかも裸だ。
王子は服を着ればいいのに。とか思ったけど、もうめんどくさいので、俺は王子を抱き枕にして寝てしまった。そう、裸だから、ちょっと肌寒かったんだよね。
王子が何かを言っていた気がするけれど、眠かったので相槌も打たずに寝てしまった。
よく寝た。
非常に、よく寝てしまった。
護衛の何たるかを、まったく、もって無視していた。
だって、目が覚めたらイケメン王子は既に完成していたから。
俺は、比較的寝起きが良かったはずなのに、何故かこの日に限って寝起きがすこぶる宜しくなかった。
「ダルいなぁ」
肌に触れるシーツが気持ちよくて、俺は布団の中をゴロゴロしてしまった。そんなことをしていたら、王子に布団を剥がされた。股間は見られなかっけど、尻はみられた。
「朝から見せるものでもないんですけど」
俺は腹ばいの姿勢で王子を見た。女の子ならエロいだろうけど、俺は男だしな。
王子は軽く笑って、
「さっさと服を着ろ」
と言ってきた。
何を笑われたのか考えるのはやめておこう。
着替えて短剣をまた身につける。
「二本持っていたのか」
王子が、今更のように言ってきた。
「え、一応護衛だし」
「俺より先に寝たがな」
「手を貸すって言ったのに、体使われたし」
俺はサラリと昨夜の不満を述べた。王子があんなことしなければ、俺だってここまで疲れはしなかっただろう。
「俺が俺のものをどう使うかなんて、俺の勝手だ」
出たよ、俺様。なんだよ、俺ってものなわけ?
「腹が減ったから、朝飯食べて帰りましょうね」
先輩たちから追加の金を貰っている。二人分の朝飯ぐらい食べられるだろう。
俺は王子と市場でゆっくりと朝飯を食べてから城に帰った。分かってはいたが、離れたところにやっぱり先輩たちがいた。昨夜も近くにいたのかと考えると………だいぶ嫌にはなるな。あんな声聞かれてたら、それこそ本当に恥ずか死ぬ。
登城する人混みに紛れて裏門に近づくと、既に隊長が待ち構えていた。
無言で中に入ると、そのまま王子は自室に消えていった。俺も着替えてから執務室に向かった。
「お前のせいで忙しい」
先輩に嫌味を言われたが、なんの事だか分からなかった。慌ただしく動く同僚を見ていると、隊長から書類を渡される。
「昨日からのことをまとめて提出、昼までに」
一日使って書いてはいけないらしい。俺は机に向かって素早く書類を書き始めた。
俺が書類を提出すると、隊長はじっくりと読んでくれた。そうして納得したのか、俺に休憩を与えてくれた。同僚たちだけでなく、なんだか外も騒がしい。俺が不思議そうにしていると、同僚に肩を叩かれた。
「お前は王子の所に行ってくれ」
「ん、ああ」
状況が飲み込めないまま、俺は王子の傍に行った。
「ご苦労だな。お前のおかげでいい仕事が出来そうだ」
「?はぁ」
俺はよく分からない。よく分からなかったのだけれど、わからなくてはいけない事が起きていた。
十日後、広場で粛清が行われることになった。
例の娼館に買われて行った身なりのいい女が問題だったらしい。それと、漏れていた香は良くないものだったそうだ。
現場を押さえ、証拠を揃えるまでが早すぎて、娼館を経営していた貴族は逃げることも出来ずに捕まったそうだ。
最初、俺は違法に人身販売された女たちが助かって良かった。とおもっていたのだが、考えが甘かった。
法を犯した貴族は、一族全員がその罪を償わされるのだ。
そう、女も子どもも関係なく、一族全員がその罪を問われる。
広場で役人が罪状を読み上げる。ついで裁判官が判決を読み上げる。
広場で粛清が行われる段階で、結果は出ていた。
俺はまるで現実を感じないまま、同僚たちと一緒にその場に立ち会いをさせられた。
見つけたのが俺だから。
調べたのが親衛隊だから。
王子の名の元に粛清が下ろされる。
貴族たちは後ろ手に縛られて、子どもは目隠しと猿ぐつわをされていた。
あんな、小さな子どもも粛清するのか?俺は目の前の光景を見て、頭の中で何かがすぅっと引いて行った。
俺の目の前には、膝まづいて後ろ手に縛られている貴族、その先に見物の民衆。喧騒がやけに遠くに聞こえるようになった時、刑が執行された。
俺は、36年の前世があるが、平和な日本で生まれ育った。誰かか傷つくところなんて見たことがない。
交通事故にでも合わない限り、そうそう死なないような世界だった。
だけど、今、目の前で人は簡単に命を散らす。
広場に、充満するその匂いで俺は現実を知る。
俺がふらついたのに同僚が気がついた。
「おい」
同僚が何かを言うけれど、俺の耳には届かない。いや、聞くことを俺が拒否している。
俺は後ろに数歩下がると、下半身の力が抜けてその場に座り込んだ。
吐き気がするとか、そういうのがあればまだマシだったかもしれない。数歩下がったところで、充満する匂いは消えない。喉の奥がヒクついて、上手く声が出せなかった。いや、出せなくて良かった。きっと叫んでいたから。
俺は前世と併せて初めて、人が殺されるのを見た。
なんだかんだ言って、この体は18なのだ。まだまだ刺激に弱すぎた。自分で意図しないで涙が出ていた。
そんなわけで、王子に抱きしめられて頭を撫でられている。
「怖がらせたな」
そんなことを言われて、怖かったのだろうか?と考える。確かに、未知の領域だった。
コレじゃあ初めての女の子みたいだ。
ちがうけど。
脱力していて、俺は王子にされるがままになってはいるのだが、いままた問題がある。向かい合わせに抱き抱えられているのだが、俺が王子の膝の上に乗っているのだ。膝というか太腿だ。この態勢も冷静に考えたら恥ずかしすぎる。どうやって上がったらいいんだろう?俺が立ち上がったら、王子の顔面に俺の股間がいくじゃないか。ダメだ、考えたら恥ずか死ぬ。
王子、どうするつもりなんだろう?
ダメだ、俺は考えない。考えたくない。
「こんなところで寝るな」
俺はウトウトしていたのだろうか?王子に軽く背中を叩かれて顔を上げる。案外疲れているのかもしれない。何しろ初めてのことだらけだったので。今も現在進行中ではあるけれど。
王子は俺の両腕を風呂のふちにかけた。肩から上が湯船から出る形になる。王子はそのまま湯船から出てしまった。
「立てるか?」
俺は言われるままに立ち上がった。股間を王子に晒す事は回避出来た模様。
そのまま王子に、連れられて体を拭かれた。これではどちらがお仕えしているか分からない。
けれど、なんだか、もう、眠くて仕方がなかった。
髪もろくに乾いていないのに、俺はベッドに転がってしまった。眠たくて仕方がないけれど、短剣を一本王子に渡す。
「お前が使うのでは無いのか?」
王子が呆れた声で言うけれど、俺はもう護衛ができるような頭ではなかった。
「だって、眠い」
俺はそう言うとそのまま布団の中に潜り込んだ。護衛なんてできない。疲れていだるくてやってられないのだ。
「まったく、もっと体力をつけろ」
呆れた声でそう言いながら、王子も布団の中に入ってきた。半分こではなく、完全に同衾している。しかも裸だ。
王子は服を着ればいいのに。とか思ったけど、もうめんどくさいので、俺は王子を抱き枕にして寝てしまった。そう、裸だから、ちょっと肌寒かったんだよね。
王子が何かを言っていた気がするけれど、眠かったので相槌も打たずに寝てしまった。
よく寝た。
非常に、よく寝てしまった。
護衛の何たるかを、まったく、もって無視していた。
だって、目が覚めたらイケメン王子は既に完成していたから。
俺は、比較的寝起きが良かったはずなのに、何故かこの日に限って寝起きがすこぶる宜しくなかった。
「ダルいなぁ」
肌に触れるシーツが気持ちよくて、俺は布団の中をゴロゴロしてしまった。そんなことをしていたら、王子に布団を剥がされた。股間は見られなかっけど、尻はみられた。
「朝から見せるものでもないんですけど」
俺は腹ばいの姿勢で王子を見た。女の子ならエロいだろうけど、俺は男だしな。
王子は軽く笑って、
「さっさと服を着ろ」
と言ってきた。
何を笑われたのか考えるのはやめておこう。
着替えて短剣をまた身につける。
「二本持っていたのか」
王子が、今更のように言ってきた。
「え、一応護衛だし」
「俺より先に寝たがな」
「手を貸すって言ったのに、体使われたし」
俺はサラリと昨夜の不満を述べた。王子があんなことしなければ、俺だってここまで疲れはしなかっただろう。
「俺が俺のものをどう使うかなんて、俺の勝手だ」
出たよ、俺様。なんだよ、俺ってものなわけ?
「腹が減ったから、朝飯食べて帰りましょうね」
先輩たちから追加の金を貰っている。二人分の朝飯ぐらい食べられるだろう。
俺は王子と市場でゆっくりと朝飯を食べてから城に帰った。分かってはいたが、離れたところにやっぱり先輩たちがいた。昨夜も近くにいたのかと考えると………だいぶ嫌にはなるな。あんな声聞かれてたら、それこそ本当に恥ずか死ぬ。
登城する人混みに紛れて裏門に近づくと、既に隊長が待ち構えていた。
無言で中に入ると、そのまま王子は自室に消えていった。俺も着替えてから執務室に向かった。
「お前のせいで忙しい」
先輩に嫌味を言われたが、なんの事だか分からなかった。慌ただしく動く同僚を見ていると、隊長から書類を渡される。
「昨日からのことをまとめて提出、昼までに」
一日使って書いてはいけないらしい。俺は机に向かって素早く書類を書き始めた。
俺が書類を提出すると、隊長はじっくりと読んでくれた。そうして納得したのか、俺に休憩を与えてくれた。同僚たちだけでなく、なんだか外も騒がしい。俺が不思議そうにしていると、同僚に肩を叩かれた。
「お前は王子の所に行ってくれ」
「ん、ああ」
状況が飲み込めないまま、俺は王子の傍に行った。
「ご苦労だな。お前のおかげでいい仕事が出来そうだ」
「?はぁ」
俺はよく分からない。よく分からなかったのだけれど、わからなくてはいけない事が起きていた。
十日後、広場で粛清が行われることになった。
例の娼館に買われて行った身なりのいい女が問題だったらしい。それと、漏れていた香は良くないものだったそうだ。
現場を押さえ、証拠を揃えるまでが早すぎて、娼館を経営していた貴族は逃げることも出来ずに捕まったそうだ。
最初、俺は違法に人身販売された女たちが助かって良かった。とおもっていたのだが、考えが甘かった。
法を犯した貴族は、一族全員がその罪を償わされるのだ。
そう、女も子どもも関係なく、一族全員がその罪を問われる。
広場で役人が罪状を読み上げる。ついで裁判官が判決を読み上げる。
広場で粛清が行われる段階で、結果は出ていた。
俺はまるで現実を感じないまま、同僚たちと一緒にその場に立ち会いをさせられた。
見つけたのが俺だから。
調べたのが親衛隊だから。
王子の名の元に粛清が下ろされる。
貴族たちは後ろ手に縛られて、子どもは目隠しと猿ぐつわをされていた。
あんな、小さな子どもも粛清するのか?俺は目の前の光景を見て、頭の中で何かがすぅっと引いて行った。
俺の目の前には、膝まづいて後ろ手に縛られている貴族、その先に見物の民衆。喧騒がやけに遠くに聞こえるようになった時、刑が執行された。
俺は、36年の前世があるが、平和な日本で生まれ育った。誰かか傷つくところなんて見たことがない。
交通事故にでも合わない限り、そうそう死なないような世界だった。
だけど、今、目の前で人は簡単に命を散らす。
広場に、充満するその匂いで俺は現実を知る。
俺がふらついたのに同僚が気がついた。
「おい」
同僚が何かを言うけれど、俺の耳には届かない。いや、聞くことを俺が拒否している。
俺は後ろに数歩下がると、下半身の力が抜けてその場に座り込んだ。
吐き気がするとか、そういうのがあればまだマシだったかもしれない。数歩下がったところで、充満する匂いは消えない。喉の奥がヒクついて、上手く声が出せなかった。いや、出せなくて良かった。きっと叫んでいたから。
俺は前世と併せて初めて、人が殺されるのを見た。
32
お気に入りに追加
576
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された俺の農業異世界生活
深山恐竜
BL
「もう一度婚約してくれ」
冤罪で婚約破棄された俺の中身は、異世界転生した農学専攻の大学生!
庶民になって好きなだけ農業に勤しんでいたら、いつの間にか「畑の賢者」と呼ばれていた。
そこに皇子からの迎えが来て復縁を求められる。
皇子の魔の手から逃げ回ってると、幼馴染みの神官が‥。
(ムーンライトノベルズ様、fujossy様にも掲載中)
(第四回fujossy小説大賞エントリー中)
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

BLゲームのモブに転生したので壁になろうと思います
雪
BL
前世の記憶を持ったまま異世界に転生!
しかも転生先が前世で死ぬ直前に買ったBLゲームの世界で....!?
モブだったので安心して壁になろうとしたのだが....?
ゆっくり更新です。
ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない
Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。
かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。
後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。
群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って……
冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。
表紙は友人絵師kouma.作です♪
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。

悪役のはずだった二人の十年間
海野璃音
BL
第三王子の誕生会に呼ばれた主人公。そこで自分が悪役モブであることに気づく。そして、目の前に居る第三王子がラスボス系な悪役である事も。
破滅はいやだと謙虚に生きる主人公とそんな主人公に執着する第三王子の十年間。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる