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第30話 頑張れ俺!まだいける
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サロンを抜けて、廊下を歩く。窓から見える公爵家の庭はものすごく綺麗だ。あの日俺がさまよった迷路の庭木は、シーリー様の指示で毎月形が変えられているらしい。遊ぶような年頃の子どもはいないけれど、騎士たちの訓練に使われているそうだ。つまり、大人でも充分さまよってしまうそうだ。
食堂にはまだ注文したテーブルは届いていなくて、ガランとしている。玄関ホールは整えられていて、大きな花瓶に花が飾られていた。そこから階段を上がるのではなく、影に隠れた地下に続く階段を降りる。厨房や使用人用の食堂、風呂なんかがあって旅館みたいで面白い。
人気はないけれど、調理器具や食器なんかは揃っていた。コンロなんかは魔道具らしく、ある程度魔力がないと扱えないらしい。だから、料理人になりたくても、魔力が少ないと道具が扱えないからなれないんだそうだ。
まだ何も入っていない食料庫はひんやりとしていて、その隣には使用人の服がしまわれている部屋があった。さらにその隣にはまだ使えそうな家具がしまわれていた。一人がけのソファーに丸いテーブル、油紙で包まれているのは絵画だろうか?俺はきっちりと並べられた家具の隙間を歩いて行った。
「油紙は普通なのに、このテープ?が魔道具なんだ」
中身が劣化しないように貼られた封印のテープは魔道具だった。なにやら魔法陣みたいなものが描かれていて、俺が触るとかんたんに封印が解かれた。
「誰だろう?」
中身の絵画は人物画で、綺麗な人の上半身が描かれているいわゆる肖像画というものなのだろう。魔道具で写真が撮れるというのにわざわざ絵画にするっていうのが貴族なんだろうな。また包み直してシールを留めると、魔道具が発動したらしく、淡く光った。念のためそこにあった絵画を全部確認して見ることにして、一つ一つ油紙を外して見る。
「え?……シャロン……じゃない、な」
俺は油紙を外した一枚の絵画を持ったまま動けなくなった。俺であるはずがない、俺そっくりな金髪に青い目をした人物が描かれている。描いてもらった記憶はないし、俺よりも大人っぽい。ジーク様が先走って写真から描かせたとは思えないから、そうなるとシャロンだろうか?なんて思ったけれど、どうにも雰囲気が違いすぎる。シャロンはぱっと見儚げ美人なんだかど、押しが強いんだよな。気が強いともいうかもしれないんだけど、まぁようするに、外見と中身にギャップがあるんだよ。
でも、この絵の人物は、見た感じのままの儚げ美人。百合の花というよりはスズランみたいな、そんな感じがした。そうして手にした絵画をよく見れば、キャンバスの裏に何かが書き込まれていた。画家のサインは表面の隅にあったから、これはこの絵画についての覚書のようなものなのだろう。
「エイゼル・トワイス……トワイス、ってシャロンの実家?なんでそんな人の肖像画が公爵家の離れの倉庫にあるんだろう?」
俺は考え込んで見たが、全く分からなかった。そもそも貴族の分家みたいなシステムが理解できていないからだ。子どもや孫のためにって、爵位を保存していたりする謎システムがあったりするせいで、成人した途端に名前が変わったりするから覚えるのが大変なのだ。
まさかとは思うけど、シャロンの母親?はこの離れで暮らしていたのか?先先代が建てたって言っていたけれど、愛人に産ませた子とかそう言うことで子爵の爵位を与えて外に出した。とか?でもそうなると俺とジーク様って従兄弟?親戚?だとするとお友だちにならなくても交流できたよな?どうなんだその辺?シーリー様が俺にここまでよくしてくれている理由もわかる気がする。だからつまり、こんなところで考え込んでいるのなら、直接聞いた方がいいよな。
「よし、シーリー様のところに行こう」
俺はエイゼル・トワイスなる人物が描かれた絵画を丁寧に油紙に包みなおし、両手でしっかりと持って元来た道を帰って行った。もちろん執事のカインが俺の持つ絵画を自分が持つと言ったけれど、丁寧にお断りをした。
そうしてシーリー様のいる執務室の扉を叩いたのだった。
シーリー様は快く俺のことを受け入れてくれて、お茶まで出してくれた。おまけに人払いまでして遮音の魔法までかけてくれた。俺が何か重大なことを聞きに来たことがわかっているらしい。一つ大きなため息をついてから、シーリー様は微笑んで俺に聞いてきた。
「それはなにかな?」
それとはもちろん、俺が持ってきた油紙に包まれた絵画のことである。俺も一息ついてから、自分の隣に置いた絵画を包んだ油紙をゆっくりと開いた。
「これはシーリー様からいただいた屋敷の地下倉庫にしまわれていた物です。描かれている人物に心当たりはないのですが、とても近しい人物のようなので持ってきました」
そう言って油紙を完全に外せば、俺と、いや、シャロンと同じ顔をした人物画が姿を現した。それを見てシーリー様は一瞬目を見張ったが、ゆっくりと瞬きをして、ゆっくりと口を開いた。
「シャロンの母親だね」
そうして少し考え込むような仕草をしてから、またゆっくりと口を開いた。
「確か名前はエイゼル様、だったかな?」
「はい、そうです。裏にエイゼル・トワイスと記されています」
「そう……そうか。絵があったとはね、知らなかった」
シーリー様は少し考え込むような仕草をして、そうしてまたゆっくりと息を吐き出してから口を開いた。
「セレスティンくんは、その人物が我が公爵家においてどのような立ち位置だったと考えているのかな?」
「え?立ち位置、立ち位置ですか……そう、ですね。先先代の公爵様が建てられた屋敷に住んでいたのでしょう?妾の子とか、でしょうか?
」
俺は先程倉庫の中でした考察を簡潔に口にした。一番よくあるパターンだからだ。だがしかし、俺の考察はあっさりと否定されてしまったのだった。
「本人だよ」
「本人?」
「そう、エイゼル・トワイス本人が先先代の妾だった。その肖像画以外にもなかったかな?」
「……ありました、けど?」
俺は答えながら、もう正解がわかってしまった。男なら誰しも夢見るだろうことだ。だが、そんなことを実現させるには凡人であってはならない。なにか秀でたものが必要だ。地位名誉金。前世でならアラブの王様なんてところだろうか?石油王とかベンチャービジネスで成功したとか、そんな感じの男なら、大勢の美女に囲まれた生活を送れるだろう。この世界で地位名誉金と言ったら公爵なんだろう。引退して領地に引っ込まなかったのは、妾のため……だったってことなんだ。
「あの屋敷で五人の妾が先先代と暮らしていた。四人が貴族の子息で、一人が平民の女性だった。魔道具を使わなければ子は成せない、魔力量に差が大きければ男女であっても子は出来にくい。そんなわけで、先先代は奥方が亡くなった後、好みの顔をした妾を堂々とあの屋敷に住まわせていたんだよ」
そうやって一気に吐き出すようにシーリー様は言った。そうして先先代が亡くなった後屋敷に住まう妾たちがどうしたのかまで教えてくれた。だからあの屋敷の中のものを全部空っぽにして、俺にプレゼントしてくれたと言うのだ。貴族子息の他の三人は実家に戻り、渡された手切れ金で余生を過ごしたらしい。年齢的な問題もあったから、どこかの後妻とかにもなれなかったそうだ。だが、十六歳から妾として囲われていたエイゼルは、学園で静かに恋心を育んでいたそうだ。だから、全てを承知した上で恋人はエイゼルを向かい入れたのだと言う。子爵家と言うこともあり、社交界にあまり顔を知られていなかったことも幸いして、くちさがない者たちから忘れさられたそうだ。
「学園であったときにシャロンがあまりにも私に対して媚びへつらうものだから、不審に思って父に聞き出した」
シーリー様はほんの少し眉間にしわを寄せる。
「ほとんどの人たちの記憶からは忘れ去られているけれど、我が家にはしっかりと記録として残されている。口にはしないけれど、シャロンはエイゼル様にそう言い聞かされて育ったんだと思うんだ」
「言い聞かされて……」
「そう、渡された手切れ金はそのまま支度金として使われたんだと思う」
「そう、ですか……」
「多分シャロンはうちから金銭的援助を受けているのだと思っていたのではないかと推測しているんだ。今更本当のことを話すのはエイゼル様の名誉に関わることだからできないからね。セレスティンくんが気づいてしまったからこうして話すけれど、双方にとって得な話ではないことぐらいわかるよね?」
「はい」
俺は返事をしながら絵画をまた油紙に包んだ。
「あの屋敷ごとセレスティンくんのものなんだから、好きにしていいんだよ?気に入らないのならそれこそ燃やしてもいいんだ」
「いえ、絵に罪はないでしょう?それこそこの人たちは俺と同じだ。実際どう思っていたのかはわからないけれど」
「……そう、だね。だから、ね。セレスティンくん、あの屋敷は君のものなんだよ。これだけは忘れないでくれ」
「わかりました」
俺は小さくお辞儀をすると、執務室を後にした。そうしてカインと一緒に離れの屋敷に行き、元の場所に絵を置いた。
「こちらは飾られないので?」
「うん。飾るべきではなさそうだよ。そのうち、俺がもっと大きくなったら飾るかもね」
食堂にはまだ注文したテーブルは届いていなくて、ガランとしている。玄関ホールは整えられていて、大きな花瓶に花が飾られていた。そこから階段を上がるのではなく、影に隠れた地下に続く階段を降りる。厨房や使用人用の食堂、風呂なんかがあって旅館みたいで面白い。
人気はないけれど、調理器具や食器なんかは揃っていた。コンロなんかは魔道具らしく、ある程度魔力がないと扱えないらしい。だから、料理人になりたくても、魔力が少ないと道具が扱えないからなれないんだそうだ。
まだ何も入っていない食料庫はひんやりとしていて、その隣には使用人の服がしまわれている部屋があった。さらにその隣にはまだ使えそうな家具がしまわれていた。一人がけのソファーに丸いテーブル、油紙で包まれているのは絵画だろうか?俺はきっちりと並べられた家具の隙間を歩いて行った。
「油紙は普通なのに、このテープ?が魔道具なんだ」
中身が劣化しないように貼られた封印のテープは魔道具だった。なにやら魔法陣みたいなものが描かれていて、俺が触るとかんたんに封印が解かれた。
「誰だろう?」
中身の絵画は人物画で、綺麗な人の上半身が描かれているいわゆる肖像画というものなのだろう。魔道具で写真が撮れるというのにわざわざ絵画にするっていうのが貴族なんだろうな。また包み直してシールを留めると、魔道具が発動したらしく、淡く光った。念のためそこにあった絵画を全部確認して見ることにして、一つ一つ油紙を外して見る。
「え?……シャロン……じゃない、な」
俺は油紙を外した一枚の絵画を持ったまま動けなくなった。俺であるはずがない、俺そっくりな金髪に青い目をした人物が描かれている。描いてもらった記憶はないし、俺よりも大人っぽい。ジーク様が先走って写真から描かせたとは思えないから、そうなるとシャロンだろうか?なんて思ったけれど、どうにも雰囲気が違いすぎる。シャロンはぱっと見儚げ美人なんだかど、押しが強いんだよな。気が強いともいうかもしれないんだけど、まぁようするに、外見と中身にギャップがあるんだよ。
でも、この絵の人物は、見た感じのままの儚げ美人。百合の花というよりはスズランみたいな、そんな感じがした。そうして手にした絵画をよく見れば、キャンバスの裏に何かが書き込まれていた。画家のサインは表面の隅にあったから、これはこの絵画についての覚書のようなものなのだろう。
「エイゼル・トワイス……トワイス、ってシャロンの実家?なんでそんな人の肖像画が公爵家の離れの倉庫にあるんだろう?」
俺は考え込んで見たが、全く分からなかった。そもそも貴族の分家みたいなシステムが理解できていないからだ。子どもや孫のためにって、爵位を保存していたりする謎システムがあったりするせいで、成人した途端に名前が変わったりするから覚えるのが大変なのだ。
まさかとは思うけど、シャロンの母親?はこの離れで暮らしていたのか?先先代が建てたって言っていたけれど、愛人に産ませた子とかそう言うことで子爵の爵位を与えて外に出した。とか?でもそうなると俺とジーク様って従兄弟?親戚?だとするとお友だちにならなくても交流できたよな?どうなんだその辺?シーリー様が俺にここまでよくしてくれている理由もわかる気がする。だからつまり、こんなところで考え込んでいるのなら、直接聞いた方がいいよな。
「よし、シーリー様のところに行こう」
俺はエイゼル・トワイスなる人物が描かれた絵画を丁寧に油紙に包みなおし、両手でしっかりと持って元来た道を帰って行った。もちろん執事のカインが俺の持つ絵画を自分が持つと言ったけれど、丁寧にお断りをした。
そうしてシーリー様のいる執務室の扉を叩いたのだった。
シーリー様は快く俺のことを受け入れてくれて、お茶まで出してくれた。おまけに人払いまでして遮音の魔法までかけてくれた。俺が何か重大なことを聞きに来たことがわかっているらしい。一つ大きなため息をついてから、シーリー様は微笑んで俺に聞いてきた。
「それはなにかな?」
それとはもちろん、俺が持ってきた油紙に包まれた絵画のことである。俺も一息ついてから、自分の隣に置いた絵画を包んだ油紙をゆっくりと開いた。
「これはシーリー様からいただいた屋敷の地下倉庫にしまわれていた物です。描かれている人物に心当たりはないのですが、とても近しい人物のようなので持ってきました」
そう言って油紙を完全に外せば、俺と、いや、シャロンと同じ顔をした人物画が姿を現した。それを見てシーリー様は一瞬目を見張ったが、ゆっくりと瞬きをして、ゆっくりと口を開いた。
「シャロンの母親だね」
そうして少し考え込むような仕草をしてから、またゆっくりと口を開いた。
「確か名前はエイゼル様、だったかな?」
「はい、そうです。裏にエイゼル・トワイスと記されています」
「そう……そうか。絵があったとはね、知らなかった」
シーリー様は少し考え込むような仕草をして、そうしてまたゆっくりと息を吐き出してから口を開いた。
「セレスティンくんは、その人物が我が公爵家においてどのような立ち位置だったと考えているのかな?」
「え?立ち位置、立ち位置ですか……そう、ですね。先先代の公爵様が建てられた屋敷に住んでいたのでしょう?妾の子とか、でしょうか?
」
俺は先程倉庫の中でした考察を簡潔に口にした。一番よくあるパターンだからだ。だがしかし、俺の考察はあっさりと否定されてしまったのだった。
「本人だよ」
「本人?」
「そう、エイゼル・トワイス本人が先先代の妾だった。その肖像画以外にもなかったかな?」
「……ありました、けど?」
俺は答えながら、もう正解がわかってしまった。男なら誰しも夢見るだろうことだ。だが、そんなことを実現させるには凡人であってはならない。なにか秀でたものが必要だ。地位名誉金。前世でならアラブの王様なんてところだろうか?石油王とかベンチャービジネスで成功したとか、そんな感じの男なら、大勢の美女に囲まれた生活を送れるだろう。この世界で地位名誉金と言ったら公爵なんだろう。引退して領地に引っ込まなかったのは、妾のため……だったってことなんだ。
「あの屋敷で五人の妾が先先代と暮らしていた。四人が貴族の子息で、一人が平民の女性だった。魔道具を使わなければ子は成せない、魔力量に差が大きければ男女であっても子は出来にくい。そんなわけで、先先代は奥方が亡くなった後、好みの顔をした妾を堂々とあの屋敷に住まわせていたんだよ」
そうやって一気に吐き出すようにシーリー様は言った。そうして先先代が亡くなった後屋敷に住まう妾たちがどうしたのかまで教えてくれた。だからあの屋敷の中のものを全部空っぽにして、俺にプレゼントしてくれたと言うのだ。貴族子息の他の三人は実家に戻り、渡された手切れ金で余生を過ごしたらしい。年齢的な問題もあったから、どこかの後妻とかにもなれなかったそうだ。だが、十六歳から妾として囲われていたエイゼルは、学園で静かに恋心を育んでいたそうだ。だから、全てを承知した上で恋人はエイゼルを向かい入れたのだと言う。子爵家と言うこともあり、社交界にあまり顔を知られていなかったことも幸いして、くちさがない者たちから忘れさられたそうだ。
「学園であったときにシャロンがあまりにも私に対して媚びへつらうものだから、不審に思って父に聞き出した」
シーリー様はほんの少し眉間にしわを寄せる。
「ほとんどの人たちの記憶からは忘れ去られているけれど、我が家にはしっかりと記録として残されている。口にはしないけれど、シャロンはエイゼル様にそう言い聞かされて育ったんだと思うんだ」
「言い聞かされて……」
「そう、渡された手切れ金はそのまま支度金として使われたんだと思う」
「そう、ですか……」
「多分シャロンはうちから金銭的援助を受けているのだと思っていたのではないかと推測しているんだ。今更本当のことを話すのはエイゼル様の名誉に関わることだからできないからね。セレスティンくんが気づいてしまったからこうして話すけれど、双方にとって得な話ではないことぐらいわかるよね?」
「はい」
俺は返事をしながら絵画をまた油紙に包んだ。
「あの屋敷ごとセレスティンくんのものなんだから、好きにしていいんだよ?気に入らないのならそれこそ燃やしてもいいんだ」
「いえ、絵に罪はないでしょう?それこそこの人たちは俺と同じだ。実際どう思っていたのかはわからないけれど」
「……そう、だね。だから、ね。セレスティンくん、あの屋敷は君のものなんだよ。これだけは忘れないでくれ」
「わかりました」
俺は小さくお辞儀をすると、執務室を後にした。そうしてカインと一緒に離れの屋敷に行き、元の場所に絵を置いた。
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「うん。飾るべきではなさそうだよ。そのうち、俺がもっと大きくなったら飾るかもね」
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