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第18話 ピンク頭はヒロインの証
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入学のセレモニーが終わり、俺たちは教室に向かって歩いていた。第二王子殿下の警護の関係があったのか、生徒は後ろから出ることになった。たぶん、前方の出入り口を第二王子殿下が使うからだろう。よくは見えなかったが、役人っぽい人も数人いたな。
「今年もみんな同じクラスだね」
「そうなのか?」
「セレスティン、クラス表見てないの?」
「だって、ピンク頭が気になってさぁ」
「ああ、そうだった」
だって俺がクラス表を見ようとしたら、ピンクの頭が横切ったのだ。それどころじゃないだろう。俺はアルトと並びながら場所の知らない教室へと歩いていた。
「しかし、高等部ともなると広いよねぇ」
「初等部から高等部まで繋がってるんだよねぇ」
「一応区切りはあるから、勝手に出入りはできないよ?」
「温室とか庭園を通り抜けると気づかないうちに隣の学部に入っちゃうから気をつけないとだよ?」
「うん、わかった」
俺は渋々返事をした。
何気ない会話なのだが、三人が俺に対して言っているのだということぐらいはいい加減わかる。アリエッテイ様が中等部に上がった時、どうしても会いたくて適当に歩き回って迷子になったことがあるからだ。その頃まだ高等部にいたジークフリートに保護されるというおまけ付きで。
なんでそんなことを言い出すのかは分かっている。第二王子殿下の護衛にジークフリートがいるからだ。俺がまた勝手にアリエッテイ様に会おうとして高等部に行かないように釘を刺してきたのだ。
「ここが教室だね」
アルトが教室のプレートを見て言った。中等部から生徒の数が増えたから教室の数も増えて、当然教室も広くなっている。しかし、中に入る前に中が異常な雰囲気になっていることを察した。
「なんか、へんじゃない?」
モリルがそう言って教室の中を覗き込むようにすると、軽く眉根を寄せた。
「色物がいる」
ボソリと呟くように言ったけど、それは俺の耳にはっきりと届いた。色物といえば、すぐに思いつくのはピンクの頭だ。
俺はモリルの後ろからそっと教室の中を見た。モリルの言う通り、あのピンク頭であるエトワール男爵家の子が教室の中にいて、誰かと話をしている。そして、それを取り囲むように生徒たちが輪を作っているのだ。
だから、誰も席になんて着いていない。
「入ろうか?入口塞いでるよ」
アルトがそういうので、俺たちは教室へと一歩踏み入れた。俺たちがまとめて入ったことで、教室にいる生徒たちの視線がこちらへと向いてきた。外側からゆっりと中へと、まるでドラマの一場面を見ているかのような錯覚さえした。
「おはようございます」
俺たちの中で一番に口を開いたのは他ならぬアルトだった。さすがは二大公爵家の一つであるハスヴェル公爵家の子息だけはある。ゴウジャス美人の笑顔を完璧に貼り付けて美しく一礼をした。それに続いて俺たちも挨拶をする。
ゆっくりと頭を上げた時、逆光の中に白い騎士服が見えた。そうして、第二王子殿下の背後に気配を消すように立つジークフリートに、気がついたのだった。
「…………」
声をかけようかと思ったけれど、ジークフリートは仕事中だ。婚約者であっても仕事の邪魔をしてはダメだろう。目線があったのかどうか分からないけれど、ジークフリートは教室に入ってくる時点で俺の姿を捉えていたのだろう。
「おはよう。君たちは……」
第二王子殿下がゆっくりと俺たちに話しかけてきた。名前を名乗って、これからは共に学ぶ同士なのので、学園の中だけは名前で呼んで欲しい。と言うことと、後ろに立つのは護衛の近衛騎士だから気にしないでくれ。と。
「リヒト様、大丈夫ですよ。ご存知の通りそちらの近衛騎士は僕の兄上ですし、こちらの」
そう言って、アルトは俺の腕を掴んでリヒト様の前に立たせた。
「セレスティンの婚約者ですから、御安心下さい」
俺とリヒト様の距離がだいぶ近い。日の光を浴びて金髪がキラキラと輝いていて、逆光のせいで顔に影が指しているから赤い瞳はその中で強く光を放っている。王子様らしく整った顔立ちはジークフリートに比べてまだ幼いけれど男らしく精悍だ。
「では、君が」
リヒト様の顔がぱあっと輝いた。
「ん?」
俺は挨拶をしようと思っていたのに、何故かリヒト様が俺の手を両手でしっかりと握りしめてきた。
「このニコリともしない堅物のジークフリートを溶かしたと噂の婚約者殿は、君なのだね」
「は?」
一体何を言われているのか全く、さっぱり理解できない俺は、ぽかんと口を開けてしまった。
「絶対零度の氷の貴公子と渾名されているジークフリートが、唯一微笑む相手がいると聞いていて、是非とも会いたいと思っていたのだよ」
「はぁ?」
俺は盛大に声を上げた。
微笑む?
絶対零度の氷の貴公子?
なんだそれは?
「兄上ってば、外では全く変わりがなかったんですね」
面白そうにアルトが言う。だが、俺は意味が分からなくて首を傾げるしかない。
確かに、初めて会ったあの日、間違いなくジークフリートは絶対零度であった。それはブラコンゆえにアルトを守るための態度であったはずなのだと思っていたのだが?
「おや?やはりそうなのかい?」
「そうです。リヒト様、兄上は婚約者であるセレスティンの前でだけ微笑むんです。ね?セレスティン」
「へ?そ、うなのか?」
俺は全く分からない。何しろジークフリートの外面なんて知りたくもないから、あえて知ろうとはしなかった。それに、ずっと公爵家にいるから、噂話なんて俺の耳には入ってこないんだ。
「婚約者殿が知らないとなると、これは本物なんだね」
リヒト様は楽しそうに笑った。そうして、俺の事をべた褒めしてきた。美しいだの、愛らしいだの、慎ましいだの、聞いててしりが痒くなるようなことを言ってきた。俺は念の為ジークフリートの様子を伺ったけれど、眉ひとつ動かしはしなかった。
なるほど、仕事モードのジークフリートは本当に氷の様だ。
「談笑中悪いけれど、席に着いてくれないかな」
救世主のように担任が現れてくれて、ようやく俺は開放された。だが、ピンク頭とは全く話ができなかった。
護衛の関係なのか、リヒト様は一番後ろの席で、その背後にジークフリートが立った。そのまわりに俺たち四人の席がある。ピンク頭は一番前の席に座っていた。
「今日から中等部で学びがスタートします。私はこのクラスの担任…………」
長々と話が始まった。このクラスは成績の上位者で構成されているそうだ。つまり、爵位の順位はなく、優秀な生徒だけが集められたクラス。それはすなわち第二王子殿下が在籍するからだ。
この先において第二王子殿下であるリヒト様の覚えめでたくなれば、就職する際にそれなりの役職につける可能性が高まるということだ。
うん、確定だな。
ピンク頭は成績優秀な下位貴族の男爵家。ざっくりと見渡してもあそこまで派手な色の頭は他には見当たらない。くすんだ金髪は何人かいるけれど、モリルの言うとり色物と呼べるような頭をしたのはあのピンク頭だけだ。
オマケに、制服を見たところピンク頭は女子だ。
確実にこれは乙女ゲームの世界だと言っていいだろう。そうなれば、俺は悪役令息のはずだ。攻略対象者であるジークフリートの婚約者だからな。
ホームルームが終わると、ピンク頭は第二王子殿下であるリヒト様を振り向きもせずに教室を出ていってしまった。
え?ここはイベント発生するところなんじゃないのか?下位貴族の分際で名前で呼んでくれと言ったからと、馴れ馴れしくリヒト様の名前を呼んでお友だち宣言するところなんじゃないのか?それを俺が嫌味っぽくバカにするんじゃねーの?
って、考えているうちにピンク頭が見えなくなった。廊下をさっさと行ってしまったようだ。俺は慌てて後をおった。
「あ、セレスティン!どこ行くの?」
アルトが驚いて俺をよんだけれど、俺は振り返らず手を挙げただけでそのまま廊下を進んだ。他クラスにもそれなりに派手な頭はいたけれど、やはりピンク頭は目立つ。さすがはヒロインちゃんだ。
小さな温室にピンク頭が入っていくのが見えたので、俺は後を追った。そうして、花の咲いてない薔薇の木下にしゃがみこむピンク頭を見つけた。
「エトワール令嬢?」
親しくなければま家名で呼べばいいんだよな?とか思いつつ声をかけてみる。
すると、弾かれたように振り返り目を大きく開けたピンク頭と目が合った。
「ひっ」
え、もしかして悲鳴?
「今年もみんな同じクラスだね」
「そうなのか?」
「セレスティン、クラス表見てないの?」
「だって、ピンク頭が気になってさぁ」
「ああ、そうだった」
だって俺がクラス表を見ようとしたら、ピンクの頭が横切ったのだ。それどころじゃないだろう。俺はアルトと並びながら場所の知らない教室へと歩いていた。
「しかし、高等部ともなると広いよねぇ」
「初等部から高等部まで繋がってるんだよねぇ」
「一応区切りはあるから、勝手に出入りはできないよ?」
「温室とか庭園を通り抜けると気づかないうちに隣の学部に入っちゃうから気をつけないとだよ?」
「うん、わかった」
俺は渋々返事をした。
何気ない会話なのだが、三人が俺に対して言っているのだということぐらいはいい加減わかる。アリエッテイ様が中等部に上がった時、どうしても会いたくて適当に歩き回って迷子になったことがあるからだ。その頃まだ高等部にいたジークフリートに保護されるというおまけ付きで。
なんでそんなことを言い出すのかは分かっている。第二王子殿下の護衛にジークフリートがいるからだ。俺がまた勝手にアリエッテイ様に会おうとして高等部に行かないように釘を刺してきたのだ。
「ここが教室だね」
アルトが教室のプレートを見て言った。中等部から生徒の数が増えたから教室の数も増えて、当然教室も広くなっている。しかし、中に入る前に中が異常な雰囲気になっていることを察した。
「なんか、へんじゃない?」
モリルがそう言って教室の中を覗き込むようにすると、軽く眉根を寄せた。
「色物がいる」
ボソリと呟くように言ったけど、それは俺の耳にはっきりと届いた。色物といえば、すぐに思いつくのはピンクの頭だ。
俺はモリルの後ろからそっと教室の中を見た。モリルの言う通り、あのピンク頭であるエトワール男爵家の子が教室の中にいて、誰かと話をしている。そして、それを取り囲むように生徒たちが輪を作っているのだ。
だから、誰も席になんて着いていない。
「入ろうか?入口塞いでるよ」
アルトがそういうので、俺たちは教室へと一歩踏み入れた。俺たちがまとめて入ったことで、教室にいる生徒たちの視線がこちらへと向いてきた。外側からゆっりと中へと、まるでドラマの一場面を見ているかのような錯覚さえした。
「おはようございます」
俺たちの中で一番に口を開いたのは他ならぬアルトだった。さすがは二大公爵家の一つであるハスヴェル公爵家の子息だけはある。ゴウジャス美人の笑顔を完璧に貼り付けて美しく一礼をした。それに続いて俺たちも挨拶をする。
ゆっくりと頭を上げた時、逆光の中に白い騎士服が見えた。そうして、第二王子殿下の背後に気配を消すように立つジークフリートに、気がついたのだった。
「…………」
声をかけようかと思ったけれど、ジークフリートは仕事中だ。婚約者であっても仕事の邪魔をしてはダメだろう。目線があったのかどうか分からないけれど、ジークフリートは教室に入ってくる時点で俺の姿を捉えていたのだろう。
「おはよう。君たちは……」
第二王子殿下がゆっくりと俺たちに話しかけてきた。名前を名乗って、これからは共に学ぶ同士なのので、学園の中だけは名前で呼んで欲しい。と言うことと、後ろに立つのは護衛の近衛騎士だから気にしないでくれ。と。
「リヒト様、大丈夫ですよ。ご存知の通りそちらの近衛騎士は僕の兄上ですし、こちらの」
そう言って、アルトは俺の腕を掴んでリヒト様の前に立たせた。
「セレスティンの婚約者ですから、御安心下さい」
俺とリヒト様の距離がだいぶ近い。日の光を浴びて金髪がキラキラと輝いていて、逆光のせいで顔に影が指しているから赤い瞳はその中で強く光を放っている。王子様らしく整った顔立ちはジークフリートに比べてまだ幼いけれど男らしく精悍だ。
「では、君が」
リヒト様の顔がぱあっと輝いた。
「ん?」
俺は挨拶をしようと思っていたのに、何故かリヒト様が俺の手を両手でしっかりと握りしめてきた。
「このニコリともしない堅物のジークフリートを溶かしたと噂の婚約者殿は、君なのだね」
「は?」
一体何を言われているのか全く、さっぱり理解できない俺は、ぽかんと口を開けてしまった。
「絶対零度の氷の貴公子と渾名されているジークフリートが、唯一微笑む相手がいると聞いていて、是非とも会いたいと思っていたのだよ」
「はぁ?」
俺は盛大に声を上げた。
微笑む?
絶対零度の氷の貴公子?
なんだそれは?
「兄上ってば、外では全く変わりがなかったんですね」
面白そうにアルトが言う。だが、俺は意味が分からなくて首を傾げるしかない。
確かに、初めて会ったあの日、間違いなくジークフリートは絶対零度であった。それはブラコンゆえにアルトを守るための態度であったはずなのだと思っていたのだが?
「おや?やはりそうなのかい?」
「そうです。リヒト様、兄上は婚約者であるセレスティンの前でだけ微笑むんです。ね?セレスティン」
「へ?そ、うなのか?」
俺は全く分からない。何しろジークフリートの外面なんて知りたくもないから、あえて知ろうとはしなかった。それに、ずっと公爵家にいるから、噂話なんて俺の耳には入ってこないんだ。
「婚約者殿が知らないとなると、これは本物なんだね」
リヒト様は楽しそうに笑った。そうして、俺の事をべた褒めしてきた。美しいだの、愛らしいだの、慎ましいだの、聞いててしりが痒くなるようなことを言ってきた。俺は念の為ジークフリートの様子を伺ったけれど、眉ひとつ動かしはしなかった。
なるほど、仕事モードのジークフリートは本当に氷の様だ。
「談笑中悪いけれど、席に着いてくれないかな」
救世主のように担任が現れてくれて、ようやく俺は開放された。だが、ピンク頭とは全く話ができなかった。
護衛の関係なのか、リヒト様は一番後ろの席で、その背後にジークフリートが立った。そのまわりに俺たち四人の席がある。ピンク頭は一番前の席に座っていた。
「今日から中等部で学びがスタートします。私はこのクラスの担任…………」
長々と話が始まった。このクラスは成績の上位者で構成されているそうだ。つまり、爵位の順位はなく、優秀な生徒だけが集められたクラス。それはすなわち第二王子殿下が在籍するからだ。
この先において第二王子殿下であるリヒト様の覚えめでたくなれば、就職する際にそれなりの役職につける可能性が高まるということだ。
うん、確定だな。
ピンク頭は成績優秀な下位貴族の男爵家。ざっくりと見渡してもあそこまで派手な色の頭は他には見当たらない。くすんだ金髪は何人かいるけれど、モリルの言うとり色物と呼べるような頭をしたのはあのピンク頭だけだ。
オマケに、制服を見たところピンク頭は女子だ。
確実にこれは乙女ゲームの世界だと言っていいだろう。そうなれば、俺は悪役令息のはずだ。攻略対象者であるジークフリートの婚約者だからな。
ホームルームが終わると、ピンク頭は第二王子殿下であるリヒト様を振り向きもせずに教室を出ていってしまった。
え?ここはイベント発生するところなんじゃないのか?下位貴族の分際で名前で呼んでくれと言ったからと、馴れ馴れしくリヒト様の名前を呼んでお友だち宣言するところなんじゃないのか?それを俺が嫌味っぽくバカにするんじゃねーの?
って、考えているうちにピンク頭が見えなくなった。廊下をさっさと行ってしまったようだ。俺は慌てて後をおった。
「あ、セレスティン!どこ行くの?」
アルトが驚いて俺をよんだけれど、俺は振り返らず手を挙げただけでそのまま廊下を進んだ。他クラスにもそれなりに派手な頭はいたけれど、やはりピンク頭は目立つ。さすがはヒロインちゃんだ。
小さな温室にピンク頭が入っていくのが見えたので、俺は後を追った。そうして、花の咲いてない薔薇の木下にしゃがみこむピンク頭を見つけた。
「エトワール令嬢?」
親しくなければま家名で呼べばいいんだよな?とか思いつつ声をかけてみる。
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