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予知夢のなかの予知夢
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友神との通話を終わらせたディアマンティアナは、彼女のすすめに従って酎ハイをグビグビ飲んでいた。
「……うん。目は覚めてるみたい。お酒飲んだら夢か現実か分かるって言ってたけど、ホントかなあ」
ディアマンティアナは、どきどきしながらグルグルマップを立ち上げた。リアルタイムモードに切り替えて、もう何回も打ち込んだ座標をタップする。
さっき友神と話す前。
泣いて居眠りしてしまう前は、確かになにもなかった座標。
しかし今、その場所には――
「ディアランド……ッ」
――ちゃんとある!!!
「じゃあ……じゃあ、今までのが全部予知夢だったってこと!!??」
ディアランドの滅亡はあくまでオマケで、最初の予知夢が本当に伝えたかったのは、ディアマンティアナ自身に降りかかる運命。下界に手出ししたせいで主神に怒られ、たくさんお手伝いをさせられる運命だったのだ。
「ええ~……わ、わたしいつから予知夢見てたの!?」
ディアマンティアナは手を一振りし、青空に星の運行表を映し出す。神々のカレンダーや時計のようなものだ。
「今日は――まだホウキ星落下前だ!」
運行表にひとつだけ、奇妙な動きの破線がある。あれがホウキ星だ。
「そうそう!思い出した!思い出してきた!」
そもそも、ややこしいことに予知夢の中で『ホウキ星の予知夢』を見たとき、ディアマンティアナはとても寝不足だったのだ。前日にアレアフォルトナがファンミ落選の愚痴電話をかけてきて、一晩中それに付き合ったから。
「その電話が今日かかってきた!ということは、明日がホウキ星の予知夢を見る日なんだわ!ん?予知夢の中で見た予知夢ってなんだったんだろ?ん?あれ?」
考えようとしたが、頭がこんがらがりそうなので止めた。
実はディアランドのおかげで、ディアマンティアナの信者がひそかに10万人を超え、他者への災い『ホウキ星落下の予知夢』を見ることが出来ただけなのだが、少しの差で自分の予知夢と重なって分からなくなっていたのだ。
目下の問題は、このホウキ星。
こいつがそもそもの元凶だ。
「……うん。目は覚めてるみたい。お酒飲んだら夢か現実か分かるって言ってたけど、ホントかなあ」
ディアマンティアナは、どきどきしながらグルグルマップを立ち上げた。リアルタイムモードに切り替えて、もう何回も打ち込んだ座標をタップする。
さっき友神と話す前。
泣いて居眠りしてしまう前は、確かになにもなかった座標。
しかし今、その場所には――
「ディアランド……ッ」
――ちゃんとある!!!
「じゃあ……じゃあ、今までのが全部予知夢だったってこと!!??」
ディアランドの滅亡はあくまでオマケで、最初の予知夢が本当に伝えたかったのは、ディアマンティアナ自身に降りかかる運命。下界に手出ししたせいで主神に怒られ、たくさんお手伝いをさせられる運命だったのだ。
「ええ~……わ、わたしいつから予知夢見てたの!?」
ディアマンティアナは手を一振りし、青空に星の運行表を映し出す。神々のカレンダーや時計のようなものだ。
「今日は――まだホウキ星落下前だ!」
運行表にひとつだけ、奇妙な動きの破線がある。あれがホウキ星だ。
「そうそう!思い出した!思い出してきた!」
そもそも、ややこしいことに予知夢の中で『ホウキ星の予知夢』を見たとき、ディアマンティアナはとても寝不足だったのだ。前日にアレアフォルトナがファンミ落選の愚痴電話をかけてきて、一晩中それに付き合ったから。
「その電話が今日かかってきた!ということは、明日がホウキ星の予知夢を見る日なんだわ!ん?予知夢の中で見た予知夢ってなんだったんだろ?ん?あれ?」
考えようとしたが、頭がこんがらがりそうなので止めた。
実はディアランドのおかげで、ディアマンティアナの信者がひそかに10万人を超え、他者への災い『ホウキ星落下の予知夢』を見ることが出来ただけなのだが、少しの差で自分の予知夢と重なって分からなくなっていたのだ。
目下の問題は、このホウキ星。
こいつがそもそもの元凶だ。
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