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31 祝賀パーティー
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「はいはい、今行くぞ」
そう言って、私を連れて暗幕からアンジュが出ていく。
アンジュの姿を認め、どことなくホッとした様子の皆。
いまだに一列に並ぶ攻略対象たちの中から、
クローヴィスが進み出る。
そして、アンジュではなく、私を真摯な目で見つめてくる。
「シルヴィ嬢……。改めて謝罪させて欲しい。
思い起こせば、あなたの話は全然聞かず、
アンジュの話すら勘違いだと決めつけて、
あなたに酷いことを言った」
アンジュの手前もあるのか、神妙な面持ちである。
私は気にしないでくれと笑顔を見せる。
「クローヴィス殿下……仕方ありません。
私自身、何が起こったのかわからず弁明も怪しいものでしたし」
「いや、それでも、同じグループの仲間に対する態度ではなかった。
アンジュがあまりに君を構うから、
嫉妬していたのかもしれない……。
いや、それも言い訳だな。
本当に済まなかった」
クローヴィスが深々と頭を下げた。
他の皆も、同時に頭を下げている。
うわぁ、そうそうたるメンツに頭を下げられて、逆になんかスミマセンという気分になってくる。
結局、この人たちは善良なんだよなぁ。
これもゲームの強制力だったらちょっとショックだけど、アンジュをチラリと見ると、謝っている皆を満足気に見ている。
これはどっちなんだろ。謝ることを知っている反応? それともきちんと謝罪してることを評価する反応?
まぁ、謝ってもらってる事に対して裏を考えることもないだろう。
リュカ先生も、項垂れながらも言葉をかけてくる。
「シルヴィさん、すみませんでした。
担当教師である私があなたを突き放してしまい、
さぞや追い詰められてしまったことでしょう。
謝って済むものではありませんが……。
この謝意が正しくあなたに伝わり、あなたの心の傷が癒えるまで、私たちは謝罪をし続けます」
「申し訳ない」
「ごめんなさい」
「ホントに、悪かった……」
「いやいや、先程も言った通り私は無実が証明されさえすれば大丈夫ですから!」
「シルヴィの寛大さに感謝するんだな!」
アンジュがめっちゃ悪どくそう言い、
この日の祝賀パーティはそれなりに終わった。
そう、祝賀パーティはこれだけではなかったのだ。
そりゃそうだ。このパーティはあくまでも学園内のパーティ。
本来は国をあげての慶事扱いだ。
なんと言っても人類の敵を葬り去ったのだから。
「おはようございます、聖女様、シルヴィ様」
パーティのあと、アンジュの部屋に連れ込まれ、一晩たった次の日の朝。
聞き慣れない丁寧な声で起こされ、
寝ぼけたまま連れて行かれたのは王宮であった。
今日は王宮で慰労パーティだそうだ。
これには国内の貴族たちだけでなく、
国外の来賓も多数招かれているらしい。
え? まだ魔王倒して1週間くらいだよね?
暇なの?
普通は少なくともひと月くらいは盛大に準備するもんな気はするが、
どうもそういう国をあげてのお祭りも別口でやるらしい。
今回はあくまでも討伐に参加した騎士たちやアンジュたちへの慰労という体だけど、
聖女にお目にかかりたい各国の思惑により意外と参加者が増えたというところだろうか。
まあ、世界の一大事を解決した立役者に、
別の機会があるとは言え何を差し置いても慰労に駆けつけるという体裁は必要なのだろう。
そういうの、私にはわからんけど。
ちなみになんでアンジュだけでなく私もなのか。
まあ、クローヴィスの差し金だろう。
ちょいと面倒ではあるが、シルヴィたんの素晴らしいドレス姿が見られるという下心満載で、
しれっと参加させてもらうことにした。
アンジュとは別で準備をする。
体中を磨かれて、香油を擦り込まれて気分はお姫様だ。
前世の私なら恐れ多いと恐縮しっぱなしだろうが、今の私はかわいいかわいいシルヴィたん。
何も臆することはない。
準備をしている間も、メイドさんたちが口々になんて素敵、お可愛らしい、美しい御髪、素晴らしいと褒め称えてくれるので、
そうでしょうそうでしょうと言わないように口を閉じていた。
このシルヴィたんの可愛さを語り尽くしたい衝動を堪えるのは大変だったわ。
流石にわきまえてます。
エスコート役は誰だろうかと思っていたら、アンジュだった。
いいのか?
アンジュは何故かドレスではなく軍服の様な白い服で、
長い髪をポニーテールにしていた。
均整の取れたプロポーションはパンツスタイルでも健在なので、
男性に見えるわけではない。
とてもキリッとしててかっこいい女性に見えて素敵。
でも、不服そうな面持ちがチラリと垣間見えるメイドさんの様子からして、
おそらくアンジュがわがままを言ったのだろう……。
でもまぁ、アンジュが相手なら気を使わなくてもいいので少し安心だ。
アンジュが私の姿を認めると、目を見開き、笑顔を浮かべる。
「シルヴィ! とても綺麗だね」
「ありがとうアンジュ。
あなたも素敵だけど、ドレスじゃなくて良かったの?」
「迷ったんだけどね~。
シルヴィのえすこぉとするならこっちの格好のほうが合うだろう?」
「私のことなんて気にしなくて良かったのに」
「駄目だよ!
誰にえすこぉとされるかわからないじゃないか」
「ええ?」
「シルヴィをえすこぉとするのは私だよ」
「……はは」
なんか最近、アンジュの独占欲が激しいな。
嬉しいと思う自分も大概だけどね。
アンジュが私の手を取る。
「ささ、お手を拝借」
「なんか、違う……」
「あ、そうなの?」
アンジュの入場のファンファーレが鳴り響く。
そういえばアンジュ、この場で1番注目される人だよね。
逆に目立ちすぎるかな……。
ドアが開き、辺りの視線が一気に突き刺さる。
あれ? なんか私の方ばかり見られてる?
ああっ!
もしかして、聖女って言うから女役の私が聖女だと思われてる?
ヒェー。
アンジュは堂々と私の手を引いてくれる。
うう、いたたまれない……。
会場には騎士たちの姿も多数見られた。
彼らは魔王との戦いに参加したわけではないが、魔族を退けるのに多大に貢献したのだ。
ちなみに魔王に傷を付けられるのは、聖女と、聖女の加護を得た者たちだけなのだった。
もしかしたら私もあるいは魔王と戦えた可能性はある。
やりたくないけど。
アンジュが用意された聖女の席につく。
私はその後ろに用意された椅子に座った。
ざわめく会場。
無駄に混乱させてしまった……。
陛下が立ち上がり、アンジュの前へ。
そして陛下が膝を付き、頭を垂れる。
そう、アンジュのほうが身分が高いことになっているのでこういうスタイルになる。
陛下の声が朗々と響き渡る。
「聖女アンジュ殿。
あなたの勇気により、世界の安寧は保たれた。
本日はゆるりと楽しまれてほしい」
「ええ。そうさせてもらいます」
アンジュが顔面は聖女らしくニッコリと微笑む。
肝座ってんなぁ。
さすがは神様、崇められ慣れてるわ。
陛下が参加者の顔を見渡し、音頭を取る。
「此度は魔王討伐、誠に御苦労であった。
封印どころか、討伐まで成し遂げるとは素晴らしい戦果である!
そなたたちの力あってのこの平和を、私も全力で守ると誓う。
さあ、勇者たちに心からの感謝と祝辞を述べようぞ!」
どっと盛り上がる会場。
飲めや食えや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎが始まったのだった。
そう言って、私を連れて暗幕からアンジュが出ていく。
アンジュの姿を認め、どことなくホッとした様子の皆。
いまだに一列に並ぶ攻略対象たちの中から、
クローヴィスが進み出る。
そして、アンジュではなく、私を真摯な目で見つめてくる。
「シルヴィ嬢……。改めて謝罪させて欲しい。
思い起こせば、あなたの話は全然聞かず、
アンジュの話すら勘違いだと決めつけて、
あなたに酷いことを言った」
アンジュの手前もあるのか、神妙な面持ちである。
私は気にしないでくれと笑顔を見せる。
「クローヴィス殿下……仕方ありません。
私自身、何が起こったのかわからず弁明も怪しいものでしたし」
「いや、それでも、同じグループの仲間に対する態度ではなかった。
アンジュがあまりに君を構うから、
嫉妬していたのかもしれない……。
いや、それも言い訳だな。
本当に済まなかった」
クローヴィスが深々と頭を下げた。
他の皆も、同時に頭を下げている。
うわぁ、そうそうたるメンツに頭を下げられて、逆になんかスミマセンという気分になってくる。
結局、この人たちは善良なんだよなぁ。
これもゲームの強制力だったらちょっとショックだけど、アンジュをチラリと見ると、謝っている皆を満足気に見ている。
これはどっちなんだろ。謝ることを知っている反応? それともきちんと謝罪してることを評価する反応?
まぁ、謝ってもらってる事に対して裏を考えることもないだろう。
リュカ先生も、項垂れながらも言葉をかけてくる。
「シルヴィさん、すみませんでした。
担当教師である私があなたを突き放してしまい、
さぞや追い詰められてしまったことでしょう。
謝って済むものではありませんが……。
この謝意が正しくあなたに伝わり、あなたの心の傷が癒えるまで、私たちは謝罪をし続けます」
「申し訳ない」
「ごめんなさい」
「ホントに、悪かった……」
「いやいや、先程も言った通り私は無実が証明されさえすれば大丈夫ですから!」
「シルヴィの寛大さに感謝するんだな!」
アンジュがめっちゃ悪どくそう言い、
この日の祝賀パーティはそれなりに終わった。
そう、祝賀パーティはこれだけではなかったのだ。
そりゃそうだ。このパーティはあくまでも学園内のパーティ。
本来は国をあげての慶事扱いだ。
なんと言っても人類の敵を葬り去ったのだから。
「おはようございます、聖女様、シルヴィ様」
パーティのあと、アンジュの部屋に連れ込まれ、一晩たった次の日の朝。
聞き慣れない丁寧な声で起こされ、
寝ぼけたまま連れて行かれたのは王宮であった。
今日は王宮で慰労パーティだそうだ。
これには国内の貴族たちだけでなく、
国外の来賓も多数招かれているらしい。
え? まだ魔王倒して1週間くらいだよね?
暇なの?
普通は少なくともひと月くらいは盛大に準備するもんな気はするが、
どうもそういう国をあげてのお祭りも別口でやるらしい。
今回はあくまでも討伐に参加した騎士たちやアンジュたちへの慰労という体だけど、
聖女にお目にかかりたい各国の思惑により意外と参加者が増えたというところだろうか。
まあ、世界の一大事を解決した立役者に、
別の機会があるとは言え何を差し置いても慰労に駆けつけるという体裁は必要なのだろう。
そういうの、私にはわからんけど。
ちなみになんでアンジュだけでなく私もなのか。
まあ、クローヴィスの差し金だろう。
ちょいと面倒ではあるが、シルヴィたんの素晴らしいドレス姿が見られるという下心満載で、
しれっと参加させてもらうことにした。
アンジュとは別で準備をする。
体中を磨かれて、香油を擦り込まれて気分はお姫様だ。
前世の私なら恐れ多いと恐縮しっぱなしだろうが、今の私はかわいいかわいいシルヴィたん。
何も臆することはない。
準備をしている間も、メイドさんたちが口々になんて素敵、お可愛らしい、美しい御髪、素晴らしいと褒め称えてくれるので、
そうでしょうそうでしょうと言わないように口を閉じていた。
このシルヴィたんの可愛さを語り尽くしたい衝動を堪えるのは大変だったわ。
流石にわきまえてます。
エスコート役は誰だろうかと思っていたら、アンジュだった。
いいのか?
アンジュは何故かドレスではなく軍服の様な白い服で、
長い髪をポニーテールにしていた。
均整の取れたプロポーションはパンツスタイルでも健在なので、
男性に見えるわけではない。
とてもキリッとしててかっこいい女性に見えて素敵。
でも、不服そうな面持ちがチラリと垣間見えるメイドさんの様子からして、
おそらくアンジュがわがままを言ったのだろう……。
でもまぁ、アンジュが相手なら気を使わなくてもいいので少し安心だ。
アンジュが私の姿を認めると、目を見開き、笑顔を浮かべる。
「シルヴィ! とても綺麗だね」
「ありがとうアンジュ。
あなたも素敵だけど、ドレスじゃなくて良かったの?」
「迷ったんだけどね~。
シルヴィのえすこぉとするならこっちの格好のほうが合うだろう?」
「私のことなんて気にしなくて良かったのに」
「駄目だよ!
誰にえすこぉとされるかわからないじゃないか」
「ええ?」
「シルヴィをえすこぉとするのは私だよ」
「……はは」
なんか最近、アンジュの独占欲が激しいな。
嬉しいと思う自分も大概だけどね。
アンジュが私の手を取る。
「ささ、お手を拝借」
「なんか、違う……」
「あ、そうなの?」
アンジュの入場のファンファーレが鳴り響く。
そういえばアンジュ、この場で1番注目される人だよね。
逆に目立ちすぎるかな……。
ドアが開き、辺りの視線が一気に突き刺さる。
あれ? なんか私の方ばかり見られてる?
ああっ!
もしかして、聖女って言うから女役の私が聖女だと思われてる?
ヒェー。
アンジュは堂々と私の手を引いてくれる。
うう、いたたまれない……。
会場には騎士たちの姿も多数見られた。
彼らは魔王との戦いに参加したわけではないが、魔族を退けるのに多大に貢献したのだ。
ちなみに魔王に傷を付けられるのは、聖女と、聖女の加護を得た者たちだけなのだった。
もしかしたら私もあるいは魔王と戦えた可能性はある。
やりたくないけど。
アンジュが用意された聖女の席につく。
私はその後ろに用意された椅子に座った。
ざわめく会場。
無駄に混乱させてしまった……。
陛下が立ち上がり、アンジュの前へ。
そして陛下が膝を付き、頭を垂れる。
そう、アンジュのほうが身分が高いことになっているのでこういうスタイルになる。
陛下の声が朗々と響き渡る。
「聖女アンジュ殿。
あなたの勇気により、世界の安寧は保たれた。
本日はゆるりと楽しまれてほしい」
「ええ。そうさせてもらいます」
アンジュが顔面は聖女らしくニッコリと微笑む。
肝座ってんなぁ。
さすがは神様、崇められ慣れてるわ。
陛下が参加者の顔を見渡し、音頭を取る。
「此度は魔王討伐、誠に御苦労であった。
封印どころか、討伐まで成し遂げるとは素晴らしい戦果である!
そなたたちの力あってのこの平和を、私も全力で守ると誓う。
さあ、勇者たちに心からの感謝と祝辞を述べようぞ!」
どっと盛り上がる会場。
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