きみの居場所

1章

はぁ...。

今日も学校か...。行ってもいいことないし、行くだけ無駄だな。

ガラッ     シーン


ほらね、私が来たところで何も変わらない


「来たよ」

「おっはよぅ、さ、トイレ行こっか」

ザバッ

「ギャハハハッ」

「よく学校に来れるよね」

「早く死ねば？」

「先生に言ったら殺すからな？」

毎日毎日来たくもない学校に来てはいじめられ、帰りたくない家に帰る。

私の生きてる意味は何？

家に帰ると父親が大抵殴ってくる。それもお腹や足などの見えない部分を。

どれくらいアザが消えただろう。
アザが消えたと思ったらまた新しいアザが出来る。

そんな毎日の繰り返しをしている私に生きてる意味なんてあるのか。

先生や大抵の大人は

「生きてればいい事だって沢山あるんだから、今を一生懸命に生きなさい。」


いい事なんて起きたことがない。

毎日いじめられては虐待を受け、
制服や持ち物を破られては、殴られ、、、こんな生活に生きていたってしょうがない。

傷つく心も失ってしまった私はいったい何なのだろう

もう人間ですらないのではないかと思う時が多々ある。

大人は勝手だ

自分の精神論を子供に押し付け、それを正しいと認識させようとする。

それが子供にとってどれだけ苦痛かも知らないで...。

大人は自分の都合だけで子供を動かそうとする。

子供にだって人権はあるはずだ。
その人権はどこに行った？

いつからお前達のおもちゃになった？

私達はおもちゃじゃない


そう、思っていることすら疲れてきた。
もう大人に歯向かう力も尽きてしまった。
どうでもいい...。
本当に何もかもがどうでもいい


そう、人生を諦めているところで私の前に彼らが現れた...。