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アンさん

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妖怪×妖怪 大天狗×オニ ①

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大天狗 「アゼツ」  × オニ 「アオ」



「はは、よもや、この様な事になるとは」


そう笑いながら、緩く立ち上がっている堅物をゆっくりと扱く。


「我等オニ族は雄型も雌型も差程差は無いが故に、恋愛も自由。我は問題ないが、他種であるアゼツには荷が重いと思うておったが…これは中々に予想外であった」


「いつまでその喋り方をするつもりだ」


「ああ、忘れておった」


顔の上部を覆う面を外し、部屋の隅にポイッと投げる。


「僕にとっては初めての経験だからさ。これでもかなり浮かれててね」


ユラユラと揺れる鬼火に照らされ、2人はゆっくりとお互いを見る。


ふふ、ああ、雄型の僕に勃たないのでは、なんて余計な心配だった。


「取り敢えずこの大きさも予想外。解こす間は待っててよ」


そう言ってから自らの手で解こした孔に指を入れるが、やはり目の前にあるこの堅物は入りそうにない。


萎えぬようアゼツの堅物を口淫し、咥えきれない根元を手で扱く。


ふ、ふふ、ああ、少しばかりこの体勢は恥ずかしいな。


何度か堅物に吸い付き、指を増やそうと少し腰をあげる。


頭上からは何度か唸り声が聞こえたが、何分この行為自体が初めてなのだ。


拙く下手であるのは己でも分かっているので、取り敢えず反応の良い場所に舌を這わせることにした。


「…はぁ、もう良い」


頭上から声をかけられると同時に身体を抱き上げられ、胡座をかいた上に横向きで抱かれる。


「下手なのは謝るよ。でも、練習も兼ねてるんだから邪魔しないで欲しいな」


「こっちはかなり焦れているのだが」


「…ふむ。つまり良かったと?」


それ以外にあるのか、と視線で訴えられたが、初めてなのだから逆に褒めてくれてもいいだろうに。


僕より大きな手が下肢へと伸ばされ、先程まで自分の指が入っていた孔へと入っていく。


「んん、ふふ、自分でするのとは、また違った、ん」


1本から2本へと増え、中をかき混ぜられる。


「柔いな。だがちと狭い」


「これでも、ふ、頑張ったん、っだけどねぇ」


グチグチと香油が鳴り、ゾクゾクと快感のようなものが腰を走る。


「は、っんん、あ、あまり、見るな」


ジッとこちらを見られ、顎を上にむかせる為に手を伸ばす。


その手を避けられ、べろりと舐められた。


「む」


「邪魔をするでない。折角の逢瀬だぞ」


睨むかのような視線を向けられた瞬間に、腹の中がキュウと締まった。


「は、ああ、んん、何、っあ、あ」


指が強く腹側を擦る。


「はあぁ、あ、そこは、ん、避けて、くれない、かなぁ、あ、んん」


寧ろ早く動き出した手を、慌てて両手で止めに入る。


「あ、あ、聞こえて、るだろ、んん、ん、や、やぁめ」


ゴリゴリと音がするのではないかと言うぐらいその場所ばかりを責められ、身体に力が入る。


「うあ、あ、はぁ、あん、ん、く、る」


ギュッと足と目を閉じ、両手で掴んでいるアゼツの右腕に爪をたてる。


「うう、う、きちゃ、はぁ、あ」


ガクガクと腰が揺れ、頭を貫かれるような快感に襲われたと同時に顎を持ち上げられ、口にアゼツの口が当てられる。


「んん、ん!んんん!」


口の中に入ってきた舌に翻弄され、勃っていた性器から白濁の液が出た。


身体が跳ねてもその行為は止まらない。


視界がぼやけ始め、やっと口が離れる。


「は、はぁっ、ああ、あー…」


未だ腹の中を掻き回す右腕にきつく抱きつく。


「待っ、て、ああ、ほんとに、あ、いって、あああ、とめ」


上手く言葉を繋げられず、少し高い声が入り交じる音が響く。


「止めるわけがないだろう、このままイき狂え」


「は、ああ、そ、んな、んああ、むじひ、な」






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