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自覚。
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「ごめんなさい!」
目覚めて開口一番、深々頭を下げた。
ザ・土下座!
一生縁がないと思っていたこれを異世界でする日がこようとは。
通じるかは知らないけれど、お仕置きは嫌だ。
以前と同じオーランドさんの寝室に心臓バクバク冷や汗たらたらだ。
オーランドさんは静かに俺の頭に手を置いて、優しく撫でてくれた。
「警戒するな。何もしない」
「・・・・・ごめんなさい」
「・・・泣きそうな、顔をしてた」
ぎゅっと抱きしめられて一瞬体が竦む。
「俺が、何かしたんだろう?」
「え?」
「嫌な思いをさせたんだろう?・・・悪かった」
「・・・・ちが・・・」
嫉妬したんですなんて言えない。
オーランドさんは何も悪くないのに。謝るのは俺なのに。
その時、甘い香りがオーランドさんから香って、反射的に押しのけてしまった。
「イツキ・・・・」
呆然とするオーランドさんにしまったと我に返る。
「あ・・・の・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
沈黙がつらい、何か、何か言わないと・・・・
「・・・に・・・人魚のお姉さん、大丈夫、だったの?」
---馬鹿。何を口走ってる。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・う・・・嬉しそうだった・・・し・・・・」
---違う、こんな事が言いたいんじゃない。
「・・・美人で・・・・似合って・・・たし・・・」
---言ってて悲しくなってきた・・・・本当に大馬鹿だ。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・その・・」
沈黙が・・・つらい。
「・・・・・もしか、して・・・。 妬いて・・・くれた、のか?」
呆然と、まさかといった様子でオーランドさんが呟くのに、顔の熱が上がったのが解った。
「イツキ」
腕を伸ばされるが、後ずさる。
「・・・・っ匂い!・・・・が・・・」
混乱しておかしな事口走ってる、止めなきゃ、ダメだ。
こんなの見られたくない。
「・・・・ぃゃだ・・・・ごめ・・・こんなの・・・」
心が狭いと、醜いと、嫌われたくない。
目頭が熱くなってくる、泣きそうだ。
どうしよう。本当に最悪だ。
俯く俺をオーランドさんは抱きしめようとして止め、そのまま部屋から出て行った。
「・・・・」
嫌われた。
嫌われた。
嫌われてしまった。
「~~~っ」
我慢してたものが頬を伝う。
馬鹿だ。大馬鹿だ。嫌われて当然だ。
自分がこんなに女々しいだなんて思いもしなかった。
乱暴に扉が開けられ、直ぐに戻ってきたオーランドさんは何故か上半身裸で水が滴っていた。
「クリーンかけて、水も浴びてきた。服も脱いだ」
「・・・・」
これならいいだろうって抱きしめられて、緩んだ涙腺が崩壊する。
「イツキが好きだ。愛してる。」
「・・・・」
「泣かせて悪いが、今、もの凄く嬉しいと言ったら・・・怒るか?」
「・・・・」
「イツキも俺に気があると、自惚れていいんだよな」
「・・・・」
小さく頷けば、抱擁が強くなった。
感じるオーランドさんの鼓動は早くて、嬉しさに顔を擦り寄せれば、抱きしめる体が強張った。
「・・・凄ぇ 嬉しい。」
心からの、その笑顔に、胸が熱くなった。
両頬を優しく挟まれ、顔中にキスの雨が降った後、唇を塞がれる。
それはすぐに深いものへと変わり、心地よい安心感と幸福感に力が抜けた。
俺・・・この人が好きだ・・・・
背に腕を回せば、強く抱き寄せられ、甘く痺れるような口づけに、酔いしれた。
ぼうっと惚ける俺の唇を愛しげに指先が撫で、離れる。
「・・・これ以上はマズイ」
苦笑するオーランドさんの意図に気付き顔が赤くなる。
「送ってく」
「・・・うん」
離れたくないなんて、言えない。
はっきりと自覚したばかりの気持ちにまだ整理ができていない。
「・・・コレ、持ってくか?」
トゥルキさんからのキーホルダー。
使ったら、恐らく戻ってこれない気がする。
友達になりたかったけれど、次もあの雰囲気だったら難しそうだ。
「オーランドさんが持ってて」
「分かった」
少し、ほっとしたような笑顔に罪悪感が生まれる。
捨ててしまった方がいいかもしれない、それを使う日はこの先来ないだろう。
逆の立場だったら、嫌だ。
頭を撫でられ、オーランドさんに謝られた。
「オーランドさんの好きなように処分していいよ?」
「気持ちだけでいい。出会った記念としてとっておけばいい」
「うん」
それに、今は無理でもいつかは友人になれるかもしれないだろう?と当てられて、優しさに、ほわりと心が温かくなった。
因みに人魚のお姉さんに笑ったのは 俺が恋人なの? と聞かれ嬉しくて笑みが零れたそうだ。
遊びでいいからと誘われたそうだけど、きっぱり断ったそうだ。
・・・やっぱり誘われてたんだね。
オーランドさんも、俺が誰かに声をかけられる度、心中穏やかでないと教えてくれ、二人で笑いあった。
もう、大丈夫だ・・・
以来、更に遠慮なくアプローチするようになったオーランドさんに俺は毎日クラクラさせられている。
周りが驚く程に甘い空気を発し「好き」を全身で伝え、蕩けるような笑みは、周囲の女性陣を貧血で倒れさせ、仕事にならなくなるからと、最近では俺の周りに更に人気がなく、甘い空間が密になってきている。
マズイ。非常にマズイ。色々とマズイ。
今にも陥落しそうだ。
「ん・・・」
口づけは、毎日している。
ただ、俺が言葉で伝えてないだけで・・・・
「イツキ・・・・」
そんな、凄く嬉しそうに微笑まないでくれ。
慣れてきたとはいえ免疫がない。
「好きだ」
愛しそうに、優しく抱きしめるから、俺もと口にしそうになってしまう。
もう、答えはでているのに、口にできないでいる。
先に進む。それが怖くて躊躇してる。
その事を解っているだろうオーランドさんは何も言わない。
ずっと待ってくれるのだろう。
ちゅ と音を立て唇が離れ、途端、口寂しいと思ってしまった俺は末期だ。
「また、明日」
「うん・・・おやすみなさい」
抱擁が解かれ、名残惜し気に去って行くオーランドさんを見送る。
オーランドさんが好きだ。
柔らかくてふわふわの女性とは真逆の、逞しい男性。
この世界では普通の事で、何の問題もないけれど、最後の一線を越える勇気が持てない。
ずっと女性だと、夫⇒妻だと拘ってきたこともあるかもしれないけれど・・・
けれどオーランドさんを好きになってしまった。
いつからだったんだろう・・・・以前触れられた時、怖かったかれど、嫌ではなかった・・・
あの頃にはもう、気持ちがあったんだろう・・・・
「いっそ強引に奪ってくれればなぁ・・・」
悩まなくて済むだろうに。
「いいのか?」
「え?」
返された言葉にまさかと振り返る。
「何で・・・」
「いいのか?」
手に持つのはケーキの箱。そういえば好物のチーズケーキを作ってくれたと言っていた。
渡しそびれたから持ってきれくれたのだろう。
力を込めたからか、箱が少し歪んでしまっている。
「いいのか?」
返す言葉が見つからずに目が泳ぐ俺の腕を取ると、オーランドさんは歩き出した。
「キーラン!」
「ちょっ オーランドさんっ」
程なく執務室に入り、仕事中だろうキーランさんが顔を上げた。
「今日からイツキは俺の所で住む」
「・・・・・まずは1週間だけね。今後の事はまた話し合おうか」
「・・・わかった」
「壊さないでよ。程々にね。」
「・・・・善処する」
2人のやりとりについていけない俺を置いて扉が閉められる。
「あの・・・」
「イツキを抱く」
「っ!」
顔が真っ赤になるのがわかる。
「大事にする」
「・・・・」
頬を撫でられ、見上げればこれ以上なく蕩ける微笑みが向けられていて、無意識に頷いていた。
-------------
次回で(終)です。
目覚めて開口一番、深々頭を下げた。
ザ・土下座!
一生縁がないと思っていたこれを異世界でする日がこようとは。
通じるかは知らないけれど、お仕置きは嫌だ。
以前と同じオーランドさんの寝室に心臓バクバク冷や汗たらたらだ。
オーランドさんは静かに俺の頭に手を置いて、優しく撫でてくれた。
「警戒するな。何もしない」
「・・・・・ごめんなさい」
「・・・泣きそうな、顔をしてた」
ぎゅっと抱きしめられて一瞬体が竦む。
「俺が、何かしたんだろう?」
「え?」
「嫌な思いをさせたんだろう?・・・悪かった」
「・・・・ちが・・・」
嫉妬したんですなんて言えない。
オーランドさんは何も悪くないのに。謝るのは俺なのに。
その時、甘い香りがオーランドさんから香って、反射的に押しのけてしまった。
「イツキ・・・・」
呆然とするオーランドさんにしまったと我に返る。
「あ・・・の・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
沈黙がつらい、何か、何か言わないと・・・・
「・・・に・・・人魚のお姉さん、大丈夫、だったの?」
---馬鹿。何を口走ってる。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・う・・・嬉しそうだった・・・し・・・・」
---違う、こんな事が言いたいんじゃない。
「・・・美人で・・・・似合って・・・たし・・・」
---言ってて悲しくなってきた・・・・本当に大馬鹿だ。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・その・・」
沈黙が・・・つらい。
「・・・・・もしか、して・・・。 妬いて・・・くれた、のか?」
呆然と、まさかといった様子でオーランドさんが呟くのに、顔の熱が上がったのが解った。
「イツキ」
腕を伸ばされるが、後ずさる。
「・・・・っ匂い!・・・・が・・・」
混乱しておかしな事口走ってる、止めなきゃ、ダメだ。
こんなの見られたくない。
「・・・・ぃゃだ・・・・ごめ・・・こんなの・・・」
心が狭いと、醜いと、嫌われたくない。
目頭が熱くなってくる、泣きそうだ。
どうしよう。本当に最悪だ。
俯く俺をオーランドさんは抱きしめようとして止め、そのまま部屋から出て行った。
「・・・・」
嫌われた。
嫌われた。
嫌われてしまった。
「~~~っ」
我慢してたものが頬を伝う。
馬鹿だ。大馬鹿だ。嫌われて当然だ。
自分がこんなに女々しいだなんて思いもしなかった。
乱暴に扉が開けられ、直ぐに戻ってきたオーランドさんは何故か上半身裸で水が滴っていた。
「クリーンかけて、水も浴びてきた。服も脱いだ」
「・・・・」
これならいいだろうって抱きしめられて、緩んだ涙腺が崩壊する。
「イツキが好きだ。愛してる。」
「・・・・」
「泣かせて悪いが、今、もの凄く嬉しいと言ったら・・・怒るか?」
「・・・・」
「イツキも俺に気があると、自惚れていいんだよな」
「・・・・」
小さく頷けば、抱擁が強くなった。
感じるオーランドさんの鼓動は早くて、嬉しさに顔を擦り寄せれば、抱きしめる体が強張った。
「・・・凄ぇ 嬉しい。」
心からの、その笑顔に、胸が熱くなった。
両頬を優しく挟まれ、顔中にキスの雨が降った後、唇を塞がれる。
それはすぐに深いものへと変わり、心地よい安心感と幸福感に力が抜けた。
俺・・・この人が好きだ・・・・
背に腕を回せば、強く抱き寄せられ、甘く痺れるような口づけに、酔いしれた。
ぼうっと惚ける俺の唇を愛しげに指先が撫で、離れる。
「・・・これ以上はマズイ」
苦笑するオーランドさんの意図に気付き顔が赤くなる。
「送ってく」
「・・・うん」
離れたくないなんて、言えない。
はっきりと自覚したばかりの気持ちにまだ整理ができていない。
「・・・コレ、持ってくか?」
トゥルキさんからのキーホルダー。
使ったら、恐らく戻ってこれない気がする。
友達になりたかったけれど、次もあの雰囲気だったら難しそうだ。
「オーランドさんが持ってて」
「分かった」
少し、ほっとしたような笑顔に罪悪感が生まれる。
捨ててしまった方がいいかもしれない、それを使う日はこの先来ないだろう。
逆の立場だったら、嫌だ。
頭を撫でられ、オーランドさんに謝られた。
「オーランドさんの好きなように処分していいよ?」
「気持ちだけでいい。出会った記念としてとっておけばいい」
「うん」
それに、今は無理でもいつかは友人になれるかもしれないだろう?と当てられて、優しさに、ほわりと心が温かくなった。
因みに人魚のお姉さんに笑ったのは 俺が恋人なの? と聞かれ嬉しくて笑みが零れたそうだ。
遊びでいいからと誘われたそうだけど、きっぱり断ったそうだ。
・・・やっぱり誘われてたんだね。
オーランドさんも、俺が誰かに声をかけられる度、心中穏やかでないと教えてくれ、二人で笑いあった。
もう、大丈夫だ・・・
以来、更に遠慮なくアプローチするようになったオーランドさんに俺は毎日クラクラさせられている。
周りが驚く程に甘い空気を発し「好き」を全身で伝え、蕩けるような笑みは、周囲の女性陣を貧血で倒れさせ、仕事にならなくなるからと、最近では俺の周りに更に人気がなく、甘い空間が密になってきている。
マズイ。非常にマズイ。色々とマズイ。
今にも陥落しそうだ。
「ん・・・」
口づけは、毎日している。
ただ、俺が言葉で伝えてないだけで・・・・
「イツキ・・・・」
そんな、凄く嬉しそうに微笑まないでくれ。
慣れてきたとはいえ免疫がない。
「好きだ」
愛しそうに、優しく抱きしめるから、俺もと口にしそうになってしまう。
もう、答えはでているのに、口にできないでいる。
先に進む。それが怖くて躊躇してる。
その事を解っているだろうオーランドさんは何も言わない。
ずっと待ってくれるのだろう。
ちゅ と音を立て唇が離れ、途端、口寂しいと思ってしまった俺は末期だ。
「また、明日」
「うん・・・おやすみなさい」
抱擁が解かれ、名残惜し気に去って行くオーランドさんを見送る。
オーランドさんが好きだ。
柔らかくてふわふわの女性とは真逆の、逞しい男性。
この世界では普通の事で、何の問題もないけれど、最後の一線を越える勇気が持てない。
ずっと女性だと、夫⇒妻だと拘ってきたこともあるかもしれないけれど・・・
けれどオーランドさんを好きになってしまった。
いつからだったんだろう・・・・以前触れられた時、怖かったかれど、嫌ではなかった・・・
あの頃にはもう、気持ちがあったんだろう・・・・
「いっそ強引に奪ってくれればなぁ・・・」
悩まなくて済むだろうに。
「いいのか?」
「え?」
返された言葉にまさかと振り返る。
「何で・・・」
「いいのか?」
手に持つのはケーキの箱。そういえば好物のチーズケーキを作ってくれたと言っていた。
渡しそびれたから持ってきれくれたのだろう。
力を込めたからか、箱が少し歪んでしまっている。
「いいのか?」
返す言葉が見つからずに目が泳ぐ俺の腕を取ると、オーランドさんは歩き出した。
「キーラン!」
「ちょっ オーランドさんっ」
程なく執務室に入り、仕事中だろうキーランさんが顔を上げた。
「今日からイツキは俺の所で住む」
「・・・・・まずは1週間だけね。今後の事はまた話し合おうか」
「・・・わかった」
「壊さないでよ。程々にね。」
「・・・・善処する」
2人のやりとりについていけない俺を置いて扉が閉められる。
「あの・・・」
「イツキを抱く」
「っ!」
顔が真っ赤になるのがわかる。
「大事にする」
「・・・・」
頬を撫でられ、見上げればこれ以上なく蕩ける微笑みが向けられていて、無意識に頷いていた。
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次回で(終)です。
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