サレ夫が愛した女性たちの追憶

第3章

13話-4 職場の元パートの京香のブログ

京香と別れ際にメモをもらった。

京香の個人的な心情を書いているというブログのURLだった。

それを読むと彼女はいつも私といると強がりを言っていたんだなと言うのが随所に現れていた。

私と一緒に仕事していた時代のブログで、私に対しての恋心なども記されていた。

本当に昔から私と今のような関係に成りたかった事が窺える文章だった。

本当に可愛い女で良い女だった。

以下が今日のブログの文章だ。

仕事場では姉御肌なものだったから、
他の事務員さんから「姉さん」と
呼ばれていたし、
身長も高いし、
気も強いように見られていた。

ホテルの男の子（正社員）を
顎で使っているかのように
見られていたけど、
実際はそうじゃない。

他のパートの出退勤時の服装は
私服の普段着だったけど、
私は商社で勤務していたから、
出勤はいつもスーツだった。

このスーツが良かったのか、
大好きな〇さんから、
今は偉くなって副料理長だけど、

「〇〇さん、私の仕事
手伝って頂けませんか？」って
指名されたのが
めちゃくちゃ嬉しかった。

だから私は毎日、カッチリ系の服で、
ヒール履いて
カツカツ歩いているバリキャリ風の
アラフォーだった。

でも本当のアタシは、
実はめちゃめちゃ寂しがり屋の
甘えたがり屋なのｗ

夫も大好きな副長も、
見た目ではこんな寂しがりだと
思ってないと思うｗ

誰にも私の本当の姿は
見せていないの。

ほんとうは副長にだけは、
わたしの真の姿を
見せたかったんだけど、
副長には若い20代の

お嫁さんがいたから
できなかった。

顔でなくて、
イメージで言うとアタシは

高岡早紀さんとか、
米倉涼子さんとか系。
（顔じゃないよｗ）分かるかな？

※顔は鈴木京香さんに
似ているって言われてるｗ

職場で会う人には、
めちゃめちゃキビキビと
接しているけど、

副長にだけはほんとに
デレデレしたかったんだ。

いつもくっ付いていたいし、
いつも連絡してたいし、

ほんとうはプレゼント、
サプライズ

手作りのお弁当が
大好きで作って上げたかった。

夫にはした事ないけど、
副長にはしたかったの。

尽くすことで幸せを
感じるタイプなの。

あー恥ずかしいよｗ　
そしてキモイよね、
アタシｗ

DIYで様々な所を治しちゃうし、
職場のいろんな電気製品を、
修理したりしていたから。

副長から「男前だね！」って
言われていた。

そんな褒め方じゃなくて、
「可愛いよ」って言って欲しいのに。

昨日、ラブホで
いっぱい抱いてもらって、
今朝、副長にこのブログを
見てもらいたいって
URLを渡した。

恥ずかしいｗ

つづく