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第2章
53話-2 慰謝料請求と離婚に向けて行動開始後離婚成立
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妻の休日に夫が不倫相手の男の勤務先に探偵からの調査票の書類と写真を持って乗り込んだ。
職員が行き来している面接室で男性と会った。
男性は腹が出ていて恰幅の良い感じだが、最初から顔面蒼白で、「妻がいつもお世話になっています。奥様にもご挨拶のお手紙をお送りしておきました」と伝えたら取り乱して指が震えていた。
女子職員が持って来たお茶を飲もうとしていた手が物凄く揺れ出してお茶をズボンに零すほど動揺していたのが分かった。
その男性には慰謝料を請求する旨を伝え、事務所の方々には、「お仕事中にお時間を取らせて申し訳ございませんでした。後程、佐々木所長には改めてご挨拶を私の弁護士の方からさせて頂きます」と言って事務所を後にし、それから私と真凛の仲人の叔母に連絡を入れた。
流石に格好悪くて私の両親には連絡が出来ず、叔母には両親には内緒にしてもらうように伝えた。
叔母から連絡をもらった叔父は真凛の旅行先の旅館に電話をし状況を伝え、妻の実家に電話をして話しをした。
叔父は「証拠もありますから、弁護士を入れて話し合いましょう」と言ったそうで、「甥は今日から私の自宅に泊まらせますから」と伝えてくれた。
そこからはあっという間で、家裁に持ち込むまでもなく、弁護士を入れる事もなく離婚は成立した。
弁護士に動いてもらったのは二度目の相手への慰謝料請求と使用者責任でボス弁護士の佐々木所長に慰謝料請求の事だけだった。
二度目と言う事で、私の仲人の叔父夫妻も、真凛の両親、特に義母も大激怒して、「慰謝料は当然支払うし、財産分与は貰わない」と妻を怒鳴り付け彼女はそれに従った。
そして私は妻側(義両親)からと相手の男性からの相場の倍以上の慰謝料と、夫婦で過ごした新築マンションをお詫びの印で名義変更をしてくれて私の名義になり手に入れることができた。
離婚の際には、証拠と共に、私が毎日、詳しく記した日記が大変に役に立ったし義母が証人になってくれていた。
それは、前妻が家事や義父や義祖母の世話を一切やらなかった事で、料理、洗濯、掃除、更には裁縫、そしてガーデニング(バルコニー)や池の管理に至るまでの作業を時間ごとに日記に記していたからだ。
そして最後に真凛に対して結婚祝い金として私の父が贈った五百万円は耳を揃えて返してくれた。
私は晴れて独身に戻った。
会社の総務課と直属の口の堅い上司にだけ言って、友人知人に結婚したことを一切、言わなかったことで噂を立てられることはなかったので本当に助かった。
当然、親友のタイゾー夫婦も知らない事だった。
後に早乙女は事務所を首になって、大阪の奥様とも離婚したとのことだった。
真凛は自宅で同居して、今は家事手伝いをして義母を手伝っているとのことだった。
この後の私は義母とも今まで通りに、セフレの関係を続けていた。
今は以前と違って義家族相姦という汚名ではなく、一般の男女と同様の歳の差の恋人同士として付き合うつもりだ。
つづく
職員が行き来している面接室で男性と会った。
男性は腹が出ていて恰幅の良い感じだが、最初から顔面蒼白で、「妻がいつもお世話になっています。奥様にもご挨拶のお手紙をお送りしておきました」と伝えたら取り乱して指が震えていた。
女子職員が持って来たお茶を飲もうとしていた手が物凄く揺れ出してお茶をズボンに零すほど動揺していたのが分かった。
その男性には慰謝料を請求する旨を伝え、事務所の方々には、「お仕事中にお時間を取らせて申し訳ございませんでした。後程、佐々木所長には改めてご挨拶を私の弁護士の方からさせて頂きます」と言って事務所を後にし、それから私と真凛の仲人の叔母に連絡を入れた。
流石に格好悪くて私の両親には連絡が出来ず、叔母には両親には内緒にしてもらうように伝えた。
叔母から連絡をもらった叔父は真凛の旅行先の旅館に電話をし状況を伝え、妻の実家に電話をして話しをした。
叔父は「証拠もありますから、弁護士を入れて話し合いましょう」と言ったそうで、「甥は今日から私の自宅に泊まらせますから」と伝えてくれた。
そこからはあっという間で、家裁に持ち込むまでもなく、弁護士を入れる事もなく離婚は成立した。
弁護士に動いてもらったのは二度目の相手への慰謝料請求と使用者責任でボス弁護士の佐々木所長に慰謝料請求の事だけだった。
二度目と言う事で、私の仲人の叔父夫妻も、真凛の両親、特に義母も大激怒して、「慰謝料は当然支払うし、財産分与は貰わない」と妻を怒鳴り付け彼女はそれに従った。
そして私は妻側(義両親)からと相手の男性からの相場の倍以上の慰謝料と、夫婦で過ごした新築マンションをお詫びの印で名義変更をしてくれて私の名義になり手に入れることができた。
離婚の際には、証拠と共に、私が毎日、詳しく記した日記が大変に役に立ったし義母が証人になってくれていた。
それは、前妻が家事や義父や義祖母の世話を一切やらなかった事で、料理、洗濯、掃除、更には裁縫、そしてガーデニング(バルコニー)や池の管理に至るまでの作業を時間ごとに日記に記していたからだ。
そして最後に真凛に対して結婚祝い金として私の父が贈った五百万円は耳を揃えて返してくれた。
私は晴れて独身に戻った。
会社の総務課と直属の口の堅い上司にだけ言って、友人知人に結婚したことを一切、言わなかったことで噂を立てられることはなかったので本当に助かった。
当然、親友のタイゾー夫婦も知らない事だった。
後に早乙女は事務所を首になって、大阪の奥様とも離婚したとのことだった。
真凛は自宅で同居して、今は家事手伝いをして義母を手伝っているとのことだった。
この後の私は義母とも今まで通りに、セフレの関係を続けていた。
今は以前と違って義家族相姦という汚名ではなく、一般の男女と同様の歳の差の恋人同士として付き合うつもりだ。
つづく
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