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第2章

52話-2 真凛の素行調査を探偵に依頼し、その結果

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早乙女は人生経験も豊富だった為、話しは面白く、女性に対する気遣いなどは流石との事だった。

真凛は好きでもない早乙女と関係を持つようになったのは、身から出たサビと言ってしまえばそれまでだ。

後の真凛からの弁明で聞いたことだが。

妻が弁護士事務所の事務室で掃除をしていた時に、ボス弁護士が有名陶芸家から貰ったという花瓶を落として割ってしまったのを見られ、「弁償しろ!」と激怒された。

しかし人間国宝の陶芸家の花瓶であり、金額は計り知れない事から、早乙女がボンドで直してボス弁には内緒にする代わりに要望を叶える事で許しを得た。

それは最初、金曜に食事に行った後に早乙女に抱かれる事だった。

その時期は、私と喧嘩らしい喧嘩もした事が無かったのに、些細な事で大喧嘩となり、私は一人で一ヶ月ほど東京の自宅マンションに帰っていて別居生活をしていた時だった。

真凛は早乙女と街外れの個室和食店で食事をして、その時に酒を飲まされ、早乙女のマンションに帰った。

真凛はそのベッドに寝かされ、和食店で睡眠薬を盛られたのか、真凛はいつの間に眠ってしまった。

早乙女は自分の身を守る為に真凛の声の録音を録っていた。

真凛は気が付くと朦朧とする中、意識がぼんやりと戻って来たように思うと、下半身に物凄い快感の電流が走っていた。

さっきまで楽しく話をしていた筈の早乙女が真凛の上に乗り、パワフルに腰を振っていた。

真凛は二人だけのマンションでパニックになっていたが、下半身は彼女の思いとは違い、この一か月間、セックスレスだった事もあり、早乙女の抽送だけで気を遣ってしまい、大きな咆哮の声を上げて喘いだ。

真凛は仕事が終わる毎週金曜の夜は私や義母にはママさんバレーの飲み会で遅くなるというのは口実で、夫以外の男である早乙女佳樹に抱かれていてやめられない体になっていた。

早乙女の威きり立ったモノを体の奥に受け入れてしまうと、最初に抱かれた時の様に真凛は自ら進んで腰を振り続けてしまい心の奥底から出る咆哮の声を上げて気を遣っていた。

早乙女も真凛の中で中出しをしていた事で産婦人科に受診してピルを処方してもらいリングも入れていた。

金曜日の今日もまた、真凛は早乙女の上で腰を振り続けていたことで私と真凛の営みよりも回数は多くなっていた。

私はこの結果を聞いても、真凛に対して正すことはせずに、二人を泳がしていた。

それはもう真凛とは離婚を決意したからだ。

義母には悪いが、義父と義祖母の面倒を診る事に対して、疲れが溜まり過ぎていたからと、真凛には二度も裏切りをされたことが露見したからだ。

不倫をするなら、伴侶に対して絶対に露見させてはいけないと思っていたからで、それは伴侶に対しての最大限の裏切りだと思っていた。

今回も見逃したとしてもまたすると思ったからだ。

ただし、今までのような優しい仏のような対処はしないと決めていた。

つづく
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