118 / 177
第2章
52話-1 真凛の行動調査を探偵に頼み、その結果
しおりを挟む
私も出勤する為に出ると従姉の美津子が、「余計なことを聞かせてしまったみたいね」と言った。
一緒に駅まで歩いている途中で、「叔父さんもずっと会社の若い女性と不倫していて叔母さんがずっと泣いていたの。それなのに自分だけ入院して退院してきても、あの通りボケてしまって叔母さんとしたら、やってられないでしょ?」
「それが本当でしたらお義姉さんのおっしゃる通りで、お義母さんが可哀そう過ぎですよね」
「真凛も叔父さんに似ているのよ。ミキ君に同居させて面倒なことは全部やらして自分は、事務所の人と不倫をしているんだから」と。
私は黙るしかなかった。
最近の真凛は平日でも十二時過ぎに帰って来ていたし、金曜は当然、午前様で土曜日は殆どベッドの中に居て、日曜はバレーボールの練習に出掛けて行って帰りは十二時過ぎる時もあった。
この頃の私は、ホテルの部門料理長の仕事もハードだったが、私は若い頃から仕事が男の本分と思っていた事で必死に業務をこなしていた。
取り急ぎ、真凛の行動を高校時代の悪仲間が警察官を中途退職して探偵になったのでホテルから電話して真凛の素行調査を頼んだ。
真凛の素行調査の結果。
私は探偵の友人にも私が結婚した話はしていなかったので、真凛が私の妻だとは知らなかった。
真凛は私と結婚前からその弁護士事務所で勤務していたので、職場では旧姓の神山を名乗っていたからだ。
真凛の不倫相手の早乙女佳樹四十五歳は弁護士資格を持っておらず、高校を卒業して事務職員として弁護士事務所に勤務していた。
ボス弁護士の佐々木とその息子の弁護士が退社した後に、早乙女は真凛とセックス三昧だった。
その真凛のセックス時の大きな喘ぎ声が隣の会計事務所の職員が聞いたと証言した。
早乙女は弁護士事務所の職員住宅として宮原町の高層マンションに単身で住んでいた。
彼の妻とは遠距離交際の末に結婚した。
名は早乙女美知恵と言い五十歳で大阪の共新党の事務局員として勤務していたので、早乙女は月に一回、週末を利用して大阪の自宅に帰っていた。
子供はいない。
真凛は弁護士事務所を十七時の定時に退勤して近所のスーパーマーケットで夕食の食材を買い、早乙女の為に食事を作り待っていた。
早乙女が帰宅すると一緒に食事をした後に二十三時頃まで二人は過ごしその後、帰宅していた。
金曜日は私にはママさんバレーの練習でその後は飲み会だと言っていたが、ママさんバレーは既に辞めていて、早乙女と過ごしていた。
また日曜日も朝から晩まで早乙女のマンションで過ごしていた。
平日の今日も真凛は早乙女との愛の巣のマンションに先に帰っていた。
マンションでの情交は一年に昇り早乙女の自宅に帰る日以外はこの部屋で週六の情事となっていた。
この部屋はただ真凛を犯し、真凛の体を嬲るためだけのマンションだった。
私はこんな事などは全く知らずに、自分の妻は、義父の会社の顧問弁護士事務所で勤務していて遅くまで仕事を頑張り、金曜日はママさんバレーとその飲み会に行っていると思っていた。
早乙女の写真を見ると腹は出ていたが渋いイケメンだった。
つづく
一緒に駅まで歩いている途中で、「叔父さんもずっと会社の若い女性と不倫していて叔母さんがずっと泣いていたの。それなのに自分だけ入院して退院してきても、あの通りボケてしまって叔母さんとしたら、やってられないでしょ?」
「それが本当でしたらお義姉さんのおっしゃる通りで、お義母さんが可哀そう過ぎですよね」
「真凛も叔父さんに似ているのよ。ミキ君に同居させて面倒なことは全部やらして自分は、事務所の人と不倫をしているんだから」と。
私は黙るしかなかった。
最近の真凛は平日でも十二時過ぎに帰って来ていたし、金曜は当然、午前様で土曜日は殆どベッドの中に居て、日曜はバレーボールの練習に出掛けて行って帰りは十二時過ぎる時もあった。
この頃の私は、ホテルの部門料理長の仕事もハードだったが、私は若い頃から仕事が男の本分と思っていた事で必死に業務をこなしていた。
取り急ぎ、真凛の行動を高校時代の悪仲間が警察官を中途退職して探偵になったのでホテルから電話して真凛の素行調査を頼んだ。
真凛の素行調査の結果。
私は探偵の友人にも私が結婚した話はしていなかったので、真凛が私の妻だとは知らなかった。
真凛は私と結婚前からその弁護士事務所で勤務していたので、職場では旧姓の神山を名乗っていたからだ。
真凛の不倫相手の早乙女佳樹四十五歳は弁護士資格を持っておらず、高校を卒業して事務職員として弁護士事務所に勤務していた。
ボス弁護士の佐々木とその息子の弁護士が退社した後に、早乙女は真凛とセックス三昧だった。
その真凛のセックス時の大きな喘ぎ声が隣の会計事務所の職員が聞いたと証言した。
早乙女は弁護士事務所の職員住宅として宮原町の高層マンションに単身で住んでいた。
彼の妻とは遠距離交際の末に結婚した。
名は早乙女美知恵と言い五十歳で大阪の共新党の事務局員として勤務していたので、早乙女は月に一回、週末を利用して大阪の自宅に帰っていた。
子供はいない。
真凛は弁護士事務所を十七時の定時に退勤して近所のスーパーマーケットで夕食の食材を買い、早乙女の為に食事を作り待っていた。
早乙女が帰宅すると一緒に食事をした後に二十三時頃まで二人は過ごしその後、帰宅していた。
金曜日は私にはママさんバレーの練習でその後は飲み会だと言っていたが、ママさんバレーは既に辞めていて、早乙女と過ごしていた。
また日曜日も朝から晩まで早乙女のマンションで過ごしていた。
平日の今日も真凛は早乙女との愛の巣のマンションに先に帰っていた。
マンションでの情交は一年に昇り早乙女の自宅に帰る日以外はこの部屋で週六の情事となっていた。
この部屋はただ真凛を犯し、真凛の体を嬲るためだけのマンションだった。
私はこんな事などは全く知らずに、自分の妻は、義父の会社の顧問弁護士事務所で勤務していて遅くまで仕事を頑張り、金曜日はママさんバレーとその飲み会に行っていると思っていた。
早乙女の写真を見ると腹は出ていたが渋いイケメンだった。
つづく
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる