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第2章
41話 結婚祝いのお返し
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ある日の夕食時に真凛が、「今日は元彼の会社の人たちから、結婚祝いを貰ったんだ」
「ほお」
「同じ部署の人たち八人から二万四千円、ママさんバレーのメンバーの十二名から三万六千円の現金であわせて六万円だよ」
「そっか」
「一人三千円くらいだね。今まではお祝いなんか貰った事ないからどうしようかと思って?」
「他の人たちのお祝いのお返しはどんなものだったのかな?」
「一番多いのは、お菓子とかフェイスタオルとか紅茶とジャムのセットって感じかな?」
「だったらこんなのはどう?」
「何、何、何…?」
「俺がマグカップを作って桐箱に入れて、中に真凛の直筆のお礼状のコピーと、シャレで俺の陶歴書を同梱して差し上げるのは?」
「ウソー!作ってくれるの?」
「うん。以前に自分用で作ったのがあって、割れたから捨てちゃったけど、写真が残っているから見せようか?」と言って私のパソコンの中にあった写真を見せた。
「このマグカップは、付き合いのある人間国宝の孫が作ったマグカップを真似て作ったもので、差し上げた人たちから『飲み易くて、持ち易くて良かったよ』と褒められた物だったんだ」
「いいねぇ、こんなのだったら皆、喜ぶよ」
「多めに作っておいて、俺たちの結婚式の引き出物にするのはどう?だから披露宴に参列してくれた同じメンバーには違う皿のセットを作って差し上げるのは?」
「そうしてくれるなら嬉しいわ」
「じゃぁ、康子さんにも手伝ってもらって作るから、当分は陶芸教室に籠もるようになるけどいいかな?」
「私も友人たちとの飲み会やバレーの練習もあるから大丈夫だから」
「そっか、じゃぁ、そう言う事で」
この夜は真凛を徹底的に愛した。
真凛はトイレに行く時ですら立つ事も出来ない程で、這って行っていた。
「先生が本気出すと凄いんだね!本当に気持ち良かったよ。浮気は絶対にダメだからね。こんなのを経験させたら相手の女性は先生と別れられなくなるからさ」
「モテないから心配いらないよ」
「そうだよね。薄ら禿のブサメンだから心配ないよね」と言って爆笑した。
「そこは爆笑する所ではないと思うんだけど?」
「本当だよね」と言いながらもニヤニヤしていた。
こういうちょっとした事がブサメンと自認している私の心をグサッと抉られるのだ。
熟女のセフレたちは私の容姿に関しては絶対に口にせずに良い部分だけを言ってくれるが、真凛はそういう意味では平気だった。
やっぱり真凛もイケメンが好きなのかと思う時があるのですが、考えてみれば、性格など全ての条件が一緒だったら、ブサメンよりはイケメンの方が誰だって良い。
それを考えたら真凛がこんなブサメンの私と結婚してくれる事に対して感謝しないといけないのではと思うがそれでも正直言うと悲しいものがあった。
熟女は皆、余計な事は言わずに私との情交だけを楽しみ快楽を目指して没頭してくれるので、私はやっぱり年下の女性よりも男との経験が豊富であり愛に飢えている熟女が好きだ。
つづく
「ほお」
「同じ部署の人たち八人から二万四千円、ママさんバレーのメンバーの十二名から三万六千円の現金であわせて六万円だよ」
「そっか」
「一人三千円くらいだね。今まではお祝いなんか貰った事ないからどうしようかと思って?」
「他の人たちのお祝いのお返しはどんなものだったのかな?」
「一番多いのは、お菓子とかフェイスタオルとか紅茶とジャムのセットって感じかな?」
「だったらこんなのはどう?」
「何、何、何…?」
「俺がマグカップを作って桐箱に入れて、中に真凛の直筆のお礼状のコピーと、シャレで俺の陶歴書を同梱して差し上げるのは?」
「ウソー!作ってくれるの?」
「うん。以前に自分用で作ったのがあって、割れたから捨てちゃったけど、写真が残っているから見せようか?」と言って私のパソコンの中にあった写真を見せた。
「このマグカップは、付き合いのある人間国宝の孫が作ったマグカップを真似て作ったもので、差し上げた人たちから『飲み易くて、持ち易くて良かったよ』と褒められた物だったんだ」
「いいねぇ、こんなのだったら皆、喜ぶよ」
「多めに作っておいて、俺たちの結婚式の引き出物にするのはどう?だから披露宴に参列してくれた同じメンバーには違う皿のセットを作って差し上げるのは?」
「そうしてくれるなら嬉しいわ」
「じゃぁ、康子さんにも手伝ってもらって作るから、当分は陶芸教室に籠もるようになるけどいいかな?」
「私も友人たちとの飲み会やバレーの練習もあるから大丈夫だから」
「そっか、じゃぁ、そう言う事で」
この夜は真凛を徹底的に愛した。
真凛はトイレに行く時ですら立つ事も出来ない程で、這って行っていた。
「先生が本気出すと凄いんだね!本当に気持ち良かったよ。浮気は絶対にダメだからね。こんなのを経験させたら相手の女性は先生と別れられなくなるからさ」
「モテないから心配いらないよ」
「そうだよね。薄ら禿のブサメンだから心配ないよね」と言って爆笑した。
「そこは爆笑する所ではないと思うんだけど?」
「本当だよね」と言いながらもニヤニヤしていた。
こういうちょっとした事がブサメンと自認している私の心をグサッと抉られるのだ。
熟女のセフレたちは私の容姿に関しては絶対に口にせずに良い部分だけを言ってくれるが、真凛はそういう意味では平気だった。
やっぱり真凛もイケメンが好きなのかと思う時があるのですが、考えてみれば、性格など全ての条件が一緒だったら、ブサメンよりはイケメンの方が誰だって良い。
それを考えたら真凛がこんなブサメンの私と結婚してくれる事に対して感謝しないといけないのではと思うがそれでも正直言うと悲しいものがあった。
熟女は皆、余計な事は言わずに私との情交だけを楽しみ快楽を目指して没頭してくれるので、私はやっぱり年下の女性よりも男との経験が豊富であり愛に飢えている熟女が好きだ。
つづく
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