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第2章

13話-1 ホテルの人妻パートとの飲み会

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パートA 四十二歳 人妻
パートB 三十八歳 人妻
パートC 二十八歳 人妻 

パートと言っても三人だけなので、私を入れて四人だった。

勿論、他にもパートはいたが、気心知れているのはこの三人と、既に一番のお気に入りの京香は辞めてしまっていた。

辞めた一人とこの三人は皆、子持ちの人妻だから飲み会も楽ちんだった。

店も決めてくれるし、酒も料理も全部決めてくれて、最後に支払いだけすれば良いだけだった。

今回も三人衆に誘われた。

どういう訳か私ばかり誘うのだ。

当時、私が尊敬していて、乗馬クラブのボランティアに誘ってくれた上司は栄転して大阪のホテルの料理長に抜擢されて異動して行った。

その当時の私の直属の上司で赤井料理長や他の先輩方や同僚の事は一回も誘ったことはなかった。

理由を訊いたらお爺さんだし煙草を吸うからで、その点、私はお兄ちゃんだし煙草を吸わないからとのことだった

「ただそれだけ?」と言ったら、「支払いはいつも全部出してくれるから」と言った。

「それだけで?」と言うと、「皆の和を保つ潤滑油だから大切な事だよ」と言われた。

料理長は自分が行った高い店の時のランチでさえも領収書を出すと事務から聞いていた。

浅ましいといつも思っていて、そういう所で、お里を知られてしまうのだ。

サラリーマンは公私混同が一番の大敵だから、ある意味自分の欲との闘いだ。

女性の役員が出張で泊まった時に皆で飲みに行き、料理長が先に帰った後に事務員たちがその話しをしていたのを聞いた事があった。

女性役員がそんな質問をしたから答えていたが、何処でそんな事を言われるか分からないから私は、私用での飲み会や食事は常に自腹で支払っていた。

叔母や義母から学生時代からお小遣いをもらっていたし、義父と一緒に韓国に行った時にカジノで勝ったので、その金は皆、使わずに貯金をしていたので貯まっていたからだった。

こういう日の私は、帰りは終電が有れば乗るし、それ以上振り回された場合はタクシーで帰る事が多かった。

いつもの居酒屋の個室にはコースで頼んであったので酒も飲み放題なのでパートたちは好きなように飲んでいた。

つづく
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