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第2章
10話-1 義母同伴ではない真凛だけとの初デート
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真凛はタトゥーの切除手術と顔の美容整形も一緒にしているようで、徐々に顔が本当に整形後のタレントの菜々緒さんそっくりになっていた。
余程、金を掛けた整形じゃない限り、何となくアンバランスさが出ていて、そう言う系に疎い私でもテレビを見ていても直ぐに分かるほどだったが、真凛の整形はまさに素晴らしく、以前よりもさらに美しくなっていき、彼女自身も明るさを取り戻していっているようだった。
彼女の高校時代と同じで話しが楽し過ぎて、やはりテンポが合うと言うか、回転が速いと言うか、以前の彼女との会話のようで、私の頭が良いと言っているのではない。
地頭が良い人は、会話も楽しいし、自分の話しばかりをしないし、人の話しもちゃんと聞くので、毎日の電話が楽しくなっていた。
私が仕事を終えて部屋に帰ってくる時間に電話をくれて話をしていた。
そんな訳でその後に逢うのも全く迷いはなくなっていたのだ。
むしろ、直ぐ逢いたかったくらいにまでなっていて、逢うまでに二週間ほど、寝ても覚めても連絡していたが待ち切れなかったというのが本当の所だった。
連絡をしている内に、お互いが凄く気になって不思議だが、以前の二人の雰囲気になっていて恋愛感情に移行していた感じだった。
私の仕事が早く終わった日に、乗り換えの駅で待ち合わせをし、この日には義母は同伴していなかった。
あの事件以降、義母同伴ではなく二人だけで逢うのは初めてでドキドキして顔を見られなかったのを覚えている。
真凛の方も私同様でソワソワしていて、それが滅茶苦茶可愛かった。
変な汗をお互いにダラーッと掻いたけど、それを見ていた真凛も笑っていて、彼女も照れていて、「そっちだって同じだろ!」と言って二人で爆笑していた。
実際に逢った真凛は、確かにタレントの菜々緒さんで、スレンダーで有りながら出ている所は出ていてそれでいて手足も長がく、更に美しい女性に変貌していた。
笑うと凄く可愛くて、妖艶さも伴って元のあのいい女になっていた。
そういう意味ではあの彼と一緒になって良い経験をしたのだと思っていたので、私にはあの事を忘れさせられるほどの変貌ぶりに感じていた。
会って直ぐに今の真凛だったら部屋に連れて来ても良いと思った。
「うちで飲むか?」
「うん」と嬉しそうな顔で言った。
真凛の高校生時代以降に誰も私の部屋には女性を入れたことがなかったので、真凛が頻繁に通っていた時と何ら変わらない部屋だった。
「相変わらず綺麗にしているね?」
「あの頃と同じだよ」
缶ビールを開けてアテを出そうとしていたら、私の後ろから抱き付いて来た彼女だった。
「電話だけだったから本当に逢いたかったんだよ」と真凛。
「俺もだよ」
つづく
余程、金を掛けた整形じゃない限り、何となくアンバランスさが出ていて、そう言う系に疎い私でもテレビを見ていても直ぐに分かるほどだったが、真凛の整形はまさに素晴らしく、以前よりもさらに美しくなっていき、彼女自身も明るさを取り戻していっているようだった。
彼女の高校時代と同じで話しが楽し過ぎて、やはりテンポが合うと言うか、回転が速いと言うか、以前の彼女との会話のようで、私の頭が良いと言っているのではない。
地頭が良い人は、会話も楽しいし、自分の話しばかりをしないし、人の話しもちゃんと聞くので、毎日の電話が楽しくなっていた。
私が仕事を終えて部屋に帰ってくる時間に電話をくれて話をしていた。
そんな訳でその後に逢うのも全く迷いはなくなっていたのだ。
むしろ、直ぐ逢いたかったくらいにまでなっていて、逢うまでに二週間ほど、寝ても覚めても連絡していたが待ち切れなかったというのが本当の所だった。
連絡をしている内に、お互いが凄く気になって不思議だが、以前の二人の雰囲気になっていて恋愛感情に移行していた感じだった。
私の仕事が早く終わった日に、乗り換えの駅で待ち合わせをし、この日には義母は同伴していなかった。
あの事件以降、義母同伴ではなく二人だけで逢うのは初めてでドキドキして顔を見られなかったのを覚えている。
真凛の方も私同様でソワソワしていて、それが滅茶苦茶可愛かった。
変な汗をお互いにダラーッと掻いたけど、それを見ていた真凛も笑っていて、彼女も照れていて、「そっちだって同じだろ!」と言って二人で爆笑していた。
実際に逢った真凛は、確かにタレントの菜々緒さんで、スレンダーで有りながら出ている所は出ていてそれでいて手足も長がく、更に美しい女性に変貌していた。
笑うと凄く可愛くて、妖艶さも伴って元のあのいい女になっていた。
そういう意味ではあの彼と一緒になって良い経験をしたのだと思っていたので、私にはあの事を忘れさせられるほどの変貌ぶりに感じていた。
会って直ぐに今の真凛だったら部屋に連れて来ても良いと思った。
「うちで飲むか?」
「うん」と嬉しそうな顔で言った。
真凛の高校生時代以降に誰も私の部屋には女性を入れたことがなかったので、真凛が頻繁に通っていた時と何ら変わらない部屋だった。
「相変わらず綺麗にしているね?」
「あの頃と同じだよ」
缶ビールを開けてアテを出そうとしていたら、私の後ろから抱き付いて来た彼女だった。
「電話だけだったから本当に逢いたかったんだよ」と真凛。
「俺もだよ」
つづく
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