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第2章
8話-2 真凛家族と温泉旅行 衝撃のタトゥー
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義父が「それよりも真凛は何でバスタオルを巻いているんだ?」と訊いた。
義母は困った顔をしながら、「入れ墨が入っているから」と渋々答えると、真凛が「タトゥーよ!」と言った。
義母は顔をしかめ、「そんなの一緒でしょ!?」と吐き捨てた。
義父は怒り出し、「見せてみろ!」と言い、真凛を立たせバスタオルを剥ぐと、彼女の右胸の上と臍の下にタトゥーが入っていて、陰毛は脱毛していた。
それも下手な掘り師がしたかのような字と絵で、右胸の上には「赤い薔薇の花と緑の葉と竜の顔」が刻まれていて、臍の下から陰部の直ぐ上には「竜也命」と縦に彫られていた。
毛に覆われていない陰部は、その男に使い古されたかのように、あの高校時代の真凛のそれとは違う肉襞が大きな卑猥な形状になっていて、色も紫と灰色を足したようになっていて、私は思わず手で顔を覆っていた。
義母の陰部の方がはるかに綺麗に思えた。
この短い期間でどんな交わりをしたら、あのような惨たらしい形と色になるのかと思うほどだった。
義父も見た瞬間に目から大粒の涙が溢れさせ、その後は声を上げて号泣していた。
「ミキト君、こんな娘で本当に申し訳ない!」と露天風呂の外に出て正座して謝罪した。
「お義父さん、そういうのは辞めて下さい!」と言って私も湯船から慌てて出て、義父の手を取り立ってもらった。
そして「お義父さんやお義母さんが謝る話しでもないですし、真凛が謝る事でもないですから」と言った。
そして暫く間を開けて、「過ぎてしまった過去なので仕方ないと思います」と言った。
真凛は号泣してその場で泣き崩れ義母も泣いていた。
真凛はその彼と別れる気はなかったのだと、その時に私は思った。
正に阿鼻地獄の様相と言っても過言ではなかった。
それからというもの、夕食時から明くる朝に掛け、四人は無口になって過ごした。
その後の私は暫く、真凛の家族と会う気にならず、義母からの留守番電話を聞いても折り返し掛けることはなかった。
つづく
義母は困った顔をしながら、「入れ墨が入っているから」と渋々答えると、真凛が「タトゥーよ!」と言った。
義母は顔をしかめ、「そんなの一緒でしょ!?」と吐き捨てた。
義父は怒り出し、「見せてみろ!」と言い、真凛を立たせバスタオルを剥ぐと、彼女の右胸の上と臍の下にタトゥーが入っていて、陰毛は脱毛していた。
それも下手な掘り師がしたかのような字と絵で、右胸の上には「赤い薔薇の花と緑の葉と竜の顔」が刻まれていて、臍の下から陰部の直ぐ上には「竜也命」と縦に彫られていた。
毛に覆われていない陰部は、その男に使い古されたかのように、あの高校時代の真凛のそれとは違う肉襞が大きな卑猥な形状になっていて、色も紫と灰色を足したようになっていて、私は思わず手で顔を覆っていた。
義母の陰部の方がはるかに綺麗に思えた。
この短い期間でどんな交わりをしたら、あのような惨たらしい形と色になるのかと思うほどだった。
義父も見た瞬間に目から大粒の涙が溢れさせ、その後は声を上げて号泣していた。
「ミキト君、こんな娘で本当に申し訳ない!」と露天風呂の外に出て正座して謝罪した。
「お義父さん、そういうのは辞めて下さい!」と言って私も湯船から慌てて出て、義父の手を取り立ってもらった。
そして「お義父さんやお義母さんが謝る話しでもないですし、真凛が謝る事でもないですから」と言った。
そして暫く間を開けて、「過ぎてしまった過去なので仕方ないと思います」と言った。
真凛は号泣してその場で泣き崩れ義母も泣いていた。
真凛はその彼と別れる気はなかったのだと、その時に私は思った。
正に阿鼻地獄の様相と言っても過言ではなかった。
それからというもの、夕食時から明くる朝に掛け、四人は無口になって過ごした。
その後の私は暫く、真凛の家族と会う気にならず、義母からの留守番電話を聞いても折り返し掛けることはなかった。
つづく
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