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生徒会④
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俺は生徒会室を出て教室には戻らず、直接家に帰った。
そして真っ先に風呂に入って気持ちが悪い下半身と中のものを洗い流した。
夜になると、俺の部屋の窓から折人が入ってきた。
「しーちゃんお疲れ様~。はい、お土産のプリン」
ニコニコと上機嫌な折人は片手持ったコンビニの袋を渡してきた。
「お前のせいで、今日は酷い目にあったんだぞ」
俺はため息つきながら袋からプリンを取り出した。
折人はベッドの前に座る俺の後ろに回ると、背後から抱きしめるように重なって座った。
後ろから漂う彼の匂いに、俺の中のオメガが反応して腹の奥を濡らした。
「しーちゃんお風呂入ったの? 石鹸の匂いがする」
「くすぐったいから離れろ」
折人は俺の歯形のついた首筋を嗅ぎ回った。
彼の手が俺に触れるたびに、腹の奥はきゅんきゅんとして番を求めだす。
「くんくん……あれ? 他のアルファの匂いがする」
「はぁっ!?」
「もしかして浮気?」
ドキリとしながら思わず折人を振り返った。
折人は俺を感情のない目で見つめ返す。
「そんなわけあるか。俺の番は折人だけだろ」
「そう、だよね……。でも今日はこの匂いが消えるまで離さないから」
そう言って折人は俺のプリンを取り上げて床に置くと、俺をベッドに投げ飛ばして組み敷いた。
「俺のプリン……」
呟く俺の首筋にある折人が噛み付く。
彼に首を噛まれると、俺は問答無用で体が高まってしまう。
「こんなに濡らしてるのに、何言ってんの?」
パジャマの上から見てわかるほど、俺の尻は腸液で濡れていた。
折人は俺の濡れたパジャマと下着を脱がすと、自分も下半身を脱いで勃ちあがったものを取り出した。
「しーちゃんが欲しいもの、すぐにあげるね」
ぐちゃぐちゃの尻穴に、折人の巨大な肉棒が突き刺さる。
何度も抱かれて馴染んだ体は、すぐに彼を歓迎して甘えるように吸い付いた。
「あんっ……折人ぉ……」
番から与えられる圧倒的な快楽に負けて、俺は彼を促すように腰を振った。
「どうしたの、しーちゃん。いつもより積極的」
「んぅ……気持ちいい……折人のちんぽが一番気持ちいい……!」
「はあ……? 一番って……」
途端に折人は動きを止めて俺を見下ろした。
「しーちゃん、やっぱり浮気したでしょ」
「や、やってないから! 馬鹿いうなよ!」
「怪しい! どこの誰だよ! 言えよ!」
「絶対言うもんか! いいから早く動けよ」
尻にちんこ突っ込んだまま喧嘩する俺たち。
なんて間抜けな恰好なんだ。
「くそっ……しーちゃんが言いたくなるまでぐちゃぐちゃにしてやる!」
折人は悔しげにつぶやくと、俺の腰を掴み上げて一気に奥まで肉棒を叩き込んだ。
「んうぅぅ! そこ、すごいっ……イっちゃうぅ……!」
愛しい番の形に広げられ、俺は全身を痙攣させて絶頂した。
どうして折人に抱かれるとこんなに気持ちがいいんだろう。
どうして同じことをしているのに、八千尾先輩だとあんなに苦しかったんだろう。
俺がいま、オメガだから?
俺たちが番だから?
わからない……。
俺は圧倒的な快楽に震える体をどこか他人事のように思いながら、泣きそうな顔で貪ってくる彼を優しく抱き締めた。
そして真っ先に風呂に入って気持ちが悪い下半身と中のものを洗い流した。
夜になると、俺の部屋の窓から折人が入ってきた。
「しーちゃんお疲れ様~。はい、お土産のプリン」
ニコニコと上機嫌な折人は片手持ったコンビニの袋を渡してきた。
「お前のせいで、今日は酷い目にあったんだぞ」
俺はため息つきながら袋からプリンを取り出した。
折人はベッドの前に座る俺の後ろに回ると、背後から抱きしめるように重なって座った。
後ろから漂う彼の匂いに、俺の中のオメガが反応して腹の奥を濡らした。
「しーちゃんお風呂入ったの? 石鹸の匂いがする」
「くすぐったいから離れろ」
折人は俺の歯形のついた首筋を嗅ぎ回った。
彼の手が俺に触れるたびに、腹の奥はきゅんきゅんとして番を求めだす。
「くんくん……あれ? 他のアルファの匂いがする」
「はぁっ!?」
「もしかして浮気?」
ドキリとしながら思わず折人を振り返った。
折人は俺を感情のない目で見つめ返す。
「そんなわけあるか。俺の番は折人だけだろ」
「そう、だよね……。でも今日はこの匂いが消えるまで離さないから」
そう言って折人は俺のプリンを取り上げて床に置くと、俺をベッドに投げ飛ばして組み敷いた。
「俺のプリン……」
呟く俺の首筋にある折人が噛み付く。
彼に首を噛まれると、俺は問答無用で体が高まってしまう。
「こんなに濡らしてるのに、何言ってんの?」
パジャマの上から見てわかるほど、俺の尻は腸液で濡れていた。
折人は俺の濡れたパジャマと下着を脱がすと、自分も下半身を脱いで勃ちあがったものを取り出した。
「しーちゃんが欲しいもの、すぐにあげるね」
ぐちゃぐちゃの尻穴に、折人の巨大な肉棒が突き刺さる。
何度も抱かれて馴染んだ体は、すぐに彼を歓迎して甘えるように吸い付いた。
「あんっ……折人ぉ……」
番から与えられる圧倒的な快楽に負けて、俺は彼を促すように腰を振った。
「どうしたの、しーちゃん。いつもより積極的」
「んぅ……気持ちいい……折人のちんぽが一番気持ちいい……!」
「はあ……? 一番って……」
途端に折人は動きを止めて俺を見下ろした。
「しーちゃん、やっぱり浮気したでしょ」
「や、やってないから! 馬鹿いうなよ!」
「怪しい! どこの誰だよ! 言えよ!」
「絶対言うもんか! いいから早く動けよ」
尻にちんこ突っ込んだまま喧嘩する俺たち。
なんて間抜けな恰好なんだ。
「くそっ……しーちゃんが言いたくなるまでぐちゃぐちゃにしてやる!」
折人は悔しげにつぶやくと、俺の腰を掴み上げて一気に奥まで肉棒を叩き込んだ。
「んうぅぅ! そこ、すごいっ……イっちゃうぅ……!」
愛しい番の形に広げられ、俺は全身を痙攣させて絶頂した。
どうして折人に抱かれるとこんなに気持ちがいいんだろう。
どうして同じことをしているのに、八千尾先輩だとあんなに苦しかったんだろう。
俺がいま、オメガだから?
俺たちが番だから?
わからない……。
俺は圧倒的な快楽に震える体をどこか他人事のように思いながら、泣きそうな顔で貪ってくる彼を優しく抱き締めた。
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