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第48話 その名はパーシファエ・ミュノス
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「魔性の男がいるって噂だったけどぉ、確かにこれはやり過ぎ❤ やっば❤」
「?」
パーシファエの鼻がぴくぴく動く。
貴族令嬢と聞いていたので、勝手に普人族なのだと思いこんでいたが、眼の前にいる令嬢はまごうことなき亜人族であった。
牛の亜人。
特徴的な耳と角、切れ込みのような鼻。人間基準で見ても整った端正な顔立ちだが、やはり異種族めいた雰囲気がある。真っ白い牛とは珍しい。
つい見入ってしまいそうになる気持ちを抑えつつ、俺は尋ねた。
「やり過ぎというのは……?」
「にひひ、気にしちゃだーめ❤ 調子に乗って女の子泣かしちゃだめだよ~~?」
ろくでもなさそうな話題だった。何だかマセガキ感が漂ってきた。
「パーシファエ様のことはかねがね伺っております、是非ともお顔繋ぎが出来ればと思っておりました」
「咄嗟に話を変えたでしょ~~? そういうの分かっちゃうからね❤ まあいいわ❤」
話を変えると釘を刺されてしまった。冗談交じりのやり取りだが、言外に『生半可な嘘は通じないぞ』と匂わされたとも言える。どうして中々侮れない相手である。
「私ね、貴方にお話があって来たのぉ。わざわざお忍びで来てあげたんだからぁ、感謝してね」
「なるほど、御用件をお伺いしても?」
「本題入るの早すぎ❤ 性急❤」
突っ込まれたが仕方がない。
あまり冗長に話すとぼろが出る。それならさっさと本題に入った方がいい。
「あのね、貴方って何だか面白そうなことやってるじゃない? どんな人か気になって来たのよ。私の夜会に相応しいか見極めにね」
「……なるほど、いかがでしたか?」
「今のところ最高よ」
やや含みを持たせた回答が返ってきた。
指で軽く卓上の花瓶を触りながら、曰く。
「夜会に上級商人たちを呼んでいるのは、音楽、学問、芸術、美酒、それらの情報を集めて、我がミュノス家の御用商人にふさわしい相手を定めるためよ。それぐらいは分かるでしょ?」
「はい、多少は。腹を割って話していただけて嬉しいです」
「直截な話の方が好きなの、私は」
まさかそんなところまであっけらかんと教えてくれるなんて、と隣のゾーヤは目を見開いていた。
耳元に口を寄せて、主殿、警戒したほうがいいぞ、と忠告してくれたが、そんなことは俺も百も承知である。
むしろ俺は、こんな大胆に本音を話してくれることに一種の誠実ささえ感じているぐらいである。いっそ清々しいというべきか。
「交易の街ミュノス・アノール。この街の統治者たる我らミュノス一家の者から御用商人の名乗りの認可をいただいたとあらば……ねぇ?」
「身に余る光栄です」
「でしょう? 普通はそうなの」
どこかから扇子を取り出したパーシファエは、そのままぞっとするような声で続けた。
「微塵も思ってないでしょ、貴方」
「! いえ、そんな――」
「嘘つき❤ だめだぞ❤」
嘘が下手、動揺が顔に出る、商人として致命傷――からかうような言葉が続いた。
なんちゅうメスガキだ、と俺は内心で歯噛みした。先ほどからやけに鋭い。
「でも最高って言ったのは嘘じゃないのよ? 面白い演目を披露しちゃってね、何だっけあの光る模造剣で戦うやつ、あれでたくさん人を集めていっぱい物を売って儲けたじゃない?」
「……はい」
「私ね、新しく商機を生み出せる人が欲しかったの」
扇子で口元を隠したパーシファエは、そのまま隣のアルバート氏に目くばせを行っていた。どういうやり取りなのかは分からなかった。
白牛の顔つきに赤い扇子がやけに似合うな――と俺はぼんやり関係ないことを思った。
「例えば、そうね、あの光る模造剣で戦う演目に脚本はないのかしら?」
「……いえ、特には」
「書かせなさい。女神に選ばれた聖なる戦士とかでもいいわ。で、物語の中で女神が剣士に『これは女神の加護を込めた首飾りです』とかいって何か授けるの。そしたら、劇を見た客がその首飾りが欲しくなって、飛ぶように売れるでしょうに」
「――――――!」
パーシファエの提案は、かなり魅力的な内容だった。
要するに、ゾーヤとカトレアのライトセイバーバトルに脚本がないので、ちょっと肉付けをして、その中に宣伝を仕込ませなさいということだ。
今の段階では、あれはやたら派手なチャンバラごっこに過ぎない。
だがあの劇の中で何か商品を上手く宣伝出来たら、確かに飛ぶように売れそうな気配がする。
「分かる? 人がたくさん集まる娯楽を作った意味が。私が急いで貴方と顔を合わせようと思った経緯が」
「……繋がってきました」
「普通こういうのって、オペラの劇団とかにお願いするの。最高級の服を着てとか、新しい宝石を身に着けてとか、ね。ミュノス家のお抱えの仕立て屋とか宝石商の商品を世に売り出すための戦略よね。でも、貴方たちにも同じことを任せられるって直感したわ」
非常に魅力的な内容だった。
だが反面、腹を割りすぎている、と俺は思った。核心に踏み込みすぎである。それに俺と彼女はまだ、初対面に過ぎない間柄である。
「次の夜会で証明してくれる? 貴方、まだまだ凄いもの隠してるんでしょ?」
何をだ、と咄嗟に訊きそうになった。
だが、少し考えてすぐにわかった。確かに俺はまだ手札をいくつも隠し持っている。
「アルバートから見せてもらったわ。『エドキリコ』も『ツガルヌリ』も『クタニヤキ』も『エキュム・モルドレ』とやらも。見事としか言いようがないわね」
「……ご存じでしたか」
「ミュノスに更なる富をもたらすって確信しているわ。良い取引をしましょう?」
この街を治める一族の四女である、パーシファエ・ミュノス嬢。
年端も行かぬ少女だというのにも関わらず、彼女は、非常に苛烈で聡明な貴族のようであった。
―――――
パーシファエ・ミュノス嬢のキャラ造形は「寿司ガキ」をちょっと意識しております。メスガキ系のキャラって結構書いてて楽しいんですよね。
また、書いてて後から気付きましたが、見世物の中で商品を上手く宣伝するという手法はダイスケ先生の「異世界コンサル」にも出てくるアプローチですね。興味がある方はご一読をお勧めします。
「?」
パーシファエの鼻がぴくぴく動く。
貴族令嬢と聞いていたので、勝手に普人族なのだと思いこんでいたが、眼の前にいる令嬢はまごうことなき亜人族であった。
牛の亜人。
特徴的な耳と角、切れ込みのような鼻。人間基準で見ても整った端正な顔立ちだが、やはり異種族めいた雰囲気がある。真っ白い牛とは珍しい。
つい見入ってしまいそうになる気持ちを抑えつつ、俺は尋ねた。
「やり過ぎというのは……?」
「にひひ、気にしちゃだーめ❤ 調子に乗って女の子泣かしちゃだめだよ~~?」
ろくでもなさそうな話題だった。何だかマセガキ感が漂ってきた。
「パーシファエ様のことはかねがね伺っております、是非ともお顔繋ぎが出来ればと思っておりました」
「咄嗟に話を変えたでしょ~~? そういうの分かっちゃうからね❤ まあいいわ❤」
話を変えると釘を刺されてしまった。冗談交じりのやり取りだが、言外に『生半可な嘘は通じないぞ』と匂わされたとも言える。どうして中々侮れない相手である。
「私ね、貴方にお話があって来たのぉ。わざわざお忍びで来てあげたんだからぁ、感謝してね」
「なるほど、御用件をお伺いしても?」
「本題入るの早すぎ❤ 性急❤」
突っ込まれたが仕方がない。
あまり冗長に話すとぼろが出る。それならさっさと本題に入った方がいい。
「あのね、貴方って何だか面白そうなことやってるじゃない? どんな人か気になって来たのよ。私の夜会に相応しいか見極めにね」
「……なるほど、いかがでしたか?」
「今のところ最高よ」
やや含みを持たせた回答が返ってきた。
指で軽く卓上の花瓶を触りながら、曰く。
「夜会に上級商人たちを呼んでいるのは、音楽、学問、芸術、美酒、それらの情報を集めて、我がミュノス家の御用商人にふさわしい相手を定めるためよ。それぐらいは分かるでしょ?」
「はい、多少は。腹を割って話していただけて嬉しいです」
「直截な話の方が好きなの、私は」
まさかそんなところまであっけらかんと教えてくれるなんて、と隣のゾーヤは目を見開いていた。
耳元に口を寄せて、主殿、警戒したほうがいいぞ、と忠告してくれたが、そんなことは俺も百も承知である。
むしろ俺は、こんな大胆に本音を話してくれることに一種の誠実ささえ感じているぐらいである。いっそ清々しいというべきか。
「交易の街ミュノス・アノール。この街の統治者たる我らミュノス一家の者から御用商人の名乗りの認可をいただいたとあらば……ねぇ?」
「身に余る光栄です」
「でしょう? 普通はそうなの」
どこかから扇子を取り出したパーシファエは、そのままぞっとするような声で続けた。
「微塵も思ってないでしょ、貴方」
「! いえ、そんな――」
「嘘つき❤ だめだぞ❤」
嘘が下手、動揺が顔に出る、商人として致命傷――からかうような言葉が続いた。
なんちゅうメスガキだ、と俺は内心で歯噛みした。先ほどからやけに鋭い。
「でも最高って言ったのは嘘じゃないのよ? 面白い演目を披露しちゃってね、何だっけあの光る模造剣で戦うやつ、あれでたくさん人を集めていっぱい物を売って儲けたじゃない?」
「……はい」
「私ね、新しく商機を生み出せる人が欲しかったの」
扇子で口元を隠したパーシファエは、そのまま隣のアルバート氏に目くばせを行っていた。どういうやり取りなのかは分からなかった。
白牛の顔つきに赤い扇子がやけに似合うな――と俺はぼんやり関係ないことを思った。
「例えば、そうね、あの光る模造剣で戦う演目に脚本はないのかしら?」
「……いえ、特には」
「書かせなさい。女神に選ばれた聖なる戦士とかでもいいわ。で、物語の中で女神が剣士に『これは女神の加護を込めた首飾りです』とかいって何か授けるの。そしたら、劇を見た客がその首飾りが欲しくなって、飛ぶように売れるでしょうに」
「――――――!」
パーシファエの提案は、かなり魅力的な内容だった。
要するに、ゾーヤとカトレアのライトセイバーバトルに脚本がないので、ちょっと肉付けをして、その中に宣伝を仕込ませなさいということだ。
今の段階では、あれはやたら派手なチャンバラごっこに過ぎない。
だがあの劇の中で何か商品を上手く宣伝出来たら、確かに飛ぶように売れそうな気配がする。
「分かる? 人がたくさん集まる娯楽を作った意味が。私が急いで貴方と顔を合わせようと思った経緯が」
「……繋がってきました」
「普通こういうのって、オペラの劇団とかにお願いするの。最高級の服を着てとか、新しい宝石を身に着けてとか、ね。ミュノス家のお抱えの仕立て屋とか宝石商の商品を世に売り出すための戦略よね。でも、貴方たちにも同じことを任せられるって直感したわ」
非常に魅力的な内容だった。
だが反面、腹を割りすぎている、と俺は思った。核心に踏み込みすぎである。それに俺と彼女はまだ、初対面に過ぎない間柄である。
「次の夜会で証明してくれる? 貴方、まだまだ凄いもの隠してるんでしょ?」
何をだ、と咄嗟に訊きそうになった。
だが、少し考えてすぐにわかった。確かに俺はまだ手札をいくつも隠し持っている。
「アルバートから見せてもらったわ。『エドキリコ』も『ツガルヌリ』も『クタニヤキ』も『エキュム・モルドレ』とやらも。見事としか言いようがないわね」
「……ご存じでしたか」
「ミュノスに更なる富をもたらすって確信しているわ。良い取引をしましょう?」
この街を治める一族の四女である、パーシファエ・ミュノス嬢。
年端も行かぬ少女だというのにも関わらず、彼女は、非常に苛烈で聡明な貴族のようであった。
―――――
パーシファエ・ミュノス嬢のキャラ造形は「寿司ガキ」をちょっと意識しております。メスガキ系のキャラって結構書いてて楽しいんですよね。
また、書いてて後から気付きましたが、見世物の中で商品を上手く宣伝するという手法はダイスケ先生の「異世界コンサル」にも出てくるアプローチですね。興味がある方はご一読をお勧めします。
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