31 / 60
第31話 蟲使いの刻印① 地下迷宮の街に向かう
しおりを挟む
地上に戻らず、迷宮の中だけで過ごす連中がいる。
まつろわぬ民。帝国貴族に恭順しない人々という意味合いだが――何のことはない、要するに地上に戻れなくなってしまった罪人のことである。指名手配を受けている賞金首もいれば、迷宮内への追放刑を受けているものもいる。
交易都市ミュノス・アノールの抱える管理迷宮、『ミュノスの巣』。
その中に、中継地点としての地下街がある。
(都市の中に迷宮があって、その迷宮の中に都市があるなんてややこしすぎるな)
街の内部にさらに街があるようなものだ。
俺は頭の中で、都市とは一体何なのだろう、と考えていた。
まるでマトリョシカのような入れ子構造である。
都市の中の迷宮の中の都市。
流石に迷宮内の地下都市は、ベースキャンプのようなものだと想像されるが、それでも、あんな危険な場所の中に人が生活圏を作っていることが驚きである。
迷宮内部では、地上の物品が高く売れるという。
それも当然であろう。需要と供給のつりあいというものだ。迷宮の中で採集することができないものは高く売れる、そんなのは当たり前の話である。
日光がないと育たない野菜類はもちろん、砂糖や胡椒などの高価な調味料、日常的に利用する衣服、鉄鍋や鋏などの加工品に至るまで、迷宮内で自給自足するのが難しいものが高価でやりとりされているという。
その一方で、迷宮から産出されるものは安くなる。
魔石を筆頭に、魔物を解体して得られる素材、鉱石や迷宮内の植物、迷宮遺骸と呼ばれる魔道具類――そういったものたちは廉価になりがちである。
ちょっと理屈は違うが、芸術品なども迷宮内では値崩れしがちである。命の危険と隣り合わせの世界において、芸術品など無用の長物なのだ。
そこに交易のチャンスが生まれる。
実のところ、この街には、迷宮内の地下都市に潜って行商をする商人もいたりする。同じ街の中なのに行商ができるというのも変な話だが、そういうものなのだ。
ちょっと慣れてきた冒険者がまさにそれである。地下街で高価で売れるものを地上で仕入れて、迷宮に潜って、売り捌く。
そこに売り手と買い手がいる限り、いかなる場所でも商売は発生しうる。
交易都市ミュノス・アノールの地上から、迷宮『ミュノスの巣』内部の地下街へ。
(『ミュノスの巣』は入り口付近こそ危険度の低い迷宮だけども、初心者狩りの連中が入り口付近にたまにやってくるらしい。ゾーヤとカトレアを雇っておいて本当によかった)
迷宮『ミュノスの巣』内部は、これでもある程度治安を維持されている方らしい。
初心者狩りが出ないよう入口付近は衛兵が巡回している他、初心者狩り狩りなる連中もいる。
初心者の冒険者は集団を組むことをまず覚え、パーティ単位での索敵や戦闘を繰り返して経験を積むのだ。
地下迷宮『ミュノスの巣』の第一階層。
迷宮の道は、光苔と夜光石で照らされてほんのりと明るい。ランタンがなくても十分道なりに歩いていくことは出来そうである。だがそれはランタンを持って行かない理由にはならない。
暗がりの中を生きる魔物たちを寄せ付けないためにも、強い光が必要なのだ。
「地下迷宮に潜る日がくるなんて、思いもよらなかったな……これも主殿のおかげだ」
興味津々に迷宮の壁面やら夜光石やらを調べようとするゾーヤだったが、同行者である冒険者の若者に諫められていた。斥候役のその若者は、「迷宮の罠を作動させたら承知しないぞ」と凄んでいた。
現在、俺とゾーヤの二人は、地下に潜る冒険者パーティに路銀を握らせて同行させてもらっていた。最近売り出し中の新進気鋭の冒険者たちらしい。名前は聞いたことがなかったが、装備は確かに上等そうなものを使っていた。
何でも四人しかいないのに第三階層まで到達できたと豪語するものだから、その腕前は確かなのだろう。
「ゾーヤは地下に潜りたかったのか?」
「ああ。我ら黒狼族の御先祖様がこの地下迷宮の遺跡に祭られていると聞いてな、死ぬ前に一度はご報告に上がりたいと思っていたのだ」
それが何を間違ったのか剣闘士になるしかなかった、と彼女は自嘲した。
ちょっと気まずいので、俺は話題を変えることにした。
「……地下街は、確か第一階層と第二階層のつなぎ目にあるらしいな。聞けば泉から水が湧いているというから、思った以上に上等な街なんだろう」
迷宮の造りは不思議なもので、階層という概念が存在する。深度という方が適切かもしれない。階層と階層の間に、明確な線引きがあるわけではないのだが、明らかに出てくる魔物の質が変わり、雰囲気が一変する境界がある。そこを階層の狭間と呼ぶことが多い。
階層の狭間まで進むと、大抵の場合、そこには関所ならびに迷宮街がある。
地下にわざわざ関所がある理由は簡単で、強い魔物をそれより上層階に上げたくないから物理的に壁を作っているのだ。そんなことをしなくても魔物は、階層の狭間をなぜか嫌う習性があるらしいが、群れが暴走して稀に乗り越えてくることもあるので、やはり関所はあるに越したことはないという。
俺たちが迷宮街と呼称しているものは、実態はというと、関所に付随して出来ている避難所のような集落だ。
そして、階層の狭間を超えてそれ以上進むためには、関所で通行証の提示を求められる。冒険者ギルドに所属しているなら自分のタグを提示すればいいし、冒険者に同行して潜っている場合は許可証と身分証を見せればよい。
身のほど知らずなやつが自分の能力を超えて深く潜るのを防ぐ役目もあるし、犯罪者が地上に逃げるのを防ぐ役目もある。迷宮地下街における関所は重要な設備なのだ。
もちろん、わざと抜け道を狙って、関所を通らずに深く進むこともできるが、その場合命の保証はない。
そもそもそんな抜け道は中々見つからないのだが、見つけたとてその抜け道はすぐに埋め潰されるし、抜け道を作るのは重罪である。
「第二の狭間……か、意外と早かったな」
目の前には、関所があった。名前はそのまま『第二の狭間』と言うらしい。第一の狭間が地下迷宮の入り口なので、迷宮に潜って最初の狭間なのに『第二の狭間』になるらしいが……その辺の理屈はよく分からなかった。
ともあれ、とうとう目当ての場所にたどり着いた。二日は歩いたのでかなりの距離ではあるのだが、魔物との遭遇はほとんどなかった。想像していたよりはるかに安全な旅程だったと思う。もっと戦闘に巻き込まれることを覚悟していたので、何だか山歩きのような感じで拍子抜けしたぐらいである。
ここまで連れてきてくれた冒険者にお礼を言って別れつつ、俺たちは地図を頼りに刻印士を探すことにした。
探す刻印士の名前は、ニドゥイ。
この第二の狭間の中で暮らす、刺青だらけの不気味なダークエルフ/døkkálfarだという。
まつろわぬ民。帝国貴族に恭順しない人々という意味合いだが――何のことはない、要するに地上に戻れなくなってしまった罪人のことである。指名手配を受けている賞金首もいれば、迷宮内への追放刑を受けているものもいる。
交易都市ミュノス・アノールの抱える管理迷宮、『ミュノスの巣』。
その中に、中継地点としての地下街がある。
(都市の中に迷宮があって、その迷宮の中に都市があるなんてややこしすぎるな)
街の内部にさらに街があるようなものだ。
俺は頭の中で、都市とは一体何なのだろう、と考えていた。
まるでマトリョシカのような入れ子構造である。
都市の中の迷宮の中の都市。
流石に迷宮内の地下都市は、ベースキャンプのようなものだと想像されるが、それでも、あんな危険な場所の中に人が生活圏を作っていることが驚きである。
迷宮内部では、地上の物品が高く売れるという。
それも当然であろう。需要と供給のつりあいというものだ。迷宮の中で採集することができないものは高く売れる、そんなのは当たり前の話である。
日光がないと育たない野菜類はもちろん、砂糖や胡椒などの高価な調味料、日常的に利用する衣服、鉄鍋や鋏などの加工品に至るまで、迷宮内で自給自足するのが難しいものが高価でやりとりされているという。
その一方で、迷宮から産出されるものは安くなる。
魔石を筆頭に、魔物を解体して得られる素材、鉱石や迷宮内の植物、迷宮遺骸と呼ばれる魔道具類――そういったものたちは廉価になりがちである。
ちょっと理屈は違うが、芸術品なども迷宮内では値崩れしがちである。命の危険と隣り合わせの世界において、芸術品など無用の長物なのだ。
そこに交易のチャンスが生まれる。
実のところ、この街には、迷宮内の地下都市に潜って行商をする商人もいたりする。同じ街の中なのに行商ができるというのも変な話だが、そういうものなのだ。
ちょっと慣れてきた冒険者がまさにそれである。地下街で高価で売れるものを地上で仕入れて、迷宮に潜って、売り捌く。
そこに売り手と買い手がいる限り、いかなる場所でも商売は発生しうる。
交易都市ミュノス・アノールの地上から、迷宮『ミュノスの巣』内部の地下街へ。
(『ミュノスの巣』は入り口付近こそ危険度の低い迷宮だけども、初心者狩りの連中が入り口付近にたまにやってくるらしい。ゾーヤとカトレアを雇っておいて本当によかった)
迷宮『ミュノスの巣』内部は、これでもある程度治安を維持されている方らしい。
初心者狩りが出ないよう入口付近は衛兵が巡回している他、初心者狩り狩りなる連中もいる。
初心者の冒険者は集団を組むことをまず覚え、パーティ単位での索敵や戦闘を繰り返して経験を積むのだ。
地下迷宮『ミュノスの巣』の第一階層。
迷宮の道は、光苔と夜光石で照らされてほんのりと明るい。ランタンがなくても十分道なりに歩いていくことは出来そうである。だがそれはランタンを持って行かない理由にはならない。
暗がりの中を生きる魔物たちを寄せ付けないためにも、強い光が必要なのだ。
「地下迷宮に潜る日がくるなんて、思いもよらなかったな……これも主殿のおかげだ」
興味津々に迷宮の壁面やら夜光石やらを調べようとするゾーヤだったが、同行者である冒険者の若者に諫められていた。斥候役のその若者は、「迷宮の罠を作動させたら承知しないぞ」と凄んでいた。
現在、俺とゾーヤの二人は、地下に潜る冒険者パーティに路銀を握らせて同行させてもらっていた。最近売り出し中の新進気鋭の冒険者たちらしい。名前は聞いたことがなかったが、装備は確かに上等そうなものを使っていた。
何でも四人しかいないのに第三階層まで到達できたと豪語するものだから、その腕前は確かなのだろう。
「ゾーヤは地下に潜りたかったのか?」
「ああ。我ら黒狼族の御先祖様がこの地下迷宮の遺跡に祭られていると聞いてな、死ぬ前に一度はご報告に上がりたいと思っていたのだ」
それが何を間違ったのか剣闘士になるしかなかった、と彼女は自嘲した。
ちょっと気まずいので、俺は話題を変えることにした。
「……地下街は、確か第一階層と第二階層のつなぎ目にあるらしいな。聞けば泉から水が湧いているというから、思った以上に上等な街なんだろう」
迷宮の造りは不思議なもので、階層という概念が存在する。深度という方が適切かもしれない。階層と階層の間に、明確な線引きがあるわけではないのだが、明らかに出てくる魔物の質が変わり、雰囲気が一変する境界がある。そこを階層の狭間と呼ぶことが多い。
階層の狭間まで進むと、大抵の場合、そこには関所ならびに迷宮街がある。
地下にわざわざ関所がある理由は簡単で、強い魔物をそれより上層階に上げたくないから物理的に壁を作っているのだ。そんなことをしなくても魔物は、階層の狭間をなぜか嫌う習性があるらしいが、群れが暴走して稀に乗り越えてくることもあるので、やはり関所はあるに越したことはないという。
俺たちが迷宮街と呼称しているものは、実態はというと、関所に付随して出来ている避難所のような集落だ。
そして、階層の狭間を超えてそれ以上進むためには、関所で通行証の提示を求められる。冒険者ギルドに所属しているなら自分のタグを提示すればいいし、冒険者に同行して潜っている場合は許可証と身分証を見せればよい。
身のほど知らずなやつが自分の能力を超えて深く潜るのを防ぐ役目もあるし、犯罪者が地上に逃げるのを防ぐ役目もある。迷宮地下街における関所は重要な設備なのだ。
もちろん、わざと抜け道を狙って、関所を通らずに深く進むこともできるが、その場合命の保証はない。
そもそもそんな抜け道は中々見つからないのだが、見つけたとてその抜け道はすぐに埋め潰されるし、抜け道を作るのは重罪である。
「第二の狭間……か、意外と早かったな」
目の前には、関所があった。名前はそのまま『第二の狭間』と言うらしい。第一の狭間が地下迷宮の入り口なので、迷宮に潜って最初の狭間なのに『第二の狭間』になるらしいが……その辺の理屈はよく分からなかった。
ともあれ、とうとう目当ての場所にたどり着いた。二日は歩いたのでかなりの距離ではあるのだが、魔物との遭遇はほとんどなかった。想像していたよりはるかに安全な旅程だったと思う。もっと戦闘に巻き込まれることを覚悟していたので、何だか山歩きのような感じで拍子抜けしたぐらいである。
ここまで連れてきてくれた冒険者にお礼を言って別れつつ、俺たちは地図を頼りに刻印士を探すことにした。
探す刻印士の名前は、ニドゥイ。
この第二の狭間の中で暮らす、刺青だらけの不気味なダークエルフ/døkkálfarだという。
134
お気に入りに追加
701
あなたにおすすめの小説

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

転生エルフによる900年の悠久無双記~30歳で全属性魔法、100歳で古代魔術を習得。残り900年、全部無双!~
榊原モンショー
ファンタジー
木戸 稔《きど・みのる》 享年30。死因:交通事故。
日本人としての俺は自分の生きた証を残すこともなく、あっけなく死んでしまった。
死の間際に、「次はたくさん長生きして、自分の生きた証を残したいなぁ」なんてことを思っていたら――俺は寿命1000年のエルフに転生していた!
だからこそ誓った。今度こそ一生を使って生きた証を残せる生き方をしようと。
さっそく俺は20歳で本来エルフに備わる回復魔法の全てを自在に使えるようにした。
そして30歳で全属性魔法を極め、100歳で古代魔術の全術式解読した。
残りの寿命900年は、エルフの森を飛び出して無双するだけだ。
誰かに俺が生きていることを知ってもらうために。
ある時は、いずれ英雄と呼ばれるようになる駆け出し冒険者に懐かれたり。
ある時は、自分の名前を冠した国が建国されていたり。
ある時は、魔法の始祖と呼ばれ、信仰対象になっていたり。
これは生ける伝説としてその名を歴史に轟かしていく、転生エルフの悠々自適な無双譚である。
毎日に18時更新します
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる