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第11話 異世界行商その③:胡椒・砂糖
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しいたけ栽培に熱をいれる傍ら、異世界への交易品輸出も欠かさずに行う。
となればギルドへの登録も必要となるもの。
商人ギルド向かいには、旅の流れの行商人という設定で屋号の登記を行った。収める金額に応じて、印籠と旗が渡される。これが『交易都市ミュノス・アノールで行商を行う許可証』の代わりとなる。天幕を引いて露天店舗を開いたり荷車を押して屋台を出したりするならこの旗を表に出せ、ということだ。
なお売上の一部はギルドに徴収される他、道路を使うにも場所代を収める必要がある。
あとは、必要となるものを物々交換で手に入れた。
『ネット通販やスーパーで売ってるブラックペッパーの袋』
そう、黒胡椒。
これがやたらと高い値段の取引になった。
商人ギルドへの上納金、荷物を運べる大きめの荷車、麻袋、革手袋、縄紐、多腕天秤などの行商人に欠かせない数々の品物まで、それらを賄うのに胡椒が役立った。
かつて中世ヨーロッパでは、胡椒は同じ重さの金と取引されたという――そんな逸話があるぐらい胡椒は貴重な品物であった。
もちろんそれは誇張もいいところで、シルクロード開拓前でも金のほうが数百倍高値だったのだが、それでも業務用の粒胡椒1kgが銀貨や金貨に交換されるぐらいの換算になる。業務用の粒胡椒1kgであれば数千円で手に入るので、差額を考えたらかなりの利幅が出るだろう。
この世界も同じようなものだった。粒胡椒を一〇袋ぐらい交換すれば、もうそれで商売道具があらかた揃ってしまった。
それに、アルバート氏が面倒を見てくれたのが大きい。
必要となる道具の一部を安く用意してくれたのはもちろんのこと、商人ギルドに出す届け出の保証人欄にアルバート氏が名前を貸してくれたのだ。
この街ミュノス・アノールの市民権を持っていない俺は、本来なら、登記の際に審査に時間がかかる他、一時保証金を多めに積む必要がある(登記取り下げをすれば半額戻ってくるとは言え、そんなことをする行商人なんて普通いないので実質上納金の上乗せのようなものだ)。
そこをアルバート氏が保証人に立ってくれたお陰で、手続きは随分と楽になり、費用も安く済んだ。
「ここまでお膳立てしてくれたんだ、アルバート氏には感謝しないといけないな」
荷車に荷物を載せながら、俺はそうゾーヤに話しかけた。ちなみに荷車を引くのはゾーヤの仕事である。お恥ずかしながら、男の俺よりも彼女のほうが足腰が強い。流石は獣人族といったところか。
面目躍如ということで、ゾーヤは「私に任せてくれ!」と嬉しそうであったが。
(あとは、砂糖や胡椒あたりを量り売りすれば、十分金儲けできるだろう)
◇◇◇
――歴史上、砂糖は重要な甘味であり、薬としても使用されていた。
ギリシャの薬草学の父、ペダニオス・ディオスコリデスは砂糖について「膀胱や腎臓の痛みを和らげるために服用する」と所見を述べている。
アラビア医学の大家イブン・スィーナーもまた「砂糖菓子こそは、万能薬である」と言葉を残している(そのイブン・スィーナーもまたペダニオス・ディオスコリデスの『薬物誌』を参照している)。
ナツメグ、ショウガ、コショウ。これらの香辛料と比肩するぐらい、砂糖は貴重な品として扱われ、ヨーロッパ世界に輸入され続けてきた。
サトウキビを使った製糖所が各地につくられるまで、その砂糖の希少性と価値は揺るがなかった。
保存が利くのも大きな利点である。王侯貴族の嗜好品のみならず、軍備として蔵に保持することができる。
喉の炎症や目のくすみに効果があり、弱った消化器官を癒し、利尿作用もある――真偽はともかく、かつての医学書ではそのように論じられてきた。
「これがその砂糖だ」
「……? 白いな? それに固まっていない。これは小麦などの粉ではないのか?」
スティックシュガーを破って小皿の上に盛る。ゾーヤは物珍しそうにまじまじとそれを眺めていた。
彼女の感想は正しい。
そもそも庶民が見る砂糖の多くは茶褐色のもの。これはサトウキビを絞って作る際の工程で絞り汁が出てしまうのと、煮沸による濃縮を行った後の糖みつ分の除去が完璧でないからである。
しかし、紀元前1世紀のディオスコリデスは「砂糖の形状は塩に似ていて、歯で噛めば崩れる」と文献を残しており、当時ごく希少ではあったものの白砂糖も存在していたと考えられている。
ゾーヤが砂糖を知っていること自体驚きだったが、まあそれはどうでもいい。
「いや、砂糖さ。舐めてみると分かる」
「……!」
毛が立った。甘さに驚いているのだろう。
動物って本当に驚くと毛が立つんだ、とちょっと新鮮な感動を覚える。
「……驚いた。これは砂糖の中でも最も純度が高い、スッカルではないか?」
「へえ、そんなのあるんだ?」
そういえば、紀元前4世紀にインドのカウティリヤが著した「実利論」によると、純度ごとに三種類の砂糖があるという。純度が一番低いものはグダ、続いてカンダ、純度が最も高いものはサルカラ、らしい。
彼女のいうスッカルとやらはおそらく、似たような概念なのだろう。
「……これは、そのままでも貴族に医薬品として売れるぞ。不純物がなさすぎる。もしこれが本物の砂糖ならば、だが」
「疑わしいかい?」
「俄かには信じられんな。いや、主殿を疑っているつもりはないのだが……」
彼女が疑うのも無理はない。砂糖は日用品にしては高級品すぎるのだ。
庶民が全くお目にかかれないというわけではないが、少なくともこんな簡単に出てくるものではない。
これが最高級の品質の砂糖であれば尚の事であろう。
とはいえ、である。
例えば、砂糖一袋で上質な織物と交換されると知ったら、目のくらまない人間はいるまい。
ここまで極端な話ではないが、業務用スーパーで売っている上白糖一袋が、何か異世界の上等な代物に変わるだけでも大儲けと言える。
仕入れも楽で、数をまとめて仕入れられる。そういった観点でも、砂糖はいずれ取り扱いたい品物ではある。
「もし主殿がこの砂糖を売り捌きたいなら、商人ギルドの食料品部門に話を通さないといけないだろう。薬草は食料品の管轄だったはずだ」
「詳しいな」
ゾーヤは妙に色んなことを知っている。
あの興行主の老人に家三軒分の値で吹っ掛けられたが、それも伊達ではないということだろう。確かにゾーヤはかなり役に立っている。
(異世界向かいには胡椒と砂糖を売りながら、日本向かいにはしいたけを栽培して動画を投稿して……)
これで、少なくとも異世界側での金儲けは基盤ができたと言える。
胡椒と砂糖を荷車に積むワーウルフ娘、という動画を撮りながら、俺は次なる金儲けの方法に考えを馳せていた。
となればギルドへの登録も必要となるもの。
商人ギルド向かいには、旅の流れの行商人という設定で屋号の登記を行った。収める金額に応じて、印籠と旗が渡される。これが『交易都市ミュノス・アノールで行商を行う許可証』の代わりとなる。天幕を引いて露天店舗を開いたり荷車を押して屋台を出したりするならこの旗を表に出せ、ということだ。
なお売上の一部はギルドに徴収される他、道路を使うにも場所代を収める必要がある。
あとは、必要となるものを物々交換で手に入れた。
『ネット通販やスーパーで売ってるブラックペッパーの袋』
そう、黒胡椒。
これがやたらと高い値段の取引になった。
商人ギルドへの上納金、荷物を運べる大きめの荷車、麻袋、革手袋、縄紐、多腕天秤などの行商人に欠かせない数々の品物まで、それらを賄うのに胡椒が役立った。
かつて中世ヨーロッパでは、胡椒は同じ重さの金と取引されたという――そんな逸話があるぐらい胡椒は貴重な品物であった。
もちろんそれは誇張もいいところで、シルクロード開拓前でも金のほうが数百倍高値だったのだが、それでも業務用の粒胡椒1kgが銀貨や金貨に交換されるぐらいの換算になる。業務用の粒胡椒1kgであれば数千円で手に入るので、差額を考えたらかなりの利幅が出るだろう。
この世界も同じようなものだった。粒胡椒を一〇袋ぐらい交換すれば、もうそれで商売道具があらかた揃ってしまった。
それに、アルバート氏が面倒を見てくれたのが大きい。
必要となる道具の一部を安く用意してくれたのはもちろんのこと、商人ギルドに出す届け出の保証人欄にアルバート氏が名前を貸してくれたのだ。
この街ミュノス・アノールの市民権を持っていない俺は、本来なら、登記の際に審査に時間がかかる他、一時保証金を多めに積む必要がある(登記取り下げをすれば半額戻ってくるとは言え、そんなことをする行商人なんて普通いないので実質上納金の上乗せのようなものだ)。
そこをアルバート氏が保証人に立ってくれたお陰で、手続きは随分と楽になり、費用も安く済んだ。
「ここまでお膳立てしてくれたんだ、アルバート氏には感謝しないといけないな」
荷車に荷物を載せながら、俺はそうゾーヤに話しかけた。ちなみに荷車を引くのはゾーヤの仕事である。お恥ずかしながら、男の俺よりも彼女のほうが足腰が強い。流石は獣人族といったところか。
面目躍如ということで、ゾーヤは「私に任せてくれ!」と嬉しそうであったが。
(あとは、砂糖や胡椒あたりを量り売りすれば、十分金儲けできるだろう)
◇◇◇
――歴史上、砂糖は重要な甘味であり、薬としても使用されていた。
ギリシャの薬草学の父、ペダニオス・ディオスコリデスは砂糖について「膀胱や腎臓の痛みを和らげるために服用する」と所見を述べている。
アラビア医学の大家イブン・スィーナーもまた「砂糖菓子こそは、万能薬である」と言葉を残している(そのイブン・スィーナーもまたペダニオス・ディオスコリデスの『薬物誌』を参照している)。
ナツメグ、ショウガ、コショウ。これらの香辛料と比肩するぐらい、砂糖は貴重な品として扱われ、ヨーロッパ世界に輸入され続けてきた。
サトウキビを使った製糖所が各地につくられるまで、その砂糖の希少性と価値は揺るがなかった。
保存が利くのも大きな利点である。王侯貴族の嗜好品のみならず、軍備として蔵に保持することができる。
喉の炎症や目のくすみに効果があり、弱った消化器官を癒し、利尿作用もある――真偽はともかく、かつての医学書ではそのように論じられてきた。
「これがその砂糖だ」
「……? 白いな? それに固まっていない。これは小麦などの粉ではないのか?」
スティックシュガーを破って小皿の上に盛る。ゾーヤは物珍しそうにまじまじとそれを眺めていた。
彼女の感想は正しい。
そもそも庶民が見る砂糖の多くは茶褐色のもの。これはサトウキビを絞って作る際の工程で絞り汁が出てしまうのと、煮沸による濃縮を行った後の糖みつ分の除去が完璧でないからである。
しかし、紀元前1世紀のディオスコリデスは「砂糖の形状は塩に似ていて、歯で噛めば崩れる」と文献を残しており、当時ごく希少ではあったものの白砂糖も存在していたと考えられている。
ゾーヤが砂糖を知っていること自体驚きだったが、まあそれはどうでもいい。
「いや、砂糖さ。舐めてみると分かる」
「……!」
毛が立った。甘さに驚いているのだろう。
動物って本当に驚くと毛が立つんだ、とちょっと新鮮な感動を覚える。
「……驚いた。これは砂糖の中でも最も純度が高い、スッカルではないか?」
「へえ、そんなのあるんだ?」
そういえば、紀元前4世紀にインドのカウティリヤが著した「実利論」によると、純度ごとに三種類の砂糖があるという。純度が一番低いものはグダ、続いてカンダ、純度が最も高いものはサルカラ、らしい。
彼女のいうスッカルとやらはおそらく、似たような概念なのだろう。
「……これは、そのままでも貴族に医薬品として売れるぞ。不純物がなさすぎる。もしこれが本物の砂糖ならば、だが」
「疑わしいかい?」
「俄かには信じられんな。いや、主殿を疑っているつもりはないのだが……」
彼女が疑うのも無理はない。砂糖は日用品にしては高級品すぎるのだ。
庶民が全くお目にかかれないというわけではないが、少なくともこんな簡単に出てくるものではない。
これが最高級の品質の砂糖であれば尚の事であろう。
とはいえ、である。
例えば、砂糖一袋で上質な織物と交換されると知ったら、目のくらまない人間はいるまい。
ここまで極端な話ではないが、業務用スーパーで売っている上白糖一袋が、何か異世界の上等な代物に変わるだけでも大儲けと言える。
仕入れも楽で、数をまとめて仕入れられる。そういった観点でも、砂糖はいずれ取り扱いたい品物ではある。
「もし主殿がこの砂糖を売り捌きたいなら、商人ギルドの食料品部門に話を通さないといけないだろう。薬草は食料品の管轄だったはずだ」
「詳しいな」
ゾーヤは妙に色んなことを知っている。
あの興行主の老人に家三軒分の値で吹っ掛けられたが、それも伊達ではないということだろう。確かにゾーヤはかなり役に立っている。
(異世界向かいには胡椒と砂糖を売りながら、日本向かいにはしいたけを栽培して動画を投稿して……)
これで、少なくとも異世界側での金儲けは基盤ができたと言える。
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