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第4話 まずは異世界の料理店で一息を(あるいは次の企み事)
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白状すると、異世界の飯にいきなり挑戦するのは多少抵抗があった。
どんな食材を使われているか分からないし、衛生管理も保証されていない。迂闊に手を出して腹を下したりしたら目も当てられない。
(でもまあ、この世界に馴染んでいくことも大事だからな)
一方で、俺は異世界の食事には前向きでもあった。
例えるなら海外旅行。せっかくなのだから、異国の現地料理を味わってみたいという冒険心がどこかにある。食は国の文化。もしかしたら自分が今まで味わったことがない美食に出会う可能性だって秘めている。
なので、早速ゾーヤに旨い料理店をいくつか教えてもらい、よさそうな店を見繕った。
剣闘士団所属の剣闘奴隷とはいえ、外を出歩けないわけではない。精霊が定めた休暇の日や帝国記念日などに街に出る自由が保障されているらしい。
こういう情報は、土地勘のある人に頼るに限る。
「旨い料理は剣闘士の数少ない娯楽だからな。きっと主殿も満足するだろう」
得意げに語るゾーヤ。
どんな料理が出てくるのか事前に聞いておくと「肉と胡椒の料理だな」と簡素な答えだった。期待が持てそうな回答だった。肉と胡椒が旨くないはずがない。
ゾーヤは鼻歌でも歌うように喋った。
「『踊る仔馬亭』といえば、この辺りの冒険者にも行商人にも愛用されている有名な大衆酒場なのだ。少々値が張るが、奥の個室で出される肉料理はちょっとした御馳走だな。私たち剣闘士も、大事な試合の前日や、記念に残るような勝利を飾った日にここに来る。次勝つためにな」
◇◇◇
大衆酒場、『踊る仔馬亭』。
第一印象は、非常に広い酒場というものだった。
建物の横に厩が併設されており、二階が宿泊施設を兼ねていることから、旅商人のための施設だということが伺われる。がやがやと賑やかな食事音。飛び交う怒鳴り声と笑い声。想像通りの大衆酒場。
ただし、奥の個室に進む際には、凶器を持っていないか身体検査を受ける必要があった。大事な商談をしたければ奥の個室にどうぞ、というわけだ。いい商売だと思う。身体検査が必要な飲食店に入ったことがないので、新鮮な感動があった。
荷物を籠に入れて木札を受け取る。出るときに木札を渡して荷物を返してもらうという流れらしい。
「……なるほど、主殿は遠い国からやって来られたのか」
個室に入って一息ついて。
麦酒を一口呑みながら、ゾーヤは渋い顔で呟いた。
ここの麦酒は不思議な味だった。日本のビールに慣れ親しんでいる俺からすると、少々水っぽく雑味が立っているように感じる麦酒だったが、不思議なまろやかさを帯びているように感じた。発酵が不十分で麦糖が残っているのかもしれない。
しばらく沈黙が続く。
正体を隠すつもりはなかった。
だから俺はある程度の脚色を加えつつ、正直に白状した。
遠い異国の上級市民で、国の教育を受け、参政権を持つ身分だと。
家宝の鏡を持っており、それをくぐって遠くからやってきたと。
「そう、はるか遠くの国からね。どこから来たのかはまた後で話そう」
「……。なるほど」
それ故、この国の常識に疎いため、ありとあらゆることを勉強する必要があると。
料理、衣服、工芸、商業、そして文化。
可能であれば、この国と友諠を結びたい。遠交近攻は外交の基本、この国に外なすつもりは一切ないと。
「……。私には政治なぞ分からない。帝国の貴族のお考えなぞも知る由もない。これでも私は"高名なる黒狼のギイ"の血を引く氏族だが……普人族の治世には明るくない」
治世なんて言葉が出てくるなんてこの子も凄いな、と。
粒胡椒たっぷりの肉をほおばりながら、俺は呑気にそう考えていた。大葉なのかパセリなのかよく分からないが、刻まれた葉っぱが肉の表面にまぶされていて、これがまた非常に美味しかった。
はっきり言うと、俺は見栄を張った。
後半の部分は適当に今考えた設定だ。友誼だの外交だの、ちょっと格好を付けたかっただけである。
若くて綺麗な娘をちょっとからかってみたかっただけ。しいて言えば、後でこの設定が後々どこかに活きてくるかもしれない。
一応、大きな嘘はついていない。
遠い国の市民。義務教育の履修。参政権。
この世界批准で考えるとなると、もしかすると貴族院の代議員やら何やらのお偉いさんのように誤解してもらえるかもしれない。
実態はただの平民なのだが。
「遠い国から来たから、色々教えてほしいんだ」
「……なるほど。主殿の為とあらば、私で良ければ幾らでも力になろうと思う」
ゾーヤとはいろんなことを話した。
この国の統治者と、この街の統治者。
この国の通貨制度。この国の言語。
この大陸の大まかな歴史。
全て知らない情報であった。あまりにも物を知らないのでゾーヤに呆れられてしまったが、まあ仕方がない。
話がひと段落して、ゾーヤが野菜のスープを口に含んだ。合わせて俺もスープをいただいた。
野菜を煮込んだ滋味あふれるスープで、薄味で優しい口当たりだった。
例えるならポトフに近い料理だった。玉ねぎをまるごと入れているのとソーセージの代わりにベーコンが入っているぐらいが相違点で、ほくほくの玉ねぎを匙でつぶしながらほじって食べるのが、ちょっと楽しい。
「……で、主殿は、あくまで小さな交易だけを行いたいと」
ゾーヤの問い。俺は肉を齧りながら相槌を打った。
「そうそう。遠くの国の芸術品や、珍しいお酒とかを取り扱いたいなと」
「お酒……」
酒が気になるのか? とからかうと、ゾーヤは照れ隠しの咳ばらいをして話題を切り替えた。可愛い。
「……となると、商人ギルドから許可証をもらわないといけないだろうな。だが主殿、多少賄賂を弾んでも手続きには時間がかかるぞ」
「うーん。となると、当分の間は質屋とかに売り卸すしかないよな……」
「売り物のあてはあるのか?」
一応、他にも売り卸したい品はいくつかあった。
試しにゾーヤにも見せてやろうと思って懐から一つ取り出す。
こちらも江戸切子に劣らぬ立派な伝統工芸品。蒐集家の貴族にでも高値で売り飛ばせそうな逸品である。
案の定、ゾーヤは目を丸くしていた。
「……なんと艶やかな」
「だろう? 津軽塗っていうんだ。きっと高値で売れると思っているんだが」
俺の商売は江戸切子だけでは終わらない。
どんな食材を使われているか分からないし、衛生管理も保証されていない。迂闊に手を出して腹を下したりしたら目も当てられない。
(でもまあ、この世界に馴染んでいくことも大事だからな)
一方で、俺は異世界の食事には前向きでもあった。
例えるなら海外旅行。せっかくなのだから、異国の現地料理を味わってみたいという冒険心がどこかにある。食は国の文化。もしかしたら自分が今まで味わったことがない美食に出会う可能性だって秘めている。
なので、早速ゾーヤに旨い料理店をいくつか教えてもらい、よさそうな店を見繕った。
剣闘士団所属の剣闘奴隷とはいえ、外を出歩けないわけではない。精霊が定めた休暇の日や帝国記念日などに街に出る自由が保障されているらしい。
こういう情報は、土地勘のある人に頼るに限る。
「旨い料理は剣闘士の数少ない娯楽だからな。きっと主殿も満足するだろう」
得意げに語るゾーヤ。
どんな料理が出てくるのか事前に聞いておくと「肉と胡椒の料理だな」と簡素な答えだった。期待が持てそうな回答だった。肉と胡椒が旨くないはずがない。
ゾーヤは鼻歌でも歌うように喋った。
「『踊る仔馬亭』といえば、この辺りの冒険者にも行商人にも愛用されている有名な大衆酒場なのだ。少々値が張るが、奥の個室で出される肉料理はちょっとした御馳走だな。私たち剣闘士も、大事な試合の前日や、記念に残るような勝利を飾った日にここに来る。次勝つためにな」
◇◇◇
大衆酒場、『踊る仔馬亭』。
第一印象は、非常に広い酒場というものだった。
建物の横に厩が併設されており、二階が宿泊施設を兼ねていることから、旅商人のための施設だということが伺われる。がやがやと賑やかな食事音。飛び交う怒鳴り声と笑い声。想像通りの大衆酒場。
ただし、奥の個室に進む際には、凶器を持っていないか身体検査を受ける必要があった。大事な商談をしたければ奥の個室にどうぞ、というわけだ。いい商売だと思う。身体検査が必要な飲食店に入ったことがないので、新鮮な感動があった。
荷物を籠に入れて木札を受け取る。出るときに木札を渡して荷物を返してもらうという流れらしい。
「……なるほど、主殿は遠い国からやって来られたのか」
個室に入って一息ついて。
麦酒を一口呑みながら、ゾーヤは渋い顔で呟いた。
ここの麦酒は不思議な味だった。日本のビールに慣れ親しんでいる俺からすると、少々水っぽく雑味が立っているように感じる麦酒だったが、不思議なまろやかさを帯びているように感じた。発酵が不十分で麦糖が残っているのかもしれない。
しばらく沈黙が続く。
正体を隠すつもりはなかった。
だから俺はある程度の脚色を加えつつ、正直に白状した。
遠い異国の上級市民で、国の教育を受け、参政権を持つ身分だと。
家宝の鏡を持っており、それをくぐって遠くからやってきたと。
「そう、はるか遠くの国からね。どこから来たのかはまた後で話そう」
「……。なるほど」
それ故、この国の常識に疎いため、ありとあらゆることを勉強する必要があると。
料理、衣服、工芸、商業、そして文化。
可能であれば、この国と友諠を結びたい。遠交近攻は外交の基本、この国に外なすつもりは一切ないと。
「……。私には政治なぞ分からない。帝国の貴族のお考えなぞも知る由もない。これでも私は"高名なる黒狼のギイ"の血を引く氏族だが……普人族の治世には明るくない」
治世なんて言葉が出てくるなんてこの子も凄いな、と。
粒胡椒たっぷりの肉をほおばりながら、俺は呑気にそう考えていた。大葉なのかパセリなのかよく分からないが、刻まれた葉っぱが肉の表面にまぶされていて、これがまた非常に美味しかった。
はっきり言うと、俺は見栄を張った。
後半の部分は適当に今考えた設定だ。友誼だの外交だの、ちょっと格好を付けたかっただけである。
若くて綺麗な娘をちょっとからかってみたかっただけ。しいて言えば、後でこの設定が後々どこかに活きてくるかもしれない。
一応、大きな嘘はついていない。
遠い国の市民。義務教育の履修。参政権。
この世界批准で考えるとなると、もしかすると貴族院の代議員やら何やらのお偉いさんのように誤解してもらえるかもしれない。
実態はただの平民なのだが。
「遠い国から来たから、色々教えてほしいんだ」
「……なるほど。主殿の為とあらば、私で良ければ幾らでも力になろうと思う」
ゾーヤとはいろんなことを話した。
この国の統治者と、この街の統治者。
この国の通貨制度。この国の言語。
この大陸の大まかな歴史。
全て知らない情報であった。あまりにも物を知らないのでゾーヤに呆れられてしまったが、まあ仕方がない。
話がひと段落して、ゾーヤが野菜のスープを口に含んだ。合わせて俺もスープをいただいた。
野菜を煮込んだ滋味あふれるスープで、薄味で優しい口当たりだった。
例えるならポトフに近い料理だった。玉ねぎをまるごと入れているのとソーセージの代わりにベーコンが入っているぐらいが相違点で、ほくほくの玉ねぎを匙でつぶしながらほじって食べるのが、ちょっと楽しい。
「……で、主殿は、あくまで小さな交易だけを行いたいと」
ゾーヤの問い。俺は肉を齧りながら相槌を打った。
「そうそう。遠くの国の芸術品や、珍しいお酒とかを取り扱いたいなと」
「お酒……」
酒が気になるのか? とからかうと、ゾーヤは照れ隠しの咳ばらいをして話題を切り替えた。可愛い。
「……となると、商人ギルドから許可証をもらわないといけないだろうな。だが主殿、多少賄賂を弾んでも手続きには時間がかかるぞ」
「うーん。となると、当分の間は質屋とかに売り卸すしかないよな……」
「売り物のあてはあるのか?」
一応、他にも売り卸したい品はいくつかあった。
試しにゾーヤにも見せてやろうと思って懐から一つ取り出す。
こちらも江戸切子に劣らぬ立派な伝統工芸品。蒐集家の貴族にでも高値で売り飛ばせそうな逸品である。
案の定、ゾーヤは目を丸くしていた。
「……なんと艶やかな」
「だろう? 津軽塗っていうんだ。きっと高値で売れると思っているんだが」
俺の商売は江戸切子だけでは終わらない。
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