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第六十話 神殺し
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斬っても駄目。切り離しても駄目。その再生力に底はあるのか、暫く戦っているがそれが尽きる気配はない。むしろ、その力はどんどん溢れ出してくるかのように加速していた。
「ナ゛ナ゛ヴォォォォォオオオオオ!!」
神経系も無事に繋がり、声帯も直ったようで立派に僕に対して吠えている。その発音もだんだん良くなってきている。というか、戻ってきている。 飲み込んだ鏡冥剣ネフィリムの力が定着し、冥界の力とやらを引き出してきているのだろう。恐らくこのまま戦い続けていたらどんどん強くなっていくだろう。そうすれば僕は負け、3人は敗走する。逃げる時間ぐらいは稼ぎたいところだが、無事逃げられたとしてもこの悪喰の神を倒す手段はない。勇者はいないのだ。
此奴を殺すことは確定している。だが今早急に、ギニュエルが力を完全に取り込む前に殺すしかない。
首を飛ばしても駄目なら手っ取り早いのは心臓だ。力の根源ってのが大体心臓だ。其処を失くしてしまえば流石のギニュエルも死んでくれるだろう。
となるとその手段だが、これは一応一つある。勇者戦術の『伍ノ断 天陽》』である。これは突き技なのだが、剣に乗せた魔力をそのまま突きの威力に乗せて飛ばすことが出来る。実際にやってみたところ、地下墓地ダンジョンの壁に大きな穴ができた。それも壁を貫通していくつものだ。これを奴の心臓にぶつければ、死ぬ。
ただしその為には非常に多くの魔力を剣に込めないといけない。そして正確無比の突きを動き回る敵に当てなければならない。この二つの課題をクリアしないといけないのがこの技の問題点だ。
「エレーナ、ミルルさん、伍ノ断を使う!」
「アレね! なら私達は時間稼ぎと足止めね!」
「はい……!」
流石、フィンギーさんと一緒にパーティーを組んでただけあって理解が早い。安心して任せられそうだ。これで時間稼ぎと足止めの問題は解決した。だが時間が掛かれば2人が危ない。次の問題である魔力の注入、これを早急に解決せねばならない。
「シエル、魔力をこの剣に入れてくれ。僕は自分の魔法の維持でいっぱいいっぱいなんだ」
「了解! 邪神の魔力を勇者の剣に込めるなんて罰が当たりそうだね!」
「その場合、誰が罰を当てるんだ?」
「んー……私かなぁ? じゃあ私が私に罰を当てるの? 問題ないってことで見逃してよね! ほら、魔力充填完了だよ!」
喋っている内に剣はこれまでにない輝きを放っていた。ただし少々禍々しい。若干黒化した星天剣を上段にまで持っていき、切っ先をギニュエルの心臓に向ける。
「いけます!」
「っ! アースバインド!」
「アイス、バインド!」
此方を一瞥したエレーナが岩の壁を召喚し、ギニュエルを左右から挟みこむ。そしてはみ出した手や顔をミルルさんの放った氷の蔓が巻き付き、岩ごと拘束する。2人は見事に役割を果たしてくれた。お陰様でこの最大威力の突きを、お見舞いすることができる。
「これで終わりだ!」
「……ッ!?」
「『勇者戦術 伍ノ断”天陽”』」
突き出した剣から放たれる黒い魔力の光線がギニュエルの心臓へと直撃する。それと同時に爆発し、クレーターのように肉を抉った。露出する肉、骨、内臓はすぐに冥界の炎が焼き尽くし、再生していく。だが失った心臓を埋める炎はない。火種がなければ炎も燃えない。貫通した穴は周りの肉の炎で埋まるが、心臓はどうやら再生していない。挟まれているギニュエル自身は暴れているが、それも時間の問題だろう。
「……ッ、……ナ……ナヲォォォォォ!!」
「今更声帯が再生したか。なら心臓は、いつ再生するんだろうな?」
「ガァ……ガハッ……!」
「死ぬまでに再生することを祈ってるんだな……お前の神に」
岩の維持が難しくなったエレーナが魔法を解除すると、それと同時にミルルさんも氷の蔓を解除する。自由の身になったギニュエルは、だが暴れることなく、その身を地面へと倒した。
その瞬間、蒼黒の炎が全身を包む。まるで火葬のように、肉も骨も全てを灰にしようと燃え盛っていた。
しばらくそれを眺めていたが、結局ギニュエルは復活しなかった。奴の体は全部燃え尽き、最終的に残ったのは黒く燃えた跡だけだった。激戦の後で気が抜けたのか、僕達4人とも、その場に座り込んでいた。けれど、やらなければいけないことがある。
「……行こう」
僕の言葉に3人が立ち上がる。勿論、僕も立ち上がり燃えカスの向こうにある50層へと向かう。このダンジョンのコアを取り込まなければならない。でなければ此処は無法地帯となるし、天使共は地上へと舞い降りることになる。そうなればいつかはギニュエルのような悪神が生まれてしまう。それを避ける為、シエルには迷宮主となって神世樹を無害化してもらわなければならない。
精も根も尽き果てた僕達の前に現れたのは木で出来た階段だ。この先が50層なのだろう。見上げると果てしない階段の先に小さな扉が見える。僕は更に顔を上げ、天を見上げて溜息を吐いた。
「……行きたくない」
「行くわよ」
「うぅ」
有無を言わさずエレーナが僕の肩を後ろから押す。僕は嫌々ながらも足を一段目に乗せた。
□ □ □ □
やっとの思いで階段を登り切り、扉を開けた向こうは神世樹の天辺だった。まるで河童の皿のように平たく切り拓かれた丸い木製のフロアを囲うように緑の葉っぱが覆っている。此処に来るまでは四季のように葉が散っていったようだが、此処は緑が覆い茂っている。確かにこの神世樹をザルクヘイムの外から見た時は枯れた箇所もなくずっと緑色だった。この内部だけはダンジョンとしての空間になっているのだろう。であれば、この葉は神世樹本来の葉だ。もしかしたら何かしらの効能があるのかもしれないな。
フロアの中央には祭壇のような物と、その中央に淡い赤色に輝くクリスタルが浮かび、ゆっくりと回転をしていた。
「あれか」
「うん。早速取り込んじゃうね」
何の気負いもなく歩み寄ったシエルがクリスタルに触れると、一瞬にして罅に覆われる。そして砕け散ったクリスタルは光の粒子となってシエルの中へと吸い込まれていった。
「はい、おわり」
「あれ、進化は?」
「んー……しないみたい。アンラ=マンユで打ち止めかな」
「まぁ確かに邪神だものな。神より上は流石にないか」
スケルトンとして復活したシエルの進化の歩みは此処で終わりのようだ。良い勉強になった。骨モンスターの行き着く先は神様だったのだ。
それから少しの間、僕達はシエルの作業が終わるのを待った。天使のリポップ停止と神世樹の無限成長停止。一旦この二つを行ってもらった。これで天使の被害はなくなり、この辺りの養分吸収も納まって緑が増えていく事だろう。ザルクヘイム大迷宮郡は此処でとりあえずの攻略完了ということになった。
「……よし! じゃあ帰れるけど、どうする?」
「エレーナもミルルさんも疲れたでしょ。シエルのテレポートで先にエントランスへ」
「あんたとシエル先輩は?」
「ちょっと今後の相談。人生の方」
「……あっそ。じゃあ先帰ってるわね。行こう、ミルル」
「はい……。では、ナナヲ様。……またあとで」
小さく手を振るミルルさんに手を振り返したところで姿が消えた。残ったのは僕とシエルの2人きりである。
改めてこの場の静寂が耳に届く。風の音。それに揺らされた葉擦れの音。シエルと僕の呼吸の音。それ以外には何もない、平和そのものだった。
「ふふっ、人生相談?」
「嘘に決まってるだろ? いや、相談するならまずはシエルだけどさ」
「分かってるよ。まだなんでしょ?」
「あぁ。まだだ。まだ、終わってない。」
清廉な空気を吸い込み、肺いっぱいに詰まった空気を吐き、僕達が登ってきた階段へと視線を移す。
其処からゆっくりと姿を現したのは、ギニュエルだった。
「ナ゛ナ゛ヴォォォォォオオオオオ!!」
神経系も無事に繋がり、声帯も直ったようで立派に僕に対して吠えている。その発音もだんだん良くなってきている。というか、戻ってきている。 飲み込んだ鏡冥剣ネフィリムの力が定着し、冥界の力とやらを引き出してきているのだろう。恐らくこのまま戦い続けていたらどんどん強くなっていくだろう。そうすれば僕は負け、3人は敗走する。逃げる時間ぐらいは稼ぎたいところだが、無事逃げられたとしてもこの悪喰の神を倒す手段はない。勇者はいないのだ。
此奴を殺すことは確定している。だが今早急に、ギニュエルが力を完全に取り込む前に殺すしかない。
首を飛ばしても駄目なら手っ取り早いのは心臓だ。力の根源ってのが大体心臓だ。其処を失くしてしまえば流石のギニュエルも死んでくれるだろう。
となるとその手段だが、これは一応一つある。勇者戦術の『伍ノ断 天陽》』である。これは突き技なのだが、剣に乗せた魔力をそのまま突きの威力に乗せて飛ばすことが出来る。実際にやってみたところ、地下墓地ダンジョンの壁に大きな穴ができた。それも壁を貫通していくつものだ。これを奴の心臓にぶつければ、死ぬ。
ただしその為には非常に多くの魔力を剣に込めないといけない。そして正確無比の突きを動き回る敵に当てなければならない。この二つの課題をクリアしないといけないのがこの技の問題点だ。
「エレーナ、ミルルさん、伍ノ断を使う!」
「アレね! なら私達は時間稼ぎと足止めね!」
「はい……!」
流石、フィンギーさんと一緒にパーティーを組んでただけあって理解が早い。安心して任せられそうだ。これで時間稼ぎと足止めの問題は解決した。だが時間が掛かれば2人が危ない。次の問題である魔力の注入、これを早急に解決せねばならない。
「シエル、魔力をこの剣に入れてくれ。僕は自分の魔法の維持でいっぱいいっぱいなんだ」
「了解! 邪神の魔力を勇者の剣に込めるなんて罰が当たりそうだね!」
「その場合、誰が罰を当てるんだ?」
「んー……私かなぁ? じゃあ私が私に罰を当てるの? 問題ないってことで見逃してよね! ほら、魔力充填完了だよ!」
喋っている内に剣はこれまでにない輝きを放っていた。ただし少々禍々しい。若干黒化した星天剣を上段にまで持っていき、切っ先をギニュエルの心臓に向ける。
「いけます!」
「っ! アースバインド!」
「アイス、バインド!」
此方を一瞥したエレーナが岩の壁を召喚し、ギニュエルを左右から挟みこむ。そしてはみ出した手や顔をミルルさんの放った氷の蔓が巻き付き、岩ごと拘束する。2人は見事に役割を果たしてくれた。お陰様でこの最大威力の突きを、お見舞いすることができる。
「これで終わりだ!」
「……ッ!?」
「『勇者戦術 伍ノ断”天陽”』」
突き出した剣から放たれる黒い魔力の光線がギニュエルの心臓へと直撃する。それと同時に爆発し、クレーターのように肉を抉った。露出する肉、骨、内臓はすぐに冥界の炎が焼き尽くし、再生していく。だが失った心臓を埋める炎はない。火種がなければ炎も燃えない。貫通した穴は周りの肉の炎で埋まるが、心臓はどうやら再生していない。挟まれているギニュエル自身は暴れているが、それも時間の問題だろう。
「……ッ、……ナ……ナヲォォォォォ!!」
「今更声帯が再生したか。なら心臓は、いつ再生するんだろうな?」
「ガァ……ガハッ……!」
「死ぬまでに再生することを祈ってるんだな……お前の神に」
岩の維持が難しくなったエレーナが魔法を解除すると、それと同時にミルルさんも氷の蔓を解除する。自由の身になったギニュエルは、だが暴れることなく、その身を地面へと倒した。
その瞬間、蒼黒の炎が全身を包む。まるで火葬のように、肉も骨も全てを灰にしようと燃え盛っていた。
しばらくそれを眺めていたが、結局ギニュエルは復活しなかった。奴の体は全部燃え尽き、最終的に残ったのは黒く燃えた跡だけだった。激戦の後で気が抜けたのか、僕達4人とも、その場に座り込んでいた。けれど、やらなければいけないことがある。
「……行こう」
僕の言葉に3人が立ち上がる。勿論、僕も立ち上がり燃えカスの向こうにある50層へと向かう。このダンジョンのコアを取り込まなければならない。でなければ此処は無法地帯となるし、天使共は地上へと舞い降りることになる。そうなればいつかはギニュエルのような悪神が生まれてしまう。それを避ける為、シエルには迷宮主となって神世樹を無害化してもらわなければならない。
精も根も尽き果てた僕達の前に現れたのは木で出来た階段だ。この先が50層なのだろう。見上げると果てしない階段の先に小さな扉が見える。僕は更に顔を上げ、天を見上げて溜息を吐いた。
「……行きたくない」
「行くわよ」
「うぅ」
有無を言わさずエレーナが僕の肩を後ろから押す。僕は嫌々ながらも足を一段目に乗せた。
□ □ □ □
やっとの思いで階段を登り切り、扉を開けた向こうは神世樹の天辺だった。まるで河童の皿のように平たく切り拓かれた丸い木製のフロアを囲うように緑の葉っぱが覆っている。此処に来るまでは四季のように葉が散っていったようだが、此処は緑が覆い茂っている。確かにこの神世樹をザルクヘイムの外から見た時は枯れた箇所もなくずっと緑色だった。この内部だけはダンジョンとしての空間になっているのだろう。であれば、この葉は神世樹本来の葉だ。もしかしたら何かしらの効能があるのかもしれないな。
フロアの中央には祭壇のような物と、その中央に淡い赤色に輝くクリスタルが浮かび、ゆっくりと回転をしていた。
「あれか」
「うん。早速取り込んじゃうね」
何の気負いもなく歩み寄ったシエルがクリスタルに触れると、一瞬にして罅に覆われる。そして砕け散ったクリスタルは光の粒子となってシエルの中へと吸い込まれていった。
「はい、おわり」
「あれ、進化は?」
「んー……しないみたい。アンラ=マンユで打ち止めかな」
「まぁ確かに邪神だものな。神より上は流石にないか」
スケルトンとして復活したシエルの進化の歩みは此処で終わりのようだ。良い勉強になった。骨モンスターの行き着く先は神様だったのだ。
それから少しの間、僕達はシエルの作業が終わるのを待った。天使のリポップ停止と神世樹の無限成長停止。一旦この二つを行ってもらった。これで天使の被害はなくなり、この辺りの養分吸収も納まって緑が増えていく事だろう。ザルクヘイム大迷宮郡は此処でとりあえずの攻略完了ということになった。
「……よし! じゃあ帰れるけど、どうする?」
「エレーナもミルルさんも疲れたでしょ。シエルのテレポートで先にエントランスへ」
「あんたとシエル先輩は?」
「ちょっと今後の相談。人生の方」
「……あっそ。じゃあ先帰ってるわね。行こう、ミルル」
「はい……。では、ナナヲ様。……またあとで」
小さく手を振るミルルさんに手を振り返したところで姿が消えた。残ったのは僕とシエルの2人きりである。
改めてこの場の静寂が耳に届く。風の音。それに揺らされた葉擦れの音。シエルと僕の呼吸の音。それ以外には何もない、平和そのものだった。
「ふふっ、人生相談?」
「嘘に決まってるだろ? いや、相談するならまずはシエルだけどさ」
「分かってるよ。まだなんでしょ?」
「あぁ。まだだ。まだ、終わってない。」
清廉な空気を吸い込み、肺いっぱいに詰まった空気を吐き、僕達が登ってきた階段へと視線を移す。
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