7 / 62
第七話 一人暮らしの夜勤は地獄
しおりを挟む
寝る暇がない!!!
墓守仕事は夜から朝までだ。アンデッド達は朝日によってダメージが入るが、それでも完全に死ぬかと言ったらそうでもない。物陰に潜めばやり過ごせる。そうならないよう、見つけ次第殺す。これが大変だった。しかも目の届く範囲ならまだいい。僕の担当している第770番墓地はとんでもなく広かった。墓地っていうか、古墳って感じ。いやそんなにはでかくないけど。自分でも何を言ってるのか分からない。
つまり何が言いたいのかと言うと、目の届かない場所で夜通し盆踊りしてる死霊共を蹴散らし、尚且つ私生活の重要項目である炊事洗濯お買い物を昼間やって、何かしら要望やトラブルがあった時に協会に顔を出さなきゃいけないのは辛いってことだ。
「誰か……僕を世話してくれ……」
天辺近くまで昇った日に照らされながら誰にともなく愚痴をこぼす。クソ、こんなの聞いてない。いや、研修期間中に薄々気付いてはいたけど言い出せなかった。熱心に教えてくれる先輩やアル君(寮暮らし中に仲良くなりました)に『今更ですけどやめたいです』とは口が裂けても言えなかった!
そもそもおかしいんだよ、僕の墓地。協会から支給される聖水ってやつを撒くと瘴気が浄化されてアンデッドモンスターの出現頻度を減らしてくれるはずなのに、撒いて、他の場所を見回って帰ってきたらまた盆踊りしてるんだもん! こんなの絶対おかしいよ!!
「あの墓……絶対何かある……」
決まってあの墓周辺だけは秒でリスポーンしてる。あの大きな半月型のお墓……。偉大そうな人が眠ってる感じのお墓だ。
「けど暴くのはやっぱり気が引けるしな……」
ってことでその辺含めてアル君に先程報告してきたところだ。調査は協会主導でやってくれるらしいから僕は管理小屋に戻って寝るだけだ。今から家に帰って、買った食材を備え付けの保冷効果のある魔道具に詰めて、汗流して、漸く寝れる……。でもおやすみ3秒で寝たとしても3時間くらいか……。十分寝てる方ではあるが、流石に疲労が溜まってるので辛い……。
出来るだけ多く寝る為、大急ぎで用事を済ませてベッドに入る。疲労と安堵がもたらした睡魔の訪れを快く迎え入れ、僕は早々に意識を手放した。
「ナナヲ! 起きろ! ナナヲ!」
「……ぁあっ!?」
体感5分しか寝てないのに誰かに揺すられて目を覚ました。僕の安眠を妨げたのは誰だとぼやけた視線を動かし、それがアル君であることに気付いた。
「何なん……まだ5分しか寝てない……」
「馬鹿、もう日が沈んでるぞ!」
「……えっ!?」
一瞬で意識が覚醒した。飛び起きた僕は大慌てでカーテンを捲る。なるほど、夜じゃねーの……。
「大変……申し訳……」
「いやそれは全然良いんだ! 俺が起こしに来たのは別の問題があってな……」
「問題?」
恐る恐る振り向くが、アル君が怒ってるようには見えなかった。それよりもその問題とやらの方がやばいらしく、真剣な顔をしていた。
「昼間、アンデッドの湧きが局所的だって報告、くれたよな?」
「あ、あぁ……そうなんだよ。でかいお墓の周りだけ湧いてて大変で……」
「今日、協会の人間が其処を掘り返した」
「!」
暴いたのか……! 冒涜的な事だ。だが、異常は異常なのだ。手段を選んでいる暇はなかったらしい。
「あの墓は大魔導士として有名だった人の墓なんだが……骨も遺品もなかった」
「それは……誰かが、もう?」
「いや、あったのはでかい階段だ」
階段……?
「ダンジョンだったんだよ! ナナヲ、お前の管理してる墓地の地下は、ダンジョンになってたんだ!」
事のでかさに言葉が出なかった。ダンジョンという存在は僕もよく知っていたからだ。
『ザルクヘイム大迷宮群』という聞き慣れた言葉が脳裏をよぎる。
研修中に詳しく教えてもらったあの大迷宮郡は『ユグドラシル』と呼ばれる巨木が生み出した大ダンジョンだ。地上の入口からユグドラシルから木から生えた木を辿って上る『上層迷宮カテドラル』。ユグドラシルの洞から地下へと潜っていく『下層迷宮カタコンベ』という二つのダンジョンから構成されている。
ちなみに僕が転移してきたのは地下だった。だからカタコンベの方だ。
その二つのダンジョンでさえ、通常発生するダンジョンとは一線を画す難易度と広さを誇るというのだから驚きだ。実際、この町からもユグドラシルははっきりと見える。
ダンジョンに挑むというのは勿論、死と隣り合わせだ。そして死に寄り添った者が運ばれる場所……それが此処、グラスタだ。
「ダンジョンの死者を弔う場所にダンジョンが出来るなんて……」
「例の墓周辺にアンデッドがよく湧いていたのは、そういうことだ」
ダンジョン特有のモンスターを寄せ付ける魔力、とか?
「調査が必要になるから、暫くは騒がしくなるかもしれないな」
「そっか……」
「とは言っても昼間の話なんだけどな」
今日はとりあえずダンジョン専門の技師によって封印施術をしてもらい、地下ダンジョンからモンスターが出てくることはないそうだ。ただ、地上は別だ。いつも通りアンデッドが盆踊りを始めるだろう。
「ただ、一つだけ朗報があるんだ」
「何だ?」
「あの墓の周りにアンデッドが湧く異常はダンジョンの所為だと判明しただろ? それのお陰で広い墓地内での出現が、ダンジョン周りだけにある程度は集約されてるんだ。だから聖水で浄化してれば仕事は減るぞ!」
「それは……朗報なのか?」
聖水は墓守協会から支給されている瘴気を浄化させる水だ。殺虫剤みたいなものだな。僕も気になったところに撒いている。
しかし性格上、見回ってないと安心出来ないので何とも言えない。アル君はそういうところを買ってくれているが、でもまぁ、仕事が減ると喜ぶのは誰でもそうか。
一先ずは墓守の仕事をするのでアル君と別れた。協会での仕事が終わってからダッシュで来てくれたようなので、お礼はきちんと言っておいた。
「今度飯でも行こうぜ!」
「時間合ったらね」
「ほんとそれな」
日勤と夜勤という相反する時間帯。それを解決する為には職場環境の改善しかない。つまりはアンデッドの駆逐だ。だというのに……地下ダンジョンだって? まったく、ふざけた話だ。
愚痴っても仕方ないとはいえ、溜息だけは自然と漏れてくる。長く深い溜息を吐きながら改善が必要な我が職場、第770番墓地へとやってきた。
墓守仕事は夜から朝までだ。アンデッド達は朝日によってダメージが入るが、それでも完全に死ぬかと言ったらそうでもない。物陰に潜めばやり過ごせる。そうならないよう、見つけ次第殺す。これが大変だった。しかも目の届く範囲ならまだいい。僕の担当している第770番墓地はとんでもなく広かった。墓地っていうか、古墳って感じ。いやそんなにはでかくないけど。自分でも何を言ってるのか分からない。
つまり何が言いたいのかと言うと、目の届かない場所で夜通し盆踊りしてる死霊共を蹴散らし、尚且つ私生活の重要項目である炊事洗濯お買い物を昼間やって、何かしら要望やトラブルがあった時に協会に顔を出さなきゃいけないのは辛いってことだ。
「誰か……僕を世話してくれ……」
天辺近くまで昇った日に照らされながら誰にともなく愚痴をこぼす。クソ、こんなの聞いてない。いや、研修期間中に薄々気付いてはいたけど言い出せなかった。熱心に教えてくれる先輩やアル君(寮暮らし中に仲良くなりました)に『今更ですけどやめたいです』とは口が裂けても言えなかった!
そもそもおかしいんだよ、僕の墓地。協会から支給される聖水ってやつを撒くと瘴気が浄化されてアンデッドモンスターの出現頻度を減らしてくれるはずなのに、撒いて、他の場所を見回って帰ってきたらまた盆踊りしてるんだもん! こんなの絶対おかしいよ!!
「あの墓……絶対何かある……」
決まってあの墓周辺だけは秒でリスポーンしてる。あの大きな半月型のお墓……。偉大そうな人が眠ってる感じのお墓だ。
「けど暴くのはやっぱり気が引けるしな……」
ってことでその辺含めてアル君に先程報告してきたところだ。調査は協会主導でやってくれるらしいから僕は管理小屋に戻って寝るだけだ。今から家に帰って、買った食材を備え付けの保冷効果のある魔道具に詰めて、汗流して、漸く寝れる……。でもおやすみ3秒で寝たとしても3時間くらいか……。十分寝てる方ではあるが、流石に疲労が溜まってるので辛い……。
出来るだけ多く寝る為、大急ぎで用事を済ませてベッドに入る。疲労と安堵がもたらした睡魔の訪れを快く迎え入れ、僕は早々に意識を手放した。
「ナナヲ! 起きろ! ナナヲ!」
「……ぁあっ!?」
体感5分しか寝てないのに誰かに揺すられて目を覚ました。僕の安眠を妨げたのは誰だとぼやけた視線を動かし、それがアル君であることに気付いた。
「何なん……まだ5分しか寝てない……」
「馬鹿、もう日が沈んでるぞ!」
「……えっ!?」
一瞬で意識が覚醒した。飛び起きた僕は大慌てでカーテンを捲る。なるほど、夜じゃねーの……。
「大変……申し訳……」
「いやそれは全然良いんだ! 俺が起こしに来たのは別の問題があってな……」
「問題?」
恐る恐る振り向くが、アル君が怒ってるようには見えなかった。それよりもその問題とやらの方がやばいらしく、真剣な顔をしていた。
「昼間、アンデッドの湧きが局所的だって報告、くれたよな?」
「あ、あぁ……そうなんだよ。でかいお墓の周りだけ湧いてて大変で……」
「今日、協会の人間が其処を掘り返した」
「!」
暴いたのか……! 冒涜的な事だ。だが、異常は異常なのだ。手段を選んでいる暇はなかったらしい。
「あの墓は大魔導士として有名だった人の墓なんだが……骨も遺品もなかった」
「それは……誰かが、もう?」
「いや、あったのはでかい階段だ」
階段……?
「ダンジョンだったんだよ! ナナヲ、お前の管理してる墓地の地下は、ダンジョンになってたんだ!」
事のでかさに言葉が出なかった。ダンジョンという存在は僕もよく知っていたからだ。
『ザルクヘイム大迷宮群』という聞き慣れた言葉が脳裏をよぎる。
研修中に詳しく教えてもらったあの大迷宮郡は『ユグドラシル』と呼ばれる巨木が生み出した大ダンジョンだ。地上の入口からユグドラシルから木から生えた木を辿って上る『上層迷宮カテドラル』。ユグドラシルの洞から地下へと潜っていく『下層迷宮カタコンベ』という二つのダンジョンから構成されている。
ちなみに僕が転移してきたのは地下だった。だからカタコンベの方だ。
その二つのダンジョンでさえ、通常発生するダンジョンとは一線を画す難易度と広さを誇るというのだから驚きだ。実際、この町からもユグドラシルははっきりと見える。
ダンジョンに挑むというのは勿論、死と隣り合わせだ。そして死に寄り添った者が運ばれる場所……それが此処、グラスタだ。
「ダンジョンの死者を弔う場所にダンジョンが出来るなんて……」
「例の墓周辺にアンデッドがよく湧いていたのは、そういうことだ」
ダンジョン特有のモンスターを寄せ付ける魔力、とか?
「調査が必要になるから、暫くは騒がしくなるかもしれないな」
「そっか……」
「とは言っても昼間の話なんだけどな」
今日はとりあえずダンジョン専門の技師によって封印施術をしてもらい、地下ダンジョンからモンスターが出てくることはないそうだ。ただ、地上は別だ。いつも通りアンデッドが盆踊りを始めるだろう。
「ただ、一つだけ朗報があるんだ」
「何だ?」
「あの墓の周りにアンデッドが湧く異常はダンジョンの所為だと判明しただろ? それのお陰で広い墓地内での出現が、ダンジョン周りだけにある程度は集約されてるんだ。だから聖水で浄化してれば仕事は減るぞ!」
「それは……朗報なのか?」
聖水は墓守協会から支給されている瘴気を浄化させる水だ。殺虫剤みたいなものだな。僕も気になったところに撒いている。
しかし性格上、見回ってないと安心出来ないので何とも言えない。アル君はそういうところを買ってくれているが、でもまぁ、仕事が減ると喜ぶのは誰でもそうか。
一先ずは墓守の仕事をするのでアル君と別れた。協会での仕事が終わってからダッシュで来てくれたようなので、お礼はきちんと言っておいた。
「今度飯でも行こうぜ!」
「時間合ったらね」
「ほんとそれな」
日勤と夜勤という相反する時間帯。それを解決する為には職場環境の改善しかない。つまりはアンデッドの駆逐だ。だというのに……地下ダンジョンだって? まったく、ふざけた話だ。
愚痴っても仕方ないとはいえ、溜息だけは自然と漏れてくる。長く深い溜息を吐きながら改善が必要な我が職場、第770番墓地へとやってきた。
1
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説

特殊スキル《錬装》に目覚めた俺は無敵の装備を作り、全てのダンジョンを制覇したい
紙風船
ファンタジー
等しく芽生える”職業”と呼ばれるある種の才能に恵まれなかった俺は森の中でモンスターに囲まれていた。
窮地に陥ったその時、偶然にも才能が開花した俺は命からがらに危機を脱することができた。
町に戻った俺が確認した職業は《錬装術師》。
聞いたことのない職業だったが、俺は偶然にもその力の一端を垣間見ていた。
それは、”武器”と”武器”の融合……”錬装”だった。
武器に備わった”特性”と”属性”。その無限の可能性に俺は震えた。
俺はこの力で強くなりたいと強く、強く願った。
そんな俺の前に現れた最強と名高い冒険者”チトセ・ココノエ”。
偶然現れた彼女だが、その出会いは俺の運命を大きく変える出会いだった。

大地魔法使いの産業革命~S級クラス魔法使いの俺だが、彼女が強すぎる上にカリスマすぎる!
倉紙たかみ
ファンタジー
突然変異クラスのS級大地魔法使いとして生を受けた伯爵子息リーク。
彼の家では、十六歳になると他家へと奉公(修行)する決まりがあった。
奉公先のシルバリオル家の領主は、最近代替わりしたテスラという女性なのだが、彼女はドラゴンを素手で屠るほど強い上に、凄まじいカリスマを持ち合わせていた。
リークの才能を見抜いたテスラ。戦闘面でも内政面でも無理難題を押しつけてくるのでそれらを次々にこなしてみせるリーク。
テスラの町は、瞬く間に繁栄を遂げる。だが、それに嫉妬する近隣諸侯の貴族たちが彼女の躍進を妨害をするのであった。
果たして、S級大地魔法使いのリークは彼女を守ることができるのか? そもそも、守る必要があるのか?
カリスマ女領主と一緒に町を反映させる物語。
バトルあり内政あり。女の子たちと一緒に領主道を突き進む!
――――――――――――――――――――――――――
作品が面白かったらブックマークや感想、レビューをいただけると嬉しいです。
たかみが小躍りして喜びます。感想などは、お気軽にどうぞ。一言でもめっちゃ嬉しいです。
楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。

千技の魔剣士 器用貧乏と蔑まれた少年はスキルを千個覚えて無双する
大豆茶
ファンタジー
とある男爵家にて、神童と呼ばれる少年がいた。
少年の名はユーリ・グランマード。
剣の強さを信条とするグランマード家において、ユーリは常人なら十年はかかる【剣術】のスキルレベルを、わずか三ヶ月、しかも若干六歳という若さで『レベル3』まで上げてみせた。
先に修練を始めていた兄をあっという間に超え、父ミゲルから大きな期待を寄せられるが、ある日に転機が訪れる。
生まれ持つ【加護】を明らかにする儀式を受けたユーリが持っていたのは、【器用貧乏】という、極めて珍しい加護だった。
その効果は、スキルの習得・成長に大幅なプラス補正がかかるというもの。
しかし、その代わりにスキルレベルの最大値が『レベル3』になってしまうというデメリットがあった。
ユーリの加護の正体を知ったミゲルは、大きな期待から一転、失望する。何故ならば、ユーリの剣は既に成長限界を向かえていたことが判明したからだ。
有力な騎士を排出することで地位を保ってきたグランマード家において、ユーリの加護は無価値だった。
【剣術】スキルレベル3というのは、剣を生業とする者にとっては、せいぜい平均値がいいところ。王都の騎士団に入るための最低条件すら満たしていない。
そんなユーリを疎んだミゲルは、ユーリが妾の子だったこともあり、軟禁生活の後に家から追放する。
ふらふらの状態で追放されたユーリは、食料を求めて森の中へ入る。
そこで出会ったのは、自らを魔女と名乗る妙齢の女性だった。
魔女に命を救われたユーリは、彼女の『実験』の手伝いをすることを決断する。
その内容が、想像を絶するものだとは知らずに――
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

前代未聞のダンジョンメーカー
黛 ちまた
ファンタジー
七歳になったアシュリーが神から授けられたスキルは"テイマー"、"魔法"、"料理"、"ダンジョンメーカー"。
けれどどれも魔力が少ない為、イマイチ。
というか、"ダンジョンメーカー"って何ですか?え?亜空間を作り出せる能力?でも弱くて使えない?
そんなアシュリーがかろうじて使える料理で自立しようとする、のんびりお料理話です。
小説家になろうでも掲載しております。

劣等冒険者の成り上がり無双~現代アイテムで世界を極める~
絢乃
ファンタジー
F級冒険者のルシアスは無能なのでPTを追放されてしまう。
彼は冒険者を引退しようか悩む。
そんな時、ルシアスは道端に落ちていた謎のアイテム拾った。
これがとんでもない能力を秘めたチートアイテムだったため、彼の人生は一変することになる。
これは、別の世界に存在するアイテム(アサルトライフル、洗濯乾燥機、DVDなど)に感動し、駆使しながら成り上がる青年の物語。
努力だけでは届かぬ絶対的な才能の差を、チートアイテムで覆す!
いずれ最強の少女 ~白き髪と紅の瞳~
カイゼリン
ファンタジー
[旧 僕らの仕事は暗殺です]
生まれてすぐに親を亡くしてしまった少女
とある村で引き取られるが盗賊によって村が燃やされてしまった
途方にくれる少女はある街にたどり着く
そこでダリオルというなんかわからないけど良いおじさんに引き取られる
ステータスを初めて見ると、一般的なステータスよりも高いことが発覚
とりあえずダリオルのギルドで暗殺者として働くことに
この世界で少女は何をみるのか。何を思うのか。
一人の少女の成長を君は目撃する__
こちらは小説家になろうにも掲載しています
https://ncode.syosetu.com/n7293fh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる