特殊スキル《錬装》に目覚めた俺は無敵の装備を作り、全てのダンジョンを制覇したい

紙風船

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山岳都市ケインゴルスク篇

第四十七話 地底湖の主

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「ありがとな、ブルー」
「キュルル……」

 ブルーのお陰で無事に地底湖を渡れた俺達はブルーの背から下り、各々お礼を言う。俺が顔を寄せるブルーの頬を撫でると、別れるのが嫌と言わんばかりに押し返してくる。それが嬉しくてたまらなかった。

「次はいつ来れるか分からないけれど、必ずまた来るから」
「キュル……キュル!」
「ブルー?」

 寂し気に鳴いたブルーだったが、ハッとしたように顔を上げる。

「キュル、キュルル!」
「なんて言ってるんだろう?」
「うーん……何だか、此処で待っててくれって言ってるような気がする」
「ウォルター、言葉が分かるの?」
「や、何となくそんな気がするだけで……」

 完全に感覚だったが、ブルーは嬉しそうに何度も頷いた。

「凄い、ウォルター、ブルーとの絆の力だね!」
「へへ……なんか、照れ臭いですね」

 チトセさんがはしゃぐと余計に照れ臭くなった。

 ブルーは俺達に伝わったのを確認してから、そっと湖岸から離れてゆっくりと沈んでいった。何があるのか分からないが、ブルーが待てと言うのだから俺はいつまでも待つ所存だ。例えこのままブルーが帰ってこなかったとしても、骨になるまで此処に居続けるぞ。

 ……なんて意気込みだったが、ブルーは10分もせずに、再び湖面を突き破るように戻ってきた。特に変わった様子はないように見える。

 ブルーは湖岸へと顔を近付け、閉じていた口を開く。すると口の中から財布くらいの大きさの革袋が転がり出てきた。それも3つ。

「ブルー、これはなぁに?」
「キュル!」

 チトセさんが尋ねるがブルーはどこか誇らしげに鳴くばかりだ。俺は鑑定の力を使って革袋を注視し、程なくして大騒ぎすることになった。

「これ宝箱です!」
「えっ!?」
「キュルル!」

 なんと湖底から戻ったブルーが持ってきたのは宝箱だった。いや、宝袋か? ううん、そんなことはどうでもいい。1つ見つかれば遊んで暮らせると言われている宝箱が3つも目の前にある。これはとんでもないことだ。

「ブルー、これ、貰っていいのか?」
「キュルゥ」

 ブルーは鼻先で革袋を突いて俺達の方に転がす。どうやら、貰っていい物のようだ。

「ありがとう、ブルー」
「本当に嬉しいよ!」
「ブルー、ありがとうな」

 全員でブルーを撫で尽くす。これでもかというくらいに撫でまわした。撫でる側も撫でられる側も疲れるまで撫でに撫で、漸く全員が満足出来たところでブルーがそっと湖岸を離れた。

「じゃあまたな、ブルー」
「バイバイブルー!」
「また会おう」

 撫で疲れた手をいっぱい伸ばして振る。寂し気に一声鳴いたブルーはゆっくりと湖の中へ潜っていった。



 暫く立ち尽くしていた俺達だったが、いつまでもこうしていても仕方ないと、のっそりと動き始めた。まずブルーに貰った宝箱を3つとも虚空の指輪アカシックリングへ仕舞った。これだけは死んでも失くしたくなかった。

 次に食事をした。思い返すと今日はカインの策略の所為で碌に飯も食えないままに時間だけが経っていた。ブルーに会えたお陰で燻っていた苛立ちや空腹感なんて吹っ飛んでしまっていたが、こうして現実に戻ってくると急に腹が鳴り出した。

 金貨3枚で買ったクソパンに加えて指輪からいくつか取り出したのヴィスタニアの屋台飯と果実水で腹を満たした俺達は漸くダンジョンボスと向き合う準備が完了したのだった。

「さて……」

 昨日と同じようにボスの扉の隙間から中の様子を伺うチトセさん。今だけは竜種じゃありませんようにと心の底から願う。何なら亜竜種だって嫌だった。

「でっか……」
「え、竜種ですか?」
「いや、でかいサハギン……」

 聞かされ、想像してみる。……ちょっと、いや、だいぶ嫌だった。あの扉の向こうにあの半魚人が居るのかと思うと此処まで生臭さが漂ってくるような気がして、気が滅入った。

 だが竜種じゃないというだけで、やる気は漲ってきた。今日は俺も戦うことを強いられているので、ばっちり一撃で決めてやる所存だ。

 扉を押し開くと、昨日と同じように手前から燭台に炎が灯っていく。円形のフロアの周囲は水だ。俺達が入ってきた入口と、ボスの向こうにある出口だけ橋のように床が続いている。
 順番に奥へと照らし出された先に居たのは、オーガよりは小さく、俺達よりは大きなサハギン……サハギンを従えるサハギンの最上位種、キングサハギンだった。

 王冠のようなヒレを震わせ、立ち上がったキングサハギンは手にしている金属製の三叉の槍の石突で地面が打ち鳴らす。

「ギョエ! ギョエ!」

 陸で溺れてるような鳴き声が響き、数匹のサハギンが周囲の水の中から飛び出してきた。先程倒した奴等とは少し色味が違うような気がする。最初に戦ったのは青っぽかったが、今出てきた奴等は、青いは青いのだが其処に少し緑を足したような色合いだ。十中八九、上位種だろう。ハイサハギンといったところか。

 手にしている武器も石槍ではあるがちゃんと研いだ形跡が見られる。姿だけじゃなく手にしている武器も上位の物のようだ。

「所詮は歩く魚だって油断しないでくださいよ」
「ハッ、ご立派な物を持ってても所詮は歩く魚よ」
「俺が生け簀に戻してやろう。ウォルター、今日はお前が働く日だからな」
「分かってるよ。俺は魚を捌くのが得意なんだ」

 俺達が戦闘準備完了したと同時にキングサハギンが槍を俺達へ向かって振り下ろす。ビタリと先端が指し示す場所へ、ハイサハギンが奇声を上げて突っ込んでくる。

 掛け声も無しに同時に散開する。チトセさんは右側から迫り来るハイサハギンの元へ。ヴィンセントは左から駆けてくるハイサハギンへと突っ込んでいく。

 そして俺はキングサハギンの元へと駈け出す。『身体力上昇』の効果を重ねて錬装した指輪の力のお陰でチトセさんみたいな速さで走れたお陰で一気に距離を詰めることができた。

「ハァッ!」

 虚空の指輪アカシックリングから取り出した魔剣(仮)試作1号《エッジアッパー》がまずはトライデントの先端を切り落とし、三叉の槍はただの槍となった。

 ガランガラン! と大きな音を立てて落ちた穂先を見たキングサハギンは、次いで憎々し気に俺を睨む。

「俺を睨んだところで穂先は返ってこないぞ」
「ギョギョ!」
「何言ってるかわかんねーよ!」

 切り落としたとはいえ、鋭利な穂先はまだ武器としては有効だ。しかしそれでも先程までの三叉よりは見た目も攻撃力も大幅に格下げとなった。

 突き出される槍を足運びで避け、エッジアッパーで更に切り落とす。細長い野菜を細かく斬るように斬って、斬って、斬って。やがて槍ともいえない長さの棒となったそれをキングサハギンは苛立ちを乗せて俺へと投げつけてきた。

「もう武器はないぞ」
「ギョェェ!!」

 武器を失ったキングサハギンはヒレのような手を振り回し、鋭い爪で引っ掻いて攻撃してくる。これもまた避ける。時にはコートの部分で攻撃を受けてみるが、一切のダメージはなかった。

「そろそろ終わらせてやる!」

 投げたボールが何度も跳ねるようにジャンプを繰り返して距離を取り、エッジアッパーをアカシックリングに仕舞い、代わりに魔剣(仮)試作94号《ソニックランス》を構える。槍だが魔剣であるこれは速度に重きを置いた槍だ。軽量化し、持つ者の行動速度を早める槍。

 長い穂先部分に手を添え、先端をキングサハギンに向ける。ギュッと地面を踏み締め、ソニックランスへ魔力を込める。踏み締めた足に力が漲ってくる。

「セヤァ!!」

 姿勢を低くし、気合い一発、一気に駈け出す。

 一歩目で地面を踏み締め、2歩目で最大速度へ至り、3歩目でキングサハギンの目前まで迫り、4歩目で貫いた。

 5歩目を踵で踏み締め、地面を削りながら速度を落とした。それでも止まれずに削り続け、滑り続け、漸く止まれたのは出口となる扉の目の前だった。

「足あっつ……っとと、此処まで転がってきたのか」

 煙を上げる靴を脱いでいると槍で貫いた衝撃と勢いのまま、キングサハギンの魂石が俺の足元まで転がって来ていた。視界の端でギリギリ捉えた光景では、槍がキングサハギンを貫いたと同時に奴の体は弾け飛んで塵となって消えていた。

 しかし此処まで強力とはな。制作者ではあるが、自分でも驚いた。速度というのはそのまま威力となるんだな……。

 偽装用の鞄に魂石を入れた俺は槍を肩に担ぎ、もう片方の手には靴をぶら下げながら戦闘エリアへ足を向ける。心配していないが、チトセさんとヴィンセントに目を向けると、戦闘は概ね終了している頃合いだった。

「流石だなぁ」

 湧いて出たハイサハギンも結構な数が居たはずだ。しかしものの数分で残っているのは1、2匹だ。しかしそれも、見ているその場で屠られた。

「此処良いね。結構魂石稼げる」
「俺拾いますよ。二人は休憩しててください」
「いや、俺達も手伝う。パーティーだろう?」
「うん、そうだな……ありがとう、ヴィンセント。それにチトセさんも」
「気にしないで、ウォルター」

 戦闘の影響で足場の殆どが水浸しになっていた。裸足で水溜まりに入ったのなんて何年ぶりだろう。ピチャピチャと跳ねる水が冷たくて気持ち良い。

 あぁ、楽しい。こうして3人でダンジョンを攻略するのは、本当に楽しかった。

 けれど地上に戻ればキングサハギンの魂石は没収されるだろう。町人の突き刺すような視線や、ぼったくりもまた始まる。これに耐えながらダンジョン攻略しなきゃいけないのは、苦痛だなぁ……。
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