【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪

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終焉と龍

発見と宣戦

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前回のあらすじ

 天使共を見つけ出す。





 家に戻った私は、契約魔物たちを集める。

「んで、俺達も今回は暴れていいのか?」

 竜王アキルブバスが聞いてくる。

 彼らは以前、この世界に初めて契約魔物たちを呼び出した時にデカすぎて呼べなかったからな。

 その時に文句を滅茶苦茶言われた覚えがある。

「あぁ、好きに暴れろ。ただし女神からの地上に被害が行かないようにしろって言われてるから、そこだけは気をつけてくれ」

「あいよ」

 私はアキルブバスの頭を軽く叩いてやり、その他の契約魔物達を見渡す。

「火の大精霊イフリート」「水の大精霊ウンディーネ」「木の大精霊ドライアド」「土の大精霊ノーム」「光の大精霊ラグラス」「闇の大精霊ダブラス」「罪深き箱の開封者(パンドラ)」「氷結帝フェンリル」「戦乙女ヴァルキリー」「天使の反逆バイユニコーン」「現代機械兵器乙女(デウス・エクス・マキナ)」「地獄の番人ディアボロ」「死神の使徒デスサイズ」「竜王アキルブバス」「七つ首の龍セブンレイクスドラゴン」「龍王バハムート」「巨神の使徒クグルガント」

 総勢17名の契約魔物達がいる。

 一体一体が神と対等以上にやり合える化け物であり、私の頼もしい仲間だ。

「精霊達は天使共の居場所を見つけてくれ。場所は空のどこかにあるらしい」

「分かったわ~。お姉ちゃん少し張り切っちゃうわよ~」

 ウンディーネが手を上げながら答え、その他の精霊達も頷く。

 精霊はどこでも存在する。

 それが例え天界と言われる場所だとしてもだ。

 天使とて、精霊を敵に回すようなことはしない。

 それ程までに精霊は強いのだ。

 そして、それらを統べる大精霊は私と契約を結んでいる。

 つまり、奴らは精霊を全世界を敵に回したも同然。

 徹底的にやってやる。

 10分もすれば、天使共の居場所が割れる。

「見つけたわよ~」

「OK、なら行こうか。fourth fiveを殺してくれたお礼参りをしに」

 空を飛び立ち、天界へと向かう。

 こうして、天使vs終焉の構図が出来上がる。

 天使達はまだ知らない。

 手を出した終焉は、この世界の終わりを告げる者だと言うことを.........
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