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獣王国サベレズと武道大会
マーリンとノア②
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前回のあらすじ
マーリンvsノア、バトルスタート!!
試合が始まり、先制したのはマーリンだ。
「最初から全力で行くよ!!破岩烈火拳、一式、破岩掌!!」
今までの予選で放った衝撃波よりも、圧倒的に威力が高い。
地面を抉りながら来る衝撃波を、私は右手で軽く弾く。
弾かれることは、織り込み済みだったのだろう。
マーリンは既にその場から動いており、私の懐に入り込んでいた。
ステータスだけで見るなら、ならありえない動きだ。
マーリンのステータスでは、この一瞬で懐には潜り込めない。
魔術的な身体強化をしているのか、それとも他の方法で加速したのか。
「ふっ!!」
マーリンから最速のジャブを放たれるが、私は首を傾けて悠々と避ける。
流石にこんなのを食らうほど、私は甘くない。
マーリンは、左腕が伸びきっている状態だ。
私はこの隙を逃さず、カウンターを撃とうとするが......
「っぶねぇ!!」
私は素早く頭を下げる。
マーリンの放った左のジャブ、この左腕を戻す時に、カウンターを狙った私の後頭部を撃ち抜こうとしたのだ。
ラビットパンチと呼ばれる、ボクシングでは反則技のパンチだ。
あえて避けさせて、カウンターを狙わせたな?それに合わせて私の後頭部を撃ち抜いて、ダメージを与える腹積もりか。
一瞬でも感知が遅かったら、撃たれてたな。
「チッ、避けたか。なら!!」
マーリンは、頭が下がった状態の私ニーナ向かって、膝蹴りを繰り出す。
「ごっ.....!!」
今まで腕しか使ってこなかったマーリンが、足を使うと思わなかった。
その認識が招いた油断だ。
一撃貰ってしまった。
ダメージは無い。
常人が喰らえば、間違いなく頭が吹っ飛んでいる攻撃だが、私からしたら軽く小突かれた程度だ。
だが、喰らったことは事実。
更に、体制を崩してしまった。
マーリンからの追撃が入る。
「まだまだまだァァァァァ!!」
とてつもないラッシュだ。
私は、急いで体制を立て直すと、マーリンのラッシュを捌く。
マーリンの攻撃の余波で、闘技場がバキバキになる。
体制を立て直す間にも、2発貰ってしまった私だが、ダメージは無いに等しい。
マーリンのラッシュを捌き切り、カウンターを叩き込む。
「ぐ........」
鳩尾に掌底がめり込む。
更に捻りを加えて、内蔵にまでダメージを与える。
普通なら、腹を抱えてうずくまるところだ。
だが、マーリンは耐えた、耐えきった。
「ぐあぁ!!」
食いしばりながら、反撃の拳を繰り出す。
私はそれを避けると、マーリンは距離をとった。
どうやら、仕切り直しのようだ。
明日新作を上げます。もし、良かったら読んでいただけると幸いです。
マーリンvsノア、バトルスタート!!
試合が始まり、先制したのはマーリンだ。
「最初から全力で行くよ!!破岩烈火拳、一式、破岩掌!!」
今までの予選で放った衝撃波よりも、圧倒的に威力が高い。
地面を抉りながら来る衝撃波を、私は右手で軽く弾く。
弾かれることは、織り込み済みだったのだろう。
マーリンは既にその場から動いており、私の懐に入り込んでいた。
ステータスだけで見るなら、ならありえない動きだ。
マーリンのステータスでは、この一瞬で懐には潜り込めない。
魔術的な身体強化をしているのか、それとも他の方法で加速したのか。
「ふっ!!」
マーリンから最速のジャブを放たれるが、私は首を傾けて悠々と避ける。
流石にこんなのを食らうほど、私は甘くない。
マーリンは、左腕が伸びきっている状態だ。
私はこの隙を逃さず、カウンターを撃とうとするが......
「っぶねぇ!!」
私は素早く頭を下げる。
マーリンの放った左のジャブ、この左腕を戻す時に、カウンターを狙った私の後頭部を撃ち抜こうとしたのだ。
ラビットパンチと呼ばれる、ボクシングでは反則技のパンチだ。
あえて避けさせて、カウンターを狙わせたな?それに合わせて私の後頭部を撃ち抜いて、ダメージを与える腹積もりか。
一瞬でも感知が遅かったら、撃たれてたな。
「チッ、避けたか。なら!!」
マーリンは、頭が下がった状態の私ニーナ向かって、膝蹴りを繰り出す。
「ごっ.....!!」
今まで腕しか使ってこなかったマーリンが、足を使うと思わなかった。
その認識が招いた油断だ。
一撃貰ってしまった。
ダメージは無い。
常人が喰らえば、間違いなく頭が吹っ飛んでいる攻撃だが、私からしたら軽く小突かれた程度だ。
だが、喰らったことは事実。
更に、体制を崩してしまった。
マーリンからの追撃が入る。
「まだまだまだァァァァァ!!」
とてつもないラッシュだ。
私は、急いで体制を立て直すと、マーリンのラッシュを捌く。
マーリンの攻撃の余波で、闘技場がバキバキになる。
体制を立て直す間にも、2発貰ってしまった私だが、ダメージは無いに等しい。
マーリンのラッシュを捌き切り、カウンターを叩き込む。
「ぐ........」
鳩尾に掌底がめり込む。
更に捻りを加えて、内蔵にまでダメージを与える。
普通なら、腹を抱えてうずくまるところだ。
だが、マーリンは耐えた、耐えきった。
「ぐあぁ!!」
食いしばりながら、反撃の拳を繰り出す。
私はそれを避けると、マーリンは距離をとった。
どうやら、仕切り直しのようだ。
明日新作を上げます。もし、良かったら読んでいただけると幸いです。
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