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獣王国サベレズと武道大会
fifth oneとリリー①
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前回のあらすじ
1日目、第2回戦突破!!
翌日、準々決勝から始まった予選大会。
既にマーリンと私は、準決勝進出を決めている。
マーリンは宣言通り破岩烈火拳で勝ち上がり、私はジジィの流派である竜撃流破砕拳を使って勝ち上がっている。
今回はマーリンと同じように、武術だけで勝ち上がるつもりだ。
........1回戦は別だ。うん。別なんだよ。
そして準々決勝第3試合、ついに身内同士での勝負だ。
『さぁ!!準々決勝第3試合!!『赤い殺戮者』リリー選手と『イケメン執事』fifth oneの試合だ!!この2人は、殆ど実力を出さずにここまで来ています!!今回こそ、その実力を見ることが出来るのか?!』
リリーは『赤い殺戮者』のままだが、fifth oneにも2つ名がついた。
その名も『イケメン執事』である。
たしかに服装は執事服を着ており、みてくれもかなりいい。
私は『性別詐欺』のままなのに!!.....納得いかない。
fifth oneが優雅にお時期をすると、観客から黄色い声援が飛び交う。
1部野太い声援も聞こえる気がするが、気のせいだと思いたい。
ちなみに、初日に負けたクレナさんも周りの声援に負けないぐらいでかい声で応援している。
煽りまくって、圧勝した対戦相手すら堕とすのかコイツは......
「よろしくお願い致します。リリー様。幾らリリー様とはいえ、勝たせていただきますので申し訳ありません」
おっと、fifth oneの先制パンチだ。
「おや?fifth oneさん夢でも見てるんですか?私に勝てるわけないでしょうに。寝言は寝てから言うものですよ?」
リリーも1歩も引かない。
ひらがな言葉を使っていたリリーは、どこへ行ってしまったんだ.......
まぁ、可愛いけど。
「それこそ寝言ですね。リリー様。リリー様が私に勝てるわけないでしょう?そもそもの性能が違うんですよ」
「性能だけじゃ勝てないことも分からない若輩に、教えてあげましょう。技術も必要なのですよ?」
『それでは!!準々決勝第3試合、試合....開始ぃ!!』
ヒートアップする煽りあいをよそに、実況が試合開始を叫ぶ。
ちょっとは空気読めよとは思わないでもないが、このまま放っていると永遠に言い合いしているだけだと思うので、無理やりにでも試合を始めた実況馬車の有能なのかもしれない。
「それではどうぞ、かかってきてくださいリリー様」
「あくまで上は自分だと?舐めたマネはやめて欲しいですねっ!!」
この大会初、身内同士の戦いが今始まる。
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マーリンは宣言通り破岩烈火拳で勝ち上がり、私はジジィの流派である竜撃流破砕拳を使って勝ち上がっている。
今回はマーリンと同じように、武術だけで勝ち上がるつもりだ。
........1回戦は別だ。うん。別なんだよ。
そして準々決勝第3試合、ついに身内同士での勝負だ。
『さぁ!!準々決勝第3試合!!『赤い殺戮者』リリー選手と『イケメン執事』fifth oneの試合だ!!この2人は、殆ど実力を出さずにここまで来ています!!今回こそ、その実力を見ることが出来るのか?!』
リリーは『赤い殺戮者』のままだが、fifth oneにも2つ名がついた。
その名も『イケメン執事』である。
たしかに服装は執事服を着ており、みてくれもかなりいい。
私は『性別詐欺』のままなのに!!.....納得いかない。
fifth oneが優雅にお時期をすると、観客から黄色い声援が飛び交う。
1部野太い声援も聞こえる気がするが、気のせいだと思いたい。
ちなみに、初日に負けたクレナさんも周りの声援に負けないぐらいでかい声で応援している。
煽りまくって、圧勝した対戦相手すら堕とすのかコイツは......
「よろしくお願い致します。リリー様。幾らリリー様とはいえ、勝たせていただきますので申し訳ありません」
おっと、fifth oneの先制パンチだ。
「おや?fifth oneさん夢でも見てるんですか?私に勝てるわけないでしょうに。寝言は寝てから言うものですよ?」
リリーも1歩も引かない。
ひらがな言葉を使っていたリリーは、どこへ行ってしまったんだ.......
まぁ、可愛いけど。
「それこそ寝言ですね。リリー様。リリー様が私に勝てるわけないでしょう?そもそもの性能が違うんですよ」
「性能だけじゃ勝てないことも分からない若輩に、教えてあげましょう。技術も必要なのですよ?」
『それでは!!準々決勝第3試合、試合....開始ぃ!!』
ヒートアップする煽りあいをよそに、実況が試合開始を叫ぶ。
ちょっとは空気読めよとは思わないでもないが、このまま放っていると永遠に言い合いしているだけだと思うので、無理やりにでも試合を始めた実況馬車の有能なのかもしれない。
「それではどうぞ、かかってきてくださいリリー様」
「あくまで上は自分だと?舐めたマネはやめて欲しいですねっ!!」
この大会初、身内同士の戦いが今始まる。
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