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正教会国カンカルトと女神バルフルンテ
正教会国と聖女⑤
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前回のあらすじ
聖女......聖女?あれが?
「全く、女神様が珍しく興味深々に言うからどんな奴かと思ったら…」
聖女はわざとらしく言葉を一旦切り、私たちを見渡す。
「半分以上が女子供、それに唯一の男も爺さんと来た。礼儀もなってない奴をどうして女神様は呼んでこいと言ったのか、不思議でならねぇなぁ」
礼儀がなってないのはあんただろうが。
テーブルに足乗せて葉巻をふかしてる奴にどう礼儀正しくしろと?
それと私は男だ。
「.....まぁいいや。取り敢えず女神様に会うのは異世界人だったけ?そいつ1人だ。他の連れはここで待っててもらう。そこのスライムも付いてくるなよ」
そう言って聖女は、私の頭に乗っているインを指差した。
(視線を感じると思ったのですがやっぱりバレてましたな!!)
バレてましたな!!じゃねぇよ。
「情報収集用の分身体はバレてないだろうな?」
ぶっちゃけそっちがバレてなければ問題ない。
と言うか何気に初めてだな、インがバレるの。
(大丈夫ですぞ!!あっち(分身体)は絶対にバレないように色々としてますからな!!)
ならいいか。
しかしこの聖女、インを見ることができるという事は、最低でも『神の義眼』が使えるという事だ。
『神の義眼』とは『神眼』の2つ下のスキルで、魔力や透明化された魔物など、本来目に見えないものまで見る事ができる。
ちなみに『神眼』の下は『真相眼』と言う。
こんな聖女らしくない聖女なのにやるな。
「.....今、『聖女らしくない聖女の癖にやるな』と思ったろ」
.....どうやら心まで読めるようだ。
「顔に書いてあるぞボケナス」
「ボケナスって聖女が使う言葉じゃないだろ....」
「あ?いいんだよ別に。女神様にもこんな感じで話してたしな」
えぇ......仮にも神でしょ?女神って。
少しはかしこまるのが普通じゃないのか?
....これは女神もあまり期待しない方がいいな。
マリナ(ダンジョンの管理してたバニーガールちゃん)の話では確か、かなりフレンドリーな女神だと思っていたが、想像以上かもしれない。
これは面倒くさそうだなぁ。
「んじゃぁ、行くか。女神様も待ってるだろうしな」
葉巻を吸い終えた聖女が席を立つ。
普通に見ればかなりの美人でスタイルもいいんだけどな。
ふ つ う に み れ ば 。
「ご主人様、私も.....」
アヴェが案の定付いてこようとする。
「ダメだ。大人しくここで待ってなさい。なぁに、最悪女神を殺せばいいからな」
流石に女神を殺す、なんて大きな声では言えないので、耳元で囁く。
「......分かりました。お気をつけて」
不服そうだがちゃんと言う事を聞いてくれたようだ。
尻尾は不満そうにしてるのが丸わかりだから面白い。
さて、さっさと終わらせてアヴェを安心させてやらないとな。
聖女......聖女?あれが?
「全く、女神様が珍しく興味深々に言うからどんな奴かと思ったら…」
聖女はわざとらしく言葉を一旦切り、私たちを見渡す。
「半分以上が女子供、それに唯一の男も爺さんと来た。礼儀もなってない奴をどうして女神様は呼んでこいと言ったのか、不思議でならねぇなぁ」
礼儀がなってないのはあんただろうが。
テーブルに足乗せて葉巻をふかしてる奴にどう礼儀正しくしろと?
それと私は男だ。
「.....まぁいいや。取り敢えず女神様に会うのは異世界人だったけ?そいつ1人だ。他の連れはここで待っててもらう。そこのスライムも付いてくるなよ」
そう言って聖女は、私の頭に乗っているインを指差した。
(視線を感じると思ったのですがやっぱりバレてましたな!!)
バレてましたな!!じゃねぇよ。
「情報収集用の分身体はバレてないだろうな?」
ぶっちゃけそっちがバレてなければ問題ない。
と言うか何気に初めてだな、インがバレるの。
(大丈夫ですぞ!!あっち(分身体)は絶対にバレないように色々としてますからな!!)
ならいいか。
しかしこの聖女、インを見ることができるという事は、最低でも『神の義眼』が使えるという事だ。
『神の義眼』とは『神眼』の2つ下のスキルで、魔力や透明化された魔物など、本来目に見えないものまで見る事ができる。
ちなみに『神眼』の下は『真相眼』と言う。
こんな聖女らしくない聖女なのにやるな。
「.....今、『聖女らしくない聖女の癖にやるな』と思ったろ」
.....どうやら心まで読めるようだ。
「顔に書いてあるぞボケナス」
「ボケナスって聖女が使う言葉じゃないだろ....」
「あ?いいんだよ別に。女神様にもこんな感じで話してたしな」
えぇ......仮にも神でしょ?女神って。
少しはかしこまるのが普通じゃないのか?
....これは女神もあまり期待しない方がいいな。
マリナ(ダンジョンの管理してたバニーガールちゃん)の話では確か、かなりフレンドリーな女神だと思っていたが、想像以上かもしれない。
これは面倒くさそうだなぁ。
「んじゃぁ、行くか。女神様も待ってるだろうしな」
葉巻を吸い終えた聖女が席を立つ。
普通に見ればかなりの美人でスタイルもいいんだけどな。
ふ つ う に み れ ば 。
「ご主人様、私も.....」
アヴェが案の定付いてこようとする。
「ダメだ。大人しくここで待ってなさい。なぁに、最悪女神を殺せばいいからな」
流石に女神を殺す、なんて大きな声では言えないので、耳元で囁く。
「......分かりました。お気をつけて」
不服そうだがちゃんと言う事を聞いてくれたようだ。
尻尾は不満そうにしてるのが丸わかりだから面白い。
さて、さっさと終わらせてアヴェを安心させてやらないとな。
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