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絶対不可侵中立国アルカンと第一次勇者戦争

戦争開始と圧倒的蹂躙④

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前回のあらすじ

作者:視点戻るからよろしく
ノア:誰の視点だったの?
作者:騎士団長
ノア:ぶっちゃけ騎士団長ってモブに近いよな
イン:辞書持ってきたから頭を出せお前ら。角で殴ってやる



氷像の殲滅兵達ホロコースト』が雑魚を一掃してくれているので、勇者の所に行きますか。

 後方からでもこの巨人達は見えているだろう。

 下手すると逃げられるから早く行かないとな。

「な、なんだよ!!あのデカい巨人は!!」

「もう嫌だ.....帰りたいよぉ」

「あれを倒せば俺もアイツらと同じ場所に....」

「ふへへへ、ふへ、ふへへへ」

 ......回れ右して帰っていいでかね?

 カオスってモンじゃねーぞ。

 ヨダレ垂らして笑っていやつがいたり、なんかずっとブツブツ言ってる奴もいるし、頭を抱えて嫌嫌言ってる奴もいるし。

 何ここ、珍人間博覧会?

 すげぇ帰りてぇけどマーリンの素材だしなぁ....

 あっ、逃げ出そうとしてる奴がいるな。

 しょうがないなぁ.....逃がすのは絶対にダメだしな。

 私は逃げ出そうとしてる奴の前に素早く移動する。

「ハロー、元気にしていたかい?勇者さん達。君たちをちょっと拝借するから大人しくしてくれると嬉しいな」

「あ?!誰だテメェ!!さっさとどけや!!」

 私を押しのけて逃げようとする。

「あ~ダメだよ逃げちゃ。私がゆっくりと殺せないじゃないか」

 私は『暗黒魔法』の『心臓潰しブレイクハート』を使用。

 人間種にしか効かない魔法で、その名の通り心臓を潰す魔法だ。

 ちょっと格好つけて心臓を握り潰す仕草をした。

 人間が心臓を潰されるとどうなるかって?

 派手に血を吹き出したりはしない。

 全身が痙攣しながらゆっくりと音もなく倒れていくだけだ。

 ゲームの中でもそうだった。

 かなりそういう(グロ)描写がリアルなゲームだったからな。

「まず1人。さて、次は誰にしよっかな?」

 あーヤバい、ちょっとって言うか大分楽しくなってきちゃった。

 悪いけど楽しませてもらおうっと。

 私は勇者達が逃げれないように『次元魔法』の『完全隔離世界ディスワールド』を展開。

 この魔法は完全に空間を隔離する魔法だ。

 簡単に言えば、結界を張ったのと同じだね。

 この隔離された空間から逃げ出すには、同じ魔法を使わないと逃げれない。

 そしてこの勇者達の中に『次元魔法』が使える奴は1人もいなかったのは確認済みだ。

 逃げる手段はない。

 マーリンに肉体はなるべく傷付けないでくれって言われてるからな。

 内蔵をだんだん腐らせたり、精神を狂わせたり、結構楽しめそだな。
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感想 369

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