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絶対不可侵中立国アルカンと第一次勇者戦争

再会と逃亡①

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前回のあらすじ

 家族っていいよね。前の世界ではほとんど1人だったし。



 私の秘密を話し、スライムちゃんを護衛につけてその日は終わった。

 マーリンも、私もスライムちゃんが護衛に欲しい!!って言っていたが、器ができてからにした。

「さて、今日は騎士の人達に会いに言ってみるか」

(それがいいと思いますぞ!!なるべく早めにこちらに来るかどうか聞いておいた方がいいですぞ!!)

 もし来るなら家とか買わないといけないからな。

 5人の騎士達には分身体のインが監視している。

 え?プライバシーの侵害?異世界だから関係ないんです。

「アヴェはどうする?」

 家を買ったのでお留守番ということもできる。

「行きます。私はご主人様の矛であり盾です。この家のように確実な安全がない限り、ご主人様をお1人にさせるようなことはしません」

 1人って言ってもインもいるんだけど....

 まぁ、ただついて行きたいだけだな。

 半年近く一緒にいると何となく分かる。

「わかった。んじゃ、行くか」

(我が主!!今は騎士の人達は勤務時間ですぞ!!日が沈んだ頃に会いに行った方がいいですぞ!!)

 あそっか、今は昼前だもんな。

 ほとんどの人は仕事してるのか。

 シルクさんもクリスさんも仕事してるし。

「依頼でも受けに行くか?」

(どっちでもいいですぞ!!)

「私もです」

「じゃぁ、冒険者ギルドに行くか」

 冒険者ギルドで、簡単な依頼を受けて達成した後家に戻ってきた。

「今は大丈夫そうか?」

(問題ないですな!!どこから行きますかな?)

 うーんどうしよう。

 ぶっちゃけどこからでもいいんだけどな。

「説得が早く終わりそうなとこから」

(了解ですぞ!!)

空間転移テレポーテーション』を使いインの所まで行く。

(最初はこの家ですな。家族持ちの騎士の人ですぞ)

「ちなみに最初にした理由は?」

(ここの奥さんがエルフなのですぞ!!周りの人達は気にしておりませんが、貴族うえがうるさいのですぞ!!)

「なるほど、それで逃げたいというわけか」

(そう言うことですな!!)

 それなら多分直ぐにOK出るな。

 .......私の事をちゃんと覚えていればだけど。

 見た目はさほど変わっていない。

 少し髪型が変わったのと、ピンクのメッシュが入っただけだ。

 勇者の称号がなくて追放されたんです、って言えば分かってもらえるはずだ、

 これで、え?どちら様ですか?とか言われたらアレだな。

 この国消すわ今すぐに。

 やべぇ、ちょっとドキドキしてきた。
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