75 / 285
絶対不可侵中立国アルカンと第一次勇者戦争
情報と不穏な空気②
しおりを挟む
前回のあらすじ
セックリアストとかいう薬草があるらしい。
薬草採取は特に問題なく終わった。
シルクさんも街の外では、結構普通だった。
大した魔物もおらず特に危険な感じもない。
素晴らしいな。
依頼を終えて宿に戻る。
(いい情報と悪い情報がありますぞ)
宿に戻りインから情報収集の成果を聞く。
いい情報と悪い情報か。
私はいい情報から聞くタイプなんだよなぁ....同じ人っている?
「いい情報から」
(まず、とても治安が良いですぞ!!どうやらここの警備隊は優秀なようで、女の人が夜街を1人で出歩いても問題ないそうですぞ!!)
すげぇな。
(あと米がありましたぞ!!)
「マジか!!」
この世界の主食はパンだ。
ちょっと米が恋しくて、『アイテムボックス』からおにぎりとか食べてたからな。
「で?悪い情報は?」
(近いうちに王国と戦争するらしいですぞ)
.........はぁ?
「アルカンが仕掛けたのか?」
(王国側からですぞ。なんでも勇者召喚で資金がカツカツらしく、ほかの国から支援を要請したらしいですな)
私の予想通りじゃねぇか。
(アルカンはどの国にも肩入れしない中立国。この要請を断ったらしいですぞ)
「あー、話が見えてきた。「勇者の支援をしないとは貴様ら魔王の手先だな?!」とかイチャモン付けて戦争を仕掛けてきたってわけか」
(まさにその通りですな!!)
あれか、次の国は平和そうだなとかおもったのがフラグだったのか?別にきっちり回収しなくていいんだよ。
フラグはへし折ってなんぼだろうが。
「どうするのですか?ご主人様」
「ん?んなもん参加するに決まってるだろ。多分勇者達も出てくるだろうしな」
「ご主人様と同郷の方々ですね」
「別にただ同郷と言うだけで、特に思い入れのある奴とかいないからな。容赦なく殺せるぞ.....あっ」
(どうしたのですかな?)
「いや、私が王宮を追放された時、騎士の人達に世話になったんだよ。お金までくれたしな。もし戦争にも出てくるなら出来れば殺したくない」
私だって人間のクズではないのだ.....いやスライムのクズではないのだ?....人間でいいや。
借りた恩はきっちり返す主義だ。
(では、その騎士の人達を殺さないようにしないといけないですな)
「ちょっと会いに行ってくるか。イン、分身を使って王国の勇者と騎士の人達を探ってこい。勇者の強さは未知数だ。気をつけろよ」
(了解ですぞ!!)
騎士の人達、元気にしてるかなぁ?出来れば殺したくないからアルカンに来るとかして欲しいなぁ。
.....戦争があるって知ってるのこの国の上層部だけだよな?じゃなきゃシルクさんやクリスさんが何か言うはずだし。
インってめちゃくちゃ優秀だな。
セックリアストとかいう薬草があるらしい。
薬草採取は特に問題なく終わった。
シルクさんも街の外では、結構普通だった。
大した魔物もおらず特に危険な感じもない。
素晴らしいな。
依頼を終えて宿に戻る。
(いい情報と悪い情報がありますぞ)
宿に戻りインから情報収集の成果を聞く。
いい情報と悪い情報か。
私はいい情報から聞くタイプなんだよなぁ....同じ人っている?
「いい情報から」
(まず、とても治安が良いですぞ!!どうやらここの警備隊は優秀なようで、女の人が夜街を1人で出歩いても問題ないそうですぞ!!)
すげぇな。
(あと米がありましたぞ!!)
「マジか!!」
この世界の主食はパンだ。
ちょっと米が恋しくて、『アイテムボックス』からおにぎりとか食べてたからな。
「で?悪い情報は?」
(近いうちに王国と戦争するらしいですぞ)
.........はぁ?
「アルカンが仕掛けたのか?」
(王国側からですぞ。なんでも勇者召喚で資金がカツカツらしく、ほかの国から支援を要請したらしいですな)
私の予想通りじゃねぇか。
(アルカンはどの国にも肩入れしない中立国。この要請を断ったらしいですぞ)
「あー、話が見えてきた。「勇者の支援をしないとは貴様ら魔王の手先だな?!」とかイチャモン付けて戦争を仕掛けてきたってわけか」
(まさにその通りですな!!)
あれか、次の国は平和そうだなとかおもったのがフラグだったのか?別にきっちり回収しなくていいんだよ。
フラグはへし折ってなんぼだろうが。
「どうするのですか?ご主人様」
「ん?んなもん参加するに決まってるだろ。多分勇者達も出てくるだろうしな」
「ご主人様と同郷の方々ですね」
「別にただ同郷と言うだけで、特に思い入れのある奴とかいないからな。容赦なく殺せるぞ.....あっ」
(どうしたのですかな?)
「いや、私が王宮を追放された時、騎士の人達に世話になったんだよ。お金までくれたしな。もし戦争にも出てくるなら出来れば殺したくない」
私だって人間のクズではないのだ.....いやスライムのクズではないのだ?....人間でいいや。
借りた恩はきっちり返す主義だ。
(では、その騎士の人達を殺さないようにしないといけないですな)
「ちょっと会いに行ってくるか。イン、分身を使って王国の勇者と騎士の人達を探ってこい。勇者の強さは未知数だ。気をつけろよ」
(了解ですぞ!!)
騎士の人達、元気にしてるかなぁ?出来れば殺したくないからアルカンに来るとかして欲しいなぁ。
.....戦争があるって知ってるのこの国の上層部だけだよな?じゃなきゃシルクさんやクリスさんが何か言うはずだし。
インってめちゃくちゃ優秀だな。
23
お気に入りに追加
4,573
あなたにおすすめの小説

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
うどん五段
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる