【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪

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ラグーン帝国とダンジョン都市レーレン

ダンジョンと攻略⑫

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前回のあらすじ

 パターン入るゲームって結構あるよね。



 何度も何度も魔法を重ねがけをして、徐々に徐々に古竜の体力が減っていく。

 それから2時間後五体の古竜ファイブエンシェントドラゴンはお亡くなりになられた。

 な~む~

「すごいですっ!!ご主人様!!」

(アヴェ殿でもできるように、アヴェ殿が使える魔法だけで戦いましたな!!)

 ふっふっふ、もっと褒めるがよい!!

 ちょっと気分がいい。

「さて、この先の部屋にダンジョンコアがあるのかな?」

 倒した古竜を『アイテムボックス』に収納しながら2人に聞いてみる。

 さっきまでなかった扉がそこにはあった。

(多分そうですな!!魔の森も古竜を倒した後、少し進んだらダンジョンコアがありましたからな!!)

「ダンジョンコアってあの丸い光ってる石みたいなのですか?」

「そうそう、そんなやつ」

 そんなことを話しながら、扉の前まで来た。

「開けるぞ。もしかしたら『奴は四天王の中でも最弱!!この私を倒せると思うなよ!!』とかいう展開があるから気をつけろよ」

(そんな展開があったら、コントローラーブン投げますぞ!!)

 安心しろ、私でも投げる。

 扉に触れるとゴゴゴゴゴとゆっくり扉が開いていく。

 攻撃が飛んできても直ぐに避けれるように身構える。

「あなたが次のマスターですか?」

 そこには、バニースーツを着たうさ耳の女の人が立っていた。

 .............はっ!!

 予想外すぎてフリーズしてしまった。

「えぇと、君が次の四天王の一角かな?」

(我が主、テンパるのも分かりますがそのネタを引っ張るのはどうかと思いますぞ)

 インにダメだしされてしまった!!

「....君は誰だい?」

 気を取り直して、バニースーツの子に質問する。

「私はこのダンジョンの管理人、マリナです。月島様の命により、ここに到達した人をマスターに任命するよう言われております」

 やべぇ急展開過ぎてついていけねぇ。

 まず月島って誰だよ。

(多分、月島という人がこのダンジョンを作ったのではありませんかな?その月島は、名前のニュアンスからして以前に勇者召喚された1人かと思いますぞ!!)

「インすげぇな。今の情報でここまで予想できねぇぞ」

(あくまで予想ですぞ!!違うかもしれないからちゃんとマリナ殿に話を聞くべきですぞ!!)

「だな」

 このマリナって子に聞いた方がいいか。

......ごめんね、月島君?ちゃん?君が作ったであろうダンジョン第100階層以降から氷河期みたいになってるけど、そんなダンジョン作った君が悪いという事で。
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