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ラグーン帝国と冒険者
宿と部屋①
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前回のあらすじ
世界の損失だって
テンプレ展開があった後、シルクさんに連れられ『鶴の羽休め』に来た。
「ここが『鶴の羽休め』です。ギルドマスターが、女性冒険者の為に作った宿なんですよ」
へーそうなんだー(棒)
私女の子だからここ泊まれるねー(棒)
ギルドマスターにも私が男だって言ったんだけど、「見た目女の子だから、女として生きて行けばいいのよ!!」とか言う訳の分からん事を言われた。
ここの冒険者ギルドダメだわ。
「なんで、みんな私の言うこと聞かないんだよ....」
(それは我が主が、人の話を聞かないからですぞ!!)
うるせぇよ。
「ご主人様が可愛すぎるので、みんな見とれてて話を聞いてないんですよ!!」
アヴェ、それフォローになってない、むしろ私にパンチ入ってるから。
おっと、シルクさんが『鶴の羽休め』に入ってたな、ついて行かないと。
私達も『鶴の羽休め』の扉をくぐる。
どうやら1階は食堂のようになっているようだ。
「いらっしゃい。あら、シルクじゃないの。まだ食堂は空いてないわよ?」
おばさんが厨房から出てくる。
クリームシチュー作ってるおばさんに似てるな、名前はクレアなんじゃね?
「食べに来た訳じゃないですよ。クレアさん」
マジでクレアさんだった。
(大丈夫ですかな?なんか色々とやばそうな感じがするのですぞ)
「大丈夫でしょ、多分。自信ないけど」
クレアさんが私達に気づいたようだ。
「あら!!随分と可愛い子達を連れてるじゃない」
「そうでしょ!!すっごく可愛い子達ですよね!!もう可愛すぎて私、このまま死んでもいいんじゃないかって思い始めてるんです!!」
めっちゃ暴走するやんシルクさん、ほらクレアさんもやべぇ地雷踏んだって顔してるよ。
「ちょっと、落ち着きなさいシルク。後ろの子達が少し引いてるわよ」
少しではなくドン引きです。
「はっ!!」
「で?この子達がここに泊まるってことでいいのね?」
クレアさんが私達に聞く。
「そうだよ。とりあえず7日分泊まることは出来る?」
「できるわよ」
「じゃぁ、2部屋よろしく」
「ご主人様!!」
アヴェが叫ぶ。
「?どうした?アヴェ」
「私の分の部屋は要りません!!ご主人様の邪魔にならないように隅っこ方で丸くなってますから!!無駄なお金は使わないでください!!」
(あちゃ~、こうなったらアヴェ殿は頑固ですぞ)
知ってる。
しょうがないなぁ。
「1部屋よろしく」
「140ロルだよ。先払いだけど大丈夫かい?」
私はクレアさんに140ロル渡す。
この世界の宿の料金基準は、泊まる人数ではなく泊まるのに借りた部屋の大きさと数で決まるらしい。
え?『亜空間』使えば宿代浮くって?それだと異世界旅って感じしないじゃん。
あっ、私が男だってこと言わなきゃ。
世界の損失だって
テンプレ展開があった後、シルクさんに連れられ『鶴の羽休め』に来た。
「ここが『鶴の羽休め』です。ギルドマスターが、女性冒険者の為に作った宿なんですよ」
へーそうなんだー(棒)
私女の子だからここ泊まれるねー(棒)
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ここの冒険者ギルドダメだわ。
「なんで、みんな私の言うこと聞かないんだよ....」
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うるせぇよ。
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おっと、シルクさんが『鶴の羽休め』に入ってたな、ついて行かないと。
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「いらっしゃい。あら、シルクじゃないの。まだ食堂は空いてないわよ?」
おばさんが厨房から出てくる。
クリームシチュー作ってるおばさんに似てるな、名前はクレアなんじゃね?
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マジでクレアさんだった。
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「大丈夫でしょ、多分。自信ないけど」
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「あら!!随分と可愛い子達を連れてるじゃない」
「そうでしょ!!すっごく可愛い子達ですよね!!もう可愛すぎて私、このまま死んでもいいんじゃないかって思い始めてるんです!!」
めっちゃ暴走するやんシルクさん、ほらクレアさんもやべぇ地雷踏んだって顔してるよ。
「ちょっと、落ち着きなさいシルク。後ろの子達が少し引いてるわよ」
少しではなくドン引きです。
「はっ!!」
「で?この子達がここに泊まるってことでいいのね?」
クレアさんが私達に聞く。
「そうだよ。とりあえず7日分泊まることは出来る?」
「できるわよ」
「じゃぁ、2部屋よろしく」
「ご主人様!!」
アヴェが叫ぶ。
「?どうした?アヴェ」
「私の分の部屋は要りません!!ご主人様の邪魔にならないように隅っこ方で丸くなってますから!!無駄なお金は使わないでください!!」
(あちゃ~、こうなったらアヴェ殿は頑固ですぞ)
知ってる。
しょうがないなぁ。
「1部屋よろしく」
「140ロルだよ。先払いだけど大丈夫かい?」
私はクレアさんに140ロル渡す。
この世界の宿の料金基準は、泊まる人数ではなく泊まるのに借りた部屋の大きさと数で決まるらしい。
え?『亜空間』使えば宿代浮くって?それだと異世界旅って感じしないじゃん。
あっ、私が男だってこと言わなきゃ。
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