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ラグーン帝国と冒険者

冒険者登録とテンプレ展開②

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前回のあらすじ

 冒険者って聞くとワクワクするよね!!え?しない?....しないのかぁ....



 冒険者ギルドの扉を開く。

「中は思ったより綺麗だな」

(それは死亡フラグですぞ卓〇)

 誰が〇鬼に出てくる〇郎だよ、そこそこ昔のネタだぞこれ。

 扉から入って真っ直ぐ行くと、カウンターがあり受付嬢らしき人達がいる。

 右側には、クエストボード?らしきものが、左側には、酒場だろう昼間から酒を飲んでる人達がチラホラいる。

 the冒険者ギルドな感じがする。

 とりあえず、カウンター行く。

 誰も並んでなかったので待つことはない。

 1番優しそうな受付嬢さんに話しかけることにした。

「冒険者登録ってここでできる?」

「できますよ。できますけど、その~....冒険者は危険な仕事を選ばないことも出来ますが、緊急時などは戦闘に参加しなければなりません。大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ。少しは鍛えてるからね」

「....そうですか」

 そう言って受付嬢さんは紙を取り出した。

 そこには名前、ステータス、スキル、職業を書く欄がある。

「これって全部書かないといけないのか?」

 流石にステータスとか正直に書いたらヤバそうなんだけど。

「書かなくても問題ないですよ。というかほとんどの人が名前以外書いてませんから」

 名前にノアと書いて受付嬢さんに渡す、アヴェも同様だ。

(わたしは暇ですぞ~)

 インは私の頭の上でプルプル震えてる。

 インって、「ここにいるよ」って言われないと気づかれないぐらい透明だから、受付嬢さんは何も反応しないんだよなぁ。

「ではこのギルドカードに魔力を流してください」

 どうやら、カードに魔力を流すとこで個人情報を登録するようだ。

「これで登録完了です。再発行には、1500ロルするので無くさないようにしてくださいね」

「分かった。それで、冒険者ギルドについて説明はしてもらえるか?」

「大丈夫ですよ。最近の冒険者さんって話聞かない人が多いので、こういうのは新鮮です」

 冒険者のランクは全部で8段階だ。

 上から、S、A、B、C、D、E、F、G、だ。

 基本受けれるクエストは、自分のランクの1つ上まで。

 Bランクからは、貴族や王族(帝国の場合は皇族)から指名依頼が来る事もあるらしい。

 断る事もできるそうだが、できる限り受けるのが暗黙の了解だ。

 Sランク冒険者はこの世界に6人しか居ないそうだ。

 依頼を受けるならクエストボードから紙を剥がし、カウンターに持ってくると受けれる。

 依頼を失敗した場合、違約金が発生する。

 報酬が高ければ高いほど違約金も高い、それで奴隷落ちする冒険者もいるそうだ。

 失敗しすぎると、ランクが落ちる。

 などなど、冒険者として知っておくべき知識を教えて貰った。

 貴族とか面倒くさそうだしランクはCで止めることにしよう。
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