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旅の始まりと初めての仲間

魔の森と訓練④

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前回のあらすじ

 メイドアサシンってかっこいくね?



 アヴェの装備が整った所で私は、『神眼LvMAX』を使いアヴェのステータスを確認する。

 ゲームだとマナー違反だがここは異世界!!ゲームのマナーなんてクソ喰らえだ!!

名前     アヴェ

種族     赤眼黒狼

Lv        1

体力     333

魔力     246

筋力     419

知力     362

運力     180

【スキル】

「火属性魔法Lv1」「水属性魔法Lv1」「光属性魔法Lv1」
「闇属性魔法Lv1」「異常状態耐性小Lv1」

【固有スキル】

「覚醒Lv-」

 Lv1でこれってなかなか強くね?

 あと、種族が赤眼黒狼ってなってるけど、多分これ目の色が関係してるよな。

 それにアヴェはおそらく

「アヴェ、自分の種族は?」

「?黒狼族ですが....?」

 やっぱりか。

 アヴェは、自分のステータスを見たことがないのか。

 自分のステータスを見たことがあるのなら、今までの会話の中で赤眼黒狼のワードが出てくるはずだからな。

「アヴェ、頭の中でステータスと念じてみろ」

 アヴェが、真剣な顔をする。

 可愛いなぁ、若干ロリロリしい感じが凄くいい。

 ......私ってもしかしなくてもロリコン?

「わぁ、これがステータスですか?」

 私がロリコンなのかもしれないという事が発覚し、ショックは....受けてないけど、受けたってことにしとこ。

「赤眼黒狼....?」

 アヴェが呟く。

 やっぱりそこが気になるか。

「アヴェ、お前の周りの黒狼族は、みんな青い、って言ってたよな?」

「そうです。私のお母さんとお父さんも青い目でした」

「まっ、種族なんてどうでもいいさ。アヴェはアヴェだ。それ以外の何物でもない」

「ご主人様のステータスは、どのくらいなんですか?」

「ん?知りたいか?」

 私は地面に私のステータスを書き出す。

 この世界での文字は、「公共文字」「エルフ文字」「魔文字」の3種類ある。

 どの国でも通じるのが「公共文字」、エルフのほんの一部で使われているのが「エルフ文字」、魔国で通じるのが「魔文字」だ。

 ちなみに、よほどの劣悪な環境でない限り、この世界の人々は文字が読める。

 私はこの世界の住人ではないが、「公共文字」は読めるようだった。

 書くことも出来た。

 私はともかく、勇者が読み書きできないのはちょっとな。

 これぞ、ご都合主義!!

 お話と検証に付き合ってくれた騎士の人達、マジでありがとう。

 で、ステータスを全部書き出した。

「これは....強いのですか?」

 まぁ、そうだわな。

 今日初めてステータス見たのに、強いかどうかは分からんわな。

「ちなみに、ワイバーンのステータスはこれな」

 ワイバーンのステータスを書き出すと、アヴェはフリーズしてしまった。

........ワイバーンってやっぱりそこそこの強キャラだったのか....
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