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第四幕 霧のなか
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ありえない。道に迷う訳がない。
なぜなら、一本道なのだから。
ミランは何度目かの困惑を覚えた。
セカイもデルーシャも、ぐずってばかりいた五歳のオリエスも、黙々と歩いている。もはや、泣く気力もないのだろう。
先程から、同じ景色のなかを堂々巡りしている気がする。
乱立する樹木の渦。
濃くなるばかりの霧。
どこまでも続く下山道。
休息を挟みつつ、もう二時間以上は歩いていた。計算通りなら、とっくに麓の町に着いているはずだ。
だが周囲の情景は、一向に変わらない。
「迷う訳がない」
馬車も通れるような、緩い峠道なのである。遭難する方が難しい。
何か違和感を感じる。
「まさか、また魔女の……?」
「ねえミラン、ちょっと待って」
デルーシャに呼び止められ、自分が早足になっていることに気付いた。
振り向くと、オリエスが道の真ん中でしゃがみ込んでいた。デルーシャが宥めているが、むずがるばかりで、頑なに立ち上がろうとしない。
無理もない。まだ五歳の子供なのだ。宥めるデルーシャにしても、疲労の色が濃い。
「立ちなさい」
セカイが、母子の前に立ちはだかった。
「この程度で根を上げてどうするの」
オリエスが怯え、母の胸にしがみついた。
「セカイ、許してあげて。まだ子供なんだし……」
デルーシャが、哀願するような目で、血を分けた娘を見上げた。
「ずいぶん甘やかしてるのね」
セカイはそう言って、鼻で笑った。
そのやりとりを複雑な顔で見ていたミランだったが、霧の隙間に建物の影が映った。
小屋だ。細い脇道の先に、小さな山小屋がある。
「とりあえず、あそこで休みましょう」
険悪な雰囲気を払うように、ミランはなるだけ明るい口調で提案した。
だが、その声は虚しく響くのみ。
「何で私がこんな役を……」
ミランは背嚢を一旦下ろすと、オリエスの前に背を向けて屈み込んだ。
「どうぞ」
オリエスが、不安そうにデルーシャの顔色を窺う。デルーシャが頷くと、おずおずとミランの背に覆いかぶさった。
立ち上がるついでに、足元の背嚢に手を伸ばそうとしたら、セカイが代わりに持ってくれた。
「ありがとうございます」
「貴重な食糧を落とされでもしたら敵わないから」
「……そうですね」
先が思いやられる。
人知れず嘆きながら歩いているうちに、小屋に辿り着いた。
小屋のなかは質素だったが、小奇麗に整頓されていた。ちょくちょく利用されているのだろう。
「ここでしばらく様子を見るか」
ミランは、隅に積んであった毛布をデルーシャ母子に配った。暖炉もあるが、襲撃者に発見される恐れがあるため、火を熾すことはできない。
オリエスはよほど疲労が溜まっていたらしく、毛布にくるまると、あっという間に眠りに落ちた。デルーシャは、そんな我が子の頭をいとおしげに撫でている。
ミランは彼女に、干し肉と干し果実を差しだした。
「奥様だけでも、今のうちに」
「あ…ありがとう……」
礼を言ったものの、デルーシャは明らかに困惑していた。
彼女は生まれも育ちも貴族の令嬢、すなわち生粋の箱入り娘だ。生まれてこの方、こんな貧相な食べ物など見たこともなかったのだろう。
「……できれば食べておいてください」
保存ができて栄養価も高いため、定番の旅メシなのだが。
「食べないなら返して。元々ミランの分なんだから」
横合いから、セカイが冷たく言い放った。そういう彼女は、しっかり自分の干し肉を噛みしめている。
「ミランの?」
デルーシャが戸惑い気味の顔を、ミランに向ける。
「私のことは、おかまいなく。まだ食糧には余裕がありますから」
「じゃあ、わたしに頂戴」
「……お嬢様」
「だって、食べないんでしょ?」
セカイの冷たい視線を受けて、デルーシャは唾を飲んだ。
「頂くわ」
干し肉を手に取って、鼻に近付ける。だが強烈な匂いに顔をしかめ、慌てて手放した。
その音で、眠っていたオリエスが目を覚ました。
「干し果実の方なら、そんなにクセはないかと」
「そうね……」
今度は慎重に干し果実の匂いを嗅ぎ、目を瞑って、端に齧りついた。
時間をかけて噛み、ようやく飲み下すと、ほっと肩の力を抜く。
どうやら、いけるらしい。ちぎってオリエスに手渡してやると、彼も初めての味に戸惑いながら咀嚼した。
二人とも、余程空腹だったのだろう。結局、干し果実は残らず平らげてしまった。
「あんなに嫌がってたくせに、現金なものね」
セカイが皮肉を忘れない。
「あの、お嬢様……よろしければ、こちらもどうぞ」
ミランが、デルーシャたちが残した干し肉をセカイに差しだした。
「いらないわ。あんまり美味しくないし」
「……そうですか」
食べ物でご機嫌が取れないなら、もう他に打つ手はない。
セカイのことは一旦諦め、ミランは小屋の窓から表の様子を窺った。
あいかわらず霧が濃い。だが追っ手が迫っている気配はなかった。
「奥様、事情を窺ってもよろしいでしょうか」
「事情?」
「あの連中に、心当たりがあるのでは?」
「それは……」
デルーシャは言葉に詰まった。
「この辺りに野盗が出るなんて話は聞いてません。要人が訪れることもあるので、治安にも力を注いでるはずなんです」
つまり母子は、野盗の類いではなく、別の組織に襲われたことになる。
ミランは振り向いた。
オリエスは、再び母の膝で眠っている。
「ええと……」
デルーシャが、横目でセカイの様子を窺う。
「話したくないなら、わたしたちは先に行かせてもらうわよ」
左手で、懐に隠したままの右腕をさすりながら、セカイがまた冷たく言い放った。
デルーシャは覚悟を決めたのか、視線を落としながらも、経緯を語りだした。
「私は、あの人と離縁した後、すぐにマシカウス家に嫁ぎました」
セカイが、左手で右腕を強く握った。
「そしてこの子が産まれたの」
デルーシャが、眠る我が子を優しげな目で見つめる。
たぶんセカイは、見て見ぬふりをしている。
「マシカウス家は由緒正しい家系だけど……敵も多いところなのよ」
「揉めごとですか」
「ええ。去年から、隣の領主と、領地の境界線のことで争っているの。境界付近では、小競りあいも起きているようで……」
レイグリオ国は封建制で、基本的に地方自治である。
領地の境界線争いなど日常茶飯事だった。
こういった諍いは、専ら当事者同士で話しあって解決していた。ただし、どうしても折りあいがつかない場合は、中央に裁定を委ねることもある。
だが、もし裁判となると余計な手間や時間……何より、根回しのために莫大な金子を費やさなければならない。
「すると相手の領主は、奥様と若君を人質にしようとしてるんですね」
妻と息子を誘拐し、その命と引き換えに、手っ取り早く領地を奪取しようという算段なのだろう。
「以前にも、何度か攫われかけたことがありました。ですから夫は、私とこの子を別荘に避難させることにしたのです」
「しかしその道中で、奴らに襲われたと」
「まさか、こんなに早く居場所を知られてしまうとは……」
「それだけ向こうも必死なんでしょう」
相手も、危ない橋を渡っていることは承知の上だ。
「とにかく、今日はここで様子を窺った方が良さそうですね」
幸か不幸か、この濃霧なら、敵も動きが取れないはずだ。
「ここに……泊まるのですか?」
デルーシャが、恐る恐る聞き返してきた。
彼女が何を言いたいのか、手に取るように判る。このような下賎の山小屋に宿泊するなど、やんごとなき家柄の貴婦人には耐え難いのだろう。
「明日になれば霧も晴れるでしょう。そしたら麓の町まで下りて、助けを呼ぶことができます。それまでの辛抱です」
「……判りました」
「よろしいですよね、お嬢様?」
セカイから返事はない。まるでミランの代わりと言いたげに、小屋の窓から表の様子を窺っている。
漫然と、その目には草木が映っているだけだった。
なぜなら、一本道なのだから。
ミランは何度目かの困惑を覚えた。
セカイもデルーシャも、ぐずってばかりいた五歳のオリエスも、黙々と歩いている。もはや、泣く気力もないのだろう。
先程から、同じ景色のなかを堂々巡りしている気がする。
乱立する樹木の渦。
濃くなるばかりの霧。
どこまでも続く下山道。
休息を挟みつつ、もう二時間以上は歩いていた。計算通りなら、とっくに麓の町に着いているはずだ。
だが周囲の情景は、一向に変わらない。
「迷う訳がない」
馬車も通れるような、緩い峠道なのである。遭難する方が難しい。
何か違和感を感じる。
「まさか、また魔女の……?」
「ねえミラン、ちょっと待って」
デルーシャに呼び止められ、自分が早足になっていることに気付いた。
振り向くと、オリエスが道の真ん中でしゃがみ込んでいた。デルーシャが宥めているが、むずがるばかりで、頑なに立ち上がろうとしない。
無理もない。まだ五歳の子供なのだ。宥めるデルーシャにしても、疲労の色が濃い。
「立ちなさい」
セカイが、母子の前に立ちはだかった。
「この程度で根を上げてどうするの」
オリエスが怯え、母の胸にしがみついた。
「セカイ、許してあげて。まだ子供なんだし……」
デルーシャが、哀願するような目で、血を分けた娘を見上げた。
「ずいぶん甘やかしてるのね」
セカイはそう言って、鼻で笑った。
そのやりとりを複雑な顔で見ていたミランだったが、霧の隙間に建物の影が映った。
小屋だ。細い脇道の先に、小さな山小屋がある。
「とりあえず、あそこで休みましょう」
険悪な雰囲気を払うように、ミランはなるだけ明るい口調で提案した。
だが、その声は虚しく響くのみ。
「何で私がこんな役を……」
ミランは背嚢を一旦下ろすと、オリエスの前に背を向けて屈み込んだ。
「どうぞ」
オリエスが、不安そうにデルーシャの顔色を窺う。デルーシャが頷くと、おずおずとミランの背に覆いかぶさった。
立ち上がるついでに、足元の背嚢に手を伸ばそうとしたら、セカイが代わりに持ってくれた。
「ありがとうございます」
「貴重な食糧を落とされでもしたら敵わないから」
「……そうですね」
先が思いやられる。
人知れず嘆きながら歩いているうちに、小屋に辿り着いた。
小屋のなかは質素だったが、小奇麗に整頓されていた。ちょくちょく利用されているのだろう。
「ここでしばらく様子を見るか」
ミランは、隅に積んであった毛布をデルーシャ母子に配った。暖炉もあるが、襲撃者に発見される恐れがあるため、火を熾すことはできない。
オリエスはよほど疲労が溜まっていたらしく、毛布にくるまると、あっという間に眠りに落ちた。デルーシャは、そんな我が子の頭をいとおしげに撫でている。
ミランは彼女に、干し肉と干し果実を差しだした。
「奥様だけでも、今のうちに」
「あ…ありがとう……」
礼を言ったものの、デルーシャは明らかに困惑していた。
彼女は生まれも育ちも貴族の令嬢、すなわち生粋の箱入り娘だ。生まれてこの方、こんな貧相な食べ物など見たこともなかったのだろう。
「……できれば食べておいてください」
保存ができて栄養価も高いため、定番の旅メシなのだが。
「食べないなら返して。元々ミランの分なんだから」
横合いから、セカイが冷たく言い放った。そういう彼女は、しっかり自分の干し肉を噛みしめている。
「ミランの?」
デルーシャが戸惑い気味の顔を、ミランに向ける。
「私のことは、おかまいなく。まだ食糧には余裕がありますから」
「じゃあ、わたしに頂戴」
「……お嬢様」
「だって、食べないんでしょ?」
セカイの冷たい視線を受けて、デルーシャは唾を飲んだ。
「頂くわ」
干し肉を手に取って、鼻に近付ける。だが強烈な匂いに顔をしかめ、慌てて手放した。
その音で、眠っていたオリエスが目を覚ました。
「干し果実の方なら、そんなにクセはないかと」
「そうね……」
今度は慎重に干し果実の匂いを嗅ぎ、目を瞑って、端に齧りついた。
時間をかけて噛み、ようやく飲み下すと、ほっと肩の力を抜く。
どうやら、いけるらしい。ちぎってオリエスに手渡してやると、彼も初めての味に戸惑いながら咀嚼した。
二人とも、余程空腹だったのだろう。結局、干し果実は残らず平らげてしまった。
「あんなに嫌がってたくせに、現金なものね」
セカイが皮肉を忘れない。
「あの、お嬢様……よろしければ、こちらもどうぞ」
ミランが、デルーシャたちが残した干し肉をセカイに差しだした。
「いらないわ。あんまり美味しくないし」
「……そうですか」
食べ物でご機嫌が取れないなら、もう他に打つ手はない。
セカイのことは一旦諦め、ミランは小屋の窓から表の様子を窺った。
あいかわらず霧が濃い。だが追っ手が迫っている気配はなかった。
「奥様、事情を窺ってもよろしいでしょうか」
「事情?」
「あの連中に、心当たりがあるのでは?」
「それは……」
デルーシャは言葉に詰まった。
「この辺りに野盗が出るなんて話は聞いてません。要人が訪れることもあるので、治安にも力を注いでるはずなんです」
つまり母子は、野盗の類いではなく、別の組織に襲われたことになる。
ミランは振り向いた。
オリエスは、再び母の膝で眠っている。
「ええと……」
デルーシャが、横目でセカイの様子を窺う。
「話したくないなら、わたしたちは先に行かせてもらうわよ」
左手で、懐に隠したままの右腕をさすりながら、セカイがまた冷たく言い放った。
デルーシャは覚悟を決めたのか、視線を落としながらも、経緯を語りだした。
「私は、あの人と離縁した後、すぐにマシカウス家に嫁ぎました」
セカイが、左手で右腕を強く握った。
「そしてこの子が産まれたの」
デルーシャが、眠る我が子を優しげな目で見つめる。
たぶんセカイは、見て見ぬふりをしている。
「マシカウス家は由緒正しい家系だけど……敵も多いところなのよ」
「揉めごとですか」
「ええ。去年から、隣の領主と、領地の境界線のことで争っているの。境界付近では、小競りあいも起きているようで……」
レイグリオ国は封建制で、基本的に地方自治である。
領地の境界線争いなど日常茶飯事だった。
こういった諍いは、専ら当事者同士で話しあって解決していた。ただし、どうしても折りあいがつかない場合は、中央に裁定を委ねることもある。
だが、もし裁判となると余計な手間や時間……何より、根回しのために莫大な金子を費やさなければならない。
「すると相手の領主は、奥様と若君を人質にしようとしてるんですね」
妻と息子を誘拐し、その命と引き換えに、手っ取り早く領地を奪取しようという算段なのだろう。
「以前にも、何度か攫われかけたことがありました。ですから夫は、私とこの子を別荘に避難させることにしたのです」
「しかしその道中で、奴らに襲われたと」
「まさか、こんなに早く居場所を知られてしまうとは……」
「それだけ向こうも必死なんでしょう」
相手も、危ない橋を渡っていることは承知の上だ。
「とにかく、今日はここで様子を窺った方が良さそうですね」
幸か不幸か、この濃霧なら、敵も動きが取れないはずだ。
「ここに……泊まるのですか?」
デルーシャが、恐る恐る聞き返してきた。
彼女が何を言いたいのか、手に取るように判る。このような下賎の山小屋に宿泊するなど、やんごとなき家柄の貴婦人には耐え難いのだろう。
「明日になれば霧も晴れるでしょう。そしたら麓の町まで下りて、助けを呼ぶことができます。それまでの辛抱です」
「……判りました」
「よろしいですよね、お嬢様?」
セカイから返事はない。まるでミランの代わりと言いたげに、小屋の窓から表の様子を窺っている。
漫然と、その目には草木が映っているだけだった。
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