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四章 魔物大戦争編
十二話 種付けカルマさん 前編 ♡
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風呂からあがりバスタオルで体を拭くと、グレースは待ちきれないと言わんばかりに全員で手をつなぐように指示し、まとめて寝室へと転移した。
しかし転移を使ってまで我慢出来ないのかと思いきや、グレースは先にマリーとソフィアを抱くように言う……。
「いいのか?」
「ええ、構いませんわ。私は最後に……♡」
何か企んでいるのかもしれないと思いつつマリーたちへと体ごと視線を向けると、仰向けで寝ころびM字開脚したマリーが自らの手で秘部を左右に広げ、その上に重なるようにソフィアが四つん這いで尻を振って待っていた。
「カルマ様……ください……もう、我慢できません……♡」
「カルマぁ……私も欲しい……♡」
朱に染まった二人の頬は、風呂上りというだけではないのだろう。四つの挑発的な視線から目が離せない。薄く上がった口角が俺の中の男を刺激する。パクパクと開閉する膣口がおいでおいでと誘っていた。
ごくり……俺は無意識につばを飲み込んでいた。
「……カルマ様?」
「あ、ああ。もう挿入れて大丈夫なのか?」
「はい……♡ お恥ずかしながら、もう十分にほぐれていますので……♡」
いきり立った逸物を膣口に当てると、柔らかな肉が奥へ奥へと吸い込むように包み込んできた。本当によくほぐれているみたいだ。
「あっ♡ カルマ様のおちんぽ……♡ くる……♡」
吐息まで聞こえてきそうな静かな寝室に、ちゅぷ♡ とマリーの膣内に侵入する音が響く。
「んっ……♡ あっ……♡ 気持ちいい……♡」
元々の大きさになったちんぽの四分の三くらいまで挿入し、念には念を入れてほぐしていく。
元々のサイズになっている今は根元まで挿入れたとしても子宮口に届くかどうかといったところだろう。
「あっ……♡ あんっ♡ カルマ様、意地悪です♡ ……んっ♡ もっと奥ぅ……♡」
あぁ、奥まで挿入れてやりたいのは山々なんだけど、今の俺はこうしなきゃいけないんだ。
「懐かしいな……この感覚……」
自分の足りないところを技術で補う。女性を感じさせるにはどうすればいいか。単純に手や口だけじゃない……時には視線や、表情や、しぐさまで駆使して快楽を与える技を身につけた。
「んんっ……♡ 気持ちいいけど……♡ も、もどかしいですっ♡ ……んぁっ♡」
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――どちゅっ♡
「んっ……♡ あっ……あっ……絶頂っ……くぅううっっ♡♡」
絶頂の締まりを感じながらも、子宮口に亀頭を押し付けグリグリと腰を小刻みに回し、さらに深く甘い快楽を与えていく。
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絶頂の最中に迎えた絶頂。マリーは背をそらし、両手でシーツを握りしめながら強烈な快楽に悶えていく。
「まだだぞ……俺がイクまで終わらないからな」
絶頂の余韻を十分に味わった頃を見計らいピストンを再開させると、マリーの上で四つん這い状態のソフィアが視線を向けてきた。
「ねえカルマ……メロディ姉様が妊娠したんだけど……知ってる?」
「ああ、サキュバスの里に行く前にステータスが二つ出ていたから妊娠しただろうとは思ってたけど……本人も気づいたのか」
「ええ、つい先日ね。それで……あのね……」
恥ずかしいのか、あるいは俺が拒否するとでも思っているのか……ソフィアは少し俯き、俺から視線を外した。子宮口を突かれ喘ぎながらも、マリーは真っすぐ俺を見つめてくる。
……やれやれだ。
「わかった。二人とも孕ませる……それでいいんだな?」
「ええ……お姉様みたいに、私も孕ませて……カルマ……♡」
「私にカルマ様の子を……産ませてください……♡」
今まではどうせ避妊をするから――妊娠しないから子宮に注ぎ込まれる快感を与えるための膣内射精だった。
メロディを孕ませた時もSEXを楽しみながらではあったが、どこか事務的な行為であり、そこに感情は伴っていなかったと思う。
それがどうだ……。
「……この込み上げてくる気持ちは……初めてだな」
「んっ!♡ あっ♡ カルマ様っ……はっ……激しいですっ♡ あっ♡ ああっ♡」
まるで童貞に戻ったような自己中心的な腰振り。無我夢中で腰を打ち付けるだけのピストンにも、マリーは喜びの嬌声を上げてくれる。
「くっ……! もう射精すぞ……マリー!」
「んんっ♡ 下さい……!カルマ様の精子……!私に下さいっ♡ んっ♡ 」
――ドクンッ!!ビュルル!!……ビュッ!!……ビュッ!
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必ずマリーを孕ませると証明するかのように、並々と子宮内へ注がれていく精子。
「あっつぃ♡ いくいく……絶頂っくぅううう♡♡♡ ……はっ♡ ……はぁはぁ……♡ んんぅ♡」
全身にしっとりと汗をかき、強張った筋肉が弛緩する。呼吸を忘れてしまうほどの絶頂から戻ってきたマリーの呼吸が徐々に整ってくると、彼女は満足気な微笑みを見せてくれた。
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「カルマ様……私も愛しています……♡」
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「ぶっ……ははは。そうだな、次はソフィアだな。マリーにしっかり気持ちよくなってるところを見てもらおうな」
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「いやぁ……見ないでマリー……恥ずかしい……♡」
「って自分から腰振ってるじゃないか。そんなに待ちきれなかったのか?」
「そ、そんなのしてないもん……!んっ♡ ……ふぁあぁ♡」
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「あは♡ ソフィア気持ちよさそうですね……♡」
「やぁあ……♡ マリー見ないでぇ……♡ んっ♡ 恥ずかしいよぉ……♡」
口とは裏腹にソフィアの腰使いは止まる気配がない。それならとその小ぶりな尻を両手で掴んで無理やりピストンを止める。さらにソフィアの尻を押し、亀頭が膣口にひっかかるギリギリまでちんぽを抜いた。
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「ふぁっ!?♡ あっ♡ あっ♡ 待ってっ……!♡ これっ♡ 子宮口♡ 気持ち良すぎっ……♡」
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「あぁっ♡ カルマっ♡ カルマぁっ♡ いいっ♡ んっ♡ 絶頂く……♡ もう……♡」
俺の手首を握るソフィアの力が強くなる。応えるようにキュッと握り返してやるとソフィアはすぐさま上り詰めていく。
「ぁああっ♡ いくいく……絶頂っくぅぅううう♡♡」
多少激しいピストンだとしてもこの手の繋がりが、ただ乱暴なだけとは違うと伝えてくれる。
これが縄で縛りあげる束縛とは違う『愛のある束縛』と俺が思う由縁だ。
ソフィアが絶頂しても俺はピストンを止めない。早くもならないし、遅くもならない。まるで何事もなかったかのようにピストンは続いていく。
「なっ……♡ んっ♡ なんで……♡ あっ♡ だめ……だめだめっ♡ また……ぁぁあ♡ 絶頂っくぅうううっ♡♡♡」
それから俺が射精するまでソフィアは都合四度の絶頂を迎えた。俺の精子を子宮に注ぐと、度重なる絶頂に意識も朦朧としながらも彼女は最後の絶頂を味わっていた。
「あ……♡ カルマの……精子……んっ♡ ……あっ♡」
マリーは自身の胸に顔を埋めたソフィアの頭を慈しむように撫でていた。
そっとちんぽを引き抜き、次は……とグレースに視線を向けると、彼女は満面の笑みで待ち構えていた。
その笑みに薄ら寒い雰囲気を感じるのは気のせいだろうか……。
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