95 / 100
四章 魔物大戦争編
十一話 浴場で欲情で養生 後編 ♡
しおりを挟む「観客は二人だな、美桜」
「やぁ……♡ 恥ずかしいです……♡ 」
嘘つけよ……『吉野せとか』が女性に裸を見られたくらいで恥ずかしがるはずがないだろうに。
俺は美桜の手を引き浴槽の縁に腰かけ、膝の上に美桜を座らせた。マリーとグレースから良く見えるように俺に背を向ける形で……背面座位の形だな。
体をしっかりと俺に預け、彼女は振り返り俺の目を真っすぐに見つめてくる。
――いつもみたいに気持ちよくしてくれる?
――わかってるよ、任せとけって、お前の体は俺が一番良く知ってるんだから。
――うん、信じているよ。観客ってことは二人は視聴者って事?
――あぁそうだ。二人に妖艶とは何か……魅せつけてやれ。
――了解、よろしくね。
――あぁ、よろしく。
アイコンタクトだけで美桜の言いたいことがわかる。それだけ体と心を通わせてきた自信がある。
AVにおいて、女優のエロさを引き立てるのは男優の役目だが、よりエロい絵を撮りたいのなら女優と息を合わせての協力が不可欠だ。
表情、体位、声の響き、それら基礎はもちろんのこと、時には汗の量や絶頂までの時間まで計算して作り上げていく。
そして出来上がった作品を最終的に見るのはAVを視聴する者だ。
カメラではなくAVを見る者を意識しろというのは業界ではよく言われる。まぁ今回は同時にカメラマンも兼任しているようなものだけどな。
そっと美桜のわきの下から手を出し、指先で乳房の輪郭をなぞり上げた。すかさず美桜は腕を上げ俺の頭の後ろで手を組む。
俺が足を開いてやれば、俺の太ももを跨いで座る、美桜の足も同時に開かれる。
それも、俺よりも足一つ分大きく。
「あは……♡ 全部、見られてる……♡ 」
極小声で呟かれた言葉は、声のよく響く浴場であっても俺にしか聞こえていないだろう。
少々嬉しそうに呟かれた言葉とは裏腹に、美桜は頬を赤らめ目を瞑り顔を背ける。それはまるで俺の首に顔を埋めるような格好で、首筋に当たる美桜の吐息が俺を昂らせていく。
腰を前に突きだし、腕を上げ開脚した美桜の体は、どこを切り取っても絵になる暴力的なまでの美しさだ。
下乳に手をあてがい焦らすようにおっぱいを揺らしてあげる。『美桜の胸はこれぐらい柔らかいんだよ』って観客に伝える為に。
「はっ……♡ はぁ……♡ んっ……♡ 」
そこから円を描くように胸を撫でつけ、ゆっくりと揉みしだく。指が沈むほど柔らかな美桜の胸が変形し、乳首がぷっくりと自己主張を始めた。
「んっ♡ はぁ♡ ……乳首……♡ 乳首も……♡ んっ♡ 」
美桜のおねだりを無視して指先で乳輪の輪郭をなぞっていく。美桜はそのもどかしさからか腰をカクカクと前後に振り出した。
すると美桜以外の荒い息遣いが聞こえてきた。視線だけを動かし確認してみれば、マリーとグレースは食い入るように美桜の胸やまんこを見続けている。
大方、自分がされた時のことを考えているのだろう。
俺の……いや俺達の思惑通りに。
俺と美桜がしているのは、男性は勿論のこと、主に女性へ向けた疑似撮影だ。男性であれば、女性の乱れた姿や喘ぎ声に興奮し自慰をするのだろうが、視聴者が女性であれば、『もし自分がされたら』という想像が出来る。
男性に寄りかかり、執拗に胸を弄られる姿……しかも後ろから手を回されているこの体勢は、自慰で再現するのに非常に都合がいい。男の手を自分の手に置き換えることが出来るからな。
そしてついに……マリーが自分の胸に手をあて、俺の真似をするかのように撫で始める。
ニヤつきそうになる口元を必死に堪え、俺は次の行為へと移行する。両手の人差し指だけを伸ばした状態で、美桜のピンク色の乳首の先端にそっと添えてやる。
「あぁ♡ ……んぁ♡ なんで……なんでぇ……♡ 」
乳首を触って欲しかった、焦らされた、でも焦らした後にはご褒美があると知っている、だから期待していた、なのに……やっと触れられたと思ったら擦りも摘まみもしない。
悲痛な美桜の感情が手に取る様に伝わってくる。そして、そんな美桜に同調するかのようにマリーとグレースの顔も……。
「あっ……♡ あっ……♡ んっ……♡ 」
我慢が出来なくなった美桜が取った行動は、体を左右に振って、自ら指に乳首を擦り付けることだった。
しかしいくら敏感な乳首であっても、それは決して強い刺激にはならないだろう。弱く甘く浸透する刺激の中で、美桜の体はもっと強い刺激を求めて、更に感度を上げていく。
そして程よく敏感になったであろうタイミングを見計らい、親指と人差し指で乳首を摘まみ上げる。痛くない程度に、やっと求めていた強烈な刺激が、全身を駆け巡るように。
「んっ……♡ ひっ♡ ひぅぅぅううう♡ あっ♡ おっ……♡ 」
全身の筋肉が強張り、弛緩する……絶頂したようだな。
くたっと俺に寄りかかる美桜が潤んだ瞳で見つめてくる。その目はもう挿入れて欲しいと訴えかけて来ているが、もう一度絶頂くまで我慢してもらおうか。
美桜の口を俺の口で塞ぎ、左手で乳首を捏ねながら右手をクリトリスにあて、ちょんちょんと弾くように動かした。
「んんぅっ♡ んちゅ……♡ んぁあ♡ ひゃうっ……♡ あっ♡ あっ……♡ 」
中指でクリを弾きつつ、手のひらの根元……手根で美桜のお腹を軽く押し込み、離す。何度も緩い圧迫感を与えていくと次第に美桜に余裕が無くなってきた。
「あっ♡ んんっ……♡ 駄目……♡ 出ちゃう……♡ 出ちゃいますから……♡ あっあっ……♡ 駄目ぇ!♡ 」
プシャァアア!っと激しく潮を撒き散らす美桜。飛び散った潮がマリーとグレースの体にかかるが、二人はそんな事気にもせずに美桜の絶頂を観察していた。
「はぁはぁ……♡ もう……知業さぁん……♡ んっ♡ 」
甘く情けない声を出す美桜が、『もう本当に挿入れて?』と視線で訴えてくる。その間にも乳首とクリトリスをさわさわと撫で続けると「んっ♡ あっ♡ 」と喘ぎ、体がピクピクと反応していた。
「じゃあ挿入れようか……腰を浮かせてくれ」
「ん……♡ はい……♡ 」
前かがみになり俺の膝に手をついた美桜の腰が上がり、俺がちんぽを掴んで膣口にあてがってあげると、溢れ出た熱々の愛液が亀頭から竿まで伝った。
ぷっくり膨らんだドテマンを掻き分けて亀頭が膣内に侵入していくと、待ちかねたと言わんばかりにヒダが絡みつき、奥へ奥へと飲み込もうと蠢いた。
「あぁ……♡ 知業さんのおちんぽ♡ きたぁ……♡ んっ♡ ……あぁ、いい♡ 」
根元までちんぽを咥え込んだ美桜は、まるで熱い湯に浸かったように全身を弛緩させ、再び俺にもたれかかってくる。
きゅん♡ きゅん♡ とびちゃびちゃに濡れそぼった膣が絡み締めあげてくるが、美桜は動くつもりはないらしい。
振り返った美桜が俺の頬にキスをひとつ落とす。
はいはい、任されましたよ。
美桜の腰を両手で掴み、彼女の体を前後に揺する。
「んっ♡ あっ♡ 気持ちいい♡ あっ♡ あっ♡ 」
窮屈な挿入ではあるが、これが思いの外良く擦れる。マリーとグレースからも結合部が良く見えるだろう。
もちろん俺と美桜は見せつける為にそうしている。カメラ映えする体位をするのは俺達にとっては基本であり、本能的にそうしてしまう、ある意味職業病だ。
二人っきりならしないけどな。
そして『今は』短くなった愚息で子宮口に届かせる為に、乳首や潮吹きといった前戯を行ったおかげで『今の』愚息でもきちんと奥を捉えられている。
今はだぞ!! 今だけだからな!
「んっ♡ あんっ♡ 子宮口までっ♡ ゴリゴリされてるっ♡ いい♡ 気持ちいい♡ もっと♡ あぁ♡ 」
グチュッ♡ グチュッ♡ とよく濡れた膣を擦りあげる音と、美桜の喘ぎ声が混ざり合い浴室内に響き渡った。
「んちゅ♡ ちゅぱっ……♡ あっ♡ あぁ♡ 知業さん♡ 知業さんっ♡ 好き♡ 大好きっ♡ んふっ♡ んじゅるっ♡ 」
振り返り俺の口を塞ぎ、自ら腰を振り出した美桜。俺は自由になった両手を乳首とクリトリスに持っていき、彼女へ快感を蓄積させる。
ゴクリッと息を呑む音が聞こえた。それはマリーかグレースか……どちらにせよ、二人は美桜の痴態を食い入るように見続けている。
乳首を捏ねまわし、指先でクリトリスを擦りあげ、手根で子宮に圧力をかける。
絶頂が近くなると美桜はキスをやめ、正面へ顔を向けて切なげな、それでいて羞恥に染まる顔を観客に見せる。
それは同時に、絶頂の瞬間の喘ぎ声をよく聞かせる為でもあり、俺に両手だけでなく口も使って奉仕させる為でもあった。
まさしく阿吽の呼吸。
すかさず美桜の耳の穴に舌を差し込み、くちゅくちゅと音を響かせ、美桜を絶頂へと導いていく。
「あぁっ♡ そんなの駄目ぇ♡ エッチすぎるのっ♡ あっ♡ んんっ……♡ きちゃう……きちゃうからっ……♡ い、絶頂っく……♡ 」
美桜は観客へ向け惜しげもなく乱れた身体を見せつける。
私を見ろ! 私の体を見ろ! 私達に魅入れ!
汗ばんだスベスベの肌を、ちんぽを咥え込む膣を、恍惚に濡れる表情を、魅入って興奮しろ!
子宮口、クリトリス、乳首、さらには耳の穴まで愛撫された美桜は容赦なく昇りつめていく。
そして限界まで出し渋った精子が決壊する。
「いいぞ……俺も射精すからな……! ほら、絶頂けっ! 美桜っ!」
――ドクンッ!ビュッ!!ビュルルッ!!……ビュッ!!ビュッ!!
「んっ……んぁぁああああっ♡♡ あっ♡ いっくぅぅうう♡ ……あっ♡ あちゅいの……♡ いっぱい……♡ んっ♡ 」
降りきった子宮口へと亀頭を押し付け、最後の一滴まで絞り出すような射精感に浸っていると、美桜はぶるりと身を震わせ脱力し、しなだれかかってきた。
「んぁ……♡ 知業さぁん……愛しています……♡ 」
「あぁ、俺も愛して……」
美桜と愛を確かめ合おうとした瞬間、浴室の扉がスパァンッッ!!と豪快に開かれた。
「ちょっとぉぉおお! 帰ってきたなら私にも声をかけなさいよぉぉおお!!」
怒鳴り声の主は……浴室だからか全裸になり、顔を赤くしたソフィアだった。
「あ……忘れてた」
「泣くわよっ!?」
既に半泣きのソフィアは大股で俺の元へと近づいてくる。
……ふむ。改めて見るとスレンダーで美しい体のラインをしているな。
「……んっ♡ 知業さん、膣内でビクッて……♡ あん♡ 」
「なにしれっと続けようとしてるのよ!?」
これ以上は本当に泣いてしまいそうだな、俺は一言美桜に断りを入れ、ゆっくりとちんぽを引き抜いた。
「してないしてない。もう終わったところだから……久しぶりだなソフィア。さっきは見かけなかったけど……何処にいたんだ?」
「……お姉様の抱き枕にされてたのよ……。おかえりなさいカルマ」
お姉様……メロディか。いやあいつは妊娠を確認したら魔物使いが来る前にグレイベル皇国へ帰る予定じゃなかったか……?
そんな俺の思考よりも、抱き着きたくてうずうずしてるソフィアと、おあずけ状態のマリーとグレースが限界を迎えた。
「そんなことより……」
「カルマ様……私達も抱いてください……!」
「わ、私もカルマに抱いてほしいもん!!」
とりあえずソフィアをハグしつつ続きはベッドの上ですると説得し、みんなで湯に浸かって温まることにした。
10
お気に入りに追加
1,095
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる