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三章 愛する者への誓い
二十五話 エピローグ ♡
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「だあーー畜生!負けた負けたっ!」
夜、ベッドの上で大の字に寝転びごちる。傍らにはベビードール姿のヘルミーナがいる。
「ご苦労様でした。マッサージ致しますね、楽にしていてください主様」
ヘルミーナはまるでメイドのように食事から風呂から献身的にお世話をしてくれる。
好きな人に尽くすタイプなのだろう。悪い男に捕まると都合のいい女扱いされてしまうタイプでもある。
今も俺の太ももやふくらはぎを一生懸命揉みしだいてくれる。
「随分荒れていらっしゃいましたが……修行はあまり芳しくないのでしょうか?」
「ああ……ちょっと行き詰っている……血の凝縮ってのが難しくてなぁ……」
日が暮れるまで血の凝縮を練習し続けたが……結果は散々だった。マグラにははっきりと才能がないと言われてしまうほど進歩していないらしい。
「それは……申し訳ありません私は吸血鬼族に詳しくないので、お役に立てそうにありません……」
「いいよ気にすんな。マッサージ気持ちいいよ……ありがとうな」
「いえ……あ、あの主様……ここも凝っているようですが……」
ふくらはぎから太ももを丹念にマッサージしてくれていたヘルミーナの手が、足の付け根へと移動し、俺の硬くなったモノに触れる。
身体は疲れているが、寝室のベッドの上でいい匂いを醸し出す美女に一生懸命奉仕をされて勃たない筈もない。
「よ、よろしければこちらの凝りも解させていただきますが……♡ 」
甲斐甲斐しい雰囲気を取り繕っているが、その顔にはエッチがしたくて仕方ないと書いてあった。
「ああ、じゃあそこもマッサージしてもらおうかな」
「はい……♡ 失礼しますね……♡ 」
俺が腰を浮かせると、ヘルミーナはすばやくズボンを下ろしてくれた。ヘルミーナの発する雌の匂いに負けず劣らず……いやむしろ掻き消すような強烈な雄の匂いを放つ剛直が露出される。
「はぁ……♡ んぅぅ……♡ すぅーー♡ はぁあー♡ 」
うっとりとした表情で間近でちんぽを見つめるヘルミーナは、至近距離でその匂いを嗅ぎ鼻息を荒くした。
「主様は楽になさってくださいね……♡ 私がご奉仕いたしますので……♡ はぁあ♡ 逞しいおちんぽ……♡ 今気持ちよくしてあげますからね……んちゅ♡ れろぉ……♡ 」
ちんぽに挨拶をしてからキスを落とす。ちんぽ奉仕がしたくて仕方ないという顔に支配欲のようなものがゾクゾクと背中を昇ってくる。
「では、いただきまぁす♡ はぁむ♡ んぢゅっ♡ じゅぞぞぞぞ♡ んんっ♡ じゅるっ♡ 」
ちなみに生殖器操作で長さは最大の24cmだがエラや反りは少し抑え目にしている。流石に全部マックスにすると凶悪過ぎる。
俺は女を喜ばせたいとは思うけど女を殺すようなイチモツはいらないからな……。
しかし、そんな俺の心情を知ってか知らずかヘルミーナは意外なこと言う。
「んっ♡ ちゅぶっ……♡ ……あの……主様。もしよろしければ、またあの時のようなおちんぽで犯していただけませんか……?」
興奮しはじめた頭が一瞬で冷えた気がした。ヘルミーナとしたのは一日目と、淫魔が暴走したときの二回だ。そして今の俺のちんぽは最初に俺がしたときと同じ状態だ。ならヘルミーナの言うあの時とは淫魔のときのちんぽということで……
「それは……俺よりあの時のSEXが……あいつの方がいいということか?」
俺は体を起こし、ヘルミーナの目を見つめながら口を開いた。
「ち、違いますっ!確かに私は乱暴なSEXが好きですが、あんな物のように扱われるのは嬉しくありません!」
さっきまでの淫乱な表情は消え去り、真剣な顔で俺の目を真っすぐ見つめ返してくる。
責めるような視線に思わず叱られた子供のように視線を逸らしそうになるが、これはオレがしたことであり俺の責任だ……目を逸らしてはいけない。
「主様の叩いたり、焦らしたり、命令される行為とは違います……!それは全て私を悦ばせる為にしてくださることではありませんか……?!」
堰を切ったように溢れ出す言葉は止まらない。それは俺を鼓舞する為か……あるいは救いを求める彼女の嘆きか……。
「私は主様との行為で幸せを感じていました……!主様は気になされているかもしれませんが、私は今でも主様に抱かれたい、愛されたいと思っています……!私は……主様を愛しています……!」
ヘルミーナの頬を一筋の雫が伝う。その雫が顎まで辿り着く前にそっと人差し指で受け止め優しく拭う。こんなにも想われているなんて考えもしなかった。
責任をとってくださいと冗談のような雰囲気で言われたからだろうか……?
俺は涙ぐむヘルミーナをそっと抱き寄せる。
「俺は……君が思っているほどいい男じゃないかもしれないよ」
「そんなことありません……主様は女性を幸せに出来る方ですよ」
「俺は、特に自信も自慢できることもない平凡な男だよ……」
「そんなことありません。私にとって主様は、この世界にたった一人の救世主ですよ」
「俺は他にも愛する女性がたくさんいる浮気な男だよ……?」
「ふふふっ……私もその中の一人にしていただけますか……?」
ありがとう。
本当にありがとう。
俺にとっては君が救世主だよ。
「……ヘルミーナ。俺も君を愛そう……俺の女になってくれ」
「……はいっ」
俺達は同時に顔を寄せ合い、同時に目を閉じ、唇を重ね合った。
一度は落ち込んだ気分だが、今はヘルミーナが欲しくて仕方ない。それは彼女も同じようで、激しく絡み合う舌と舌からもそれが伝わってくる。
「ぷはっ……ヘルミーナ、このまま挿入れていいか……?」
「はい……♡ 私も欲しくて……おまんこ切なくて……♡ 挿入れてください♡ 」
胡坐を掻いて座る俺の上に跨る彼女。俺のシャツとヘルミーナのベビードール越しの腹に挟まれるちんぽは、今すぐにでも女を貪れと訴えるようにヒクついていた。
彼女の希望ということでエラも反りも珠玉生成も全てMAXにまで上げた。二人に見られながらもエラがでっぷり張っていき、弓が撓るように反り返って、ポコポコと10mm玉が5つ浮き上がってくる……本当に凶悪という言葉も生温い、グロテスクなちんぽだ。
「……本当にこれがいいの?」
「……はい♡ 見ただけで疼いてしまいますね……♡ 主様……このおちんぽで今度こそはは幸せに犯してくださいね?♡ 」
ああ、もう……俺の周りにはいい女が多すぎる。
ヘルミーナの尻を掴み腰を持ち上げると、彼女の手がちんぽに添えられトロトロになったおまんこに亀頭が宛がわれた。
予想通りベビードールの下に下着は付けていなかった。
「どうぞ……♡ 主様のしたいように犯してくださいませ……♡ 」
指の喰い込む柔らかな尻肉を感じつつもゆっくりと下ろしていくと、膣内に亀頭が侵入していく……エラが膣口に引っ掛かるとヘルミーナが小さく震えた。
「大丈夫か……?」
「はい……♡ 亀頭だけでも凄く広げられている感じがして……♡ ちょっとだけイキそうになってしまいました♡ どうぞ子宮口まで挿入れてください……♡ 」
更に尻を落としていくとエラで引っ掛かったちんぽがしなり膣口を圧迫するがエラはまだ挿入っていない。
そしてついには耐えられなくなった膣口を抉じ開けるようにエラの一番太い部分が膣内に挿入ると、おまんこから愛液がぷしゅ♡ っと溢れた。
「お゛っ♡ ……お゛っ゛き゛ぃ♡ やっぱりこれっ……すごっ♡ お゛お゛お゛っ♡ 」
エラが挿入って終わりではない。その後にあるのは竿に五つの突起……それらが膣壁をゴリゴリと抉りながら子宮口まで侵入していく。
「お゛っ♡ お゛っ♡ ツブツブが……♡ あ゛っ♡ 擦れてぇ……♡ イック♡ もうイッちゃいます……♡ あっ♡ あっ♡ 」
「駄目だ。子宮口まで挿入るまで我慢しろ」
「そんな……っ♡ ん゛っ♡ あ゛っ♡ ……ふぅーー♡ お゛っ♡ ……イック♡ んん゛ん゛っ゛……♡ 」
ヘルミーナは絶頂かないように歯を食いしばり必死に耐える。我慢した後の絶頂は特に強い快感になる。
それに命令の後にはご褒美が必要だ。
彼女の子宮口に亀頭が触れた瞬間に感度を400%上げ、どちゅっ♡ と亀頭で子宮を押しつぶす。
「ん゛ぉ♡ イ゛ッ゛グ゛♡ ……ん゛ほ ぉ ぉ お お゛お゛♡♡ ……あ゛っ♡ ……お゛っ♡ ……あ゛っ♡ 」
たった一突きで味わう強烈な快感に、ヘルミーナは腰から足までガクガクと痙攣させて絶頂した。
腕がだらりと垂れ下がり、頭から後ろに倒れそうになる彼女の背を支える。どうやら気絶するほど気持ちよかったらしい。
さらに俺の股間や太ももに生温かい湿った感触がした。漂うアンモニア臭……おまけにおもらしもしてしまったようだ。
彼女の感度を戻してから、抱きかかえたまま仰向けに寝かしつけてやる。挿入れたままのちんぽが擦れたのか、彼女が意識を取り戻した。
「……あ゛っ♡ お゛っ♡ ……あ、主様……♡ 私は……?」
「目が覚めたか?すまん、ちょっと刺激が強すぎたか?」
「いえ……凄く気持ちよかったですが……あれ……?この匂い……あ……ああ……」
おもらしに気付いたのか恥ずかしそうに顔を隠してしまった。
俺は彼女の手を掴み顔の前からどかせて、すかさず唇を重ねる。そしてゆっくりとちんぽを引きピストンを始めた。
「主様っんっ……♡ ちゅるっ♡ んっ……♡ んはぁ……♡ れろっ……♡ んっ!?♡ あっ♡ お゛っ♡ すごい♡ おまんこ引きずり出されちゃ……♡ お゛お゛お゛っ♡ 」
――とちゅっ♡ とちゅっ♡ とちゅっ♡
「あっ♡ あっ♡ 主様っ♡ 子宮口トントン優しいっ♡ 優しいのに……っ♡ 優しいのにごりごり抉られてるっ♡ イク……♡ イッちゃ……♡ ん゛あ゛っ♡ お゛っ♡ 」
「ああ気持ちいい……ヘルミーナの子宮にザーメン注ぎ込んでいいか?一番奥で射精していいか?」
「はいっ♡ あっ♡ いつでも……♡ いつでも射精してくださいっ♡ あっ♡ んっ♡ 」
「じゃあちょっと激しくするけど、またイクの我慢できるか?」
「ぁあっ♡ ひぅっ♡ が、がんばりましゅ……っ♡ 私のおまんこで気持ち良くなってくだしゃいっ♡ 」
彼女の両手を頭の上で抑えつけたまま、今度は感度を上げずに打ち付けるようにピストンを激しくしていく。
――どちゅぅっ♡ どちゅぅっ♡ どちゅぅっ♡
「あぁっ♡ しゅごっ……♡ お゛お゛お゛っ♡ 子宮潰されっ……♡ ひぐぅう♡ イック……♡ うううっ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ イクイクイク……♡ 」
流石にこの激しさで感度を上げたら強制的に絶頂ってしまうだろう。ギリギリのところで絶頂を堪える姿に、煮え滾る様な熱々のザーメンが昇ってくる。
もう射精るというタイミングで手を放し、ヘルミーナの形の良いEカップ程の胸の先――硬く勃った乳首をベビードール越しに力いっぱい捻り上げた。
――ドクンッ!ドゥルルルルル!!ドゥルルルルル!!……ビュルッ!!
「ひっ……♡ 乳首っ♡ イ゛ク゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛♡♡ お゛お゛お゛っ♡♡ ……あっ♡ ……お゛っ♡ ……んっ♡ ……子宮……あちゅい……♡ ……主様ぁ♡ 好きぃ……♡ 」
数分抱きしめ頭を撫でたりしてから引き抜けば、萎えることのない剛直が愛液と精液にまみれた姿を現す。
ヘルミーナはだるいだろうに体を起こし、丹念にちんぽをお掃除フェラしてくれた。
「んっ♡ ちゅるっ……♡ じゅるるるっ♡ じゅぽっ……♡ あ……れろっ♡ ん……主様の精液は濃ゆくてとても美味しいです……♡ 」
お掃除してくれた感謝を込めて頭を撫でてあげる。
「そんなに濃いのか?夢魔族だから何か違いを感じるのかな?」
「主様の精液は……一般的な男性の五倍くらいの濃さがあると思います……♡ 」
濃さ……五倍くらいの濃さ……あれ……?
「濃い……濃縮?……凝縮……圧縮……まさか……」
「主様?」
「ごめん、ヘルミーナ。ちょっと黙って」
本来ならピロートークをして満足感を与えたり、二回戦目に突入するところだが今はそれどころではない。
マグラが実演してみせた〝血の凝縮”――バスケットボールサイズから縮んでいく血の球体――を見て、俺は勝手に圧縮するようなイメージを持っていた。
「もしもそれが勘違いで、縮んでいたのが血を濃くしていたからだとしたら……?」
例えば海水の塩分濃度……日本海や南極や地中海、海は繋がっているがそれぞれの地域によって塩分濃度は違うと聞いたことがある。
その塩分濃度の差がマグラの言う〝素質”だとすれば、〝凝縮”とは海水を煮沸して塩分濃度を上げるようなことじゃないか……?
元々の塩分濃度はマグラより俺の方が濃いが、マグラが煮沸した後は塩分濃度があがっているため、俺が打ち負けた……もしそんな感じだったとすれば……。
「――鮮血の爪紅」
ヘルミーナは俺の指示通り黙って見守ってくれている。余計な口を挟まないでいてくれるのはとても有難い。後でたくさん可愛がってあげないとな。
塩分濃度が血の強度のどの部分になるかはわからないけど……試してみる価値はある。
手のひらの上でマグラと同じくバスケットボールくらいの球体を作り、目を閉じて深く深く想像の海へ潜っていく……。
イメージは血が気化して濃度が濃くなっていく様子だ。
「頼む……上手くいってくれ……っ」
「……あっ、主様っ」
慌てるようなヘルミーナの声に目を開けてみると、手のひらの上には半分くらいの大きさになった球体が浮かんでいた……。
「ははっ……やったな。ありがとうヘルミーナ。君のおかげで前に進めそうだ」
これを使いこなせれば、龍の鱗を貫く事が出来る筈だ……!
魔物使いが辺境に辿り着くまで後二日と少し……時間があるとは言えないが、出来るだけ上手く扱えるようにしないとな!
「俺が辺境を救うなんて……誰も思っちゃいないだろうけど……そんなの……」
そんなの最高にワクワクするじゃねぇか……!
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