異世界性生活!!~巻き込まれ召喚された勇者のスキルが変態すぎた~

秋津紅音

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三章 愛する者への誓い

九話 指輪作りと不穏な手紙 ♡

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 ◇

 蓮君と二人で出かけてひみつのデートから十日。自宅が出来た為、最近は冒険者さんとお泊りすることも少なくなっていた俺だが、今日は女冒険者さんのお願いで宿屋に二人で泊まっていた。既に三回戦まで終わった後なので、彼女はベッドに突っ伏し、立ち上がる事すら出来なくなっていた。俺はベッドに座りながら指輪制作に勤しんでいる。嫁さんや恋人のいない時間は意外と貴重なので、こういう機会に少しずつ加工を進めている。女性と二人っきりの状況で、他の女の為に結婚指輪作りとは……俺は最低だな。

「にゃーーん。カルにゃん何してるにゃ?」

「ん。ちょっと魔道具作り……というかアクセサリー作りかな。イネッサは動いても大丈夫なのか?」

 ズリズリとすり寄ってきたイネッサが俺の太ももに頭を乗せる。膝枕を御所望のようだ。イネッサは俺と同い年の猫獣人の女性だ。小柄な体にBカップくらいの胸と薄い尻、黒い猫耳と尻尾が可愛らしい。猫耳と同じく髪は黒色だが、この世界は黒髪は珍しいんじゃなかったっけ?

「大丈夫にゃー。それに、カルにゃんの雄臭さが堪らないにゃー」

「え、俺臭い?」

「違うにゃ、カルにゃんはいい匂いにゃー。雄の匂いを撒き散らしているのはここにゃー、れろ♡ 」

「おっ……やっぱりイネッサの舌は気持ちいいな。まだしたいか?」

 膝枕のまま手を使いへにゃっている俺のちんぽを掴み、猫特有のザラザラとした舌で裏筋をなぞり上げる。八重歯が鋭いイネッサは俺の太さのちんぽを咥えるのは苦手だが、吸いながら舐めるのはとても得意だった。

「れろ♡ れろ♡ んにゃー、ウチはもう動けにゃいけど、カルにゃんが挿入れたいならいいにゃよ?」

「じゃあしっかり勃つまで舐めてくれるか?次はゆっくりしようぜ」

「うにゃー♡ ピクンってしたにゃ、カルにゃんのデカチンがウチを殺す気にゃ♡ れろっ♡ んろっ♡ 」

 指輪の加工も大方形になってきた。ちなみに指輪のサイズも、俺は見ただけでわかるので問題ない。

 服の上からでもスリーサイズをほぼ当てられるようになれば、裸を見ればスリーサイズをぴたりと当てられるようになるものだし、指なんて手袋でもしてない限り剥き出しなんだ、わからないわけがない。

 細かな細工も表面研磨も終わった指輪を腕輪に仕舞い、鮮血の爪紅を解除する。結婚指輪はウェーブ形状にひねりを加えた形状で、内側も外側も角を丸くしている。断面で言えば楕円形になるような形だ。付け心地とデザインにはかなり気を使っている。

 ちなみに魔石の加工も爪紅で可能だった。ダイヤモンドのつもりで定番のラウンドブリリアントカットを施した。形状を完璧に覚えているわけではないので、我流混じりではあると思うが。何個か加工しているうちに、良い感じに光を反射する形状になったので良しとした。

指輪の仕上げも終わりを迎えた頃、イネッサのベロフェラも激しさを増す。ざらつく舌が竿やカリ首、亀頭を這いずるように動き回る。剛直がムクムクと起き上がり、この雌猫を犯せと訴えてきた。

「じゃあうつ伏せで寝転んで、お尻を少し上げて……そうそう、じゃあ挿入れるぞ……」

「ふにゃぁー♡ カルにゃんのデカチンきたにゃー♡ うにゃー♡ はぁー♡ はぁー♡ ……最高にゃぁ♡ 」

 デカチンをズブズブと呑み込んでいくイネッサのおまんこ。膣内のヒダが大きく、ヒダの一つ一つが個々に蠢き、ちんぽに絡みついてくる。イネッサは所謂ミミズ千匹という名器だ。さらに獣人のまんこは通じて俺のちんぽを根元まで挿入れられる深さもある。元から深いわけじゃなく、ちんぽを七割くらい挿入れて子宮口に当たっても、そこから根元まで挿入れられるくらい押し込むことが出来る。

「あー何度挿入れてもイネッサのまんこは気持ちいいな。程よく絡みつく感じが堪んないわ」

「カルにゃんのデカチンも最高にゃぁ……♡ ウチのおまんこにぴったりにゃ♡ うにゃっ♡ おっ♡ 一番奥まで……♡ 子宮が押し込まれてるにゃぁ♡ いいにゃぁ♡ 」

――ずっちゅ……ずっちゅ……ずっちゅ……

 挿入れたらお尻を落としてもらい、寝バックで背中に覆いかぶさる。イネッサの手の甲に手を添え、ゆっくりゆっくりピストンして膣を刺激する。絡みつく膣と愛液の感触まで味わえる。同時にイネッサもちんぽのカリ首のくびれまで感じていることだろう。

「これぇいいにゃぁ……♡ カルにゃんのデカチン好きにゃぁ……♡ ぁああっ……♡ 」

 褒められて気分の良くなった俺は、イネッサのうなじに吸い付きねっとりキスをした。ぞくぞくしたのかイネッサが震えおまんこがきゅっと締まる。

「にゃぁ♡ カルにゃん♡ それだめにゃー♡ ウチだめになるにゃー♡ あっ♡ あっ♡ うにゃあ♡ 」

 絶頂を向かえないように調節しながらピストンをしていく。足をピンッと伸ばし、じっとりと背中に汗をかくイネッサが、絶頂を懇願するまで続けるつもりだ。

「にゃ♡ うにゃあ♡ カルにゃん……♡ あっ♡ だめにゃあ……♡ それだめにゃぁ……♡ ウチの膣内にゃか……もうぐずぐずにゃぁ……♡ あっ♡ 」

「まだ全然ゆっくりしてないんだけどな……もっとゆっくりにするか?それとももうイきたいか?」

「カ、カルにゃんの好きにしていいにゃぁ……♡ ウチは……♡ カルにゃんのえっちにゃら、にゃんでも気持ちいいにゃぁ……♡ 」

「じゃあ……今までしたことのないイキ方をしてみようか」

 イネッサに仰向けになってもらい、正常位で挿入する。ゆっくり、ゆっくり……膣をほぐす為だけにちんぽを抜き差ししていく。奥からカリが膣口に引っ掛かるまでの、およそ20cm程の距離を30秒以上かけて動かしていく。太くなった所為で弱い刺激を与え辛いことだけは、生殖器強化のデメリットだな。

「うにゃ……カルにゃん?流石にそんなにゆっくりじゃ感じないにゃよ?」

「大丈夫、俺に任せてくれ。体を楽にして、リラックスしていてくれたらいいよ」

 俺は両手の十本の指先を、イネッサのお腹に優しく当てた。フェザータッチで指を滑らせ、楕円を描くように撫でまわす。俺が今しようとしているのは、スローセックスというものだ。
 小さな小さな快楽を蓄積し、極限まで高まった瞬間に静かな絶頂を向かえる為のSEX。難易度は少々高いが、見返りは大きいと俺は思っている。

「うにゃぁ……♡ くすぐったいにゃカルにゃん♡ ふあ……♡ 」

 今はまだくすぐったさと快感が混同しているようだが、時期に快感が勝ってくるだろう。俺はヘソ周りから、脇腹、腋の下へと滑らせていく。

「ふにゃ……♡ ふぁ……♡ 」

 じっくり時間を掛けてイネッサの体全体をほぐしていく。感度も100%に戻しておいた。20分ほど時間がたつとイネッサの肌全体がほんのり熱を帯び、吐息は艶かしさを増してきた。
 あえて残していた胸とその輪郭にも指を伸ばす。ゆっくり腰を振り続けるのは結構疲れるんだ。そろそろ限界が見えてきた。

「カルにゃん……♡ ウチの体おかしいにゃ……♡ ふぁっ♡ ……ふぅーー♡ ふぅーー♡ 」

「じゃあそろそろ絶頂こうか。舌を出して……」

「ふにゃぁ……♡ カルにゃん……♡ んぇ……♡ ちゅる♡ れろ♡ れろっ♡ 」

 子宮口おくを優しくつつきながら、舌と舌を絡める。両手の親指でそれぞれの乳首を撫でる。今までよりも少しだけ強い刺激。普段なら絶頂するはずもない程度の刺激。
 だが今のイネッサなら達することが出来るだろう。

「ふぁあああ♡ カルにゃん♡ んちゅる♡ れろっ♡ カルにゃん……っ♡ あっ♡ あっ♡ ふにゃ♡ くる……♡ なんかくるにゃ……♡ あっ♡ あっ♡ あああっ♡ 」

射精すね。ザーメンの感触もいっぱい味わってね」

――ドクンッ!ビュルルル!!ビュルルル!!……ビュッ!……ビュッ!!

「あっ♡ あっ♡ ザーメンきたっ♡ んちゅ♡ あちゅいザーメン♡ ドロドロザーメン♡ れろっ♡ イック……♡ 気持ちいい♡ イクっ♡ ……ふにゃぁあああっ♡ 」

 吐き出された精液が子宮の中をびちびちと暴れまわる。精子が卵子を求めてところ狭しと泳ぎ回る感覚に酔ったイネッサが、両手両足を絡みつかせ抱きしめてくる。

「あぁー気持ちいい……イネッサはどうだ?面白い経験だったろ?」

「ふにゃぁ……♡ 体に力が入らにゃいにゃ……♡ カルにゃんこんなことまで出来るにゃんて、ずるいにゃ……♡ 」

 抱き着きながら甘えるように頬擦りしてくる、イネッサの頭を撫でながら射精後の倦怠感に身をゆだねる。しばらく話をしてからクリーンを掛けてもらい、朝まで腕枕で抱きしめながら眠りについた。


 ◇


 翌朝、家に帰ると玄関先で目に涙を浮かべながら、ジェシカが一通の封筒を差し出してきた。
 不穏な気配を感じつつ受け取る。既に封は切られており、中には手紙が入っていた。折りたたまれた手紙を取り出すと、手紙は二枚あるようだった。
 嫌な予感に俺の胸がざわつく。もうじき結婚を控えているのに、面倒ごとの予感をひしひしと感じる。

 手紙にはジェシカの故郷……魔の森の夢魔族サキュバスの集落に俺を招待したいというものだった。
 夢魔族の集落では、食事とは別に男性奴隷から精を吸収して生活をしているが、男性奴隷だけでは集落を維持できなくなりつつあるらしい。
 俺には集落の夢魔族に精を注ぎ、出来ればその内の何人かを妊娠させて欲しいというものだった。
 もしも依頼を受けてもらえるなら、報酬として王金貨二十枚を支払うつもりだそうだ。
 拠点は転々としているので、受けるつもりがあるなら、奴隷商人のジャクソンという男に連絡するようにという言葉で手紙は締め括られていた。

 夢魔族にとって男性の精とはつまり精子の事だ。以前グレースに聞いたことだが、夢魔族にとっての精子は、吸血鬼族ヴァンパイアにとっての血のようなもので、長い間接種しないと体に渇き・・を覚えるらしい。
 渇きが進むと自我を失い、渇きを潤すために血や精子を求め徘徊するようになるそうだ。

「はぁ……それで、なんでジェシカは泣きそうになってたんだ?」

 落ち着かない様子で、傍に控える彼女に視線を移し、俺は本題に触れる。俺にとっては手紙の内容よりもジェシカが泣きそうになっていることの方が重要案件だ。

「お兄ちゃん……私は、集落では忌み子として、奴隷のような生活をしていました。でも集落のおさと、同い年の子……レイナだけは私に優しくしてくれたんです。……そして、私は集落を復活させられるかもしれない男性の噂を聞き、籠絡させる命令を受けてこの街に来ました……」

「そっか……」

 最初に俺の前に現れたのは、魅了して村に連れ帰る為と聞いていたが……そういう事情があったのか。

「本当の奴隷として捨てられても……長とレイナの事だけは……気がかりです。ごめんなさい。本当は、お兄ちゃんにこんなの見せるべきじゃなかったのに……」

 俺に向かって深く頭を下げるジェシカ。堪えていた涙が、玄関に敷き詰められた絨毯にポロポロと落ちてシミとなった。

「なあジェシカ、俺はジェシカが泣いているなんて嫌だよ。俺はジェシカの、花が咲いたような笑顔が好きなんだ。それにジェシカは俺の奴隷だ、ジェシカの笑顔は俺が守らなきゃいけないもんなんだ……だからさ……俺に任せとけ……!」

 夢魔族を何人も相手にするなんて、大変なことだろう。罠の可能性だってある。
 けどジェシカが泣いているんだ……なら、やるしかないじゃないか。
 俺はジェシカの頭をクシャクシャと撫で、お姫様だっこをしてニカッと笑ってやる。涙目ながらもジェシカは嬉しそうに笑ってくれた。

 ジェシカを抱きかかえたまま、玄関からリビングに向けて歩き出す。無策で飛び込んでいい場所ではないだろう。みんなにも相談しないといけない。
 いくつか対策を考えながら、これから起こるであろう大仕事に、俺は思考を巡らせていく。

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