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二章 温泉の街ハイクベレイ
二十二話 ノエルのフェラと帰宅 ☆
しおりを挟む◇ カルマside
翌朝、全員がロイヤルスイートの部屋に揃っていた。今後の予定と俺の報酬の話だそうだ。今日がチェックアウトの日だが、まだ少しだけ時間がある。俺はその場を借りて「ソフィアを俺の第二夫人にください」とシャーロット様に頭を下げた。マリーとソフィアも両隣で一緒に頭を下げてくれた。ソフィアが交渉するという話だったが、やはり嫁に貰うんだ、俺から言うのが筋だろう。
シャーロット様はソフィアに皇王の座は破棄するか確認を取り、ソフィアがそれに同意した。シャーロット様は、急な話に呆れつつも羨ましそうに祝福してくれた。
襲撃の件もあるのでソフィアは王都に向かわず、俺達と共に辺境に行く方がいいだろうということになった。シャーロット様は護衛を増やし、王都に帰還するらしい。後からノエルさんがソフィアの荷物を持って家に来るそうだ。そのまま俺の家のメイドとして暮らすらしい。ノエルはその話をシャーロット様の後ろに控えながら聞き、顔を赤らめながら嬉しそうにしていた。
「それではカルマさんの報酬の話ですがお約束の王金貨20枚、そして私達三人のチップですが満場一致で王金貨30枚を上乗せします。それとソフィアの命を救ってくれたことに対して皇国から王金貨10枚とこちらの品を差し上げますわ」
シャーロット様がテーブルの上に綺麗な腕輪が納められた木箱を置いた。銀色の金属の腕輪、唐草模様のような装飾が全体的に入っていて豪華な仕上がりだ。大きな赤い魔石が埋まっていて、腕輪の内側には魔法陣が刻まれている。
「……これは?」
「空間魔法の機能付きの魔道具よ」
それって……アイテムボックス、マジックバッグか!
「マジックバッグなどは聞いたことがありますが……」
「それは袋の中の空間を拡張した物ね。低レベルな空間魔法使いでも付与できるから比較的安価なものね。でもこれは皇国の宮廷魔術師が付与した物で、亜空間を作り出し、そこに収納するので高価なの。容量は……この宿が二つは入るでしょうね」
はぁ!?なんだそれ!?この高級旅館二つ分って……それに既にある空間を拡張するのと空間を作り出すので違いがあるんだな……
「そんな大変なもの……怖くて持てないんですが……」
「これは最初に装着した者の魔力を込めて登録するので他の人には使えなくなるわ。それに重力魔法も付与してあるので登録者以外には持つことも出来なくなる最高級品よ」
いや……余計に受け取りにくいんだが……
「そんな顔しないで頂戴。身を挺してソフィアを救ってくれたと聞いているわ。カルマさんには本当に感謝しているの。受け取って頂戴。それに……ソフィアを幸せにしてあげてね。これは母としてのお願いよ」
「……畏まりました。有難く頂戴いたします」
着けるように言われたのでその場で装着することに。迷ったが利き腕である右腕にすることにした。大きめの腕輪に手を通し、手首にぶら下げる。魔石に指を当て魔力を込めると丁度フィットするまで腕輪が縮み魔石が光った。
「それでその腕輪はカルマさんの専用になりましたわ」
こうして俺は報酬の腕輪と王金貨60枚を受け取った。腕輪の使い方の説明がてら、王金貨をその場で腕輪に仕舞った。
◇
宿を出る時間まで後三十分という頃、俺はロイヤルスイートの露天風呂に足を浸けながらノエルにお別れフェラなるものをされていた。風呂の木枠に座る俺の足元、湯に浸かりながら一心不乱にしゃぶるノエル。初めて彼女の全裸を見たが、中々均整の取れた綺麗な体だ。
どうしてそうなったと思うだろう?俺もそう思うけど、ノエルがしたいと言うんだ。俺に断る理由はない。ロイヤルスイートの部屋にはみんなが揃っているので侍女の仕事はニーナに任せた。
「んじゅるっ♡ぢゅるるるる♡♡ぢゅる♡ちゅぱっ♡カルマ様、いかかでしょう♡んっ♡れろっ♡」
「あぁ、凄く丁寧で心地いいよ。とても愛おしそうに舐めてくれて嬉しいよ」
俺はゆっくりと味わうようにフェラをするノエルの頭を撫でてあげる。すると待ってましたとばかりにフェラが強くなった。
「ぢゅっ♡んっ♡ぢゅずるるる♡ぢゅぞぞぞぞっ♡んっ♡じゅろろろっ♡♡じゅるっ♡ずぞぞぞぞっ♡♡」
「ぅおっ、すげぇひょっとこバキュームフェラだな。いいぞ、射精すから溢すなよノエル」
命令口調でありながら頭を優しく撫でてあげる。ノエルはジャパジャパと温泉が波打つ程に体ごと前後させ搾り取ろうとしてきた。限界を迎えちんぽが太くなった瞬間、それを感じ取ったノエルが喉奥まで咥え込み、ぎゅっと目を瞑る……くっ射精る!
――ドクンッ!!ドゥルルルルルッ!!ドゥルルルルルッ!!!
「んぶぅっ!!♡♡……ゴクッ♡……ゴクッ♡……ゴクッ♡ふぅーー♡ふぅーー♡じゅるるっ♡ぷはぁ!♡はぁ、はぁ……♡れろっ♡ちゅる♡お射精、ありがとうございましたカルマ様♡♡んっ♡ちゅっ♡じゅるっ♡ぢゅーっ♡」
嬉しそうにちんキスをするノエル。亀頭だけを口に入れストローのように最後の一滴まで吸い出す。それでも名残惜しそうに亀頭をぺろぺろするノエルをちんぽから優しく離し、俺は肩まで湯に浸かる。そしてノエルを抱き寄せる。
「あっ♡……カルマ様?♡」
「ノエルは一度王都に戻るけど、すぐに家に来るんだろ?これからもよろしくな」
「はい♡身の回りのお世話は私にお任せください♡んっ♡ちゅっ♡はぁ……そんな♡いけませんカルマ様♡今はお口が臭いですから……それに私はメイドで……ちゅ♡んっ♡ちゅるっ♡」
ノエルにキスをしてみると口では抵抗するが、体はしっかり抱き着き決して顔は決して逸らさない。指を恋人繋ぎで絡めるとしっかり握り返してきた。確かに精液の匂いはするが、これは懸命にフェラしてくれた彼女に対する感謝だ。彼女の腰を抱き、片手を繋ぎ、頭を撫でながらのディープキスにノエルは答えるように舌を絡めてくる。
「ふぅ……辺境に戻ったら屋敷に奴隷の使用人を雇おうとしていたんだが、ノエルに教育を任せても大丈夫か?」
「もちろんです!♡これでも皇族様の側近メイドとして一流の教育を受けています♡これからもカルマ様に誠心誠意仕えさせて頂きます♡」
「ちょっと!!ノエルは私に仕えるはずでしょ!!なにさらっと主人替えしてんのよ!!」
「ぷっ……!あははは!!」
「ふふっ……ソフィア様……しつれ……ふふっ、失礼しました……ふふっ」
外野がギャーギャーとうるさいが、俺達は時間ギリギリまで温泉を楽しんだ。
◇
俺とマリーとソフィア、エマ様とニーナとアレク、戦斧の二人にクロエの計九人は飛竜船で帰路に就く。飛竜船は翌日、何事もなく辺境へ到着した。門を通れば辺境伯家の馬車が既に待機しており、一同は辺境伯の屋敷へと招待された。
エスタ辺境伯からねぎらいの言葉とエマ様とニーナの相手をした料金を頂き、旅行の内容を報告する。襲撃の話になるととても驚いていたが、エマ様とニーナはセルゲイさんが、俺とマリーとソフィアはエイミーが守ってくれた話と、大半の襲撃者はクロエさんが相手をした話をするとほっと胸を撫でおろし感謝された。戦斧とクロエさんにはボーナスもつけるという事になり戦斧の二人も誇らしげにしていた。
「それで、なぜ皇国に帰られたはずのソフィア皇女がいらっしゃるのかな?」
「それは私から説明したしますわ。この度、私ソフィア=フォン=グレイベルは王位継承権を正式に放棄し、カルマ様の第二夫人になるためにこの街へやってまいりました。何分急な事でしたので手土産もなく申し訳ありませんが、これからはお義父様としてよろしくお願いしますわ」
「ふ……ふははははっ!いや、失礼した。やはりカルマ君は面白いな。娘と婚約してすぐに皇女様まで落としてくるとは……ふははっ」
「申し訳ありません」
「マリーが泣きついてこないなら、何人嫁がいても構わんよ。儂も三人いるからな」
「勿論です。マリーもソフィアも泣かせません、一緒に幸せになります」
その後上機嫌な辺境伯に明日の奴隷オークションに参加したい旨を伝えると、辺境伯家と一緒になら今からでも参加できるそうだ。
むしろ参加の申し込み期限は過ぎているが、辺境伯が持っているのは三人まで参加できるチケットで、付き人も三人まで同伴出来るそうだ。本来は第一夫人のローラ様と第二夫人のエマ様が参加する予定だったが、俺とマリーに変わって貰える事になった。
「わざわざ申し訳ありません、ありがとうございます」
俺は座ったままではあるが頭を下げ感謝した。
「構わんかまわん、いつも一緒に参加しているからな、たまには婿殿と娘と参加するのも面白いだろう。それにカルマ君は見ていて飽きんからな一緒に行くのが楽しみだ」
人が折角格好つけたのにニヤニヤと笑いながら答えられてしまった。
「えっと、なにか……?」
「いや、次は奴隷の嫁を増やすのだろうかと思ってな」
「流石にそれは。それに辺境伯の娘と皇族に続いて奴隷が第三夫人はダメでしょう……?」
「確かにそれはまずいが、そもそも地位はあっても領地のない勇者であるし、貴族間の繋がりも薄い、大きなオークションには取り潰しになった元貴族家の娘が出てくる事もあるからな、可能性はあるぞ」
「それは……そもそも目当ては使用人に雇える人材ですから」
辺境伯は俺の曖昧な態度にやはり面白くなりそうだと一言。嫁探しではないが何があるかわからないからな!否定はしづらいんだよ!
それからしばし談笑してから、今日は解放してもらえる事になった。辺境伯の家の馬車で、俺達の家まで送ってもらう。御者はセバスがしてくれた。
「ではカルマ様、マリー様、明日の朝食後に馬車でお迎えに上がりますのでよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね、セバスさん」
「カルマ様、セバスで結構でございますよ」
ナイスミドルなお爺様に呼び捨ては慣れないんだって……
「わかった、努力はするよセバス、じゃあな」
「はい、皆様失礼致します」
それからソフィアにうちの家を案内し、グレースを紹介した。マリーとソフィアには悪いが今日はグレースと一緒に寝ることにした。だってめちゃくちゃ寂しそうな顔してたんだもの。
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