異世界性生活!!~巻き込まれ召喚された勇者のスキルが変態すぎた~

秋津紅音

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二章 温泉の街ハイクベレイ

十二話 勇者と聖女 一日目 ☆

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◇ 蓮side

 辺境に到着した翌日、僕らは魔の森にいた。メンバーは僕と紗希に葵、Bランク冒険者である龍の尾の三人の合計六人だ。

 飛竜船の都合上、王国からの護衛の騎士は一人しか同行出来なかった。なので今は教会で治療をする美桜に騎士の護衛が付いている。

 オリビアさんを含め前衛三人に紗希とエリシュアさんが後衛、支援と回復にシュゼットさんがいるこの六人はPTとして非常にバランスがいいと思う。

「正面から大豚オークが三体、右から暗殺蜂アサシンビーが八匹来ます!」

「正面は葵とオリビアさん、エリシュアさんに任せる!僕と紗希が右だ!シュゼットさんは周囲警戒と回復待機!」

「「「「「了解!」」」」」

 僕の指示で各々が動き出す。龍の尾のリーダーはエリシュアさんだが、戦闘指揮は僕に任せてくれている。余程無茶な指示がない限り口は出さないそうだ。

 オリビアさんが弾丸のように飛び出しオーク達を切りつけ注意を引く、オークが大振りで棍棒を振り回すが、オリビアさんが鋭い動きで回避する。三体のオークを引きつけ踊るように回避し続けるオリビアさんはとても頼もしい。オーク三体はオリビアさんに釣られ葵やエリシュアさんに背を向ける形になっていた。

 そこへエリシュアさんの放った風魔法を纏った矢が、一体のオークの頭を吹き飛ばした。
倒れるオークの陰から葵が飛び出し、他のオークへ向けて鞘から刀を抜刀する。刃が見えないほどの速度で放たれた居合斬りがオークの太い胴を真っ二つに切り裂いた。

 それと同時にオリビアさんが一対一になったオークの棍棒を持つ手を切り落とし、素早く下がる。俺達に出来るだけ経験値を与える為少数の敵ならトドメを譲ってくれると出発前に言っていた。手ごと武器を落としたオークを葵が斬りあちらの戦闘は片付いたようだ。

「紗希、水と雷で」

 極力縮めた指示でも紗希や葵には十分伝わる。こういうところで仲間として成長していると実感するね。

「了解、蓮君!――水瀑布|《すいばくふ》!!」

「――雷砲撃らいほうげき!」

 僕は勇者の称号の、紗希は賢者の称号の効果で魔法の詠唱を省略できる。魔力を活性化させ魔法名を言うだけで魔法が発動する。アサシンビーはカメレオンのように周囲の景色に体の色を擬態させ襲い掛かり毒針で攻撃してくるまさしく森の暗殺者だ。本来なら非常に厄介な相手だが……

 魔石を感知できる紗希にはカモフラージュしていようと敵の位置がわかる。そして紗希のかざした杖の紗希からドパッ!!と大量の水がアサシンビーに向けて放たれた。

 そこに僕が雷魔法を乗せてやれば……魔法の通った後には感電死したアサシンビーの死体が転がっていた。

「やったね!流石、蓮君!一網打尽だー!」

「紗希の魔法が優秀なんだよ」

 紗希と仲良くハイタッチをひとつ。みんなで集合し消耗が無いことを確認する。魔の森の魔物の密度は流石という他ない。

 僕らのレベリングは今日だけでレベルが二つもあがっていた。非常にいい調子だ。僕はLv40、紗希と葵はLv38となった。龍の尾はエリシュアさんがLv48でオリビアさんがLv42でシュゼットさんがLv29だそうだ。

「やはり蓮さんと紗希さんの連携は強力ですね。オリビアもいい動きでした」

「いやいや、エリシュアさんの矢も凄い威力と精度で助かってますよ」

「あ、あっちに魔物の反応が十体くらいかな。行く?」

「ん……消耗はない。いける。」

「じゃあ行こうか。僕らは初めての森だから帰りのタイミングはエリシュアさんに任せますね」

「任されましょう。では行きましょうか」

 こうして僕らは日が傾くまで魔の森で狩りを続け夕暮れと共に街に戻った。

◇ 美桜side

 私は蓮達と別行動で辺境にある教会の治療院に来ている。回復魔法に解毒魔法を使える私は怪我や中毒などの患者さんの治療が出来るということで歓迎してもらえた。

 まずは回復魔法の使えるシスターさんの後ろで治療の流れを見学させてもらう。患者さんがやってきて怪我や病気の症状を聞き、怪我ならその部位に回復魔法をかけて癒すだけの簡単な手順だ。しかし病気の場合は症状から病気の特定などの専門的な知識が必要で、その後回復魔法をかけて体力を回復させてから薬草類を調合した薬を出す場合が多いようだ。

 患者さんは一定のお布施をして帰るらしい。特に法外なお金を要求したりはしていないようだ。私は比較的簡単な怪我の治療だけを担当することになってほっとした。

 治療院の一室で私は患者さんを待つ。後ろには護衛の女騎士さんが控えているが威圧感を出さないように全身鎧ではなく私服に帯剣しているだけの格好だ。椅子が二つに簡素なベッドが一つのこじんまりとした部屋に最初の患者さんが現れる。中年の男性は腕に大きな布を当てていて布は血で染まっていた。

「仕事中に腕を切ってしまって……シスターさんお願いします」

 ちなみに私は違和感のないように修道服を借りている。一度だけコスプレAVで着たことがある……あまり思い出したくないことを思い出してしまった。

「はい、では……小回復ヒール!」

 布をどけて差し出された腕の傷に向けて、私の手から淡い光が降り注ぐ。腕から傷が消え私の中にナニカが流れ込んでくる感覚を覚える。その瞬間、下腹部がキュンと疼いた。

「ぇ……なにこれ……」

 お腹に溜まる違和感に私は自分のお腹を押さえてみるが痛みはない……

「おぉ、傷がこんなに早く消えるなんて。いい腕をしていますね!ありがとうございました!」

 私の動揺をよそに男性は傷の消えた腕を撫でながら嬉しそうに退室していきました。

 二人、三人と小回復ヒールをかけていくと私は違和感の正体に気が付いた。回復をかけると私の体が、特に子宮が疼くということに……

 その日、私は夕暮れまで治療を続け十五人ほどに回復魔法をかけた。治療院から報酬として金貨二枚を受け取り女騎士さんと治療院を後にする。私は今日だけでLv9まで上がった。これはかなり早いと女騎士さんが教えてくれた。

「あの……お願いがあるのですが」

「はい?なんでしょう橘様」

「言いづらいのですが……少々お腹の疼きがひどくて……娼館に行っても構いませんか?」

 恥ずかしくて死にそうだった。もしも護衛が男性の騎士だったらきっと言えなかっただろう。女騎士さんは蔑むでもなく優しそうな目で答えてくれた。

「回復魔法を使用されるたびに体調が悪くなっていらっしゃるように見えましたが……なるほど疼きですか。それが神より与えられた力の代償なのかもしれません……娼館にご案内しましょう」

 与えられた力の代償……確かになんの努力もなく手に入れた力だ。使用するたびに疼きが溜まるなら代償といってもおかしくはない……

 案内されながら娼館のシステムなどについて教えてくれた。高級から激安まで娼館の値段は幅広いがあまり安いところはサービスが悪かったり、部位欠損の奴隷が相手だったりと満足できない場合も多いらしい。病気の心配は?と聞くと安いところでもクリーンくらいなら殆ど誰でも仕えるので、避妊と病気の心配はいらないそうだ。

 女騎士さんの案内で入ったのは一時間で金貨三枚の娼館。私の一日の稼ぎより多い……いやそれは日本でもここでも変わらない。体を売るというのはそういうものなんだ。私は誰よりもそれを知っている。

 王国からいくらかのお金は出ているそうなので金額は気にしなくていいと言ってくれたけど、やっぱり気が引ける。でも体の疼きは我慢できそうにないので私はその言葉に甘えることにした。



 部屋に案内されクリーンをかけてもらい男性を待つ。トイレ用の小さな個室が付いたベッドしかない部屋。SEXをするためだけの部屋。

 今はもうなにも感じなくなったけれど、昔は男性に抱かれることが大嫌いだったはずなのに、今私は男性に抱かれるために待っている。性欲だって普通の女性くらいだったはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろう。女騎士さんの言う通りだ、この世界に来てから私の体はおかしくなっている。この子宮の疼きは、ちんぽが欲しくて堪らないこの性欲は一体何なんだろう。

 痛みにも苦しみにもたくさん耐えてきた。なのにこの疼きだけは、耐えられそうな気がしないのが怖かった。自分が自分で無くなっていくようで怖かった。

 そこへやってきたのは二十歳くらいの白人系の男性。そうだよねここは日本じゃないんだ。外国人の柔らかいけど大きなちんぽを期待してしまう。悔しい……そんなの欲しがった事なんてないのに。

 そして私の前で脱いだ彼のちんぽを見て私は絶望した。そこには10cmくらいの日本人より小さいモノがぶら下がっていた。

「な……んで……小さい……」

 男性に言ってはいけないとわかっていても漏れ出た言葉。しかし彼は怒ることもなく申し訳なさそうに答えた。

「お気に召しませんか……申し訳ございません。ですが私は他の男性と比べても小さくはありませんが……」

 その言葉は私を更に絶望させた。まさかこの世界の男性はこれで普通……あるいはこれ以下なの?

「ごめんなさい、久しぶりに見たから誤解させてしまいました」

「そうですか、ではいかがいたしましょうか」

 そうして始めた男娼との行為だけど、およそ二十分で彼を三回もイカせてしまった。しかも休憩込みで……。実際は一回三分程で出してしまう早漏だった。彼はそこでこれ以上は勃ちませんとギブアップした。残りの時間で彼にクンニや手マンをしてもらった。結局SEXもせずクンニも手コキも中途半端なまま絶頂けずに宿に戻る。

 宿で蓮達と合流して夕食を食べたけれど、何を食べたか何を話したか正直覚えていない。私の下腹部に溜まった欲望がいつまでも私の体を蝕むように疼き続けた。

 体調不良を理由に一人で部屋に戻る。騎士さんとの二人部屋だけれど、他のみんなはまだ食事中だ
から部屋には私一人だ。扉に鍵をかけ防音と照明の魔道具それぞれ起動させて、私はベッドに飛び込むように入りパンツを脱ぐ。軽く舐めて濡らした中指と薬指を膣に当てると驚くほど濡れていた。
指を根元まで入れ、出来るだけ奥の方を貪るように擦った。

 グチュグチュと水音が響く、こんなに激しい指使いでオナニーなんてしたことなかった。そもそも私は撮影以外でオナニーなんて殆どしたことがないけれど。

「うぅ……♡気持ちいぃ♡♡ぁっ♡あっ♡あああ♡もっと♡もっと♡」

 日本にいた時から一方的に思いを寄せる彼を思い出しながら、彼の指使いを真似しながら私は夢中でオナニーをした。Dカップの自慢のピンク乳首も痛いほどビンビンになっていて抓って擦って捻り上げた。痛みがあるはずの強い攻めにも私の体は快感しか感じなかった。

「ぉっ♡そこ♡もっと!♡もっと激しく……っ!♡いぃ♡イク……イクッ!!♡♡」

 ガクガク腰を震わせながら待ちに待った絶頂に身を震わせる。それでも私の指が止まることはなく、騎士の人が戻ってるまでオナニーし続けた。部屋に入ってきた騎士さんはきっと部屋の匂いに気付いていたと思うけど、なにも言ってこなかった。

 オナニーでならある程度発散できると、そのときの私は考えていた。
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