【第三部連載中】その美人、執着系攻めにつき。

月城雪華

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第一部 五章

明らかになる事 7 ★

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 寝室にはひっきりなしに甘い声が響き、特有の匂いが充満している。

「も、はやく……はやく、いれて……」

 小さな喘ぎを零しながら、朔真はとろりと蕩けた瞳を目の前の男に向けた。

 既にエルの長い指先で、子供の腕はあろうかというほどの大きく熱いそれで、執拗なほどの愛撫を受けて数え切れないほど達してしまっている。

 こちらは衣服をすべて脱がされているのに、エルは涼しい顔で未だにスラックスの前をくつろげているだけだ。

 あれからどれほどの時間が経ったのか、エルの手によって窓は締め切られているため分からない。

 時計を確認しようにも、朔真にはそこまでの余裕はなかった。

 朔真の問いには応えず、ただ美しい笑みを浮かべてエルはこちらを見下ろす。

「まだ出してない、から──駄目」

 そう言うが早いかぐいと身体を反転させられ、エルに背中を向ける形になる。

 ちゅう、とエルはわざと音を立ててうなじに吸い付いた。

「ひ、ぁ……!」

 それだけで朔真の身体はびくりと震える。

 狂おしいほどの悦楽を与えられ、全身が性感帯になってしまっているようだ。

 熱くぬめる舌が汗ばむ首筋を舐め、時折思い出したように吸い、甘く噛まれては堪らない。

 身体には赤い跡や歯型がいくつも刻まれており、思考に至っては正常にものを考えられなかった。

「……っ!」

 するとエルがゆっくりと身体を重ねてきて、完全に朔真は身動きが取れなくなった。

 細身とはいえ、しなやかな肉体に筋肉の付いた身体はこちらの動きをはばむには十分過ぎた。

 背後からの体勢はまるで捕食される小動物のそれで、先程からまた緩く主張し始めた雄が透明な雫を零す。

「……朔真」

 愛おしそうに名を呼ばれ、エルの瞳が間近に迫る。

「エ、……っ、んぅ……」

 無意識に名を呼ぼうとした唇を背後から塞がれ、顎を摑まれてするキスは少し苦しい。

 しかし朔真は自ら舌を割り入れ、肉厚なそれに絡め合わせた。

 こちらの動きに合わせるようにぬるぬると絡み付き、どちらからともなく吸い合う。

「ふ、っぁ……」

 それだけで頭の奥深くが痺れ、朔真は軽く達した。

 エルはそんな朔真の頭をひと撫ですると、ゆっくりと唇を解く。

「あ……」

 とろりとした唾液が二人を繋ぎ、ぷつりと切れた。

 唇が離れてしまい虚しく思っていると、下半身に熱く滾る自分以外のものが触れる。

「ひ、っ……」

 朔真は知らず掠れた悲鳴を上げる。

 それは何度も尻のあわいを往復し、時折狭い中をこじ開けようとしてくる。

「や、それ……嫌、……だ」

 このままするのは嫌だ。

 そう言ったはずだが、エルは違う意味で受け取ったらしい。

「どうして? 俺の、欲しくないの?」

 わずかに責める口調に、先走りで濡れた剛直がぬちゃぬちゃと粘着質な音を立て、こちらの言葉を促してくる。

「ちが、う」

 決してそういうことではない、と朔真は力なく首を振った。

「……これ、恥ずかし、から……っ」

 後ろからされるなど慣れておらず、何よりエルの顔が見えないことの方が嫌なのだ。

 獣がするような体勢では、刺激が欲しくてうごめく小さな蕾も、だらだらと涙を零す陰茎も、すべてエルに見えてしまうのではないか。

 だから顔を見たい、と声にならない声をエルに投げ掛ける。

「ぁ、待っ……」

 しかし朔真の願いは聞き入れてもらえず、ぐいと腰を高く持ち上げられた。

 先走りで濡れた蕾に、エルのそれがずぶりと侵入してくる。

「あぁ……!」

 朔真は掠れた嬌声を上げた。

 がくがくと持ち上げられた腰が震え、身体を支える腕に力が入らない。

 がっちりと柔肉を摑まれ、爪が食い込んだそれすらも刺激になっていた。

 何より、こちらのことなどお構いなしに長大な肉槍で抜き差しされては堪らない。

 抗議するために開いた唇からは短い喘ぎが出るだけで、言葉にはならなかった。

「も、出ない……でない、ってぇ……」

 ぴゅく、ぴゅるる、と断続的に透明に近い白濁がシーツを濡らす。

 ここまで何度となく達しているのに、腹の中が熱く疼いて仕方ない。

 一番奥に出して欲しい、そんな願いにも似た懇願が朔真の脳裏を駆け巡った。

「あ、やぁ……、だめ、まって、まって……ぇ!」

 自分が何を口走っているのか、それすらももう分からない。

「は、朔真、朔真……」

 ぴたりとエルの胸板が背中に触れる。

 耳元で何度も名前を呼ばれ、腰の動きは次第に早くなっていく。

「エル……っ、エル、……!」

 懸命にシーツを摑む手にエルの大きなそれが重ねられ、きゅうと握り締めてくる。

「は……、っぁ……!」

 どくん、と朔真の奥深くに熱い飛沫がほとばしった。

 腹の奥が脈打つ感覚に、朔真の目の前が白く染まった。

 くたりとベッドに身体を預け、息を整える。

 全身が指先一本動かせないほど重だるく、このまま眠ってしまいそうだった。

 しかしエルはおもむろに自身を引き抜くと、ぐいと朔真の腕を引いた。

「ふ、ぁ……」

 身体を貫く膨大ものが抜けていった虚しさに、朔真は小さく喘ぐ。

「──支えてあげるから、今度は自分でするんだ」

「っ」

 どこまでも甘い声が耳朶に届く。

 それだけで白く霞のかっていた意識が覚醒し、じわりと愉悦が走った。

 そっと視線を向けるとエルは脚を組んでおり、その中心には美しい顔に似つかわしくない凶暴なものが、天に向けてそそり立っていた。

「ん……」

 朔真は気怠い身体を叱咤し、のろのろと起き上がるとエルの脚を跨いだ。

 それは先程の逐情ちくじょうを知らないかのようにびくりと脈打ち、透明な雫を零している。

「は、ぁ……」

 図らずも感嘆の息が漏れる。

 ここまでのものが自分の中に入り、快感を与えてくれていることが何よりも嬉しく、そして愛おしかった。

「ん……っ」

 朔真はエルの肩に両手をおき、ゆっくりと腰を落とす。

 子供の拳ほどあるそれがずぷりと入り、浅いところを侵食していった。

 先程エルが出した白濁がとろりと出てきて、朔真は羞恥心でまた視界がぼやける。

「ふ、ぁ……ま、だ……?」

「まだだよ。ほら、もう少し頑張って」

 ぐいとおとがいに指をかけられ、口付けられる。

 同時に腹の中の圧迫感が強まり、深いところまで一息に貫かれた。

「ん、あぅ……っ!」

 朔真のあえかな喘ぎはエルの口内に吸い込まれ、すぐさま舌を絡め取られて唾液が顎を伝った。

 ぬちゃぬちゃくちゅくちゅと上だけでなく下からもみだらな音がひっきりなしに響き、耳がおかしくなってしまいそうだった。

 己の自重で普段とは違う場所に入り込み、感じるところを執拗に抉られる。

 小刻みに抜き差しされ、更に深くを目指してエルの長大なものが狭いところを何度も穿つ。

「エル、エル……すき、すき……ぃ」

 キスの合間に朔真は小さく喘ぎながら、エルの首筋に抱き着いた。

「朔真……」

 ぎゅうと強く抱き締められ、無意識にエルの腰に己の脚を絡め、隙間なく身体を密着させる。

「あ、ぁぁ……や、ぁ……!」

 朔真の感じるところはすべてエルにお見通しで、官能を享受して甘く喘ぐことしかできない。

「さ、くま……!」

 一際強くエルが突き上げると、朔真は何度目とも分からない吐精をした。

 己の腹だけでなくエルの腹も白濁で濡れ、それからすぐに腹の奥に熱いものが注がれる。

 エルの形をまざまざと覚え込まされた最奥は最後の一滴まで搾り取るように収斂しゅうれんし、その狂おしい刺激で朔真の脳髄は更に甘く蕩けた。

「は、ぁ……エ、ル」

 エル、エル、とうわ言のように名前を呼ぶと、涙や汗で濡れた頬に長い指先がかかった。

 貼り付いた髪を避けられ、汗ばんだ額に口付けを落とされる。

「朔真、好き、好きだよ。貴方は、俺の──」

 そこから先をエルがなんと言ったのか、朔真には理解できなかった。

 しかしこれ以上ないほどの多幸感に包まれ、エルにきつく抱き締められたまま、朔真の意識は深い闇の中にゆっくりと溶けていった。



 ◆◆◆



 翌日、エルの姿は王の執務室にあった。

「陛下……いや、父上」

 真正面の執務机に座って手を組み、こちらを見つめるライアンは気難しい顔をして息子の言葉を待っている。

 まるで何を言おうとしているのか、分かっているというような表情だ。

「──私の一生の願いをお聞きくださいますか」

「ならん」

 エルが一言断って用件を言うよりも早く、ライアンは有無を言わせぬ口調で微笑む。

「なぜ!?」

 予想外の言葉に、図らずも大きな声が出る。

 ライアンの傍で黙々と作業をしていたミハルドの視線が痛いが、この際気付かないふりをした。

「おおかた、ムーンバレイとの結婚を早めろということだろう。──既に王配となったのに何を焦る必要があるのか、私にははなはだだ理解できんが」

 ライアンは小さく息を吐き、呆れた瞳で息子を軽く睨む。

「それは、そう……ですが」

 非公式とはいえ王配の肩書きを半ばエルが無理矢理認めさせたため、アルト・ムーンバレイは本人の前以外では王配殿下と呼ばれている。

 それを了承したのは他でもないライアンであり、息子の突拍子もない行動に難癖をつけていたものの、最終的には折れてくれたのだ。

 容姿端麗で頭脳明晰な王太子にはぜひとも世継ぎを、と言って聞かなかった側近らを黙らせたのもライアンだった。

 外堀を埋めている最中にエルが我慢できず言ってしまい、加えて昨夜思いを通わせたため、隠す必要はないに等しくなってしまったのだが。

 一度『王配という肩書き』を言った手前、起床した時に改めて言った。

『俺が……? エルの傍に居ても、いいのか……?』

 喘ぎ疲れて掠れ気味な声音には、寝惚けているというのもあるが確かな喜びに満ちていた。

(俺はもう少し自制出来る方、だったはずなんだけど)

 あのままもう一度抱き合ったため、本来であればライアンの元にすぐに向かうはずだったが、ゆっくりと休んでからとなったため既に昼前だ。

 改めてアルト──朔真に対して、自分でも気付かないうちに惚れ込んでしまったらしい。

 本来であれば正式な場で婚約の儀式を行い、一年という時間を掛けて結婚式を執り行う。

 しかし、今のエルにとってはそれすら煩わしかった。

 今すぐにでも式を挙げ、名実共に自分の腕の中に囲い込みたい。

 ──などと口が滑ってしまったあかつきには、父王の強い叱責と拳骨が飛ぶため噤むしかないのだが。

「まぁまぁ、ライアン様。あまりエルヴィズ様を責めないでください」

 不意にミハルドが手を止め、助け舟を出してくれる。

「しかしな、ミハルド」

 ライアンがそちらを振り向き、苦々しい声を出す。

 父として、また国王として、息子のこれからを憂いてくれているのはよく分かっている。

 ただ、ある程度の時間が経ってからでは遅いのだ。

 疑っているわけではないが、このまま愛しい男がどこかへ行ってしまいそうな気がしてならなかった。

「いいではありませんか。ずっとお慕い申しておられたというのに、まだお預けをされては酷というものです」

 ね、とミハルドが赤い瞳をわずかに開き、こちらに矛先を向けた。

 ライアンもエルの方に向き直り、二人の視線を一身に浴びていたたまれず、そろりと顔を俯かせる。

「……俺、は」

 その時、脳裏に女性の柔らかく高い声が響いた。

『貴方の思うままにしていいのよ』

「っ!」

 唐突な声にぴくりと睫毛が震え、しかしエルはその声音を知っている。

 幼い頃から今まで、ずっと焦がれてやまなかった声だ。

『貴方なら大丈夫。──エルヴィズ』

 エルがゆっくりと瞬いた時、ふわりと頬に何か暖かな感触があった。

 視界の端に見覚えのある亜麻色の髪が映り、エルは瞳をわずかに見開く。

 その温もりは頬を優しく撫でたかと思えば、すぐに消えた。

 もう一度瞬くと、次に見えたのはよく見知っている国王の執務室の床が映るのみだった。

(ベアトリス、様……?)

 エルは己の目が信じられず、しかしはっきりとした温もりに頭が混乱した。

 あまりにも鮮明なそれは、既にベアトリスは亡いというのに、生きているのだという錯覚すらあった。

「……エルウィズ?」

 唐突なエルの様子を不審に思ったのか、ライアンが怪訝な表情でこちらを見ているのが顔を見ずとも分かった。

(いや……貴方も、俺のことを応援してくれているんだな)

 数日前にベアトリスに似た女性を見たのは幻かとも思ったが、どうやらずっと傍で見守ってくれていたらしい。

 頬にわずかな温もりが残っているのが、何よりの証拠だった。

「──無茶を承知でお願い致します、父上」

 エルは小さく息を吸い込むとそっと瞼を伏せ、そのまま頭を下げる。

「私が生涯を共にする伴侶は、アルト・ムーンバレイ公爵のみ。……私は、アルトでないと駄目なのです」
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