【第三部連載中】その美人、執着系攻めにつき。

月城雪華

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第一部 二章

突然の王宮生活 1 ★

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「いつも、逃げ、る……?」

 アルトはエルの言葉を口の中で呟いた。

(一体、何を言ってるんだ)

 浮かぶのは疑問ばかりで、言葉の意味以上にエルの豹変ぶりに理解が追いつかない。

 先程まで同性に対する対応とは思えないほど優しく、微笑み掛けてくれたのに。

 キスされた唇が熱い。

 婚約を解消してくれ、という言葉だけで人はこうも変わるものなのか。

 それほどエルは本気で『アルト』が好きで、共に生きたいと思っていたのか。

 脳は冷静だったが、心臓はドクドクと早い鼓動を刻んでいた。

 アルトは幼子のように首を振り、力ない声で言う。

「違う、そもそも俺は──っ……!」

 アルトの言葉など聞きたくないとでも言うように、エルが噛み付くような口付けを落とす。

 もう一度触れてきた唇は熱く、火傷しそうなほどだった。

「っ、やめ、……ろ」

 おののき抵抗しようとするアルトを逃がすまいと、エルはアルトの頬を両手で包み込む。

 思った以上にすっぽりと包まれた手の平は冷たく、唇との温度差にひやりと鳥肌が立った。

 そんなアルトの反応などお構いなしに、エルは何度も角度を変えて口付ける。

 椅子がガタガタと揺れ、耳障りな音を奏でる。

 アルトは慣れないキスに息も絶え絶えになり、エルの腕に縋りついた。

 話を聞いてほしくてやった事だが、どうやらそれは逆効果だったらしい。

「ん、や……」

 息継ぎのために薄く唇が開いた隙を縫って、エルの舌が口腔に入り込んだ。

 歯列を割って入った舌は唇以上に熱く、まるで生き物のようにアルトの口腔内を舐め尽くす。

 怯えて縮こまる舌を誘い出し、甘噛みしたかと思えば優しく吸われ、また噛まれる。

「ん、ん……」

 アルトは必死に息継ぎするだけで精一杯で、エルにされるがままだ。

 そもそも濃厚なキス自体初めてで、まだ理解が追いついていなかった。

 小さな音を立ててゆっくりと唇を解かれると、既に蕩けつつあった思考の中、やっと解放されたと喜ぶのも束の間。

「ぅ……」

 飲み込みきれなかった唾液が顎を伝い、エルはそれすらも舐め取った。

 理性は嫌だと言っているのに、身体はもっとしてと強請ねだっている。

 きっと今の自分は潤んだ瞳でエルを見つめ、まるで女のような表情をしているだろう。

「……貴方は」

 低く掠れた声でエルが言う。

「こちらが少し優しくすれば、簡単に離れていくのだな」

 いつの間にかおとがいに添えられていた指先は、少し震えていた。

「俺は……で、……だと分かっているのに」

 口の中で呟くように放たれたエルの言葉は、ほとんど聞き取れない。

 聞き返す気力も今のアルトにはなかった。

「貴方を逃がしたのは間違っていた。……まだまだだな、俺も」

 くしゃりとエルが前髪を掻き上げ、ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「それでも貴方を離してやれなかったみたいだ。だから──」

「え」

 エルがそこで言葉を切ったかと思えば、唐突な浮遊感にアルトは小さく目をみはる。

 丁重に抱き上げられて下ろされた先は、柔らかな弾力に身を包まれたことで傍にあったベッドだと理解した。

 ギシリとベッドが軋み、すぐさまエルの顔が眼前に迫る。

「俺と、一緒にいよう」

 低かった声がわずかに高くなり、口調も先程とは違って砕けたものになった。

「っ、誰が……」

 アルトは理性を総動員させ、なんとかそれだけを絞り出した。

「嫌なの? ──まぁ俺が許さないけど」

 艶冶えんやな微笑みを浮かべると、エルの手が腹から胸を這い回る。

 服の上からでも分かるほど熱くなった手の平に、アルトは目を白黒させるしかできない。

 本気で胸を押すなり抵抗なりすれば逃げられる可能性があるのに、それをしない──否、できなかった。

 エルの口調が変わった時から怖気が勝り、身体が命令を拒否しているのだ。

 加えて至近距離で見つめられたままじっと反応を探られては、おいそれと抵抗などできない。

「……これ、邪魔だね」

 言いながらエルはアルトを包む服を一枚、また一枚と脱がせていく。

 ただ支度を手伝ってくれているのとは違い、これから何をされるのか恋愛経験に乏しいアルトでも分かってしまう。

 身に付けている上着やシャツはボタンが少ないが、改めて人の手で外されていくのは恥ずかしい。

(逃げたい、のに……力が出ない)

 しかし、羞恥心以上に人間が本当に恐怖した時は視線一つ動かせず、声も出なくなるのだと初めて知った。

 ボタンを外すために伏せられていた瞼が不意に持ち上げられ、自分よりも幾分か色素の薄い水色の瞳と視線が交わる。

「うん。……綺麗だ」

「っ……」

 とろりと蕩けるような甘さを含んだエルの声で、アルトは知らず詰めていた息を吐く。

 外気に素肌が触れ、少し肌寒い。

 アルトが小さく震えているのに気付いたのか、エルはあやすように肩を、首筋を撫でた。

 じんわりとした温かなぬくもりを感じたのも束の間、露わになった首筋に手よりも熱い唇が触れた。

 触れるか触れないかのギリギリのところを唇で辿られ、なんとも言えない瘙痒感そうようかんが沸き起こる。

「いっ……!」

 かと思えばちくりとした痛みが走り、アルトは図らずも声を漏らした。

「何、を……」

「俺の印だよ」

 したんだ、と言うよりも早くエルがにこりと微笑む。

 そのさまは妖艶な色香に溢れていて、同性だというのに不覚にも胸が大きく音を立てた。

「沢山付けて、貴方は俺のだって皆に分からせるんだ」

 どこか熱っぽい視線を寄越し、エルはまた顔を伏せる。

 今度は先程とは違うところに痛みが走り、そこでアルトはようやくエルの行動の意図を理解した。

 元の場所でキスをしたりされたりした事はあっても、所有の印を刻まれたのはこれが初めてだ。

(キスマークなんか、付けられた事……ない)

 独占欲とも言える行為に、アルトの頬は意志とは裏腹に熱を持っていく。

 それと同時に、あまりあるエルの変化に追いつけない。

 未だに『逃げろ』と脳が警鐘を鳴らしているが、身体は動くのを拒否していた。

 エルが『アルト』を離したくないのは分かったが、それは『アルト』だからで自分ではない。

 それを言わないといけないのに、次第に湧き上がってくる官能が言葉にするのをこばんでいる。

 そうしているうちにエルの唇が鎖骨を通り、胸に移る。

「……っ」

 這い回る舌はそこを舐めることなく掠める程度に愛撫され、ゾクゾクとした愉悦が走った。

 アルトのそこは両方とも限りなく主張しており、摘めるほど。

 しかしあえて触れず、その周辺をもどかしいまでに吸われる。

 気付けば首筋から腹にかけて小さな赤い花がいくつも咲いており、アルトはひくりと喉を引き攣らせる。

 エルが『アルト』をどれほど好きか、身を持って感じる他なかった。

「ふ、あぁ……っ!」

 はくりと小さな果実を口内に含まれ、自分でも驚くほどあえかな嬌声が漏れた。

 ぬるぬると舐めては吸ってを繰り返し、舌先を尖らせて執拗に攻められる。

 反対側は指先で捏ねられ、時折弾かれては軽く引っ張ってを繰り返す。

 女ではないのに感じてしまうのが恥ずかしく、アルトは腕で口を抑えた。

「……どうして隠すの」

 目敏めざとく気付いたエルに腕を外され、上目遣いで見つめられる。

 男にしては長い睫毛が柔らかな影を落としており、艶やかな唇が唾液で濡れていた。

 エルはぐいと親指で拭うと、アルトの両腕を頭上にひとまとめで押さえ付ける。

「や、だか、……ら」

 隠すもののなくなったアルトはエルの視線から逃れるようにそっぽを向き、蚊の鳴くような声で言った。

「声、聞かせて」

 くすりと笑ったエルに優しく顎を摑まれ、口付けの雨が降った。

 ちゅ、と音を立てて離れていくそれはすぐに触れ合い、何度となく繰り返される。

「ん、む」

 アルトは応えるだけで抵抗という抵抗もできず、エルから与えられるものを受け入れるしかできない。

 やがて唇のあわいに舌が触れ、アルトの反応を見ながら下唇を甘噛みされる。

 まるで犬のようなそれは、段々と官能の熾火おきびを引き起こし、アルトの脚がもそりと波打った。

「ぁ……や、だって」

 声にならない声をエルが聞き入れてくれるわけもなく、アルトが首を振って拒むと、薄く開いた唇に舌が入り込んできた。

 歯列を余すことなく舐められ、上顎にも舌先が触れる。

 先程とは違って優しい舌先はアルトのそれを誘い出し、深く舌を絡めた。

「ふ、ぅ……ぁ」

「……アルト」

 キスの合間に名前を呼ばれ、きつく閉じていた瞼を恐る恐る開けると、エルの水色の瞳と至近距離で視線が交わる。

 優しい色を湛えた瞳には先程の荒々しさはなく、ただアルトを気持ちよくさせたいという感情がそこにあった。

 手の平がそっと下腹を辿るのを感じ、アルトは反射的にエルの舌を噛む。

……っ!」

 エルの手首の拘束が緩んだ隙を突いて、どんと胸を押した。

 そう距離が開くことはなかったが、アルトにはそれだけで十分だった。

(これで逃げ──)

 しかしアルトがベッドから降りようとするよりも早く、足首を摑まれて動きを封じられる。

「な、離せよ……!」

 アルトは渾身の力で抗ったが、エルには効果がないようだ。

 エルは口元を押さえつつ、ぎらりとした瞳を向けた。

 剣呑とした光を持った瞳に空恐ろしさを感じた刹那、エルはあろう事かアルトの下腹部に手を這わせた。

「もうこんなにしてるのに、……このままにするの?」

 そこをゆっくりと撫で上げられ、アルトはひくりと喉を震わせる。

「辛いのは貴方だよ」

 声音は笑いを含んでいるが、その瞳は少しも笑っていない。

 むしろ今から肉食動物に喰らわれる草食動物のそれだ。

 自分は今から美味しく食べられる──そう思ってしまうほど、エルのまとう空気が一変していた。

「ちが、辛くなんか……っ」

 アルトは首を振って否定する。

 自分のことは自分がよく分かっている。

 随分前から変化に気付いていたが、生理現象を言ってしまうのが恥ずかしくて、あえて気付かないふりをしていた。

 そんなアルトの反応を見て、エルは楽しげに言う。

「そうやって強がって、俺を煽ってるのにも気付いてないみたいだ」

 本当に困った子、と囁かれる。

「っ、煽っても、ない! 俺は……あっ!?」

 不意にエルの男性にしては長く細い指先が、アルトのトラウザーズをもてあそぶ。

 ゆっくりと上下に扱かれ、円を描くように撫で回されては堪らない。

 先端に先走りが滲み、じわりと色を変えていく。
 アルトはいやいやをする子供のように、何度も首を振った。

 まさか男に慰めてもらう事になるなど、アルトのわずかな自尊心を打ち砕くには十分過ぎた。

 しかしエルは止めてくれる気はないようで、手の動きをゆっくりとしたものから次第に早めていく。

「や、待って……待っ」

 そうされてはすぐに出てしまう。

 エルの腕を摑み、止めさせようとするも手に力を込められない。

 無意識に両手がベッドのシーツを摑み、吐精感をやり過ごそうとするが、それも呆気なく壊された。

「え……」

 ぱちりとアルトは瞼を上げる。

「どうしたの? 止めて欲しかったんでしょ」

 淡く微笑んだエルは優美に言うと、トラウザーズから手を退かす。

(もう少し、だった……のに)

 自分が物欲しそうな瞳を向けているなど、アルトは気付いていない。

 しかしエルは意地悪をするようにアルトの腹に手を添え、ゆっくりと囁いた。

「どうして欲しいか言ってごらん」

「っ、は……」

 かっと顔が熱くなる。

 それは『おねだり』にも等しく、けれどアルトの理性は冷静だった。

 ただ、意思とは裏腹に唇が勝手に動く。

「あ、おれ……」

 もう我慢できなくて、もう楽になりたくて、エルの腕をぎゅっと摑んだ。

「うん」

 それで、とエルは首を傾げた。

 流れ落ちた黒髪が腹に触れ、わずかな刺激にすらアルトのそれはひくりと動く。

「──たい。もう……エル、早く……!」

 声という声にはならなかったが、それだけでエルにはしっかりと伝わったようだ。

 その言葉通りぐいとトラウザーズをくつろげられ、エルの指先が直に触れる。

 先端は先走りでいやらしく濡れ光り、血管の浮き出た竿にまでだらだらと垂れていた。

 エルの指が丸みのある膨らみに触れ、そろりと撫でられる。

「あ、ぁ……や、あぁ……!」

 少しの刺激にも敏感なそれに焦らすように触れたかと思えば、すぐに竿へと移り手の動きが早められた。

 ぐちゅぐちゅぐちゃぐちゃと音を立てて扱かれ、耳まで犯されたような心地になった。

「や、エル……エル……っ」

 アルトは次第に何を口走っているのか分からなくなり、エルの腕に縋るしかできない。

 そんなアルトの様子にエルは口角を上げ、甘やかな言葉を告げる。

「──いっていいよ」

「あ、ぅ……ふ、エル……」

 耳元で低く囁かれ、アルトは声にならない喘ぎを漏らす。

 エルの声は甘美な毒だと思わせられるほど、アルトの鼓膜をゆっくりと侵食していった。

 無意識に名前を呼び、腕に縋り、迫り来る吐精感にアルトの爪先が丸まる。

「──っ!」

 ぶるりと腰が震え、声にならない喘ぎが一際高く上がった。

 どくどくと性器が脈打つ感覚と同時に、アルトの脳裏が白く染まる。

「は、ぁ……はっ」

 アルトは肩で息をしながら、ぼんやりと目の前の男を見つめた。

 身を包む服は中途半端に脱げかけ、額に玉のような汗が浮かべているアルトとは違い、エルは汗ひとつかかず服装も乱れていない。

 そんな中でもエルの顔は彫刻のように美しく、この男の手で達してしまった事実に悲しくなった。

(俺……エルに)

 本当は逃げないといけないのにそのまま流され、慰められた。

 抵抗出来たのにしなかったのは自分で、それはもう過ぎてしまったのだが。

 徐々にアルトの視界が歪み、エルの姿がぼやける。

 すると視線が絡み合った気がして、アルトは力の入らない身体を叱咤して起き上がった。

「アルト……?」

 どうしたんだ、と疑問を浮かべるエルから顔を隠すように俯き、アルトは小さな声で言った。

「それ、……いいのか」

 アルトは指先でエルの下腹部を指す。

 そこははち切れんばかりに存在を示しており、痛々しいほどだ。

 恐怖か期待か分からないが、知らずアルトの喉が鳴った。

「ああ……のことはいいのだ」

「っ、え」

 唐突に変わった一人称や口調に、アルトは図らずも素っ頓狂な声が出る。

「気持ちが悪いだろう。湯を張ってくるから少し寝ていろ」

 確かに自分の放った白濁で腹が汚れているが、それ以上にエルの変化に着いていけない。

(なんでまた元に戻った……? いや、それよりも)

 辛くはないのか。

 そう言いたいのに、重だるい疲労感にアルトはぱたりと横になる。

 アルトの様子にくすりと笑ったエルは、言うが早いかベッドから降り、テーブルと椅子を素通りしてその向こうの扉を開けた。

 そこはアルトがなんなのか気になっていた部屋で、どうやらバスルームらしかった。

 やがて水音が響き、しばらくしてエルが出てくる気配がした。

(……流された俺も俺だ。本当なら今すぐに部屋を出ないといけないのに)

 身体は意思に反して指先一つ動かせず、美しい精緻せいちが施された天井を見つめるしかできない。

 するとエルが傍にやってきて、アルトの汚れた腹や額を拭ってくれる。

 優しい手つきは最初のキスが嘘のようで、軽い錯覚さえ覚える。

(気持ちいい……)

 じんわりとした疲労感が身体を支配していき、アルトはゆっくりと瞼を閉じた。

「おやすみ、アルト。──貴方が目を覚ますまで、傍に居るからね」

 エルのやや低い小さな呟きは、既に意識を手放したアルトには聞こえていない。

 ただ、額に柔らかく温かい感触があったことだけは分かった。
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